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相談室 (No.1501〜1600)

このページは乳がんに関 する不安や悩みを解消していくことを目的としています。皆様からの乳癌に関する情報、体験談、意見、質問などをお待ちしております。 個人および病院への攻撃や中傷に関してはお答えできませんので、あらかじめご了承下さい。

ご相談メールの投稿はこちらからお願いします。

なお治療法は、患者さんと主治医がご相談されて決定されるものであり、この相談室でお答えできるのは、一般的な参考意見であることをご了解下さい。

当相談室にお寄せいただいたメールについては、編集・引用・公開させていただく権利を当会(神奈川乳癌治療研究会)が有するものとします。また、名前、メールアドレス等個人情報保護の観点から、皆様から頂戴したご相談のメールは、一定期間の後、アドレスも含めて削除させていただいております。再度ご相談いただく際はその旨ご留意いただき、掲載No.を書き添えて下さるようお願い致します。

 

目 次

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No

日 付

名 前

件  名

担 当

1600 03/06/15 A.A. しこりも分泌物もないのですが・・・ 石田
1599 03/06/15 S.N. 術後手の腫れについて 石田
1598 03/06/15 R.K. 胸のしこりについて 石田
1597 03/06/15 megu 張りと黄色の分泌液について 石田
1596 03/06/12 K.K.  atypical ductal and lobular hyperplasia について 石田
1595 03/06/12 I 乳がんの陰性・陽性について 石田
1594 03/06/12 K.T 妊娠中のわきの下のしこり 石田
1593 03/06/11 N.Y 線維腺腫のその後について 石田
1592 03/06/11 Y.H.  石灰化について 石田
1591 03/06/11 H.K しこりの大きさと転移の確立 石田
1590 03/06/11 M.S. 乳がんについて 石田
1589-1
1589-2
03/06/10
03/06/12
E.J. 術後の脇のしこり
術後の脇のしこり(2)
石田
石田
1588 03/06/10 T子 乳輪のできもの 石田
1587 03/06/08 N.N. 異型乳管過形成(ADH)について 石田
1586 03/06/08 S.K.  乳輪のかゆみ 石田
1585 03/06/08 K.S 乳首からの出血に関する相談 石田
1584 03/06/08 Y子 リューブリンの周期について 石田
1583 03/06/08 I.T. 胸のしこりと痛みについて 石田
1582-1
1582-2
03/06/08
03/06/11
N.K. 再発乳がんの抗がん剤
再発乳がんの抗がん剤(2)
石田
石田
1581 03/06/08 J子 米粒大のしこり 石田
1580 03/06/06 J.K.  手術を明日にひかえています 須田
1579 03/06/06 S.N.  乳癌の予防について 石田
1578-1
1578-2
03/06/06
03/06/11
m.i 病理組織検査報告書の件
ホルモン療法開始時期等について
石田
石田
1577 03/06/06 A .K. 脇の下のしこりについて 石田
1576 03/06/06 K.K. パジェット病 石田
1575 03/06/06 H 乳輪の赤み 石田
1574-1
1574-2
03/06/06
03/06/10
S・T 乳管乳頭腫
乳管腺葉区域切除
石田
石田
1573 03/06/06 C.I. 化学療法について 石田
1572 03/06/05 S.S. しこりについて 石田
1571 03/06/05 G  右の脇の下のしこり 石田
1570 03/06/05 T.K. 抗がん剤のみの治療について 石田
1569 03/06/05 W.T. 妊娠について 石田
1568 03/06/05 Y.Y.  男なんですけど・・・ 石田
1567 03/06/03 Y.M.  術後の化学療法について 石田
1566 03/06/03 N  胸のしこりについて 石田
1565-1
1565-2
03/06/01
03/06/05
E子 術後について
術後について(2)
石川
石田
1564 03/06/01 M.H. リュープリン 石川
1563 03/05/31 H.K. ホルモン剤とおりもの 石川
1562 03/05/31 T  左胸下のしこり 石川
1561 03/05/31 M.N. 乳首の爛れについて 石川
1560 03/05/31 T.Y. 乳癌検査について 石川
1559-1
1559-2

1559-3
1559-4
1559-5
1559-6
1559-7
03/05/31
03/07/08
03/07/11
03/07/13
03/07/19
03/07/23
03/09/05
A.I. 他臓器転移への確定診断
胸骨傍リンパ節に転移
胸骨傍リンパ節に転移(2)
胸骨傍リンパ節に転移(3)
胸骨傍リンパ節への放射線
タキソールの効果
治療半ばでの転院は可能でしょうか?
石川
稲葉
稲葉
稲葉
片山
片山
麻賀
1558 03/05/31 H.S. 卵巣刺激ホルモン(HCG)と乳癌 石川
1557 03/05/31 まゆみ 授乳中の検査の確実性 石川
1556-1
1556-2
03/05/31
03/06/05
Y.T. 生検についてのご質問
非浸潤がんの再発について
石川
石田
1555 03/05/31 N.T. 右胸下の痛み 石川
1554-1
1554-2
03/05/31
03/07/13
K.A. 細胞診の結果について
センチネルリンパ節生検について
石川
稲葉
1553 03/05/31 S.M. 乳癌に関する相談 石川
1552 03/05/30 I  マンモトームについて 石川
1551 03/05/30 N  濃い黄色の分泌物 石川
1550 03/05/30 K 胸の痒みと乳癌の関係は? 石川
1549 03/05/30 T.N.  高齢者乳癌、骨転移について 石川
1548 03/05/28 M.Y. しこりの変化 石川
1547 03/05/28 Y.M. 生検後の痛みについて 石川
1546 03/05/27 M 細胞診後の痛みについて 石川
1545 03/05/27 H ZTTについて 石川
1544-1
1544-2
03/05/25
03/06/18
M.K.  複数あるしこりについて
しこりの摘出後について
石川
籾山
1543 03/05/25 L 脱毛と健康食品 石川
1542 03/05/25 H.O. 再発治療について 石川
1541 03/05/25 R.U.  左脇下の痛みについて 石川
1540 03/05/23 H.M. 妻の乳がん転移について 石川
1539 03/05/23 S 左の乳房にしこり 石川
1538 03/05/23 N.M 石灰化について 石川
1537 03/05/23 T.F.  しこりについて 石川
1536-1
1536-2
03/05/23
03/05/27
R 今後の治療について
今後の治療について(2)
石川
石川
1535-1
1535-2

1535-3
1535-4
1535-5
03/05/23
03/05/27
03/05/30
03/09/01
03/10/29
C 乳房温存手術
術後補助療法について
ハーセプチン
血管侵襲について
ECの副作用
石川
石川
石川
清水
徳田
1534 03/05/21 jk 細胞検査(細胞診)について 石川
1533 03/05/18 手術を1週間後に控えています 石川
1532-1
1532-2
03/05/18
03/05/23
M 乳癌と卵巣の関係について
肝臓についての質問です
石川
石川
1531-1
1531-2
03/05/18
03/06/15
K.D. パジェット癌及び石灰化について
パジェット癌及び石灰化の術後について
石川
石田
1530 03/05/16 R.O. 乳首からの出血について 吉田
1529 03/05/16 K.N. 骨転移とコルセット 吉田
1528 03/05/15 N.U.  義母のしこり 吉田
1527 03/05/15 M.M.  何かいい方法はないでしょうか? 吉田
1526 03/05/14 M.T. 妊娠中の乳首からの出血 吉田
1525 03/05/14 M.O.  確定診断について 吉田
1524 03/05/14 P 温存手術後の腋下転移とハーセプチン 吉田
1523 03/05/14 I.M. 組織診にも誤診断はありますか? 吉田
1522 03/05/12 H 低侵襲治療について 吉田
1521 03/05/12 母の乳がんについて 吉田
1520 03/05/12 R  抗癌剤について 吉田
1519 03/05/11 断端陽性のリスクについて 吉田
1518-1
1518-2
03/05/11
03/05/14
N.I. 乳癌にともなう神経痛について
乳癌にともなう神経痛について(2)
吉田
吉田
1517 03/05/09 S.Y. しこりについて 吉田
1516 03/05/09 Rika 乳腺のう胞症と授乳について 吉田
1515 03/05/09 左脇下から左脇胸上部の痛みについて 吉田
1514-1
1514-2

1514-3
1514-4
03/05/09
03/06/15
03/11/14
04/08/08
taka 乳がんのリンパ節転移について
術後のホルモン療法について
腫瘍マーカーについて
術後補助療法について
吉田
石田
浜口
浜口
1513 03/05/09 F HF10ウイルス療法 吉田
1512 03/05/08 H.U. 乳輪の痒みと乳首の湿疹 吉田
1511 03/05/08 Makiko   アリミデックスの副作用について 吉田
1510 03/05/08 H.K. 脇の下の腫れと痛み 吉田
1509 03/05/07 M 微小石灰化について 吉田
1508 03/05/07 Yusuke   乳輪のふくらみ 吉田
1507 03/05/07 Y.T. 妊娠について 吉田
1506 03/05/07 E・S 右乳房の痛みのことでお伺いします 吉田
1505 03/05/06 M.N. 石灰化へのホルモン療法について 吉田
1504-1
1504-2

1504-3
03/05/04
03/05/09
03/05/21
H 術後の療法について
ホルモン療法について
HER2陽性度と術後補助治療について 
吉田
吉田
石川
1503-1
1503-2
03/05/03
03/05/06
KI リンパ節について
リンパ節について(2)
吉田
吉田
1502 03/05/03 H.K. 線維腺腫との結果 吉田
1501 03/05/03 nori  手術について 吉田

 

 

No.1600】 03年06月15日 A.A.
しこりも分泌物もないのですが・・・

25歳未婚・出産歴無しの女性です。ここ1、2週間にわたり、乳房にかゆみや痛みがあります。始めは乳首あたりがかゆく、アトピー持ちなのでアトピーかと思っていました。アトピー自体はだいぶ治まってはいますが、今でも疲労やストレスが溜まると出てしまいます。ここのところかゆみも治まり、最近では痛みがあります。しこりがあるようには思えないので、病気だとは思えないのですが、乳房全体を手で囲み、ぎゅっと押さえつけるようにすると痛いんです。特に痛いのは乳房の脇に近い部分です。ちなみに左右両方です。胸の小さい人は乳がんになる確率は低いというウワサを耳にした事もあり、私は胸は小さい方なので大丈夫かな・・・などと思いつつ、気になったため、メールしました。病院に行こうかとも思ったのですが、全然何でもないかもしれないし、行くにしても何科に行けばいいのかもわからず、ひとまずメールさせていただきました。
ちなみに、生理前だと乳房全体が痛くなることはこれまでにもありました。しかし今回は生理より2週間以上も前からの痛みの為、心配です。もし一度きちんと病院で検査をということが必要そうであれば、検査をしてもらえる名古屋の病院を教えてください。私は名古屋在住です。お忙しいところを申し訳ありません。よろしくお願いいたします。

文面からは生理やホルモンに関連した乳腺症の可能性、あるいは正常範囲内と思われます。とにかく症状があれば、それを機会に一度乳腺外科を受診して下さい。名古屋の病院のことはよくわかりません。インターネットで調べて乳腺外科を標榜しているところが適当と思われます。乳癌検診を行っているところでも結構です。(文責 石田)

 

No.1599】 03年06月15日 S.N.
術後手の腫れについて

今年の7月で左乳温存手術を受けて11年になります!当時35回の放射線治療、鎖骨脇の下のリンパ節は切除しました!先月20日頃より左手はパンパンに腫れてきています!医師に相談、CT検査、血液検査とも異常なしでしたが、日増しに腫れがひどくなってきています!術後10年以上になりますが、このように腫れて、この腫れを治す方法はありませんか?よろしくお願いします!

温存手術後11年で上肢が急に腫れたとのこと、急性のリンパ管炎を起こしたのでしょうか、安静と抗炎症剤や抗生物質で治療すれば腫れは相当ひくと思われますが、多少は残るかも知れません。 しかしながら静脈系の血栓症や、脇や鎖骨下に異常がないかなど検索する必要があります。よく相談して早期に治療を受けて下さい。(文責 石田)

 

No.1598】 03年06月15日 R.K.
胸のしこりについて

現在1ヶ月になる子供がいて授乳中です。授乳中に乳房を触っていて、しこりがあることに気がつき、気になってメールさせていただきました。右乳房の上の方、脇に近いところに、米粒よりは少し大きいと思うくらいのしこりができていました。手を下げた状態で触ってわかり、痛みはなく、つまむことはできません。また表面から見たところでは皮膚の色も他の部分と変わらず、乳房の形も変わってはいません。ただ右の乳房のほうが少し大きいのですが、授乳した直後は左右ともほぼ同じ大きさになっているので、自分では授乳中のためだと思っていたのですが・・・。乳がんの可能性もあるのでしょうか?すぐに検診に行きたいと思っているのですが、1ヶ月の子供と2歳の子供がいてなかなか時間が取れないためメールさせていただきました。よろしくお願いします。

「米粒より少し大きい腫瘤、摘むことが出来ない、授乳中、乳房の上腋に近い部位」とのことから皮下の腫瘤か乳腺内の腫瘤かが問題です。皮下のものなら心配ないでしょう。授乳中では米粒大くらいの腫瘤はなかなか触知しにくいものです。皮下のものかも知れませんが、急ぎませんが2ー3月以内には必ず受診して下さい。(文責 石田)

 

No.1597】 03年06月15日 megu
張りと黄色の分泌液について

32歳で、1歳6ヶ月の子供がおります。一ヶ月前に流産し、流産の手術を受けました。流産してから3週間ほどたったあたりから、時々おっぱいが張り、自然と黄色の分泌液がでるようになりました。(自然とでるのは少しで、両方共からです) しぼると両方ともジワーと2、3箇所から黄色の分泌液がでて、乳白色の分泌液に変わります。流産から一ヶ月がたったこの頃は、おっぱいの張りが頻繁にあります。インターネットをみていると黄色の分泌液はガンの可能性があるとのことで、不安で不安で・・・。2週間くらい前に、乳がん検診を受けました。その際、触診のみでとても簡単に終わってしまったのですが、乳がん検診は簡単にわかるものなのでしょうか? お手数をお掛けいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

赤色の分泌液がある場合、すなわち血性の場合、乳癌の可能性は2ー3割はありますが、両側でしかも黄色分泌物では、癌の可能性は極めて少ないと思います。しかし受診の場合は、分泌物の細胞診や乳腺撮影、超音波検査はルーチンで行うべきと思います。検診ではその程度かも知れません。触診でわかる範囲は限られますが、現時点では触診のみの検診が多いようです。あくまでもスクリーニングの目的です。(文責 石田)

 

No.1596】 03年06月12日 K.K. 
atypical ductal and lobular hyperplasia について 

最近気になることがあり、ご質問させていただきます。昨年7月、自己検診にて右側乳房のしこりが気になり、外科を受診。マンモグラフィーと超音波検査の結果、超音波にて、右ではなく、左側乳房(乳輪に近い上部外側)に腫瘍の疑いがあり、引き続き穿刺細胞診と針生検を受け、クラス3の結果であったため、腫瘍の切除生検を昨年11月受けました(傷跡は4.5センチです)。病理結果は悪性ではなく、atypical ductal and lobular hyperplasia ということでした。その後は半年ごとに超音波検査をすることになりましたが、2月中旬より左側乳房の内側から上部、脇の下にかけて筋肉痛のような不快感を断続的に感じるようになりました。とくに疲れているときや、気温が低いときなどにこの症状が多く見られます。気になるので4月に超音波検査をしましたが、異常なしでした。現在もときどきこの症状は残ります。
(1) このような鈍痛は、神経痛のようなものであまり気にする必要はないものでしょうか? 手術時に神経を切っているために仕方のないものなのでしょうか?
(2) atypical ductal and lobular hyperplasia というものは再発しやすいものでしょうか? 又、対側乳房も影響を受け易いのでしょうか?
以上、宜しくお願い致します。

1)  傷跡は意外に長く痛みが続く場合があります。おそらく乳腺全体に慢性乳腺症があって、その痛みがあるのではないでしょうか?
2)  再発というより生検した他にも同様の要素が乳腺内にある可能性があり、今後しこりを作るかも知れません。反体側も同様です。よって現在のように定期的に経過観察が必要です。(文責 石田)

 

No.1595】 03年06月12日 I 
乳がんの陰性・陽性について 

温存手術をして1年半になります。1年間ホルモン剤と抗がん剤を併用して服用、先生によって抗がん剤は飲まなくていいと言われ、1年間で抗がん剤を止めて、ホルモン剤だけにしております。(TBP208)を朝夕1錠、。陰性の人はホルモン剤を飲まないで良いと言われ、抗がん剤だけ飲んでいるみたい。陰性、陽性の癌の違い、また再発度と転移の確率が知りたいです。私は陽性で術後リンパには飛んでいなかったけど9個は取りましたと言われました。乳がんの発見2年前、閉経後からコレステロールの値もだんだん上がりつつありました。乳がんと関係ありますか! 今はコレステロール値は検査枠内です。癌と効くと爆弾抱えているみたいで、何時も不安があります。食事・生活のアドバイスを戴けますでしょうか。宜しくお願い申し上げます。

ホルモンレセプター陽性と陰性の違いについて、大きい差ではありませんが、陰性の方がやや予後が悪い傾向です。即ち再発の確率が多少高くなります。コレステロールの上昇は乳癌の発生とは直接関係ありませんが、閉経後から高くなる傾向でホルモン剤はこれを若干促進する傾向になります。肥満は乳癌の再発率をわずかながら高めるというデータもあり、高脂肪、高カロリーの食事は控えるのがよいと思われます。不安な気持ちは当然と思いますが、自分の病気を十分正しく理解して、前向きに生活して欲しいと思います。(文責 石田)

 

No.1594】 03年06月12日 K.T
妊娠中のわきの下のしこり

28歳、既婚、現在妊娠五ヶ月です。2週間程前に右わき下のしこりに気が付きました。腕を上げると左わきに比べて明らかに膨らんでおり、触ると大きさは2センチくらいです。つまむと少し痛みがあります。初めは妊娠に伴う乳腺の発達かと思っていましたが、ふと乳がんではないかと思い、不安でたまりません。もし乳がんだった場合、出産は可能でしょうか?どうしても子供を産みたいのですが・・・。

もちろん出産は可能ですが、しこりに関しては乳腺外科で超音波、細胞診などの検査は受けて下さい。万が一悪性であった場合、妊娠5ヶ月とのことで、治療をどの時点で行うか微妙なところです。主治医の先生と十分相談の上で決めることになると思います。まずは早急に受診することです。(文責 石田)

 

No.1593】 03年06月11日 N.Y
線維腺腫のその後について

現在フランス在住の41歳主婦です。12歳の子供が居ます。ドイツ在住の4年半前に線維腺腫の手術を受けました。左乳房に自分でしこりを見つけ、検査したところxと診断、すぐに手術を受けました。結果、両乳房に比較的小さめの計8つの腺腫があり、全部摘出しました。その後一年以内に二度、術後検診を受けましたが、海外で言葉が堪能でない事、現在はフランスに移ってしまい主治医もいないことなどの理由から、3年間病院へは行っていません。少し前からまたしこりを感じるようになりました。以前と同じ感じなのであまり深刻にはなっていませんが、6年前叔母を乳癌で、昨年父をスキルス胃癌で亡くしています。今のしこりが乳癌である可能性は、かなり高いでしょうか?そして、摘出後も体質的に線維腺腫が出来やすいということはあるでしょうか? お手数ですが、よろしくお願い申し上げます。

線維腺腫が多発しているとのこと、腺腫症といって多発している例は時折見かけます。このように良性腫瘍の既往のある乳腺は、乳癌発生の確率は何もない乳腺に比較すると高いといわれています。同じ様な感触とのこと、同じものと思われますが、定期的に超音波や乳房撮影を行う必要はあると思います。 (文責 石田)

 

No.1592】 03年06月11日 Y.H.
石灰化について

43歳、子供が1人います。会社の健康診断で右側に5mmほどの触診ではわからないしこりがみつかり、大学病院にて超音波、エコーの検査をしたところ、しこりはまず良性だろうということでしたが、微小石灰化した場所があり(まとまっておよそ10個ほど)、クラス3と診断され、マンモトーム生検をすすめられました。予約がとれず3週間待たなくてはくてはなりません。石灰化イコールがんということではないのでしょうか。仮に生検で良性と診断されたとして、今後何ヶ月おきかに検査をし、びくびく毎日を送らなければならないのでしょうか?とても不安です。 

微小石灰化の形、集簇性からカテゴリー3とのこと、悪性を除外する必要ありとのことだと思います。石灰化イコール癌ではありません。生検で癌だとしても極めて早期のものと思います。良性だとすれば、その病理所見により、ある程度予測はできると思います。その場合でも半年毎の経過観察が必要になります。兎に角、生検を受け、結果が出るまでくよくよ考えないことです。 (文責 石田)

 

No.1591】 03年06月11日 H.K
しこりの大きさと転移の確立

私の母親が、今週右乳房の全摘出手術を行います。病院に行った時点で、すでにしこりが10cm-10cmにもなっていたそうです。ここまで大きくなってしまっていると、他への転移の確立は高くなってしまうのでしょうか?お忙しいとは思いますが、お返事宜しくお願いいたします。

しこりの大きさが10cmというのはかなりの大きさだと思います。大きさだけで転移の有無を予測するのは困難ですが、STAGEは3以上ですので、リンパ節転移の可能性は高いと思います。他臓器への転移はすでに検査済みと思われます。その結果はどうだったのでしょうか? いずれにしても手術後、再発予防の治療をしっかりやる必要がありそうです。情報が少ないので明瞭なことは言えません。(文責 石田)

 

No.1590】 03年06月11日 M.S.
乳がんについて

私は高校一年生です。胸のしこりの様なものが気になるのですが、私くらいの年齢でも乳がんの可能性はあるのでしょうか。心配なのでなるべく早く教えていただけたらうれしいです。

高校1年の女子というと15才、16才と思いますが、乳房のしこりとのことで取りあえず受診はすべきです。乳癌の可能性は極めて少ないと思いますが、日本でも18才やそれ以下の年齢での乳癌の報告はあります。良性だとしても検査の上で様子を見られるほうが安心だと思います。 (文責 石田)

 

No.1589-1】 03年06月10日 E.J.
術後の脇のしこり

治療方法に迷っておりますので、参考として意見をお聞かせください。よろしくお願いいたします。脇のしこりが圧迫感のような違和感を感じるようになり、主治医に申し出たところ、放射線治療をしましょうとの事になりました。しこりは2cm位ですが、どの位の期間で気にならない程小さくなるのでしょうか。又、2年前位からしこりが大きくなっている事を主治医に伝えておりましたが、「他の検査で異常がないので、今のままの治療方針で」という事に不安を感じ、別の病院で相談をしましたら、そちらでは、「手術をして検査をしてから放射線や抗癌剤の必要があればする事になると思います。」と言われ迷っています。X線、CT検査の予約も入っているのですが、その検査結果次第で、例えばしこりが大きすぎるとか、複数あるとかの理由で放射線治療ではなく、手術となる事もあるのでしょうか。

本文から状況がわかりかねます。乳癌の術後なのでしょうか?術後どれくらいなのでしょうか? 腋のリンパ節に再発したということでしょうか? まずは明確な病理診断が必要です。再発とすれば生検切除後に局所に放射線照射と全身的な化学療法が適応と思われます。再発の場合はそれだけということはないと考えなければなりません。(文責 石田)

 

No.1589-2】 03年06月12日 E.J.
術後の脇のしこり(2)

お忙しいところ申し訳ありませんが、もう一度お願いいたします。
5年前に右側の非定型的乳房切除術を受けました。リンパへの転移はないとの事で、ノルバデックスを服用していました。術後1年目に右脇に小さなしこりを見つけ主治医に伝えたところ、フルツロンの服用が始まりました。それからしばらくは活動していない癌の名残だろうというような事を主治医からは言われていました。今から2年前位に大きくなっているようだがと伝え、その時は1.3センチ位でしたが、骨シンチ、腹部エコー、血液検査、肺等異常がないのでと言われ、引き続き薬の服用をしていました。最近になり脇に圧迫感のような違和感を感じ申し出ましたら、放射線治療をしましょうといわれました。明らかに脇にしこりがあるのに検査もなく不安を感じ、乳がんを専門としている小さな病院に行きました。そこでは、「まず手術をします。それで検査をして、必要なら放射線、抗がん剤を使います」と言われました。現在1.7センチ程になっており、放射線だけでいいのかという思いもありますが、主治医は「そこだけ切っても意味ないです」といわれました。参考としてでいいですので、どのようにお考えになるかお聞かせください。生検切除というのは、取ってしまう手術とは違うのでしょうか? 今までは大きな病院ではありますが転院も考えています。6月14日にはX線CTの検査予約も入っています。回答いただければと思います。

文面からは詳細はわかりませんが、術後1年で腋の部分に再発し(病理で証明されてはいないが)、そのしこりが未だに消えていないと言うことなのでしょうか? 再発疑いの場合はまず病理で確認する生検を行い、その結果で放射線や全身的に抗癌剤などの治療を行うことになります。 再発の場合は一個だけということは少なく全部は取り切れませんので、生検切除として主なものだけ検査に必要な分だけ取ることになります。 (文責 石田)
 

 

No.1588】 03年06月10日 T子
乳輪のできもの

2、3週間前から乳輪部分に直径5ミリ位のできものができてしまい、そのままにしてしまっていますが、病院を受診した方が良いでしょうか。ひどいにきびの様で、膿がたまっているような感じがして、押すと少し痛みがあります。悪性のものではないかと心配ですが、病院にいくのをためらっています。

悪性のものではないと思います。乳輪の皮脂物の貯留かと思われます。炎症が広がるようであれば皮膚科を受診して下さい。 (文責 石田)

 

No.1587】 03年06月08日 N.N. 
異型乳管過形成(ADH)について

はじめまして。私も相談させて下さい。40歳、出産経験なしです。先月近所の外科で穿刺細胞診と針生検(とおっしゃってたと思います。事前に麻酔を打ち、パン!という音がしました。注射は麻酔を含め3回です)を受け、クラス5の結果が出て、今大学病院で入院・手術を控え検査を受けている所です。先日前医の外科から検査の第2報が今の病院へ届き、それによると異型乳管過形成の可能性があるとの事。その場合がん一歩手前の乳腺症なので手術が必要なのは同じだけれど、術後治療が不要と聞きました。ここへ来てがんでない可能性が出てきて、後で失望するのは怖いのですが、どうしても期待してしまいます。一度出たクラス5の結果が覆る事もあるのでしょうか?また異型乳管過形成とはどんなもので、本当に切って取ってしまえばそれで終わりになるものなのでしょうか?お忙しい所恐縮ですが、ご回答いただければ幸いです。

細胞診でクラス5、針生検で異型乳管過形成とのこと、最終診断は後者でよいと思います。細胞診でのクラス5は100%の診断率では有りません。病理診断が難しい例もあり大学病院で再度組織を見て診断してもらう必要があります。慢性乳腺症のなかにこの異型乳管過形成が診断されることは有りますが、癌ではありません。しこりに関しては摘除してもよいと思いますが 、乳腺を広く取る必要は必須ではないと思います。異型乳管過形成である場合、乳腺に広く存在する可能性もあり一部とったとしても注意深い経過観察が必要です。(文責 石田)

 

No.1586】 03年06月08日 S.K.
乳輪のかゆみ

私は24歳未婚の女性です。1年ほど前から左の乳輪がかゆくなり、掻いてしまったせいか薄皮がむけてカサカサになり、色も少し赤黒く変色してしましました。掻いてしまうのが悪いと思い、数ヶ月前からガーゼを当ててみると黄色の分泌物がついていました。分泌物はおさまりかけたなと思うとまた出たりの繰り返しです。また最近、右の乳首の端にもこのかゆみが移ってしまいました。かゆみはブラジャーをしている時は少しおさまります。何か大変な病気なのでしょうか…?

乳輪の湿疹とのこと。乳頭部分の変化はどうでしょうか?乳頭付近から発生する乳癌(ページェット病)も鑑別する必要が有ります。文面からは単なる湿疹と思われますが、皮膚科あるいは乳腺外科を受診して下さい。 (文責 石田)

 

No.1585】 03年06月08日 K.S
乳首からの出血に関する相談

HPを見てメールさせていただきました。34才で出産経験はありません。1年ほど前あたりから、両乳首から時々出血することがあり、気がつくと下着に赤いしみ(直径2〜3mm程度ですが)が数点つくことがありました。出てくる場所は決まっているようなので、自分でつまんでみると出てくることもありましたが、痛みはまったくなく、鮮血というような感じではなく、何かの分泌物がまざっているような薄い血の色だったので、大して気にとめていませんでした。しかしそれから1年間は毎日というわけではないのですが、頻繁に下着に付くことが多く、ここ数日は右の脇あたりから、時折にぶい電気が走るような痛み?(痛い!!というわけではないのですが)を感じるようになり、さすがに不安に思い始めました。一応検査を受けた方が良いのでしょうか?お忙しい中、申し訳ありませんが、ご回答よろしくお願いいたします。

乳頭よりの血性分泌物の原因としては、管内乳頭腫あるいは乳癌が考えられます。両側性との事で乳頭腫の可能性が高いと思いますが、必ず乳腺専門医を受診してください。(文責 石田)

 

No.1584】 03年06月08日 Y子
リューブリンの周期について

40才女性、出産経験有りです。4月に乳頭腺管癌で左乳房の切除をしました。リンパ節への転移はなく、ホルモンレセプターは陽性、Her2は陰性でした。術後の補助療法はリューブリンとフェアストンになりました。すでに2回ほど4週おきにリューブリンの注射を受けましたが、ある乳がん関係のHPでリューブリンの効果は4週間有効だったのが6週間でも有効であることがわかり、病院によってはここ最近から6週間に期間の変更をされているという話でした。それが本当でしたら、今後医療費の負担も随分楽になると思うのですが…。本当のところどうなのでしょうか?それと主治医が、この療法は女性ホルモンをむしろ応援する働きをする…と説明されましたが、意味がよくわかりません。詳しく聞きそびれてしまいました。また一般的な?ゾラテックス+タモキシフェンとの組み合わせの療法とどこがどう違うのでしょうか?私は高脂血症気味なので、それを治す効能があるらしいフェアストンが合っていると思いますが、疑問に思っているので回答をよろしくお願いします。

リュープリンの使用法は能書でも4週に一回と定められ、標準的に使われています。6週療法は標準的でありません、すなわち有効性に関して明瞭に証明されていません。このリュープリンはLH-RH 拮抗剤ですから女性ホルモンの活性を抑えるものです。決して応援はしていません。むしろ骨粗鬆やコレステロールの上昇を招くともいわれています。「ゾラテックス+タモキシフェンとリューブリンとフェアストンは何処が違うのでしょう? 」というご質問ですが、ゾラテックスとリューブリンは全く同じで、前記が皮下に棒状のものを後者は液体状のものの違いです。タモキシフェンとフェアストンは作用は同じですが後者が後発で有るというだけです。(文責 石田)

 

No.1583】 03年06月08日 I.T.
胸のしこりと痛みについて

初めてメールいたします。56歳の主婦です。20年くらい前から胸の痛みが時々ありました。乳腺症かなと思いそのままにしていましたが、昨年の秋くらいから左の胸にしこりを感じるようになりました。息子の結婚式などもあり、気になりながらも今春までそのままにしていました。でも痛みが気になるので5/2に市のがん検診をうけたら、胸部外科のある病院を紹介されました。そこでマンモグラフィー、エコー検査、針細胞診を受けましたが、細胞診の結果は白でした。でも担当の先生は硬癌を疑っておられ、組織生検を勧められました。セカンドオピニオンを聞くことを勧められて成人センター病院でも同じ検査をしましたが、そのときも細胞診の結果も白でした。最初の先生にその結果をもって行きましたが、「硬癌の疑いが濃いので生検をした方が良い。そして、結果が悪ければ全摘手術になるでしょう。」といわれました。インターネットで調べたらマンモトーム検査というのを知り、その検査をしてほしい旨、お話したら、設備の整っている県立病院を紹介していただきました。ここでは前の病院の資料と改めてしたエコー検査と併せて診断してもらった結果、やはり疑いがあるので6/19にマンモトーム検査をすることになりました(その日まで検査の空きがないとのこと)。以上が本日までの経過です。もし硬癌の場合、そんなに先まで放置しておいても手遅れにならないのでしょうか? また、医学的に見て、妥当な検査手順でしょうか?お忙しい処、誠に申し訳ありませんが、ご回答賜わりますよう、お願い申し上げます。

おそらく超音波や乳腺撮影で悪性が強く疑われているケースと思います。硬癌では確かに癌細胞は多少出にくいのでしょう。しこりの大きさがどれほどかわかりませんが、マンモトームを行えば確実に診断できることも確かです。しかしそれがそれほど待たねばならないのは、ちょっと気になります。悪性を強く疑うのであれば、即入院で生検、迅速診断で悪性なら根治術。あるいは外来で即摘出生検がはやい処置と思います。病気を最も心配するのであれば上記が適当と思われます。但し超音波や乳腺撮影でどれ程悪性を疑っているかがわからないので、当方では上手く判断しかねます。マンモトームはあくまでも乳房に切開創をつけないのが主目的ですから、病気に関する有利さは有りません。現実的にはその時間的遅れに大きな予後の差はないと思われますが、精神的な意味でもより早い方が良いと思います。(文責 石田)

 

No.1582-1】 03年06月08日 N.K.
再発乳がんの抗がん剤

63歳の母について相談させてください。3年前に右乳がんの手術を行ないました。その時リンパ節に17個転移がありました。そこで放射線治療は行なわず、抗がん剤をいくつか試してきました。CMF、タキソール、タキソテール、ハーセプチン、ヒスロンです。しかし、どれもあまり思わしくなく、現在、頚部リンパ節に転移し、膝や肋骨周辺にも転移が疑われています。ハーセプチンは続けるとして、その他にどのような抗がん剤が使えるのでしょうか?情報を教えていただければ幸いです。

殆どの抗癌剤が使われていると思います。現在、保険でしようできる抗癌剤はここに書かれていないAnthracycline系(Adriamysin、 Epirubisin、 Farmorubisin)の他は有りません。 治験段階で抗癌剤の増強効果をねらったものや、cis-plutinum、vinorelbine、capecitamine、gemcitabineがありますが、その効果はまだ明瞭でありません。 ヒスロンを使われているようですが、内分泌治療法については最近種々の新薬が開発されています。 たとえばanastozole、letrozoleなどです。 現時点ではホルモン剤とタキソール、タキソテール、ハーセプチン、Anthracycline系を色々組み合わせ、投与量をかえて試されているのが現況です。(文責 石田)

 

No.1582-2】 03年06月11日 N.K.
再発乳がんの抗がん剤(2)

いつもご丁寧なお返事をいただき大変感謝しております。「Anthracycline系(Adriamysin、 Epirubisin、 Farmorubisin)の他は有りません。」とありますが、ハーセプチンと併用できる点滴なのでしょうか? 主治医に相談すれば投与していただけるものなのでしょうか? 病院によっては使用できないということもあるのでしょうか?
「最近種々の新薬が開発されています。たとえばanastozole、letrozoleなどです。」とありますが、日本では承認されているのでしょうか? (anastozoleは検索しても出なかったので)こちらも主治医に相談すれば投与していただけるものなのでしょうか?  よろしくお願いいたします。

ハーセプチンと抗癌剤の併用については海外の研究ではシスプラチンやタキソテール等との併用が有効との報告がありますが、心毒性について注意が必要になりますので、Anthracycline系との併用は注意が必要です。併用するとすればタキソールとの併用が有効ともいわれています。どちらにしても腫瘍のHer2が2+以上、できれば3+が有効とされます。 
anastozole、letrozoleについては使用可能と思います。主治医とよく相談して下さい。そのケースで有効性が証明されているものであれば、その投与法にすると思われます。 (文責 石田)

 

No.1581】 03年06月08日 J子 
米粒大のしこり

6/2に区の乳癌検診の触診で右乳外側下部に米粒大のしこりがあると言われ、次の日、総合病院で超音波検査しました。大変小さいとはいえ形がよくないそうで、その日のうちに細胞を注射針で取り出し、6/7に結果がでるそうです。私は4月に30歳になったばかりで、正直精密検査になるとは思ってなかったので未だに信じられないのですが、そのしこりが悪性と判断されれば、どれだけ小さくてもすぐ摘出手術をしなければならないのでしょうか?そのさい場所からしてどれくらいの乳房を切除するのでしょうか?また、大きい病院はよくわからず、たまたま近くの病院の名前を言って区からその病院への紹介状を渡されたのですが、最悪悪性の場合、病院は変えられるのでしょうか?良性でもしこりは取るのですか?結果がでるまで心配で苦しいです。

結果後の回答となると思います。米粒大とのこと、細胞診断で悪性ならば乳房温存手術(1/4ー1/5)も適応となると思います。手術を受ける場合、病院をかえることは全く自由です。紹介状も出してもらえるはずです。細胞診で良性の場合(クラス1or3a)でも確定診断の為に局所麻酔で摘出することも有ります。小さければ様子を見ることも有ります。(文責 石田)

 

No.1580】 03年06月06日 J.K.
手術を明日にひかえています

母のことで相談させていただきます。手術を明日にひかえています。できればすぐ教えて頂けたらありがたいです。乳がんまたは葉状腫瘍といわれ、6月2日入院しました。2日、再度細胞をとる検査をし、その結果90%がんではない、葉状腫瘍でもないといわれました。乳管にミルクのかすが詰まって、それが膿んで胸が膨らんでたのではないかって言うのです。2日にみられたしこりは、4cmあったのが1.9cmになっていて、それが分裂して二つに分かれ0.9cmのしこりももあらわれているみたいです。明日手術なのですが、先生は別に手術しなくても大丈夫だけど、また膨らむ可能性があるから、その1.9cmのものと0.9cmのものをとるといいと思いますと言われました。こんなことはよくあることなんですか?その後の治療ってどんなことするのでしょう?教えていただけたらありがたいです。

細胞診で判定できない場合、次に組織診を行います。組織診とは、手術を行って、しこり全体を取り出し、顕微鏡で調べる、検査の為の手術です。治療の為の手術ではありません。お母さんのしこりは小さくなっているとの事、乳がんとか、葉状腫瘍であれば、小さくはなりません。従って、主治医の先生は、命取りにはならないという意味で、治療の為の手術はしなくても大丈夫と言っているのです。しかし、病変が何であるか不明だし、また、しこりが大きくなることもあるので、しこりを取り出して検査をしましょうと言うことです。よくあることではありませんが、珍しいことでもありません。検査結果によって治療方針もことなっってくるので、主治医によく伺ってください。(文責 須田)

 

No.1579】 03年06月06日 S.N. 
乳癌の予防について

私の友達は祖母、母と姉二人をみんな乳癌で亡くしています。彼女は今35歳で、検査したところ「かなり高い可能性で乳癌になる」と言われました。彼女は「どうせ乳癌になるのなら、今のうちに手術で切り取ってしまったほうがいい」と言っていますが、実際はどうなのでしょうか?また彼女には娘が二人いて、彼女達の将来のことも気にしているようです。何かよい予防法はないのでしょうか?

確かにこの場合、乳癌の発症率は一般の人のより相当高いことは間違い有りません。しかしながら必ずしもなるとは限りません。 遺伝子を調べればその確率はある程度予測されるそうです。欧米では予防的乳房切除を行った例もあるそうですが、日本では元来の発症率が欧米程ではないので、予防的切除は行われていません(有用性が少ない)。 予防法は有りませんが、やはり早期発見の為の自己検診と定期的乳癌検診が重要と思われます。(文責 石田)

 

No.1578-1】 03年06月06日 m.i
病理組織検査報告書の件

4月17日に、組織検査(細胞診でグレー判断が続いたため、しこりを摘出し組織検査する目的)を行い、その結果「非浸潤管乳管癌」と判定。 5月14日に温存手術を受けました。リンパは一切切除しておりません。 先週、5月14日分の病理結果を面談で受け、「断端陰性」 との事でした。その後、放射線やホルモン療法に関しては、近々結婚予定がある事や、子供を欲しい旨を考慮すると、強くは勧められず、将来設計を固めてからなるだけそれに合わせた治療法について相談しましょう、という事になりました。過日、色々調べるにあたり、自分の病理組織検査報告書が必要だなと思い、先生にコピーを頂きました。その際に特に何も言われなかったのですが、英語(ドイツ語?)箇所を本等で調べて照らし合わせてみたところ、 臨床的診断:Lt.Breast cancer  病理組織診断:Breast,1t.:Papillotubular carcinoma  となってました。この「Papillotubular carcinoma」というのは、「乳頭腺管癌」で「浸潤癌」ですよね? 「非浸潤」「断端陰生」と思い、今後の治療を模索してたのですが、「浸潤」となると、180度見解が違ってくるのではないですか? それとも上記に関しては、勝手な素人判断で、実際は「非浸潤」 なのでしょうか?本日病院がお休みで先生にも聞けず、この場に問い合せさせて頂いてしまった次第です。 先生からは、一切このようなお話はなかったのですが、もし初回は「非浸潤」だったが、2回目の病理結果では「浸潤」だった場合、そのような説明はされないのでしょうか? 乱文にて申し訳ございませんが、ご意見頂けると幸いです。

病理組織検査報告書(BML社)より
腺管形成2、核異型度2、核分裂数1 、脂肪織浸潤なし、脈管侵襲像はみられない。
その他コメント:invasive ductal carcinomaがみられる。 乳管内増殖が中心となるが、間質が浸潤もみられる。 cribriform patternをとる、Papillotubular carcinomaである。 とありました。 よろしくお願い申し上げます。

病理組織検査報告書の通りでinvasive carcinomaがみられると書かれていますので、多くは非浸潤性であるが一部に浸潤癌が見られるということです。Papillotubular carcinomaは非浸潤性と浸潤性の両方があります。 いずれにしても多く(この場合どれくらいの割り合いかが問題)が非浸潤性であれば、予後は良好と思われます。 再度、主治医に質問して下さい。病理の完全に非浸潤かを見るのには時間がかかりますので、2回めに浸潤癌があると報告されることは有ります。(文責 石田)

 

No.1578-2】 03年06月11日 m.i
ホルモン療法開始時期等について

いつもご丁寧なご対応ありがとうございます。さて、当初「非浸潤乳管癌」との判定だったのですが、 別の病理医が「浸潤癌」と判定してきた経緯も有り、5月14日の手術後、現在放射線もホルモンも何も術後治療を開始しておりません。しこり自体は1月に発見し、4月に癌判定のためにしこりを摘出、その際断端陽性だったため、追加切除を5月14日に実施(リンパ一切切除してません)という状況下で、以下の病理診断が正確なものだった場合、 (病理組織診断:Breast,1t.:Papillotubular carcinoma 腺管形成2、核異型度2、核分裂数1 脂肪織浸潤なし、脈管侵襲像はみられない その他コメント:invasive ductal carcinomaがみられる。 乳管内増殖が中心となるが、間質が浸潤もみられる。 cribriform patternをとる、Papillotubular carcinomaである。)34歳という年齢を鑑みると一日も早くホルモン療法を開始しないと危険でしょうか? 1月から本日までの間に転移してしまっている可能性はどれくらいでしょうか?また、乳癌は女性ホルモンと大きく係わるとの事ですが、Sexもあまりしてはいけないのでしょうか?毎々申し訳ございませんがご回答頂けますと幸いです。

ホルモン療法を行うかどうか、効果があるかどうかは、腫瘍のエストロゲンレセプターが陽性かどうかによります。「殆どが非浸潤性であるとのこと、リンパ節転移については不明、35才以下、エストロゲンレセプター不明」からは、必ずしも術後再発予防の治療の必要性は少ないと思います。しかしながら温存乳腺や反体側の乳腺に腫瘍が発生する可能性はある確率でおこり得ます。他臓器への転移も同様です。 抗癌剤やホルモン剤の長期の副作用も深刻なものもあります。従って予防効果と副作用についてよく主治医の説明を聞いて、ご自身で選択するのがよいと思います。ホルモンと関係はありますが、SEX行為とは全く関係ありません。(文責 石田)

 

No.1577】 03年06月06日 A .K.
脇の下のしこりについて

先月、初めての出産を終えたのですが、出産後4,5日たって、左のわきの下に、親指の先くらいのかなり目立ったしこりに気づきました。痛みは無いのですが、ごりごりしていてすごく不安です。

出産後は乳房も張り、乳汁分泌もあり、乳腺は様々な変化をきたします。左の腋の下とのことですが、腋のリンパ節なのでしょうか、乳腺の一部なのでしょうか 。反応性にリンパ節がはれることはあると思いますが、ごりごり触れるとのことですので、是非乳腺外科医の受診をして下さい。(文責 石田)

 

No.1576】 03年06月06日 K.K. 
パジェット病

21歳男性です。男性でも乳頭パジェット病になりうるのでしょうか?乳頭に湿疹のようなものが出来たたため、ステロイドを塗ったところ、いったんよくなるのですが、しばらくするとまた湿疹ができます。アトピー体質なので、他の部位にも湿疹は多いのですが、乳頭にできたので心配になりメールしました。

年齢や男性であることから極めて稀なことと思います。 湿疹の形状によっては細胞診や生検をおこなう場合が有ります。皮膚科あるいは乳腺外科を受診して下さい。 (文責 石田)

 

No.1575】 03年06月06日 H
乳輪の赤み

40才で2児があります。左乳首の湿疹のような症状と周辺のかゆみが気になり乳腺外科を受診したところ、超音波とマンモグラフィーでは異常なし、触診では「下着かぶれ」と診断されました。が帰宅後、処方された軟膏(フルコート)を2、3回塗った後から乳輪が赤くなったようで、たまにピリピリする時があります。触診の際、「パジェット病とは違いますか?」と聞いたところ「パジェット病は他にも出きるから」と言われ、よくわからなかったのですが…。また今まで気付かなかったのですが、乳輪の端に小さな赤い湿疹(血がたまったようなもの)も出来ていました。再度受診したほうが良いでしょうか?先生は皮膚科でもいいと言われましたが、何と無く気になります。何卒宜しくお願い致します。

パジェット病ではしこりはしこりは作らないので、診断は中々難しいものです。湿疹の外観で有る程度、予測は出来ますが、最終的には細胞診断、や組織生検で診断されます。ご心配なら皮膚科で生検(皮膚科では積極的に生検する傾向です )をしてもらえれば良いと思います。(文責 石田)

 

No.1574-1】 03年06月06日 S・T
乳管乳頭腫

9歳、未婚です。2年前に左乳房にしこりを見つけ、検査の結果、乳管乳頭腫で切除しました。その後、半年ごと検査を受けていましたが、同じ左乳房から分泌物があり、乳管造影とカメラで乳頭腫と思われるものが見つかり、他にもないかMRIを受けましたが、その一箇所だけでした。また、2年前の切ったところにのう胞のようなものができているということでした。
1) 乳頭腫は良性だが、ガンができ易い体質なので、部分ではなく乳腺を取ってしまいましょうと言われました。やはり手術したほうがいいのでしょうか。するとしたらどんな手術になりますか。外観はかなり変化しますか。
2) ガンが発生しやすい体質ということですが、どのくらいの確率でしょうか。
3) 前回の術後の所も治療が必要でしょうか。
よろしくお願いします。  

1)乳頭腫は多発する傾向が有りますが、癌への移行像がなければ、一般的には乳房切除は行われません。組織学的に異型度が強ければ、切除の適応も有るかと思われますが。
2)乳頭腫や他の良性腫瘍のあった人は、その乳腺に癌ができる可能性は一般の人に比べ多少は高いと思いますが、明瞭な数字は有りませんが、それほど多い(心配したり、予防的に切除したりする)ものでは有りません。
3)嚢胞の部分に関しては組織検査の為に一部取ることは必要かも知れません。よく主治医と相談の上決めて下さい。(文責 石田)

 

No.1574-2】 03年06月10日 S・T
乳管腺葉区域切除

お返事、ありがとうございます。その後、主治医にもう一度話を聞きました。手術は乳管腺葉区域切除といい、外観はほとんど変化しないということでした。ただ全身麻酔で行うということ、傷が前回は3センチほどでしたが今度は乳輪のはじから脇にかけて10センチほどの大きな傷になるということでした。私はケロイド体質で前回の傷もかなり目立っている事、ひきつる痛みも残っているため手術はいやなのですが、関連した乳腺を切除しなくても乳頭腫だけでもとったほうがいいと勧められました。先生のお話だとガンができる可能性は低いということでしたが、もういちど教えてください。質問です。
1) 乳頭腫を手術せずに経過を見ていくという選択肢はありますか?
2) 乳管を取ってしまっても今後影響はないですか。手術後ののう胞は、今度また手術したあとにも起きないものでしょうか。

1) 病理診断さえできれば必ずしも全部しこりを取ることは不要と思います。
2) 授乳以外では問題はありません。 乳頭腫は多発する傾向があるので、嚢胞は再発する可能性はあります。 (文責 石田)

 

No.1573】 03年06月06日 C.I.
化学療法について

過去に同様の質問があったかもしれません。繰り返しでしたら、申し訳ありません。術後化学療法で、CA,CAF,CMF・・・等、いくつかありますが、基本的な違いや、適応、最近の傾向など、選択の基準のようなものがあるのでしょうか?よろしくご教示ください。

これらの抗癌剤の組み合わせに関して世界で種々の臨床試験が行われています。再発予防効果、再発後生存期間などです。その用量や組み合わせ、投与期間、対象など多くの要素が異なり、一概に比較できません。最近のハーセプチン以外は基本的な相違は有りません。効果についてはCMF<CAF,CAは比較的受け入れられています。むしろ、その副作用に注目されます。最近はCAF CEF CA にタキサン系抗癌剤(タキソール タキソテール)を組み合わせて使用し、効果をあげているようです。ハーセプチンも腫瘍のHER2が陽性例では再発、進行例では効果が報告されています。選択は副作用と前治療薬剤、進行度を考慮し、御本人や御家族と相談の上、決められます。(文責 石田)

 

No.1572】 03年06月05日 S.S.
しこりについて 

47歳の主婦です。子供はいません。40歳の時、子宮内膜症で、右卵巣と子宮全摘出手術をしているので、現在は生理はありません。先月、左胸上あたりに痛みがあり、1センチぐらいのしこりが軽く撫でるだけでみつかり、周りが3センチくらいピンク色になっていました。3日後、外科に診察に行ったときは、ピンク色はほとんどなくなっていました。マンモグラフィでは、何も写っていませんでしたが、エコーでは、黒いものが2個あり、1つは輪郭がはっきりしており、水が溜まっているのでしょうと言われ、手に触れるほうは輪郭がぼやけており、癌の可能性があるということで、針で細胞診をしました。一週間後の今日、結果を聞いたところ、少し濁っているということで、クラス2でした。しこりは、前に比べると触ってもあまり分からなくなってきています。先生は、「様子を見て1ヵ月後、もう一度エコーをして見ましょう。」ということでした。しこりがあるのに、マンモグラフィで写らなかったり(2回撮りました)、しこりが小さくなったりするということは、良性と思っても大丈夫でしょうか? 乳腺嚢胞とかも考えられるのでしょうか? 長くなってすみません。

文面からは乳腺症で嚢胞や硬結を含むものと推察されます。乳房撮影ではなかなか捉えられません。良性疾患と思われますが 、定期的な検診は不可欠です。(文責 石田)

 

No.1571】 03年06月05日 G.
右の脇の下のしこり 

右の脇の下(リンパ腺だと思うのですが)が2ヶ月に一度くらい腫れて痛みます。しこりのようなものはいつもあるのですが、普段は全然痛みません。もう、2年くらいこのことが繰り返されるのですが、これはほっておいても良いものなのですか?一応、健康を害するようなことにはなっていないので検診にはまだ行っていません。脇の下のしこりが腫れている間は、誰から見てもしこりがあるということを認識できる程度まで腫れてしまいます。

2年の経過で腋の下のリンパ節の腫脹が2ヶ月に一度ありとのこと。拝見しなければわかりませんが、何か皮下の粉瘤のような感染を伴うものか、リンパ節の慢性の炎症かなどが考えられます。悪性のものでは無さそうですが、治療の為には是非外科を受診されることをお勧めします。(文責 石田)

 

No.1570】 03年06月05日 T.K.
抗がん剤のみの治療について

おはようございます。以前、妹の乳がんの治療方法について、メールにてご相談に乗っていただきました。妹の抗がん剤の治療の経過が良く、抗がん剤の投与3クールが終わった時点で、当初直径約3cmあった腫瘍が1.3cm x 0.8cmに縮小しました。3箇所あったリンパ節への転移は、殆どわからないぐらい縮小してるとの事です。
先生のお話によれば、手術にて摘出可能な大きさになったとの事ですが、抗がん剤投与の効果がでてるので、あと3クール、抗がん剤の投与を続けてみて、その後摘出するかどうか判断したほうが良いとの診断でした。縮小したとはいえ、がん細胞が体内にあることで、他に転移する可能性が高くなるのではと、妹は心配しています。或いは手術をすることが、がん細胞に刺激を与え、転移の危険性がでてくるといったことがあるのでしょうか? アドバイスいただければ幸いです。よろしくお願い致します。

前回の相談の詳細はわかりませんが、進行性の癌で化学療法を手術前にやっているという状況なのでしょうか? 局所の状況は大分改善したようですが、この化学療法の目的の主体は全身療法に有るのではと考えられます。よって局所外に有ると思われる癌細胞をやっつけることが主目的と考えられます。ですからこの場合、化学療法をあと3クール行うことはその目的に合致していると思われます。局所腫瘤やリンパ節の切除に関しては全摘可能であれば、3クール後に手術を行うことも選択の一つかと思います。進行癌では治療の目的は局所の制御よりはあくまでも全身の癌細胞のコントロールであると思われます。そのことを主治医の先生はおっしゃっているのだと思います。(文責 石田)

 

No.1569】 03年06月05日 W.T.
妊娠について

2年前の夏に、左胸全摘、リンパ節転移3/27で、半年間抗がん剤治療を行いました。抗がん剤はエンドキサン、ファルモルビシン、5FUを4ヶ月、タキソールを2ヶ月です。その後は、半年に1度の検査のみを行っています。生理も去年の秋から始まりました。私は妊娠を望んでいるのですが、可能でしょうか? また妊娠したことで、隠れていたがん細胞が動き出すなどというリスクがあるのでしょうか? 教えて下さい。お願いします。

妊娠が再発の可能性を高めることはないと思われますが。再発の可能性をこの2年の時点でどう考えるかによると思います。即ち再治療が必要になる可能性です。妊娠により治療が出来なくなる、または中絶することも考えなくてはなりません。通常、乳癌は5年以上が一つの安全期間といわれていますので、この点でよく主治医と相談されるべきでしょう。(文責 石田)

 

No.1568】 03年06月05日 Y.Y. 
男なんですけど・・・

相談があってメールさせて頂きました。私は21歳の男ですが、一年前くらいから左胸の乳輪直下に直径3センチくらいのしこりがあります。そのせいなのかどうかは分からないのですが、左胸の乳輪をつまむと、乳輪の一部分から少しだけ白い分泌液が出てきます。ミルクみたいな、しかも乳頭からではなく、乳輪の部分からです。なんか悪い病気なんでしょうか?最近、右首筋のリンパ腺が少し腫れてるのに気付いたのですが、この事と何か関係があるのでしょうか? 

内容からは女性化乳房かと思われます。ホルモンのバランスの不良から発症するものです。原因は多くは不明ですが、服用されている薬の副作用、ホルモン産生腫瘍、肝臓機能障害などがあげられます。多くは一時的なことが多いと思われます。リンパ節は無関係です。いずれにしても乳腺外科のある病院で診察を受けて下さい。(文責 石田)

 

No.1567】 03年06月03日 Y.M.
術後の化学療法について

33才、子供二人。5月に乳がんとわかり、右胸全摘出手術をうけました。今後の治療についてお聞きしたいです。クラス5、ステージ2a、 リンパ節30個中ミクロレベルで1個、充実腺がん、ホルモンレセプターはマイナス、HER2プラスということを今主治医から聞いています。リンパに飛んでいたことで、化学療法1クール 5年間の経口投薬と言われています。点滴は赤い色、薬はエンドキサンPです。子供も小さく、親としての責任があり、1クールでいいのかと思っています。よろしくお願いします。

文章から全ては判りませんが、術後の化学療法では1クールだけというのは、例外的なものと思います。何か理由があるのでしょうか?通常は6ヶ月6クールが行なわれます。(文責 石田)

 

No.1566】 03年06月03日 N
胸のしこりについて

始めまして。私は今、アメリカに住んでいて、アメリカの病院での事なのですが、1ヶ月ほど前、子宮ガン検診に行った時に、触診による乳癌の検査でしこりが見つかり、エコーを取りました。その結果、右胸10時の位置(腕側)20×14mm×13mm、乳首から5cm、12mmの深さ、もう1つ、9時の位置、5×5mm×5乳首から3cm、5mmの深さに、どちらも固い、水ではない、はっきりとしたしこりが見つかり、外科に行くほうがいいとの事で、大きな病院を紹介されました。その病院で、しこりに注射をして細胞を取り顕微鏡で見る検査を受け、結果、ガンではないという事でほっとしたのですが、その先生に手術をして、しこりを取ったほうが良いと言われました。その理由は、放っておくと悪性に変わることもあるし、更にしこりが大きくなると、血管の病気になる事も考えられ、妊娠するとその可能性も高くなる事もあるし、大きいというのが問題だといっていました。素人としては、細胞の検査で悪性ではないとわかっているのに、なぜ手術をしてしこりを取らなければいけないのか不思議で、手術で取るしこりは、また更に検査するというので、もしかしたらまだ悪性の可能性が残っているのかもしれないのかと、とても心配になってきました。
先生に伺いたい事は、
1) 細胞の検査で悪性ではないという診断を信じて、安心して良いのか?
2) 細胞の検査で悪性ではないのに手術をしてしこりを取る必要があるのか? 
3) この様な診断はアメリカ特有のものなのか、日本でも悪性でないと細胞の検査でわかっていても手術してしこりを取るというような事があるのか?
4) 放っておいてはいけないのか?もしくは手術ではない他の治療法はないのか?(まだ独身という事もあり、出来れば体に傷を残したくないのです。)
5) 悪性ではないと言われただけで、はっきりした病名は聞いてないのですが、以上のことからどのような病名かわからないでしょうか?
親族に乳癌を患った者はいません。日本を離れ海外にいるという事もあって、両親には変な心配はかけたくないので話せないでいます。あまり相談できる人もいないのでとても不安です。お忙しいところ大変申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

1) 細胞針検査の信頼度は施設により異なりますが、およそ90-95%程度です。100%ではありません。診断は超音波所見、乳房撮影、触診所見、年令などを考慮して総合的に行なわれるものです。
2) よって細胞針が良性でも、他に悪性を否定できない所見があれば、積極的に外来生検をするのはあり得ることです。
3) アメリカと大きな違いはないと思いますが、乳癌の発症率に多きな差があり、より積極的に生検を行なっているかも知れません。
4) 検査の為の生検ですから小さい傷で可能と思いますが、太めの組織生検針で診断する方法もあります。適応は、どの程度悪性を考えているかです。総合的にも悪性の可能性が少なければ、外来で様子をみてもらうのも間違いではないと思います。
5) 悪性でなければ、線維腺腫、慢性乳腺症などが考えられます。小さいものでは切除の適応にはなりません。要するに、どれ程、悪性を疑っているかをよくきいて納得して生検を受けるべきと思います。(文責 石田)

 

No.1565-1】 03年06月01日 E子
術後について

はじめまして。アメリカに住んでおります。私は2月の中旬に乳癌の手術を受けました。その後抗癌剤の治療をしております。ガンは2期で1.6cmでリンパ腺への転移はありませんでした。温存療法です。抗癌剤はACで3週間に1度の合計4回です。来週最後の4回目が終わります。実は抗癌剤をうけたあと必ず手術をした方の左の脇の下から少し胸にかけて腫れて痛みます。タオルをはさんでいるような感じがするくらい腫れた感じがします。ドクターにはみていただきましたが、すごく心配をするほどでもないと言われました。私のような事で悩んでいる患者さんもいらっしゃるのでしょうか?抗癌剤でこの様な副作用が起こるのでしょうか?お忙しいとは存じますが、お返事を頂けるとうれしいです。よろしくお願い申し上げます。

手術後、手術した側の脇の下が長期間にわたって痛む患者さんは稀にいらっしゃいます。しかし、抗癌剤静脈注射後に、遠隔の脇の下が痛むことは考えにくいです。薬剤に、手術した脇の下が敏感になっているのか、あるいは神経的なものかと考えてしまいます。抗癌剤静脈内注射の副作用はふつう全身的なもので、局所的なものは注入血管を除けばないはずです。(文責 石川)

No.1565-2】 03年06月05日 E子
術後について(2)

さっそくのお返事ありがとうございました。今週最後の抗癌剤(4回目)があります。その前にドクターとのアポイントをとってありますので、よく聞いてみます。今もチリチリと痛みがあり、腫れています。術後なかなか腫れが引かず、1週間に1回、合計3回ほど血をぬいてもらいましたが・・・。その残りがあるのでしょうか?そのような時は時間をかけて治すほかないのでしょうか?それとも日本ではどのような処置をされるのでしょうか?色々と質問をさせていただきましたが、きっとみてみないと何とも言えないのでしょうね。申し訳ございません。ただアメリカですので、日本語でお話が聞きたくてメールをさせていただきました。英語ですと何かと不安でしたかがないので・・・。ありがとうございます。

術後局所の腫れがあり、血液を週一回、吸引しているのでしょうか。ちょっとどういう状況か想像しかねますが、手術の時にドレーンが入っていて抜去した後に腋に血液がたまり続けているとすれば、その量にもよりますが、少しずつ出血していることになり、開けて止血すべきかと思います。あるいは再度ドレーンを入れるかです。想像だけで違っているかも知れませんので、あしからず。 (文責 石田)

 

 

No.1564】 03年06月01日 M.H.
リュープリン

49才、今年3月に乳がんの手術をしました。現在ホルモン治療を受けています。リュープリンの注射を2回お腹にしましたが、注射したところにしこりが出来、腫れています。しこりが出来るという説明は受けていません。普通は出来ないのでしょうか? どうしたらいいですか? しこりは時間が経てば無くなるのでしょうか? 薬が効いていないのでしょうか? 2年間の治療の間しこりのことを気にしていかなければなりませんか? 教えて下さい。

普通はできないと思います。少なくとも私は経験していません。一般的に、皮下注射や筋肉内注射では薬剤の反応で注射部位の局所にしこりを形成する可能性があります。薬が効いていないとは言い切れません。しこりは時間が経てば、吸収されて消失していくのが普通です。注射方法や薬剤に対する体質的なもの等に因ることも考えられるので、必ず担当医に相談してください。(文責 石川)

 

No.1563】 03年05月31日 H.K. 
ホルモン剤とおりもの

よろしくお願いいたします。1月に温存手術をして、抗がん剤(CE)を4クールし、現在ホルモン剤(アリミデックス)を毎日1錠飲んでいます。特に副作用とかは感じないのですが、薬を飲み始めてから<おりもの>が多くなっています。下着が黄色っぽく汚れるのですが、これが副作用なのでしょうか?

ホルモン剤の影響ということは考えられます。心配なら婦人科を受診するべきです。(文責 石川)

 

No.1562】 03年05月31日 T
左胸下のしこり

左胸の下にぐりぐりとしたしこりに気が付き、症状として、時々しびれるような感じやキリキリ痛む感じがあります。一度目の診察で、触診、マンモグラフィ(乳房X線)によるレントゲンをし、二度目の診察でエコー、細胞診をしました。検査結果は、エコーには写るもののX線には何も写らず、細胞診の結果も「何も取れなかった。」と医師に言われ、しこりが陽性なのか悪性なのか、ここまでの検査では判定できないということで、手術によりしこりを切除して、組織検査で調べることを薦められました。手術日程も来週金曜に決まっていますが、いろいろ調べた結果、次の疑問が沸いてきました。
1)良性、悪性を判断するにはしこりを切除しないと分からないものなのか?
2)良性のしこりでも切除してしまったほうがいいのか?
しこりを見つけた時には「乳がん?」という思いが強く、かなり落ち込みましたが、受診してみて、しこりイコール乳がんとは限らないということは分かりました。ただ、初診から手術日まではすでに三週間が経過し、これがもし乳がんの場合、早期発見と言えるのか疑問に思います。手術前に疑問を解決したいと思い、メールさせていただきました。良い方法を教えて下さい。どうぞよろしくお願いいたします。

1) わからないことがあります。最も確かなのが組織検査で、悪性が否定できない場合には最終的にこれを行うことになります。
2) 100%良性と診断できれば、また美容的な意味も含めて症状がなく患者さんが気にしなければ、切除しなくてもいいわけですが、実際に切除して顕微鏡で観察しなければ良性であるという保証はないわけで、切除することになるわけです。将来、大きくなると悪性に変化する可能性を危惧して切除することもあります。初診から手術まで3週間というのは、一般的に決して長い期間ではありません。いろいろな検査をしなければならないので、検査が混んでいると時間がかかります。慎重に対処しているはずです。(文責 石川)

 

No.1561】 03年05月31日 M.N.
乳首の爛れについて

私は28歳の主婦です。出産経験はありません。現在乳首の爛れで悩んでいます。1週間程前の入浴後に乳首の皮がめくれ、その後乳首が爛れてきました。乳首の周りがじゅくじゅくして痛いので、傷パッドを貼っています。パッドに黄色っぽい分泌物がついており、ガビガビした感じになっています。乳首が爛れ始めてから乳房がひきつった感じで痛みます。中学生くらいの頃にも似たような分泌物で悩んだ事がありますが、今回は乳首がじゅくじゅくしているので少し違う感じがします。私は昨年の秋に乳腺症と診断され、漢方薬を処方され飲んでいました。現在は飲んでいません。皮膚科に行くべきかと思いましたが、恥ずかしくて行っていません。どうぞよろしくお願いします。 

乳頭の乳管にできた癌が乳管内に沿って発育・進展し、乳頭の表面に出てきて爛れ(糜爛)を起こすパジェット癌というタイプがあるので要注意です。乳首の麓の乳輪の爛れでしたら、まず癌の疑いはありません。いずれにせよ、外科(乳腺科)か皮膚科で診てもらったほうがよさそうです。(文責 石川)

 

No.1560】 03年05月31日 T.Y.  
乳癌検査について

先日、右の胸にしこりを見つけて総合病院の乳腺外来で検査をしました。触診、エコー、マンモグラフィの結果、良性の線維腺腫とのことでした。「しこりは、2センチ弱なので今すぐに切らなくても大丈夫」と言われ、次の受診は3ヶ月後なのですが、しこりに針を刺したりする検査はしていないのですが、大丈夫でしょうか? 医者には、99パーセント安心していいと言われたのですが、エコーとマンモだけで、判るものなんですか? 他の病院にも念の為、検査に行ったほうがいいのでしょうか? 教えて下さい。お願いします。

線維腺腫という診断にかなり自信があるのでしょう。このときは細胞診をしないことは珍しくはありません。線維腺腫はUS、マンモグラフィー、触診、年齢や経過などではっきりと診断できることが多いです。3ヵ月後再受診となっていますので、他院受診は必要ないと考えます。(文責 石川)

 

No.1559-1】 03年05月31日 A.I. 
他臓器転移への確定診断

昨年12/20に右乳房全摘術を受けました。ステージV、リンパ節転移7/19、ホルモンレセプター(-)、しこりサイズ5cmでした。術前にCEF投与を2回しましたが、腫瘍縮小は認められず、手術をしました。今年1月からタキソール(3回/W×3W×6クール)投与中です。5月27日にCT、骨シンチ、エコーを撮影しました。肝臓に黒いほくろのような点が見られました。主治医の先生は、「問題ない」といっておられました。その他は、先月見つかった子宮筋腫が写っていました。これは婦人科にかかっています。今回の質問は、肝臓など他臓器の転移は、どのようにして確定診断を行なうのかということです。
CTやエコー、骨シンチの像だけで癌だと診断できるのでしょうか。また、像だけでは不十分の場合は、どのように確定診断を行なうのでしょうか。各臓器を専門とする科で、その臓器の検査をすることになるのでしょうか。また、そのタイミングはどのように設定されているのでしょうか。さらに、CTなどに異常が写る前に各科を受診し、各臓器の癌検査を定期的に受けることで、より転移の早期発見につながっていくものなのでしょうか。例えば、肝シンチ、胃カメラ、大腸ファイバー、喀痰検査など・・・。もちろん体への負担は相談していきながらですが。
今年に入って、自分から希望して胃カメラと大腸ファイバーをしました。下痢が続いていた為でしたが、異常はありませんでした。また、3月に腹部、胸部のCTを希望して撮ったところ、子宮肥大が見られ、婦人科受診を希望したところ子宮筋腫が見つかりました。婦人科では今後3ヶ月ごとに子宮ガン検診をすることになりました。この経過から、積極的に検査を受ける事で新しい方向に動いていくような気がしてきました。
性格上、確かめておかないと落ち着かないので、3ヶ月から半年ごとのCT、エコー、骨シンチだけでは安心できないでいます。それは、CTやエコーも必ず癌をひろうというわけではないためで、大事な検査だと思ってますが、過信はできないという心境です。各科で定期的に検査をうけていきたいのですが、やりすぎでしょうか。ちなみに6月には主治医の先生に相談して、他の病院でPET検査をすることにしました。主治医の先生はこちらの希望通りにやらせてくれるタイプの先生です。転移ハイリスク群なので、より多くの検査をしたいと思っています。ちなみに検査することで、気持ちは前向きになれます。家族も積極的な検査には賛成してくれています。
長くなってしまいましたが、お手すきの時にご返事いただけたらと思っています。お忙しいところを申し訳ありません。宜しくお願い致します。

血液中の腫瘍マーカーとレントゲン、US、CT、MRIやシンチグラムなどの画像診断によります。画像診断で癌とはっきり判断できない場合もあります。いろいろな検査で総合的に判断します。それでも判断に迷う場合は確定診断として、組織診断(細胞診・組織診)をすることになります。全て乳癌の担当医が最適な検査のタイミング・方法を考えて依頼し(自分ですることも少なくない)、診断をします。検査にはそれぞれの特性があり、目的が違います。胃・大腸に転移することは極めて稀で、普通検査はしません。むやみやたらに検査するのは、時間と費用などを考えると有効とは言えないと思います。おっしゃるとおり、CT、US、その他の検査でも100%の診断率、信頼性はありません。Stage V、リンパ節転移7/19、ホルモン・レセプター陰性なので、再発のhigh risk群に入りますので、また精神的にも検査することで安心が得られるようなので、6ヵ月毎の検査はやりすぎとは思いません。(文責 石川)

 

No.1559-2】 03年07月08日 A.I. 
胸骨傍リンパ節に転移

前回に続き、またご相談させて頂きたく思います。
昨年12月に右乳房全摘術を受けました。ステージVB、リンパ節転移7/19、ホルモンレセプター(-)、しこりの大きさ5cmで、年齢35です。現在タキソールを7クール目投与中です。腫瘍マーカーはこの半年間正常値です。5月末にCTとエコーでは何も写らなかったのですが、6月7日にPET検査を受け、胸骨傍リンパ節に1センチくらいの影が写り、癌だと診断されました。主治医の先生は手術前からあったものだろうと言っていました。この場合、手術は一般的に行なわれないのでしょうか。主治医の先生はタキソールを続けるという方法をとるとのことでした。宜しくお願い致します。

手術というのは胸骨傍リンパ節をとる手術の事だと思いますが、胸骨傍リンパ節に転移が発見された場合、通常は切除はしません。その理由は胸骨傍リンパ節に再発したということは、ここ以外の部位にも再発する可能性があるため、治療の基本は全身的治療(手術などではなく抗癌剤やホルモン剤などの薬物による治療)です。以前は最初の手術時に脇の下のリンパ節と共に胸骨傍リンパ節を手術で切除していましたが、手術の効果があまりない(切除することによって生存率が改善することはない)事がわかり、現在は切除はしていません。これは胸骨傍リンパ節に再発した場合にも同様で、再発した胸骨傍リンパ節を切除してもしなくても、全身の薬物治療をすれば特に差がなく、切除するメリットがないことがわかりました。従いまして現在は胸骨傍リンパ節に再発した場合、全身的な治療が主となっています。タキソールを続けるということで良いと思います。(文責 稲葉)

 

 

No.1559-3】 03年07月11日 A.I. 
胸骨傍リンパ節に転移(2)

ご回答有難うございました。続けざまの質問になりますが、宜しくお願い致します。

1) 乳癌の場合、転移(肝臓や肺)や再発をした場合は手術をしないというのが一般的な方法らしいですが、それは何故ですか。原発の癌(乳房やエキカリンパ節)は切除するのに、転移癌はしないという点が理解出来ないでいます。原発も転移癌も手術しない(もしくはする)なら解かるのですが。転移と原発の対応の違いを教えて下さい。(全身病と考えれば転移癌を取っても意味がないと言われますが、それなら原発を取っても意味がないということになりそうですが)。それとも転移癌でも手術する場合もあるのでしょうか。
2) また、主治医の先生は「この胸骨傍リンパ節の癌は術前からあったと思う」とおっしゃるのですが、それはそうだと解かるものなのでしょうか。経験に基づくカンでしょうか。もし術後に出来たものであれば、半年続けているタキソールの効果がもうないということにならないのでしょうか。
3) また、この胸骨傍リンパ節の癌が術前にもしPETを撮影して存在がわかっていたら、手術で取っていたのでしょうか。それとも存在がわかっていても取らないでいたのでしょうか。一般的な場合でよいのでお教え頂けますか。
4) この胸骨傍リンパ節の癌は、現在の大きさ(約1センチ)ではCTでもエコーでも写らないのですが、唯一写るPETは何ヶ月先くらいに撮影するのが適当なのでしょうか。それともCTとエコーのみでの観察で十分なのでしょうか。PETで写っても治療方針(タキソールを続ける)が変わらなかったので、PETで早期発見する意味がないのではないかと思い始めています。
5) この胸骨傍リンパ節の癌が大きくなってきたら、タキソールは他の薬に切り替えると考えてよいのでしょうか。
6) 転移した場合、手術で取る癌と取らない癌があるのはどうしてでしょうか(乳がんはとらない癌)。癌を全身病だと考えれば、どの種類の癌も転移した癌(原発も)を手術する意味がないような気がしてきますが。一言では説明できないかもしれませんが、大体こういうことだという概念的な説明で構いませんので宜しくお願い致します。

質問が多くて申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

1) 転移部位を切除しないのは、質問のメールにもあるように転移を有するということは全身病であるからです。転移部位のみを切除しても全身の治療を行わなければ意味がありません。また転移部位をとることによって明らかに生存期間が延びるというデータはありません。乳癌は最初は局所だけに留まっていますが、ある時期を過ぎたら全身病へ進むと考えられています。全身病へ進む時期は個々の患者さんによって異なります。一般的に原発巣が見つかった時に他の臓器に転移がなければ、局所病と考え手術を行います。局所病の段階であれば手術を行うことにより良好な治療成績が得られることは現在の治療成績が示しています。
2) 術後の転移は手術後に転移部位に新たに発生するのではなく、手術時にもう既にその場所にがん細胞が存在していたが、検査でわかる大きさになっていなかったか、又は手術時は体の中のどこかにいて手術後のある時点で転移場所に落ち着きそこで大きくなったかのどちらかと考えられています。そのような意味で術前からあったものと思うと仰られたのだと思います。タキソールの効果については難しいと思います。タキソールをやらなければもっと早く、またはもっと大きくなっているかも知れません。
3) 一般的には手術前に胸骨傍リンパ節の腫れがわかっていたとしても、手術でとりません。
4) PETは新しい検査なので、どの程度の診断能があり、どのくらいの頻度で検査を行えばよいのかまだ意見の一致を見ていません。私ならCTやエコーで経過をみます。ただPETで経過をみるというのなら半年後でしょうか。
5) そうだと思います。
6) 癌が全身病であるというのは乳癌に関しては言えますが、消化器癌などは必ずしも当てはまるとは言えません。乳癌は抗癌剤やホルモン剤などの薬物による全身治療がある程度の効果を示すので、転移を有する場合抗癌剤やホルモン剤などの治療が第1選択ですが、他の癌では転移部位があっても原発を切除して薬物治療を行うこともあります。薬物の治療が効きにくい場合は手術をします。また原発巣によっておきる症状が強い場合、転移があっても原発巣の手術を行います。(消化器の癌で転移巣があっても、原発巣により腸閉塞や通過障害を起こした場合や原発巣から出血をおこしている場合などは原発巣の手術をします。)大腸癌の肝転移などは肝転移巣をとることにより長期生存が得られることもあります。癌の種類により性質が違うので手術でとる場合と手術を行わない場合があるわけです。全く手術の意味がないということにはならないと思います。(文責 稲葉)

 

No.1559-4】 03年07月13日 A.I. 
胸骨傍リンパ節に転移(3)

いつもお返事ありがとうございます。沢山のお答え、大変でしたと思いますが、すみませんでした。また質問なのですが、先生の4)の回答(以下)についてお教えください。

4) PETは新しい検査なので、どの程度の診断能があり、どのくらいの頻度で検査を行えばよいのかまだ意見の一致を見ていません。私ならCTやエコーで経過をみます。ただPETで経過をみるというのなら半年後でしょうか。


質問1((4)について)
今回の胸骨リンパ節の癌は、CTやエコーでは写らなかったのですが、なぜ経過観察にPETを選択しないのでしょうか。PETでしか写らなかったものはPETで観察するのが自然のような気がするのですが・・・。そうすればしこりの大きさの変化も早く見つけられるのではないかと思います。また、PETに対する見解はそれ程割れているのでしょうか。先生はPETの信頼性をそれ程重視していないというお考えでしょうか。PETは今後撮る必要はあまりないのでしょうか。私としては、使えるものは何でも試してみたいという心境なのですが、医師の見解は違うのでしょうか。最後に、経過観察は半年後というご指摘ですが、今回写った癌は約1センチの大きさになっていて、1センチの癌は約3年で10センチになると聞きました。もしタキソールの効果がもうなくなっていましたら、半年後ではかなり大きくなっているのではないかと思います。見つかった以上、3ヶ月ごとに観察していきたいという心境なのですが、医療の現場における常識は半年なのでしょうか。それは何故でしょうか。
質問2
現在の医療現場で、乳がん転移後の治療方法にはどのような方法があるのでしょうか。効果が認められているいないに限定せずに、ざっとで構いませんので教えていただけないでしょうか。例えば、肝臓でしたら肝動脈注ですとか、自家骨髄移植ですとか。また使われている主な転移後乳がんの化学療法剤を教えていただけますか。
質問3
ホルモンレセプターマイナスといわれたのですが、マイナスでも癌細胞の全てがホルモンレセプターにマイナスだというわけではないので、転移したらホルモン剤を投与してみる方法をとるという医師もいるそうですが、これについてどうお考えでしょうか。

質問が多くて申し訳ありません。宜しくお願い致します。

 
質問1
PET検査についてですが、PET検査はCTやエコー検査と違って、しこりの大きさやしこりの細かな位置はわかりません。なぜならPET検査はその原理からいうと体の中で糖の代謝の盛んな場所(グルコースの取り込みが盛んな場所)をみているのであって、取り込みが盛んならばしこりが小さくても大きく写ります。また細かな存在位置は今のPET検査ではわかりません。胸骨傍リンパ節なのか胸骨なのか判断が難しい場合もあります(実際私が経験した例です)。また治療効果は今までの検査は通常しこりの大きさが小さくなったかどうかで判断しています。PET検査でのグルコースの取り込みは、先ほどいいましたように必ずしもしこりの大きさを表していませんから、PET検査で治療効果を判定するにはどうしたらいいかまだわかりません。検査はどんな検査でも疑陽性や偽陰性があります。PET検査が無意味であるということではありません。まだ新しい検査なので、PETを主に考えるのではなくて、他の検査を主にしてPETを補助的に用いたら良いのではないでしょうか。今回の場合PETでしか陽性に出ていないというのですが、なぜCTやエコーでうつらないのか、CTやエコーでうつる前の微小な病変なのか、詳しくはわかりませんが、やはり次回の検査もPET検査をやったとしてもCTやエコーなどの検査も必要と思います。胸骨傍リンパ節の転移は一般的には6ヶ月後にかなり進むということはあまりありません。肝臓転移や脳転移などは1〜2ヶ月でかなり進むこともありますので頻回に検査をしますが、リンパ節再発の場合は頻回には行いません。但しこれは一般的なことで、患者さんの状態や希望に応じて頻回に検査をやることもあります。再発の経過観察の場合、何カ月ごとに検査をやったらいいか特に決まりはなく、恐らく個々の医師によって異なると思います。
質問2
転移を有する乳癌の治療法には抗癌剤による化学療法、ホルモン剤による内分泌療法、放射線療法、手術などがあります。手術で再発部位を切除するというのはかなり限られています。転移や再発を来した乳癌で用いる抗癌剤は主にCAF療法(エンドキサン・アドリアシン・5FU)やAC療法(CAFから5FUを除いたもの)、CEF(エンドキサン・ファルモルビシン・5FU)、タキソテール、タキソールなどが中心になると思います。そのほか場合によればCMF(エンドキサン・メソトレキセート・5FU)や経口の抗癌剤(UFTやフルツロンなど)が用いられます。肝転移に肝動注(抗癌剤を肝臓にいく動脈に注射する)といった方法を行うこともありますが、現在は抗癌剤の全身投与が多く行われていると思います。自家骨髄移植に関しては、最近は通常の抗癌剤による治療と比べて治療成績がよいということはなく、治療死などの重大な副作用があるため、あまり有用でないという結論に落ち着いています。
質問3
確かにホルモンレセプターマイナスの方でもホルモン剤が10%程度効くという報告があります。全てのがん細胞がレセプター陰性ではありませんから、使う場合もありますが、標準的ではありません。ホルモン剤を使うならある程度の効果が期待できるレセプター陽性の方に使うのが良いと思います。(文責 稲葉)
 

No.1559-5】 03年07月19日 A.I. 
胸骨傍リンパ節への放射線

お返事ありがとうございました。いつも長い質問で申し訳ありません。しかし先生のお答えにひとつひとつ助けられています。色々と勉強させて頂いています。また質問が出来てしまいました。申し訳ありませんがお願い致します。
右乳房全摘(昨年12月)後、エキカリンパ節転移7/19、ホルモンマイナスがわかり、先月撮ったPETで胸骨傍リンパ節に約1センチの影が写りました。手術はしないそうですが、今日、主治医の先生から胸骨傍リンパ節へ放射線をあてることを提案されました。まだ決まっていませんが、来月に放射線科の先生の話を聞くつもりです。放射線というと、温存した人が再発予防であてるか、骨転移した人が痛みを緩和するためにあてるものだと思っていました。ただそのためにはタキソール投与をお休みしないといけないそうなので、少し迷っています(まだ話を聞いてないですけど)。突然の提案に、いくつか質問ができました。
1) 癌に照射する放射線には種類があるのでしょか。
2) 骨転移した場合の放射線は癌細胞を殺す効果もあるのでしょうか。(ただ痛みを緩和するだけでしょうか)
3) 化学療法と同様に効果に個人差があるのでしょうか。また、効果がある場合は照射後どの位で出てくるものなのでしょうか。
4) もし効いているとわかったら、ずっとやったりもする可能性があるのでしょうか。
5) タキソールは休むと耐性が出来やすくなるのでしょうか。また現在7クール目ですが、どの位の期間まで一般的には休薬してもいいのでしょうか。
6) 今回の影が、胸骨傍リンパ節ではなくて胸骨だとの可能性を考えての提案なのでしょうか。リンパ節に放射線をあてることもあるのでしょうか。
7) 術前に放射線が用いられないのは何故でしょうか。
8) 病巣の深さと放射線療法の効果には関係があるのでしょうか。
9) 休薬してでも放射線を今ならやってもいいと提案してきた主治医の先生の中では、タキソールの効果に疑いを持ち始めているためだという可能性もあるのでしょうか。

1) X線、電子線などいろいろな種類があり、使い分けられます。
2) 骨転移病巣へは疼痛除去を目的に照射することが多いですが、癌細胞を殺す効果もある程度はあります。
3) 個人差はあります。照射開始後すぐに効果が出る場合もありますし、また終了後も1〜数ヶ月にわたり縮小していくことも経験します。
4) 一箇所にかけられる線量は限度がありますので、ずっと続けるということはありません。
5) 私の数少ない経験ですが、タキソールは確かにこれでよしとすることが難しく、やめてすぐに病巣が再燃し、再開しても効果が少なかったことがあります。照射する部位や方向にもよると思いますが、骨髄抑制を心配されての休薬かと思われます。タキソールには放射線の効果を増強させる作用もあるといわれ、同時併用を相談されてもよろしいかと思います。
6) リンパ節にも放射線を当てることはありますので、主治医の先生にお尋ねください。
7) かなり進行した症例で放射線照射をして切除可能に持っていくということはありました。その場合、術後の検体検索で癌が壊死におちいっており、ERやハ―セプテストができなかった経験があります。乳癌を切らずに放射線療法で治せるかといった試みがこれから始まろうとしています。
8) 体の深部でも照射治療できるのが放射線の特徴だと思います。ただ深いとそこまでの間のほかの組織への影響は強くなります。
9) 主治医の先生のお考えまではわかりません。直接お尋ねください。また(5)を参照してください。(文責 片山)

 

No.1559-6】 03年07月23日 A.I. 
タキソールの効果

ありがとうございました。今回ご回答いただいたなかで、ひとつだけ追加で質問をさせて頂きたいと思います。先生の「5) 私の数少ない経験ですが、タキソールは確かにこれでよしとすることが難しく、やめてすぐに病巣が再燃し、再開しても効果が少なかったことがあります。」というお返事なのですが、先生のご経験の範囲では、再開後のタキソールの効果が少なかったケースで、タキソールをどの位の期間休薬してからの再開だったのでしょうか。週単位、月単位、年単位などおおまかで構いませんので教えていただけますか。またその場合、どの位の期間投与した後の休薬だったのでしょうか。一般的に、タキソールは、休薬後の再開時に効果が落ちる場合と変わらない場合とのどちらが割合では多いのでしょうか。あくまで先生のご経験の範囲で構いませんので教えて下さい。もちろん先生のお答えをすぐ自分のケースもそうだという風には解釈いたしませんし、鵜呑みにして早合点することもしませんのでご心配なさらないでお答え頂きたいと思います。あくまで情報としてお答え頂きたいと思います。宜しくお願い致します。

数例の経験で平均して10-20クール投与後、休薬して数ヶ月(2-3ヶ月)といったところでしょうか。ケースとしては違うかもしれませんが、T4の局所進行乳癌の方に術前に放射線療法とタキソールを併用して縮小させ、手術後は数回投与後休薬している方で全く遠隔転移のない症例も3例程いらっしゃいます。(文責 片山)

 

No.1559-7】 03年09月05日 A.I. 
治療半ばでの転院は可能でしょうか?

こんにちは。
現在、いくつかの病院にセカンドオピニオンを聞いてまわっています。それで、現在の主治医のスキルに疑問を持ち、セカンドオピニオン先の病院に転院を希望しましたところ、先方の病院ではどこも私の受け入れを拒否するような姿勢を取られてしまいました。というのは、今の病院で術前投与、手術、術後投与8ヵ月を、すでに行っているので、治療の途中から患者を受け取るのは、治療方針が違うのでやりにくいとのことなのです。
そんな状況で、先日行ったA病院で、ある先生が「うちでやるか」と言ってくれたので、ついその気になり主治医の先生には転院すると申し出てしまいました。しかし、A病院で次の診察の時に、違う先生にあたり、その先生は部長で、先の先生より上の立場で、少し考えが違い、途中で変わるなんてとんでもないという考えの方でした。そうなってしまうと、転院も出来ない、今までの病院にも戻れないという状況になってきてしまいました。もちろんまだ受け入れてもらえないことが決ったわけではないのですが。どちらかに受け入れてもらわないと困るので悩んでいます。新しい病院に仮に行っても、最初からそこにいた患者さんを優先するような言い方でしたので、仮に転院しても不安です。しかし今の主治医にも疑問を持っています。というのは、鎖骨と腋下リンパ節への転移(しこり)を筋肉だといって検査してくれないからです。セカンドオピニオン先の先生に言うと全員がしこりだと言います。主治医の紹介状には「再発の兆候無し」と書いてあります。私が何度言っても筋肉だと言います。病状は決して楽観視できるものではなく、どの先生も一刻を争うといわれました。現在の病院は大学病院で、癌専門の病院への転院を希望しています。このような状況の場合どのようにしたらよいのか、アドバイスがありましたらお願い致します。また、転院はそんなにしにくいものなのでしょうか。患者の希望では出来ないのでしょうか。病院が受け入れ拒否する場合もあるのでしょうか。出来るのでしょうか。とても焦っています。

あなたがセカンドオピニオンを求めている点は何なのでしょうか。現在の治療方針の何が問題になっているのかがよくわかりません。一般的には現在の病院から他の病院に転院することは可能だと思います。(文責 麻賀)

 

No.1558】 03年05月31日 H.S. 
卵巣刺激ホルモン(HCG)と乳癌

3年前に左乳房全摘の手術をしました。リンパ節に転移はなかったものの年齢が28歳と若かったことと、腫瘍が大きかったことから抗がん剤を半年うち、2年間ホルモン剤を飲みました。ホルモンセレプターはエストロゲン(-)、染色体では(+)、プロゲステロン(+)でした。手術当時、子どもが欲しくて挑戦中だったために先生と相談をかさね、2年で薬をやめ、今、妊娠に向けて挑戦しているところなのですが・・・。(もう、半年が過ぎました) 基礎体温をつけ始めてわかったことは、高温期が短いということでした。不妊治療の病院の先生が言うには、卵巣刺激ホルモン(HCG)を排卵後に投与したいとのことです。今日メールさせていただいたのは、この卵巣刺激ホルモン(HCG)は、私にとって使っていいものなのか教えていただきたくてです。子どもが授かることを切に願っています。使っていいものなのか伺うと同時に、他に方法はないのか、教えていただけたらと思います。よろしくお願いします。

HCGはホルモン環境を乳癌の発育に有利な状況にします。したがって再発予防には好ましくないということになります。あとはそのリスクをどう考え、妊娠をどうするかは本人の気持ち次第ということになります。他には方法がないと思います。(文責 石川)

 

No.1557】 03年05月31日 まゆみ
授乳中の検査の確実性

31才、現在10ケ月の子供がひとりいます。10年前に母を乳癌で亡くしています。そのせいか乳癌に対して少し神経過敏なところがあります。一昨年の11月、結婚前に一度レントゲン、エコー、触診とひととおりの検査を受けました。その際、エコーで、おそらく脂肪の固まりでしょうということで、「レントゲンには特に何も写っていないので異常なし」と言われ、その後すぐに妊娠。妊娠5ケ月の頃(検査を受けてから5ケ月後)、乳首から微量でしたが左胸から血の分泌がありました。おっぱいのような時もあり、妊娠中で胸が大きくなった事もあり、窮屈で下着を付けなかったりしていましたし、長く続かずに止まったので擦れたかな?とあまり気にはしていませんでしたので病院にもいっていません。その後、出産。産後4ケ月の去年の12月にまた検診に行きましたが、授乳中と言うこともあり、エコーと触診のみでした。授乳中は詳しく検査できないとの事、異常はないと言われましたが、こちらの相談内容で血の分泌には気をつけなければいけないというのが分かりとても気になっています。今週の月曜日に左胸が固くなり、押すと痛くて脇も少し痛み、熱が急に38・5分出ました。おっぱいのつまりだったのか、翌日には下がり、脇の痛みも今はありません。乳癌では脇の下が痛くなると言うようなこともあると聞いてますので、すごく心配です。同じ左胸ですし・・・。次は断乳後に検診されたらと先生に言われましたが、心配性なので来月にでも行くつもりでいます。授乳中の検査は確実なのでしょうか? 定期検診はどれぐらいの割り合いで受ければ大事に至らないですみますでしょうか? 乳癌は遺伝すると聞きますがそうなんでしょうか? 母を見てるだけに、いずれ私もという気持ちがずっとあり、精神的に弱っています。

乳癌で脇の下が痛くなることは、極めて進行した乳癌以外には普通まずありません。授乳中の乳腺は腺組織も肥大し、乳汁の鬱滞・嚢胞形成もあり、検査しても情報が得られにくく、診断が難しいです。定期検診は普通は6ヶ月毎をお勧めします。(文責 石川)

 

No.1556-1】 03年05月31日 Y.T. 
生検についてのご質問

現在40代女性
・ 7年前にくりぬきによる乳房温存手術、 ステージ2、リンパ廓清なし、放射線治療、抗癌剤2クール
・ 同乳房内に局所再発、今回3ヶ月前に触診で発見(ステージ0)→マンモ、エコー(グレー) →細胞針でクラス5 →摘出手術 →無治療
・ 病理結果
非浸潤性入管がん、悪性度不明、7年前と別のもの

実は様子を見続けるか、摘出手術をするか、手術前に悩みました。非浸潤性入管がんということが手術前に分かっていれば、しばらく(できればずっと)様子をみたと思います。ご質問です。生検をすれば分かったのでしょうか。宜しくお願いいたします。

あなたの言われた摘出術を乳腺全摘出術(乳房切除術)として解釈してお答えします。細胞診でclass X(癌確定)ですから、乳腺部分切除か全切除が行われるのが普通です。同側乳腺内の再発、それも放射線治療・化学療法の後ですから全摘が選択されたと思います。極めて普通のことだと考えます。生検などで非浸潤癌と術前にわかっていれば、乳腺の部分切除で治療は十分ということになるのですが、リンパ行性、血行性転移の起こらない非浸潤癌の術前診断は難しく、切除標本の病理組織検査ではじめてわかることが多いのです。(文責 石川)

 

No.1556-2】 03年06月05日 Y.T. 
非浸潤がんの再発について

本当にご丁寧な回答ありがとうございます。今回は乳腺の部分切除でした。病理写真をみると腫瘍から切除断面まで余裕をもって切除されていました。取り残しなく切除したとの報告を受けています。お忙しいのにスミマセン、さらに再発に関しての質問です。

1)乳管内にまだ検知されないものが拡がっている可能性を考えると、近く、同乳房に再発する可能性は高いのでしょうか。
2)非浸潤がんとして再発した場合についてお聞きします。(生検等で判別できたと仮定)
○そのまま放置しても浸潤がんにならなかった場合、がんが乳管内いっぱいに拡がった結果どのようになるのでしょうか。
○非浸潤がんが浸潤がんに移行する場合、次回は乳腺全摘出術(乳房切除術)だと思うので、浸潤がんに移行してから切除しても同じでしょうか。→血行性転移の起こらない非浸潤癌は大きくならず、命に関わる問題にならないものもあるということを聞いたことがあります。

宜しくお願いいたします。

1) 非浸潤癌は乳管内伸展や多発の傾向があるといわれています。よって再発の可能性はそれほど多くはないと思いますが、あります。
2) 乳管を越えて浸潤した場合、リンパ行性、血行性転移の頻度が高まるのは確かと思います。よって非浸潤癌の状態で切除できるに越したことは有りません。非浸潤であろうと浸潤であろうと、温存乳腺に再発の場合は全摘になると思います。病理で完全に非浸潤癌であると判定するのは結構難しいことと思います。お答えになったでしょうか? (文責 石田)

 

No.1555】 03年05月31日 N.T.
右胸下の痛み

1週間くらい前から、息を吸うときに肋骨の上(右胸の下あたり)が痛くなります。ちょうどブラジャーの下のワイヤーにあたる(か若干上の)ところです。咳をしても痛みます。触ると患部と思われる場所がわかるので、表面に近いようです。なにか胸の病気の可能性は考えられるでしょうか?よろしくお願いします。

咳や吸気で痛みが出るので、胸郭とくに肋骨由来のものが考えやすいと思います。打撲した覚えはありませんか。乳癌ではないと思います。(文責 石川)

 

No.1554-1】 03年05月31日 K.A.
細胞診の結果について

お忙しいところ恐れ入ります。37歳の独身です。母方の叔母、母ともに乳癌を患いました。2ヶ月位前に左の乳房にしこりを見つけ、先日乳腺外来のある外科を受診しました。しこりに痛みはなく、生理によって大きさが変わるようなこともありません。マンモグラフィでは異常はなかったのですが、超音波にて1.3センチ×1.3センチのしこりが写り、「ただの嚢胞のようにも見えるが、たった一つしかないのも不自然なので・・・」ということで細胞診をしました。結果はクラス2、とりあえず良性の腫瘍ということでした。病理の結果「腺管がたくさん見えるのが非常に気になるので注意が必要」だと言うことでした。生検をするか、このまま3ヶ月毎の超音波か、考えて来て下さいと言われました。病理の検査表のクラスUの部分に「R」と記されていたのですが、これはVに近いという意味なのでしょうか?Vに2種類のクラスがあるようにUにも種類があるのでしょうか? 宜しくお願い致します。

Class Uに「R」というのは見たことがありませんので、わかりません。Class Uに種類はありません。(文責 石川)

 

No.1554-2】 03年07月13日 K.A.
センチネルリンパ節生検について

先日は回答頂きありがとうございました。
その後別の病院で再度細胞診を行い、結果は良性ということで、悪いものには見えないのでこのまま経過観察でよいといわれたのですが、私自身の強い希望でしこりの摘出生検を受けました。病理の結果「硬癌」でした。嚢胞状のものの中に1cm×1cmのしこりがあり、それが癌だったということです。私自身この結果にかなり動揺しておりますが、必死で乳癌のことを学んでいる最中です。乳癌の家系なので、わきのリンパ節切除からくるダメージを知っています。出来ればとりたくないと思っています。センチネルリンパ節生検を受けたいと思いますが、私のように病巣部分を生検した後だと出来ないのでしょうか?生検した事によりリンパの流れが乱れているので難しいという話を読んだのですが、いかがでしょうか?お忙しいところ大変申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

センチネルリンパ節生検についてですが、生検後でも行うことは可能です。但しメールにもありますように生検後はリンパ液の流れが変わっている可能性があるので、センチネルリンパ節を見つけるのが難しくなります。また重要なのはこのセンチネルリンパ節生検はまだ保険で認められた標準的な手術法でないということです。長期に渡る成績などは出ておらず、試験段階の治療であることを承知して下さい。(文責 稲葉)

 

No.1553】 03年05月31日 S.M.
乳癌に関する相談

御相談したいのは、40才の継母が病院で3月に乳癌であると判明してかなり月日が経っていたために、左乳房全除去という手術になると言われたそうなんですが、民間治療というのか、ある方にお祈りをしてもらってあと2ヶ月程で完治するかも知れないと、毎日その人の所に通っています。お医者さんにはもちろん黙って行っていることで、手術をする気はないようなのです。にわかにその話を信じられない私はあと2、3ヶ月もほったらかしにしておいたらどうなってしまうんだろうと不安に思っています。子供を産んだ経験はありません。石灰化してる部分もあるそうです(症状は私は詳しくは分かりませんが・・・)。手術をしないで治る事はあるんでしょうか??教えて下さい。よろしくお願いします。30歳女性より

乳癌の自然消滅というのは奇蹟でも起こらないかぎりありえません。ホルモン・化学療法等で、腫瘍が消失したという報告はありますが、極めてまれなことです。民間療法で長期間経過して、腫瘍壊死による悪臭や出血でどうしようもなくなり、来院する患者さんはそんなには珍らしくありません。いずれの方も悲惨な経過を辿られたことは言うまでもありません。(文責 石川)

 

No.1552】 03年05月30日 I 
マンモトームについて

43才、2児の母です。4月9日、マンモトームの検査をしました。27日に乳首より出血し、血腫のためなので、さわらずそのままにといわれました。1ヶ月たっても赤黒い血が少しずつでます。痛みも全体的にまだ消えず、鎖骨のあたりも手をあげたりすると痛みます。先生からは検査後の痛みなどについては何の説明もありませんでした。結果は良性でしたが、なんだか安心できずにいます。次の検診は11月です。検査でこの様な症状が続くものですか。心配なのでよろしくお願いします。

検査後の血腫形成がひどかったためと思われます。これは滅多に起こることではありません。血腫の自然消失(吸収)を待つので、よくなるまで結構時間がかかります。(文責 石川)

 

No.1551】 03年05月30日 N 
濃い黄色の分泌物

いつもHPを拝見させていただいています。一昨年の秋には乳腺症に関する質問にお答えいただきましたが、回答を読ませていただき、とても安心しました。こうしたメールでの相談は、ご多忙な中、大変なことも多いと思いますが、大変助かりますので、ぜひ今後とも継続をお願いいたします。
さて、またひとつ教えていただきたいことがあります。7年4ヶ月前に出産し、3年前(子供が4歳)まで授乳をしていました。その後も、お風呂に入ったりした際に絞れば多少乳汁状の分泌物があったのですが、ここ2年ほどはほとんど出なくなっていました。ところが、しばらく前(2、3ヶ月でしょうか)から、左側乳頭を絞ると米粒大の濃い黄色の分泌物(初乳のような色と粘り気があります)が出るようになりました(一度絞るとたまるのにしばらくかかるようで連続して絞ってもでてきません。分泌するのは1箇所で、授乳時にも一番出がよかった太い乳管です)。ネット等で調べてみると、茶色や黄色の分泌物は癌の可能性があるため要注意とあり、非常に心配しています。
乳がん検診は、去年の9月に両胸のエコーと触診、今年2月に左にしこりがあったためエコーをしましたが、何も見つかりませんでした(2週間ほどでしこりも消失しました)。また、今年3月に会社の人間ドックでマンモと触診を受けています(マンモは異常なし、触診で右胸にかすかなしこり(心配なし)との指摘)。
現在、甲状腺癌の手術をしたため、甲状腺刺激ホルモンの値を下げるためにチラージンを服用していて、多少機能亢進ぎみになっています(生理不順などが起きていますが、先生は「仕方ない」とおっしゃってます)。甲状腺をみていただいている先生が乳がんが専門の先生なのですが、乳腺分泌物についても次の診察日(7月初め)に相談したほうがいいでしょうか? もっと早く行くべきですか? また、こういう薬の影響があるのでしょうか?
分泌物についてですが、朝、自宅で濃い黄色の粘り気のある分泌物を見たのですが、さきほど(お昼)にトイレで乳首の下のほうから絞ってみたところ、同じくらいの量(米粒程度)の朝よりはうすい黄色で粘り気も少ない分泌物がでました(2,3分置いて再度絞ってみても、出ませんでしたので自然に流れたり、という状態ではありません。前回気が付いたのは5月の10日ごろで、このときは一度絞ったら、その後は絞っても少しにじむ程度だったため、今朝まで忘れていたくらいでした。現在生理中(4月の排卵が狂って時期が遅れています)ですが、そのあたりの影響もあるのでしょうか?以上、よろしくお願いいたします      

特に異常がなくても生理的に分泌物がみられることがあります。量的にも少なく、自然流出はないようなのですが、出てくるところが1箇所なのと、黄色という点が気になります。乳管内乳頭腫なども否定しきれないので、分泌物の細胞診乳管造影、または乳管内視鏡などの検査が必要になる場合があります。マンモグラフィーや超音波検査では異常がわからないのが普通です。次の診察日でもいいですから、相談してみてください。片側性で1箇所からの分泌ということからも、チラージンの影響ではないと思います。(文責 石川)

 

No.1550】 03年05月30日 K
胸の痒みと乳癌の関係は?

私は現在26歳ですが、14歳の頃から右胸(乳輪)に蚊に刺されたような痒みがでて、今も治まったり痒くなったりを繰り返しています。3年前には友人に「シコリがある!乳がん検診受けた方がいいよ!」と言われ、一応受けました。その時の検診で「悪性のものでは無いと思うが、半年後に再度検診を受けに来て下さい」と言われましたが、胸を挟まれるあの痛みを思い出すと今も行く気になれずにいます。痒みの方も年々治っている期間が短くなって、今では皮膚科でもらった薬を手放せません。乳がんの症状に痒みはなさそうだとは思いつつも、やはり不安です。痒みと乳癌は関係ないと思っていても大丈夫でしょうか?      

まず大丈夫と思います。例外はパジェット癌という乳癌で乳頭がただれ、分泌物で痒くなることがあります。(文責 石川)

 

No.1549】 03年05月30日 T.N. 
高齢者乳癌、骨転移について

よろしくお願い致します。母(79歳)、4年前脳卒中で倒れ、左手足が麻痺しリハビリ中です。意識は正常なのですが、ほとんど寝たきり状態で、背骨の腰に近い部分が2〜3箇所圧迫骨折しています。今年3月、右乳房にしこりを訴え、乳癌と診断されました(ステージT〜U位だそうです)。3月下旬、乳房及びリンパ節の一部を摘出手術し、術後の経過も極めて良好でした。念の為、骨シンチの検査をした所、右肋骨3本に転移が確認されました。現在ホルモン感受性の投薬治療をしております。高齢なので、もし体力的に積極的治療が出来ない場合、どの様な治療方法があるのでしょうか?又、今後転移による痛みが予想され、どの様な緩和方法があるのでしょうか?出来るだけの事をしてやりたいと思いますので、よろしくお願い致します。

年齢・状況から考えると、まずはホルモン療法が最善ではと考えます。注射による化学療法もありますが、副作用も辛いものがあることでしょう。骨転移の痛みに対しては、放射線照射、神経ブロック、ビスフォスフォネート剤、副腎皮質ステロイドなどが有効な場合があります。それでもだめなときは、一般的な鎮痛薬(NSAIDs)から麻薬(内服、坐薬、貼付薬があります)を用いることになります。(文責 石川)

 

No.1548】 03年05月28日 M.Y. 
しこりの変化

五ヶ月前に乳がん検診をし、マンモ、超音波をしました。超音波にてしこりがみつかりました。8ミリ×6ミリ、多分、線維腺腫だろうが、一応しこりの検査をしました。クラス2でしたが、上皮が取れないと言われました。心配ならば、乳腺専門の病院に行くように言われました。その頃、超音波の画像では、ほとんど楕円でしたが、一部心配なところがありということでした。それから2ヵ月後に再度他の病院にて超音波、マンモの検査をしましたが、しこりの大きさが5ミリと小さくなっていました。ただ以前病院でみた超音波の画像とは、まったく違うものと感じました。楕円ではなく、ほとんどが丸みをおびていませんでした。「悪いものには見えないし、小さくなっている。しこりの検査をしても同じ結果と考えられるので、三ヵ月後に再度検査をする」ということになりました。ホッとして帰ったのですが、先日再度検査をしたら、反対側の胸にもしこりが発見されました。3mm強。以前あったものは、8mmに戻っていました。形は以前のままでした。結果待ちです。心配になりメールいたしました。大きさが変わるということがあるのでしょうか・・・?超音波にての画像は変わるのでしょうか?また、左右にできるということがあるのでしょうか?教えていただけますか?心配でなりません。

大きさが変わることはありえます。ただし、癌の場合には小さくなることはありません。同じしこりでも、超音波検査をする時の角度により、形状、大きさが異なってくる場合があります。左右両方にできることはあります。超音波検査でうつる、小さいしこりは嚢胞のことが多く、できたり消えたりします。(文責 石川)

 

No.1547】 03年05月28日 Y.M.
生検後の痛みについて

お忙しいところ恐れ入ります。35歳の1児の主婦です。1ヶ月前に左乳房のしこりの生検をしました。検査の結果は良性との事です。生検後、しこりに触るといつまでたっても痛みがあり、また、3日程前からしこりの部分がうずいて、左胸全体が熱を持っているような感じです。次に病院に行くのは半年後の検診で・・・と言うことになっていますが、それまでそのままにしておいてもいいのでしょうか? 又、痛みの原因は何が考えられるのでしょうか? よろしくお願いいたします。

生検後1ヶ月もたつと、手術の部位の固さはとれていなくとも、痛みは消失しているのが普通です。しこりの部分が疼いて熱を持っていると、炎症が起き、化膿もしている可能性があると思います。軽快傾向がなければ、すぐ受診すべきです。(文責 石川)

 

No.1546】 03年05月27日 M
細胞診後の痛みについて

40歳、子供が二人います。左腋下に3センチ程のしこりがあります。胸自体にしこりはなく、シンチグラフでその他の病変は見当りません。昨日、細胞診をしましたが(針は3回さす)、瞬間的な痛みだけでなく、検査後も強い痛みがずっと続いています。帰宅後は立って歩けないほどになり、座ったり横になったりと色々な姿勢をとってみましたが、痛さはいっこうに良くなりません。市販の鎮痛剤を飲み、少し楽になりどうにか眠る事が出来ました。今朝起きてから一日、昨日に比べては少し良くなったものの、基本的にはあまり変わりません。見ると、さした針の跡だけではなく、さした箇所付近がブシ色になっていて、数センチにわたる内出血の後が周囲数箇所にわたって残っています。“細胞診”というのは他の方もこんな感じなのでしょうか? それとも私の場合、リンパ腺の為にそうなったのでしょうか?針をさすと癌が飛び散るとか、いやそれは根拠がないとか聞きますが、こんな状態では少なくともかなりのダメージが与えられたと恐くなってしまいます。検査後の痛みについての話が全くなかったので不信感を持ったことと、この医師に技術的な問題がありこうなったとすれば、もし悪性という結果が出て手術を必要とするならば、手術痕の事なども含め、とても診てもらう気になりません(乳癌手術数の非常に多い大学病院ですが・・・)。痛みには個人差もあり、文章だけなので分かりにくいと思いますが、一般的に考えてどうお考えでしょうか? 宜しくお願いします。

3回も細胞診を施行したということからも、穿刺針が血管にあたって血腫が生じた状態だと思います。リンパ腺のためにそうなったわけではありません。穿刺細胞診に伴う、このような偶発症は稀ですが起こりうることです。血腫になっても、それほどの痛みは出ず自然に吸収されてしまうのが普通です。血腫は細胞診施行からかなり時間がたってわかることなので、また強い痛みを伴うことも稀なので、ふつうそれについてはお話をしません。また、乳癌に細胞診を行っても、予後が悪くなることはないとされています。(文責 石川)

 

No.1545】 03年05月27日 H
ZTTについて

不安でたまらないのでメール致しました。どうか宜しくお願いします。平成14年1月に乳癌の左全摘出手術を受けました。硬癌で、リンパに2個転移していました。1月末よりホルモン療法(ゾラデックス)を始め、2月よりCEF2クール。これは副作用がひどい為、4月よりCMFを4クール受けました。ゾラデックスの副作用もきつく、関節の痛み、ホットフラッシュ、肩こり、いらいら、ホットフラッシュの前の気持ちの悪さなど、同じ治療を受けている人よりも副作用が強いように感じます。先週くらいから倦怠感が強くなってきたので、血液検査をしてもらった所、ZTTが2.7という数値でした。主治医はそれだけでは心配ないと言われますが、インターネットで調べた所、数値が低いと再発癌、骨腫瘍の疑いがあると書いてありました。このままほっておいていいのでしょうか。別の所で調べたほうがいいのでしょうか。どう思われますか? 教えてください。お願いします。

ZTTは肝機能検査のひとつです。これだけが高い場合は心配ありません。再発癌、骨腫瘍の疑いはないと考えます。このまま経過をみていっていいと思います。(文責 石川)

 

No.1544-1】 03年05月25日 M.K. 
複数あるしこりについて

45歳、既婚、子供が3人おります。4月18日に、右乳房脇しこりに気づいて、外科受診。マンモ、超音波、乳腺穿刺をしました。25日に結果がでて、良性ということでした。1.5cmということで切除を希望して、5月7日に局所麻酔下にて切除、14日に出た病理結果も良性でした。その際、18日に撮ったマンモグラフィを初めて見せてくれて、まだはっきりわかるしこりが1つと、小さいのがいくつかあるということでした。しこりは1つしかないと思っていた私は、これですっきりしたと考えていたのですが、「乳腺の変化したもので、病気のうちにはいらないけれど、まだあるので6ヶ月後に来るように」ということでした。質問したい事は2点です。
@ 1.5cmのしこりにしか乳腺穿刺をしていないのですが、残っているしこりも同質のものと考えていいのですか。
A 摘出手術中、先生が独り言のように、「LAではないなあ」と言っていたようなのですが、「LA」とは何の事でしょうか。

 

@ 同質のものと考え、一番大きなもの、一番怪しいものを摘出したのだと思います。しかし、他のしこりが同質という100%の保証はありません。そこで念のため、6ヵ月後の再診となっていると思います。 
A LAという乳腺疾患に関係する略語は聞いたことがありません。線維腺腫FibroーadenomaをFAとよく私達は略しますが・・・。(文責 石川)

 

No.1544-2】 03年06月18日 M.K. 
しこりの摘出後について

先日はご回答いただきましてありがとうございました。5月7日にしこりの摘出をうけたのですが、その後のことで、ご相談させてください。傷もすっかりふさがったのですが、イメージとして、くりぬいた部分は、えぐれているのかと思っていたのですが、そうではなくて、硬いしこりとなって(1.5cmくらいの楕円形)もりあがっています。 
@ 前回の受診の時に、もう一つあるといわれていたので、それが大きくなったものなのか、或いは、乳腺を切ったあとは、このような形状になるのか、どうなのでしょうか。しこりは、さわると大きく移動はしないのですが、くりくりと動く感じです。
A 心配なので、もし、マンモや超音波の検査をするとして、術後2ヶ月でしても大丈夫ですか?
よろしくご回答お願いいたします。

手術の跡が硬く触れることは、しばしばあります(瘢痕組織といいます)。ただし、残った他の病変を触れている可能性も否定できませんので、マンモや超音波の検査は必要だと思います。取ったものが良性であったならば、再検査は術後2〜3ヶ月目でかまわないと思います。(文責 籾山)

 

No.1543】 03年05月25日 L
脱毛と健康食品

65歳の母は乳がんで、片方の乳房とリンパ節の切除手術をして約3年が過ぎますが、2ケ月前まで3ケ月程、ハーセプチンの投与を受けていました。ガン細胞の方は見当たらなくなったとドクターより聞いておりますが、脱毛が激しく、ほとんど頭の毛がなくなってしまいました。母も女性なので気にしているようです。「来月大学病院で検査をしてガンの芽が発見されたら、秋にはもう一度ハーセプチンをしておきましょう」とドクターに言われております。すると、また脱毛するとのことで、何かいいものはないかと電話がありました。サメの軟骨を飲んでいて脱毛しなかったとか聞いたことがありますが、何かそのような健康食品はありますでしょうか? 名前だけでも教えていただければHP等で調べます。母は最初の摘出手術後、アガリクスとロイヤルゼリーを飲み続けております。お願いします。

ハーセプチンではめったに脱毛は起きません。何か他の抗癌剤も併用されたのではないでしょうか。副作用防止にはっきりと有効性が証明された健康食品は無いと思います。(文責 石川)

 

No.1542】 03年05月25日 H.O. 
再発治療について

59才の主婦です。術後7年。病理結果はT1、N2、M0。CMF6クール、タモキシフェンを5年、その後フェアストン3ヶ月、アリミターゼ9ヶ月(6年間薬を使いました)。
3年前に腋下リンパに3個の転移が疑われるリンパ節が認められました。その時、タキサン系の抗がん剤をするようになるかも知れないと説明を受けました。小型である事と、場所が血管に近いので細胞診が行い難いとのことでした。その後半年毎に超音波検査を受け、1年前最大6ミリ、半年前8ミリ(細胞診では当たっているが悪いものは出ていない)、現在8,7ミリ顔つきが悪いと言われてます。主治医は再発の可能性があると話され、4ヵ月後に再度、超音波及び細胞診をすることになりました。その時、仮に再発であってもホルモン療法(レセプターはマイナス)か、又は経口抗がん剤(フルツロン)を使うと説明を受けました。抗がん剤は生活に支障が出るので使わず、骨などの転移で痛みが生じたら放射線を使うと説明を受けました。転移が明らかになった時、どのような治療を受けるのが良いのか戸惑っています。最近は抗がん剤の使用について慎重になってきているのでしょうか。生活に支障が出るのは困りますが、かと言って、穏やかな治療がどれ程の効果を生むのか・・・。どのような選択肢があるのか、また私のような経過をとっている者にはどのような治療が望ましいのか、セカンドオピニオンはどのような考えたらいいのでしょうか。まだ再発が決まったわけではありませんが、あらかじめ資料を集めたい気分です。お忙しい所申し訳ございませんが、教えていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

いつの時代にも抗がん剤使用には慎重です。毒にも、薬にもなるので。
腋下のリンパ節を摘出して検査するという手段もあるように思います。腋下のリンパ節が転移なら、手術で切除できればそれにこしたことは無いのですが、一般的には全身的治療になります。ホルモン・レセプター陰性で、以前にCMF6クール受けていますので、タキサン系抗癌剤が選択されるのではと思います。HER2/neuが2+以上の陽性なら、分子標的治療薬のハーセプチンの使用も考えられます。骨転移に対する放射線療法のように、転移部位によっては局所的も可能な場合もあります。(文責 石川)

 

No.1541】 03年05月25日 R.U.
左脇下の痛みについて

現在29歳で、既婚ですが、子供はいません。4・5年程前から、左の乳房と脇の下に、時々神経に触れるような鋭い痛みを感じるようになりました。昨年から痛みがひどくなり、腕のリンパも張っているような気がします。時々、腕にもしびれがあり、鎖骨辺りに同じような症状があります。そして、それとは別に、乳房の先にも時々ズキっとした痛みを感じたり、もの凄く痒くなる時があり、掻いているときに神経に触れているのか(?)、息をつくような痛みを覚えます。しこりが有るか、無いか? 自分ではいまいちわかりませんが、右の胸に比べると、左の胸の方が心なしか腫れているような気がします。10代後半から20代前半にかけて、生理不順によるホルモン剤治療を何度か行っていたのですが、ホルモン剤を投与したことのある人は、乳癌になりやすいと聞いたことがあります。私の家系は乳癌の人はいませんが、皆 癌で亡くなっているだけに心配で、恐くて病院にも行けずに悩んでいます。どうか、ご回答の程、宜しくお願い致します。

乳癌で痛みを生じることは稀です。また自分でしこりがはっきりしないようなので、まず大丈夫だと思います。ホルモン剤治療の既往があり、癌家系とのことなので、”安心するために”、病院で診てもらってはいかがでしょうか?(文責 石川)

 

No.1540】 03年05月23日 H.M. 
妻の乳がん転移について

妻(57歳)の乳がんの転移についてご相談したいのですが、宜しくお願いします。
「経緯」
妻は3年前(2000年10月に乳がんの部分摘出の手術を行ないました。状況は悪性度 良(≦1cm)悪(5cm≦)であるが 3cmと言われ、部分摘出手術を行ないました。リンパ節は1個/10個で転移の可能性があるとコメントを貰いました。治療は6ヶ月の抗癌剤投与、及び内分泌治療(5年間)継続とし、進めてきました。今年の3月(2003年)に頸部(首の後)に腫れ物があることに本人が気づき、検査をしたところ悪性であり、乳がんの転移と診断されました。引き続き全身を検査したところ、内臓に転移は見られないが、背骨に一箇所侵されているところがあると言われました。
「現状」
現在は背骨への放射線治療を23回行い、昨日終了しました。頸部の腫れは、二ヶ月前より小さくなっているように感じられますが、あごの下のリンパ腺が腫れて痛いと言い出しています。頸部の腫れ物に対する手術予定が明日(5/22)指定される事になっています。現在服用している薬は、アリミデックス 1mg  1回/日、ブロプレス4 296 1回/日、アガリクスも3月から服用させています。

「ご相談」 
@ 本ホームページ内容の質疑内容を拝見してますと、頸部へ転移した場合は他への転移もし易く、完治は難しいと出ていましたが、酷くなるいっぽうと見たほうが良いのか不安です。仙台のN病院でお世話になっていますが、頸部転移時に医者からは、「転移しても5年も持っている人もいるのだよ」言われた事が頭から離れません。
A 今後の治療による効果にもよると思いますが、これから一生抗癌剤投与が続く事になるのでしょうか !
B 頸部の腫れ物は奥が深く手術も難しい、手術をしない方法もあると言っていましたが、妻の希望で手術をする事にはしております。

@ 治療が奏功し、かなりの延命効果が得られる場合もあります。
A 治療により長期間の完全寛解が得られれば、休薬できる場合もあります。
B 頚部リンパ節転移があると、遠隔臓器だけでなく、他の手術で摘出できないリンパ節にも転移があることが少なくありません。腫大した頚部のリンパ節だけ摘出しても、病巣はどこかに残っている可能性が高いので、何らかの補助療法(化学・ホルモン・放射線治療)が必要になると思われます。(文責 石川)

 

No.1539】 03年05月23日 S
左の乳房にしこり

29歳の主婦です。4歳と2歳の子供がいます。左の乳房に直径2〜3センチのしこりを自己触診で発見しました。押したり、触ったりすると痛みがあります。左の乳房のほうが小さかったのですが、半月ほどの間に左のほうが大きくなっています。左のわきの下も昨日から痛み出しました。お医者さんに行こうか迷っています。もし行くのなら何科に行けばよいのでしょうか。

万一を考え受診してください。受診科は外科です。(文責 石川)

 

No.1538】 03年05月23日 N.M
石灰化について

年齢34才、既婚者で、子供はいません。16日にマンモグラフィー、昨日エコーとマンモグラフィーの結果でした。エコーでは何もなく「異常なし」と言われたのですが、マンモグラフィーで石灰化がみつかりました(真ん丸いのが左に1個)。先生に「エコーでひっかからないから大丈夫。これをわざわざ取る人はいないよ。細かいのがいくつもあるのは心配だけどね。」と言われ、年1回の検査をすすめられましたが、石灰化=ガンのような気がして心配です。石灰化に良い物、悪い物があるのでしょうか?1年も様子を見ていて大丈夫なのでしょうか?

石灰化は1個で丸いというのは、まず良性です。古い嚢胞などの石灰化が多いようです。エコーで異常なしなら、更に問題ないと考えます。1年経過をみても大丈夫と思いますが、最初は念のため6ヶ月以内の再受診をお勧めしています。(文責 石川)

 

No.1537】 03年05月23日 T.F. 
しこりについて

32才の未婚女性です。3日前から左脇に1cm程のしこりを見つけました。押したりつまんでみたりすると少し痛みがあります。私は、高校生の頃から皮膚が敏感な方で、かいたり、物で皮膚がすれたりすると腫れてしまい、みみずばれの状態になってしまいます。そのため、気が付いた時かいてしまったのかなと思っていたのですが、今もしこりのような物が残っています。病院で診察を受けた方がいいでしょうか?それとも、もう少し様子をみてからでもいいでしょうか?

乳癌が否定できないので、早めに受診されることをお勧めします。(文責 石川)

 

No.1536-1】 03年05月23日 R
今後の治療について

27歳で乳がんが分かり、全摘をしました。ステージT、しこりの大きさ1cm、リンパ節転移なし、浸潤性乳管癌、エストロゲン受容体 陽性(10%程度)、プロゲステロン受容体 陽性、HER2 3+です。術後ホルモン療法(リュープリン+ノルバデックス)を行いましたが、半年後骨転移。ハーセプチン+アレディアで痛みのコントロールが出来るようになったのですが、半年後痛みが増したため、ウイークリーパクリ+ハーセプチンを12回行いました。骨転移はほとんどの椎体で、内臓に転移はありません。L4は圧迫骨折の状態に近く、C6は圧迫骨折の危険があります。ウイークリーパクリが終わったところなのですが、今後どのような治療が考えられますでしょうか、教えてください。

また パクリタキセル+ハーセプチン療法を繰り返すか、未使用のアントラサイクリン系薬剤を含むCEF,CAF,AC療法などが考えられると思います。(文責 石川)

 

No.1536-2】 03年05月27日 R
今後の治療について(2)

パクリタキセル+ハーセプチン等の抗がん剤を繰り返す場合、どのくらいの期間続ければよいのでしょうか。ずっと使い続けなければいけないのでしょうか。また、圧迫骨折している椎骨は再生することはありますか?もし再生する場合、どのくらいの時間がかかるものなのでしょうか?現在はアレディアを使用していませんが、骨転移の場合、アレディアが最善の治療でしょうか?アレディア以外ではどんな治療が考えられますか?

どのぐらいの期間続ければいいのか、まだはっきりしていないのが実状です。骨折部の再生は治療が有効なら可能ですが、少なくとも数ヶ月はかかると思います。破骨細胞を抑えるビスフォスフォネート剤はアレディア以外にも新しいものができています。骨転移に対する他の治療としては、局所的治療となる放射線照射、一般的な全身的治療としてのホルモン療法があると思います。(文責 石川)

 

No.1535-1】 03年05月23日 C
乳房温存手術

5月8日に乳房温存手術を受けたのですが、10日後に傷の横の皮膚が1cmくらい壊死しているのがわかり、縫合し直しました。こういうことはよくあるのでしょうか?

珍しいことですが、稀にはあります。1cmぐらいなら全然心配ありません。(文責 石川)

 

No.1535-2】 03年05月27日 C
術後補助療法について

お答えありがとうございました。安心しました。5月8日に温存手術を受けました。1.3cm、乳頭腺管癌(一部硬癌)、リンパ節転移なし、グレード3、HR−、PgR−です。放射線の後の術後補助療法について悩んでいます。化学療法を受けるなら、ECかCMFと言われています。受けるべきか?他に何かできないのか?ご意見をおきかせ下さい。

1.3cm大、閉経後、リンパ節転移なしという事から、放射線後の補助療法は必ずしも必要ないと思いますが、グレード3、ホルモン・レセプター陰性は悪性度高いと考えられますので、化学療法を受けてもいいのではと思います。(文責 石川)

 

No.1535-3】 03年05月30日 C
ハーセプチン

ありがとうございました。副作用を考慮してよく考えたいと思います。HER2は3+なのですが、ハーセプチンを再発予防に使うことはできますか?

医療保険ではまだ認められていません。外国では術後に再発予防として単独使用や、化学療法剤と併用した治験は行われています。(文責 石川)

 

No.1535-4】 03年09月01日 C
血管侵襲について

現在、EC3クール目です。リンパ節転移はなしなのですが、血管侵襲が強い(レベル2)のが心配です。血管侵襲は予後因子にはいっているのでしょうか?今後の補助療法(タキサン等)を考える時に考慮に入れるべきですか?よろしくお願いします。

現在、術後補助療法のガイドラインでは血管侵襲は考慮されていません。ということは予後因子としての力は弱いということです。どういう風に理解したら良いかというと、一見、血管侵襲があると、あたかも血行性の転移が多くなるような印象を与えますが、実際には余り関係ありません。血管侵襲(血管の中に癌細胞がいる所見)が顕微鏡で見えたとしても見えなかったとしても、癌細胞がかなり高頻度で血液の中を流れていることは証明されています。ですから、癌が血管の中に入る事は当たり前と考えて(これが乳癌が全身病と考えられる由縁です)、血管の中に入る事を心配するのではなく、血管の中に入った癌細胞が生きているかどうかが問題なのです。癌細胞は血管よりリンパ管の中の方がはるかに入り易く、脇の下のリンパ節には多くの癌細胞が流れ込んでいます。そこで、リンパ節転移が起きているか起きていないかは、流れ込んできた癌細胞をあなたのリンパ球が殺していてくれるかどうかにかかっています。つまり転移がなければ、あなたのリンパ球はあなたの体にできた癌細胞を殺す力があるということで、そのリンパ球は体中を巡って癌細胞を見つけ殺してくれる、その結果、血液の中に入った癌細胞は生きて転移を起こす事はできないと考えられています。如何でしょうか、血管の中に癌細胞があるかどうかの所見より腋窩リンパ節に転移があるかどうかの所見の方が重要であるということをわかって頂けたでしょうか。しかし、これは理論的な話であって、実際はそれでも生き残る細胞がいるかもしれないのです。ですから、手術後の全身の補助療法が重要になってきます。腋窩リンパ節転移がないにもかかわらずEC療法を選択されたということは賢い選択だと思います。現時点でこの後にTaxanを加えるかどうか悩ましい所です。基本的にE(A)C->Tはリンパ節転移があった人で有効性が証明されているだけで、リンパ節転移がない人に対して有効かどうかはわかっていません。これは臨床試験をしていないのでわかっていないということで、臨床試験をして有効性が否定されたという事とは違います。ですから、あとはあなたの判断だと思います。リンパ節転移がない人で有効性が証明されていなくても、自分としては再発をしないためにできる事は全てやろうと考えるのであれば、ECの後にTaxanを加える事を考えては如何でしょうか。それとも、現時点の標準的治療で良いと考えるのであればECのみで終わりしても良いと思います。(文責 清水 )

 

No.1535-5】 03年10月29日 C
ECの副作用

現在、EC4クール目を終わったところです。2、3日前から右足がしびれています。ふくらはぎから下が正座した後みたいな感じです。ECの副作用でこのようなしびれはありますか?予約はまだ先なので、すぐ行くべきか悩んでいます。

ECの副作用の頻度としては2%以下で、少ないと思います。進行するようなら診察をうけましょう。(文責 徳田)

 

No.1534】 03年05月21日 jk
細胞検査(細胞診)について

46才の母のことなんですが、4月半ばくらいから乳房あたりにしこりがみつかり、4月30日病院へ行き、細胞検査、レントゲンをとりました。先生は二つの病名をあげました。乳がんと葉状腫瘍です。乳がんは、このとった細胞結果で一週間後にわかると言い、葉状腫瘍は手術をして取ってみないとわからないと言われました。そしてCT検査をしてみようと言うことで、5月9日造影剤を飲み、CT検査をしました。「乳がんかどうかの検査結果はCT検査結果と一緒に説明します。」と言うことになりました。5月14日結果を聞きにいきました。結果は、「3〜4cmのしこりがあり、そのしこりの中に水がたまっていて、乳がんかどうかもわからない。結局は手術をしてとらないとわからない。ただし乳がんの場合なら乳房を残せるかと思う。」と言うことでした。
私が質問で、「細胞検査は失敗って言うことですか?」と聞くと、先生は、「細胞をとった場所がしこりのところではなく、もしくは、細胞までに針が届かなくて手前のところをとったからわからない。」と言われました。納得いかないまま手術をきめベットの空き待ちです。細胞検査、CT検査をしたにもかかわらず、結果わからないと言うことがあるのですか? 

癌であっても細胞の検査(細胞診)で悪性と判定されない場合も少なくないのです。逆に、細胞診で癌という診断がでれば、まず間違いありません。CT検査では質的診断(悪性かどうか)は難しい場合が多いようです。これらの検査ではっきりしなければ、癌や葉状腫瘍が疑われるようならば、腫瘤をとっておこなう組織診断(生検)が必要になります。(文責 石川) 

 

No.1533】 03年05月18日 K
手術を1週間後に控えています

33歳、未婚(出産経験なし)です。生理も順調で、3月の人間ドックでも異常の無かった私が、4月に胸のしこりを見つけました。左胸上部に1cmちょっとのしこりです。初期発見ではありますが、年齢が年齢で転移の速度が気になるとの事。4/22に初診を受け、再度検査を重ねた結果、乳がんとわかり、5/23に手術を受ける予定です。病院や先生も信頼できるかたですし、発見から手術まで日数もあまりかかっていないほうだとは思っています。けれど5/7の細胞診(2回目)以降、左の肩こりがひどくなり、5/13の告知以降、色々な入れ知恵のせいか、左腕が重くしびれるような感覚があります。日ごとに酷くなっていくような・・・。きっとリンパまで転移しているんだろうと覚悟は決めました。あと一週間、仕事にも出る予定になっています。それよりも、安静に栄養を取っていたほうがいいのか、最後の悪あがきですが、術前の精神不安定なこの時期を乗り越えるアドバイスを頂けたらと思います。宜しくお願いいたします。

乳癌で腋の下のリンパ節に転移していても、それが鶉卵大以上になっていても、そのような症状が出ることはまずありません。精神的なもの、ストレスから来るものと思います。仕事に出た方が気が紛れて好いかも知れません。特別な療養は必要ありません。1cmのしこりではStage Tの早期で、この時期ではリンパ節転移も少なく完治する可能性が高いので、気を強く持ってどうぞ頑張ってください。(文責 石川) 

 

No.1532-1】 03年05月18日 M
乳癌と卵巣の関係について

乳癌と卵巣の関係について教えてください。昨夏、45歳で、1センチのしこりがあり温存手術をしましたが、断端陽性のため再切除しました。GRADE1、STAGE1、センチネルリンパ節生検にてリンパ節2個切除、リンパ節転移なし。放射線治療を25回受け、ホルモンレセプターが陽性の為、ノルバデックスを服用しておりますが、肝臓の数値が現在AST53、ALT79です。生理はここ3ヶ月ほど止まっております。先日子宮体癌の検査の為、婦人科を受診した所、子宮内膜も分厚く、卵巣も腫れていると言われました。(1月に子宮けい癌の検診の時は腫れていませんでした。) 「ノルバデックスの副作用では」といったところ、「乳癌の患者には、卵巣の腫れる事はよく有ることで、これは問題なのです。」といわれました。血中ホルモン濃度を調べる為採血しましたが、まだ検査結果はでておりません。そこでお聞きしたいのですが、
1)乳癌の患者には卵巣の腫れはよく見られるのでしょうか? 問題点は何なのでしょうか? 卵巣を摘出しないといけないのでしょうか?
2)卵巣の腫れは、ノルバデックスの副作用によるものではないのでしょうか? アストラゼネカ社のHPにあるノルバデックスの副作用の中に卵巣腫大の項目があるのですが・・・。
3)肝臓の数値も高く、脂肪肝だと思われますが、肝臓の数値が100を超えなくても薬はやめるべきなのでしょうか?
4)もしノルバデックスを中止した場合、アリミデックスというお薬が有るようですが、これでも脂肪肝や、卵巣の腫れというような副作用の可能性があるのでしょうか? また、アリミデックス以外にも使えるお薬があるのでしょうか?
5)再発のリスクが低リスクですので、主治医がノルバデックスの服用中止をすすめる可能性もあるのではないかと思っているのですが、私自身は0.1%でも再発の確率が下がるのであれば、服用を続けたいと考えているのですが、もし続けた場合、どういう事が起こる可能性がありますか?
6)最近下肢がびりびりすることがあるのですが、これはノルバデックスの影響だと考えられますか?

お忙しいのに、たくさんの質問をして申し訳ありません。私としては自分の置かれている状況がよくわからず、方向を決めるためにどんな選択肢があるか知っておきたいと思うので、宜しくお願い致します。

@ 乳癌患者さんに、術後の定期検査で腹部・骨盤のCT検査を行い、子宮・卵巣もチェックしていますが、乳癌患者さんが、特に卵巣が腫れやすいということは無いように思います。術後療法として治療、特にホルモン療法を行うと、生理が変化することからも、卵巣が腫大したり萎縮したりすることは十分考えられます。まず問題点があるとは思えません。卵巣摘出する必要はありません。ホルモン療法(剤)で卵巣機能を一時的に停止させているので、卵巣摘出に近い状態をつくりだしているのです。
A @にも述べた如く、その可能性はあります。
B 薬を止めるべきかは、癌の治療と照らし合わせて決めることなので、主治医と相談すべきです。
C アリミデックスは末梢組織でエストロゲンを生成するアロマターゼという酵素を阻害する、ノルバデックスとは作用機序の異なる薬です。血中の脂質を上げたり、卵巣に対する影響は少ないと言われています。ただし閉経後に用いられる薬剤です。閉経前に用いられる別のホルモン剤としては、LH−RHアゴニスト[商品名 ゾラデックス、リュウプリン]があります。よく主治医とご相談下さい。
D さらにAST、ALTの上昇、脂肪肝が進行するという可能性はあると思います。
E 少なくとも直接的な影響はないと考えます。(文責 石川)

 

No.1532-2】 03年05月23日 M
肝臓についての質問です

お忙しいにもかかわらず 卵巣の腫れについての質問にお答え頂き有難うございました。あと3点肝臓についての質問をしたく、よろしくおねがいいたします。

1.以前どこかのHPでノルバデックスの副作用で肝機能が悪くなり、肝臓のお薬をのみながらノルバデックスを服用しているというのを見たことがあるのですが そのようなお薬があるのでしょうか? 有るとすれば名前を教えていただけませんか?名前がはっきりしないと −そんなものはありませんーと一笑にふされると終わりなので・・・。

2.現在ノルバデックス服用により生理はとまっておりますが、これは閉経とみなされるのでしょうか? もし閉経とみなされるのであれば、閉経後のお薬であるアリミデックスの使用も可能になると思うのですが・・・。それとも、あくまでも閉経前でゾラデックスという選択肢しかないのでしょうか?ゾラデックスは結構副作用がキツイように聞いているので不安なのですが・・・。

3.肝機能の数値が100近くなってもマーカーは正常範囲なのですが、肝転移という可能性はないですか?

以上、よろしくおねがいいたします。

@ 一般的な肝臓治療薬はありますが、有効性にはかなり疑問があります。肝機能がひどい場合には、副腎皮質ホルモンを使うことがありますが、副作用もあり、お薦めできません。まず治療の原則は原因の除去で、ノルバデックスを止めるのが普通です。
A ノルバデックスを止めれば、ふつう生理は回復するので閉経とはいいません。閉経前のその他のホルモン剤はLH−RHアゴニスト(ゾラデックス,リュープリン)しかありません。どんな薬でも副作用はありえますが、また私もかなり使用していますが、これらにはあまり重篤な副作用は少ないようです。
B 可能性は少ないと考えます。腫瘍マーカー(TM)が上昇しない転移もあるので、心配ならUS,CTを受けられたらいかがですか。(文責 石川)

 

No.1531-1】 03年05月18日 K.D.
パジェット癌及び石灰化について

24歳で、新婚4ヶ月の主婦です。今年の1月に乳頭より出血して、マンモとエコーで検査したところ微石灰化と診断されました。今後様子を見るということでしたが、4月に入って乳頭のただれがあり、再度受診して細胞診をしたところ、クラス4(パジェト癌の疑いあり)と診断されました。確定診断をつけるということで乳頭のびらんを除去しました。(5/6)診断の結果パジェト癌と確定されました。(5/13)癌全部分を取りきれていないということで、5/22、乳首全体と乳管も含めた除去手術をする予定になっています。セカンドオピニオンとしてのご相談になるかと思いますが、
1) 以前にあるという微石灰化は、今回除去手術の中に入っておりません。今回の手術結果により今後の治療を考えていくということですが、この微石灰化も癌なのかと思うと、乳房全体を除去しなければいけないと考えると心配です。
2) 今まで生理と生理の間での不正出血や妊娠もしていないのに産後のホルモンが出て、乳が出たりし、ホルモン治療の為、産婦人科にも通院していました。今後、乳首がなくなるということで片方が授乳が出来なくなりますが、その弊害や今回の癌の治療は子供を生む上で産婦人科とも相談すべきことはあるのでしょうか? また放射線治療が大変だとは聞きますがどうでしょうか?

以上、告知を受けて来週には手術ということで不安でいっぱいです。信頼出来る主治医の方だとは思いますが、とにかく何もかもが不安なので、何かアドバイスをお願い致します。宜しくお願い致します。

@ 微細石灰化は癌のことが、特に乳管内進展の証拠であることがあります。パジェット癌は乳管内に広がっていくタイプなので、取り残しがないように十分注意が必要です。乳腺全摘をした方が安全な場合もあります。
A 手術側乳房で授乳ができない弊害のみです。乳房温存手術の場合、術後放射線療法は25回(25日)ぐらいにわたって通院で行うことが多いようです。パジェット癌は通常極めて予後が良いのですが、術後治療を行う場合は、特に出産に関しては、主治医と産婦人科医に相談してください。(文責 石川)

 

No.1531-2】 03年06月15日 K.D.
パジェット癌及び石灰化の術後について

先日は返信いただきありがとうございます。24歳、主婦です。その後の経過を含めて質問致します。パジェット癌については、乳腺全摘出(乳首を含めた)をしました。摘出した中(幅約5×3p)には、石灰化の部分も含まれていたようです。摘出した部分を八断層に分けたところ六断層目まで進行していたそうです。癌のパターン?ですがcomedo patternという悪性度の高い、増殖の強い癌細胞ということです。
このままでは、局所再発の危険ありということで、今後の予防として、@全摘出 A放射線治療 Bホルモン治療 C放射線とホルモン治療のいずれかを選択をしなくてはいけません。そこで質問ですが
1) 先生に奥さんがいたとして、子供がいなくてほしい場合、どの予防を進めますか?
2) 放射線治療についてですが、5〜10%の再発が考えられると説明を受けましたが、元来家族が癌体質で、また私の癌のパターンがコメドで非常に悪性が高いということで、再発及び転移の可能性がもっと高いのではないでしょうか?また再発した時、生命の安全は大丈夫なのか?
3) 放射線治療を終えた後、もし妊娠した場合、ホルモンの関係で再発の可能性が高くなるというのは本当でしょうか?
4) ホルモン治療をする場合、五年間子供がは作れないとのことでしたが、放射線とホルモン治療を組合せた場合、再発は放射線だけと比べてどうでしょうか?
5) 以前もお伝えしましたが、生理と生理の間に中間出血があったりしていたのですが、乳癌のあった人は子宮等に転移するとかよく聞くのですが、どうなのでしょうか?
6) 不妊治療をすることによって再発する可能性は高くなるのでしょうか?
7) 現在、婦人科にはかかっていませんが、子供の事もあるので、婦人科の意見を聞き、両方(子宮等)の検査を放射線治療をしているときに併用し、検査をするべきでしょうか?
以上大変長くなりましたがよろしくお願いいたします。

本文では浸潤癌であったということでしょうか? だとすれば真のパジェットではないということですね。
1) リンパ節はどうだったのでしょうか? 再発の可能性が高い場合は、1ー2年は再発予防に最もよい治療法を選択します。
2) 温存した乳腺に照射するのがよいと思います。乳腺内再発は5ー10%ですが、これはあまり予後には関連しません。 コメドのパターンの悪性度は確かによいとは言えませんが、それ程差のあるものではありません。予後を左右するのは、リンパ節転移の有無です。再発した場合、再発までの期間、再発の臓器などが大きく予後を左右します。また化学療法やホルモン療法の感受性にもよります。 再発の場合、5年生存率は30%ー50%程度となります。
3) 妊娠の場合、体内に癌細胞があってホルモンの感受性が高ければ、再発が進むことは十分考えられます。 すなわち再発の可能性の高い時期の妊娠はさけるのが通常です。
4) 放射線治療はあくまでも局所の再発予防ですので、全身的な治療はホルモン療法あるいは化学療法となります。 即ち放射線治療では全身の再発転移を予防することは出来ないことになります。
5) 乳癌が子宮に転移することは稀です。卵巣に転移する例はあります。子宮癌と乳癌を合併する例は時々みられます。ホルモン剤を長期に飲んでいる場合、30才以上からは定期的に子宮癌の検診は受けて下さい。
6) 不妊治療でホルモン剤を投与している場合、3)と同様に再発を促進する可能性はあります。
7) 是非、婦人科の検診を受け、先生の意見を聞いて下さい。 (文責 石田)

 

No.1530】 03年05月16日 R.O.
乳首からの出血について

32歳、出産経験はありません。時期は定かでないのですが、3ヶ月ほど前、左胸の乳輪が痒く、掻いているうちに乳首から血が出るのに気がつきました。日を追う毎に血の色が徐々に濃くなってきて、1.5ヶ月くらい前から茶褐色になってしまいました。さすがに不安になりまして乳腺外科にかかり、4月21日にレントゲンと問診、触診、出てくる血の採取、23日に乳管造影。5月7日に、「検査結果異常無し」と伺いました。4ヶ月後に経過を見ていただけるということで、エコーの予約もとってあります。造影剤が出きった後は出血もなくなったので安心していたのですが、一昨日から痒みが戻り、今度は鮮血が出るようになってしまいました。以前より量も多く、鮮やかな色なのでとても気になります。8月後半の診断まで放っておいてよいものか迷っています。以前の茶褐色の血のときも今回の鮮血も、乳首を少し強くつまむと出てきます。触れなければ出血しません。理由も無く出血することがあるのでしょうか?お忙しい中、申し訳ありませんが、ご回答いただければ幸いです。

理由もなく出血することはありません。症状からはペイジェット病や乳管内乳頭腫を疑いますが、接触性皮膚炎なども考えられます。いろいろ検査を行い、大丈夫であったのなら、しばらく経過観察していて良いと思います。(文責 吉田)

 

No.1529】 03年05月16日 K.N.
骨転移とコルセット

よろしく御願い致します。2月に骨転移で胸椎12番目が圧迫骨折して入院し、今、ホルモン治療と骨を強くする点滴をして、コルセットをして、リハビリもして、今月2日に退院しましたが、コルセットはまだはめています。コルセットは胸まであるので、手術した胸が痛くて、早くコルセットがはずせたらいいなあと思っておりますが、やはりずっとはめておかないといけないのでしょうか?よろしく御願いいたします。

コルセットは局所の安静をはかるためにするもので、いつまで必要かは人によって異なります。基本的には痛くなければはずして良いと思いますが、整形の担当医に相談してください。(文責 吉田)

 

No.1528】 03年05月15日 N.U.
義母のしこり

初めてお便りさせていただきます。先日義母(67歳)が乳頭からの分泌物を見つけ、病院へ行きました。マモグラフ、超音波、針生検を受けましたが、良性か悪性か微妙だということで、今日(2003年5月14日)しこりの摘出手術を受けました。ところが手術中の病理検査でもハッキリ結果が得られず、さらに詳しい検査が必要だということで、今日のところはしこり(約1cmの大きさで乳頭の下の部分)を取っただけでした。詳しい検査の結果によって今後の対処を考えるということだそうです。主治医の先生は、「乳管内に発育ガンがある可能性がある」と義父に説明してくれたそうなのですが、その「発育ガン」とはどういうガンのことをいうのでしょうか?

手術中の迅速診断では、稀にこの様なことがあります。この場合は永久標本による正確な診断を待たなくてはなりません。発育ガンというのはあまり聞かないことばですが、周囲に浸潤したガンのことをわかり易く説明するために使ったのではないでしょうか。(文責 吉田)

 

No.1527】 03年05月15日 M.M. 
何かいい方法はないでしょうか?

初めまして。58才になる母についてお聞きしたい事があります。2000年に乳ガンで右乳房を全摘、2002年に手術部位近くに再発、リンパ節、骨に転移という経過です。相談と言うのは今年に入って体力がめっきり落ちたと言うか、骨転移による痛みなどで動けない、抗がん剤の副作用などもあるんだろうと思いますが..。日によってはちょっと調子が良さそうかと思って、これで明日はもっと良くなって色々な事が出来そうだなと喜んでると、次の日にはド−ッとだるさとしんどさが出てきて何も出来なくなると言うのが何度も続いて、今はほとんど横になってる状態です。今まで毎週のように針をさしていたせいか、点滴するのに針が入らなくなり、入っても痛みだして点滴が出来なくなってきたので、今年の1月にリザ−バーを付けました。それを入れてから点滴は楽になったものの、上に書いたような調子になってきたり熱が出たりと、それ以前から調子は良くなかったけれど、本人が言うには入れた頃からめっきり体調が良くなくて辛いと言っています。でも、なんとかがんばって抗がん剤治療も続けて熱が下がらないのと炎症反応が少しあったので、感染してるんじゃないかとリザ−バーの培養もしてみましたが陰性で、結局原因は分からなかったけど、抗生剤の点滴や薬の服用で熱も少し落ち着いてきたようです。
4月の血液検査で腫瘍マーカーが上がってきたので、骨シンチ、MRI, CT等の検査をしてみました。骨の方は少し広がっているものの、他の臓器には転移はなさそうだということでした。母の場合骨がとろけて壊れるタイプではないらしく、放射線をあてると、かえってがっちり固まって動くのに支障をきたすので、ビスフォナールの点滴を続けることになったのですが、最初に骨への転移が見つかった時に2週ごとにやっていたのですが、しびれが足にまず起こって、ひどい時には全身に起こったもので、これを4週ごとに変えてやっていました(この点滴が原因かどうかは分からなかったのですが、しばらく止めてみたら良くなったようなので)。それをやはり2週おきの方がイイと言う事で、今月から2週おきにやっています。抗がん剤はタキソールをやっていたんですが、なんせ病院に行くのもかなりつらいので、少し休ませて欲しいと言ったところ、フルツロンとエンドキサンを服用という方法に変えて、今月いっぱい試してみましょうということで今に至っています。
先日診察に行って聞いてみると、しんどさとかだるさは抗がん剤などの影響が考えられるので、仕方ないと。膝ががくがくして力が入らないのは、自分が動かないから筋力が落ちたんだと、だからなるだけ動いて下さいと言われたそうです。放射線をあてないでビスフォナールの点滴をするのも、普段の生活を送るためですと。母は動けるものなら動きたいし、普段の生活をしたいと言ってるのですが、座るというか上体を起こすと腰から下が痛くてだるい、おしりの座ると当たるところも痛い、股関節も痛いと、ほんの数分も座っていられなくて、横になったまま食事をするといった、どう考えても普通ではない生活が続いています。でも、これでも生きているのだから普段の生活と思わなければいけないのでしょうか?痛みもロキソニンを飲んでいますが、最初は1回だったのが今は1日に3回は飲まずにいられないようです。
題にも書きましたが、何かいい方法というのはないでしょうか?(本心を言えば痛みをすっきり取ってあげたいんですが..。)骨シンチで黒く写っている所(ちなみに腰椎の1〜5番頚椎、胸骨の1部、蝶骨)が痛むのは納得できるんですが、何も写っていなかった膝のお皿が痺れるというか、そのお皿からピキピキひりひりが始まって、足先の方に広がって行くという痛みみたいなもの、それと膝から下というか膝に力が入らないので、膝より自分のお尻が下になるような体勢からだと自分の力ではなかなかというかほとんど立ち上がれないという状態の改善と、なんとか横たわったままの状態から体を起こして過ごせる方法なんです。マッサージなどで少しはまぎれるようですが、長続きはもちろんしません。痛いのに無理に動かしていいものなのかどうか分からないのと、自己流のやり方でいいのか?というのも気になります。治療に関してもこれでいいのかどうかと言うのが分からないだけに不安に感じています。本人を見ていても、もともと元気いっぱいの人なだけに、しんどさとかだるさや痛みで体力はもちろん、気力まで減ってしまってるように見えてとても心配です。何か良いアドバイスをお願いいたします。長々と分かりづらくなっているとは思いますが御容赦下さい。

だるさと痛みで大変な思いをされているようでお気の毒に思います。細かな症状のことは実際に診察していないので分かりませんが、痛みを軽減させてあげることか重要と考えます。経口のモルヒネ剤等はどうでしょうか? 副作用として吐き気がすることもあり、便秘になりますが、制吐剤や下剤で対処が可能です。痛みがとれればだるさも軽減するかも知れません。強い痛みが出現しなければ放射線は適応にならないと思います。他にこれといっていい方法はなさそうに思いますが、この様な状況の方はうつ病になりやすいことも事実です。主治医に相談してみてください。(文責 吉田)

 

No.1526】 03年05月14日 M.T.
妊娠中の乳首からの出血

ただ今妊娠21週目なのですが、2日前、左の乳首から出血している事に気がつきました。就寝中に乳房が押された時や、手で乳房を押すと2箇所の乳腺から出血します。通っている産婦人科の先生に紹介された乳腺外科医へ行き、超音波検査では何の問題もなかったのですが、乳房と分泌液を見た先生から、乳首の近くを切って細胞検査をするmicrodochotomyという手術を勧められました。診察時に分泌液を取り、それを検査にまわしたのですが、その検査結果を待つ前に手術を勧められている状態です。
現在シンガポールに在住中で、先生はシンガポール人です。この手術では全身麻酔をする事と、手術後左胸から授乳する事が不可能になる可能性が大きい事から、他に方法がないのかと不安に思っています。家族にはガンにかかる病歴はなく、乳癌である可能性はかなり低いと思います。いきなり手術を勧める先生にかなり不安を抱いています。妊娠中のため手術をするなら、後3週間の内に済ませる必要があります。日本ではどういう検査を薦められるのでしょうか。

乳首より血性の分泌物がある場合、小さな癌が乳管にできている可能性があります。分泌物の細胞診、CEAの測定、乳管造影、乳管内視鏡などの検査がありますが、どれも確実に乳癌を否定できるわけではなく、結局はmicrodochotomyを行い診断をつけることになります。乳管内視鏡に慣れた先生がいて、うまく生検ができればそれでも良いと思いますが・・・。左胸から授乳する事が不可能になることは覚悟しなければなりません。乳首より血性の分泌物があるというのはそのぐらい重大なことです。(文責 吉田)

 

No.1525】 03年05月14日 M.O.
確定診断について

36歳、既婚で、出産経験はありません。1つの病院の2人の先生から以下のようなことを言われ、どう受け止めたらよいか判断に困っています。希望としては、怪しいモノがあるのならば、なるべく早く、できれば傷の残らない方法で取ってしまいたいと考えます。別の病院にてなるべく早く確定診断をしてもらいたい気持ちもあります。今後、どのようなステップで受診するのが最良でしょうか。お忙しいところ大変恐縮ですが、何か良きアドバイスをよろしくお願いします。
約10年ほど前から自覚できるしこりが左右にあり。乳癌検診を何度か受けたが乳腺症なので経過観察で良いとのこと。2〜3年前から、右外側上部に他とは違う感触のしこりを自覚。該当の1つのしこりだけが生理と関係なく少し痛みがあったり痒みも時々ある。2003年5月、近医(乳腺科)にて触診、超音波、マンモグラフィを受ける。しこりは左に5個、右に2個。
A先生(乳腺専門の若い女医さん、医大から月に一度来られる)によると、乳腺症のしこりのうち、右の1つが”いびつ”な形、マンモグラフィでは石灰化が1つ見られ、"いびつ"なしこりが石灰化したものだと思われるとの事。いびつな形、しかも石灰化が見られるので、ガンの可能性も捨てきれないと言われる。何度か「ズバリ、先生はどう思いますか?」と訊ねたところ、"極めて灰色"とのこと。細胞を針を刺して検査することを勧められる。他に方法はないかと訊ねると、もう一つは、しこりごと切開(生検扱い)で取ってしまい、細胞の検査もできる方法の2つだと言われる。他に検査はどのようなものがあるかを訊ねると、MRI(造影剤を用いる)があるが、ココにはその機械がないと言われる。もしガンだった場合でも、1cm程度なので簡単な手術だと言われる。血液検査の結果が翌週出るが、A先生は月に一度しか病院に来ないため、乳腺外科の先生に血液検査の結果を聞くと同時に、セカンドオピニオンとして色々と相談してみてはどうかと言われる。同時に細胞の検査の件なども、その時に相談してみてはと言われる。
B先生(乳腺外科の年配の男の先生)
血液検査に異常なしという言葉の後、いきなり「じゃぁ三ヵ月後にまた検査に来て」と言われる。「A先生は右のしこりの一つがいびつな形で、"極めて灰色"だと言われましたが...」と言うと、「え?左じゃないの?」と言いながらここで初めて超音波の写真とカルテを見始める。その後、「心配ないと思うよ。ただ水がたまってるだけだと思う。」と言われる。「でも、レントゲンで石灰化も見られるから益々怪しいとおっしゃっていましたが...」と言うと、今度はレントゲン写真を取り出して見ながら「これはガンじゃないよ。ガンだったらもっと違う風に写る」と言われた。「超音波の"いびつ"なしこりと石灰化してるものは同じしこりだから、なおさら怪しいと言われましたが...」と言うと、「違うよ。別々。"いびつ"なしこりは水がたまっているだけ、石灰化のしこりは別の場所。」と言われた。「私は今のままでは灰色だと言われましたので、細胞の検査をする方法か、しこり自体を取ってしまうか、それを考えて、今日はマンモトームなどでしこりごと取ってもらおうと思って来たのですが...」と言うと、「石灰化してるしこりは取っても意味ない。ガンではないから。"いびつ"なしこりは取る意味がない。マンモトームの適用にもならない。水がたまってるだけだと思うから。」と言われた。

実際に診察していないので何ともいえませんが、石灰化が微細なものであればマンモトームなどで検査したほうが良いと思います。また他のしこりについても細胞診ぐらいは一度やっておいても良いと思います。(文責 吉田)

 

No.1524】 03年05月14日 P
温存手術後の腋下転移とハーセプチン

37歳、未婚。妊娠経験なし。2000年に3.5cm程で発見された右乳房のがんを、術前に27ヶ月ゾラデックスとフェアストン、アリミデックスで加療した後、(エコー下で一時は直径が半分ほどになっていたが増大傾向が認められたため)温存手術で切除しました。手術の1か月前には腋下にしこりは触れなかったため、抗がん剤はしないと治療方針を決めていたので、乳房のしこりのみを切除し、腋下リンパはまったく切りませんでした。結果はしこり径4センチほどでしたがGradeは1、断端陰性でした。
術後は(術前にアリミデックスで増大傾向が認められたので)飲み薬をアロマシンに変え、ほっとしたのもつかの間、そろそろ放射線療法の日程を決めようと思っていた矢先、術後40日後に右脇の下に痛みのある2cmほどのしこりを感じ、3週間様子を見たが治まらないため針生検を受けたところ、結果はClassX。「100%の確率で腋下リンパ節にがん細胞がある。術後の炎症による腫れも考えられるのでしこり全部ががん細胞とは思わないが」ということでした。腋下のがん組織はホルモンレセプター3(+)、HER2も3(+)。「今のホルモン療法が充分がんを抑制できていないことがわかったので、スタンダードな第一選択はタキソールとハーセプチン併用だが、抗がん剤はしたくない希望があることを考慮すると、まずはハーセプチン単剤を考えたらどうか」とのことです。術後の結果はGradeもおとなしく、取りきれているので、とてもよい結果ということで喜んでいたのに、今回、腋下にがんがあるということで、病状の深刻さがどう変化したのか、今後の治療にどういう気持ちで向かっていけばよいのか自分の中でうまく受け止められずにいます。

<1> 今回の腋下のがんは、いわゆる再発にあたるのか? 乳房手術時に同時に郭清やセンチネルを行った時にリンパ節に転移が認められたというケースに比べて、予後リスクはどう違うのか?
<2> ハーセプチンは単剤では奏効率15%程度しかなく、完治を目指せる薬ではないようなので、今の私の状況で意味がある治療なのか?
<3> 主治医は治療の効果測定のために、(局所コントロールは予後に影響ないので)腋のしこりは残したままで、治療効果が出て縮小してきた時点で切除することを勧めるが、これは妥当か? 残しておいて、腋下から更に転移するリスクはどうなのか?
<4> しこりの腫れそのものは原因は不明とのことだが、しこり全部ががんなのと、がん細胞は存在するとしても術後の炎症が大部分だった場合(癌の密度)で深刻さは変わるのか?
<5> まず炎症をおさめる薬を使って、しこりのうち癌の部分だけの大きさを把握することは意味があるか?(癌だけの大きさが分からないと、癌が縮小したのか炎症が治まっただけなのか分からず、結局治療の効果判定ができないのでは?)
<6> 現在他臓器への転移は兆候がないので、腋下のしこりのみを部分切除して、腋を含めて放射線をかけ、ホルモン療法を引き続き行うことで完治できる可能性はあるか? この選択のリスクは?
<7> 現在他臓器への転移の兆候はないが、もう完治はできない再発乳がんとして考えなければならないのか?

自分の希望は子供を産む可能性を残したいので閉経は避けたい、家族以外に病気を知られないで済む治療をしたいということです。(脱毛には強い抵抗があります)

1) いわゆる再発ではなく、手術時にすでに存在していたと思います。予後のリスクは変わらないと思います。
2) 完治を目指すのであれば、腋下の郭清をやり直し、抗癌剤とハーセプチンの併用、その後ホルモン療法を追加すべきでしょう。ハーセプチンの奏効率が15%というのは、抗がん剤で治療した再発乳癌にハーセプチンを行った場合であり、あなたの場合、それなり意味はあるでしょう。
3) 意見の分かれるところだと思いますが、あなたの場合はn+乳癌であると考えますので、はじめから切除(郭清)を行います。腋下から更に転移するリスクは多少なりともあると思います。
4) しこりが全部癌であったほうが深刻さは高いと思いますが、十分なデーターはありません。
5) あまり意味はないと思います。
6) もちろん可能性はありますが、2)で記した方法よりリスクは高くなると思います。
7) そんなことはありません。いろいろ手を尽くす価値は十分にあります。(文責 吉田)

 

No.1523】 03年05月14日 I.M.
組織診にも誤診断はありますか?

初めてまして、ご多忙のところお世話になります。私は34歳、未婚です。1月にしこりに気づき、触診、エコー、マンモ、細胞診とグレーな判定が続き(細胞診は3回し、1回目→ClassV→専門機関へ判定受け渡し→白、2回目→ClassV→専門機関へ判定受け渡し→一人は白、 一人は癌判定、3回目→ClassV)*1回目と2回目は同じ病院経由です。) 、組織検査によりしこりの全摘出を行いました。 そこで、非浸潤乳菅癌との判定だったのですが、一般的に組織検査は最終判断されており、ここで癌判定だった場合、「癌」とされるようですが、 この組織検査(生検?)にもわずかながら誤診断もあるような文献を見ました。本日MRIの結果を聞き、手術方法等に関し提示を受けるのですが、家系どこにも「癌」が無い事もあり、今更ながら「私は本当に癌なのだろうか?」 「手術の前に、他の期間に組織標本を診てもらった方が良いのではないか? 」という思いが強くなってしまいました。 素人の浅知恵なのかもしれませんが、上記のような流れから、どのようにお考えになるかをご参考までにお聞かせ頂けると幸いです。 「癌家系」では無いと申しましたが、現在独身で未出産、今までかなりハードに仕事をして来た事や(一時はかなりのストレス下におりました)、 アルコールをほぼ毎日摂取しているという誘発要因はあると思います。 理解不足な質問でご無礼がございましたら申し訳ございませんが、ご返答頂けますと幸いです。

よほど特殊な場合を除き、乳癌の組織診では誤診断はありませんので、まず信じてよいでしょう。グレーの判定が続いたからといって組織診断もグレーということはありません。現在、癌、特に乳癌は増加しており、”癌家系”でない家系でも乳癌が発症することは珍しくありません。懐疑的にならず、積極的に治療を受けるようにしてください。(文責 吉田)

 

No.1522】 03年05月12日 H 
低侵襲治療について

切除手術を希望していない友人の乳がんについての相談です。今までにAC3回とタキソテール2回を行い、腫瘍は2.5cmから1.3cmに縮小しています。 通常ならこのまま7月ごろ切除手術(温存)適用ですが、腫瘍が乳頭に近く、切除するなら乳頭まで取るといわれ、 「切らないで治す」ことを模索しています。そこで低侵襲治療をいろいろ探しております。 その候補の一つが防衛医大でU医師が行っている三次元放射線照射です。もう一つが地元大阪のI病院で導入している収束超音波装置による治療です。これは患部に超音波を収束させることで熱を発生させて死滅させるという、日本で始めて導入されたという装置です。両者について私が判断できていることを列記しますと、
・ どちらも保険適用外ですが、前者は治験に対する治療費補助があります。後者は80万円程度必要です。
・ 前者は10件ほどの治験歴があります。後者は子宮筋腫など良性腫瘍にはともかく、悪性腫瘍にはどれだけ再発を抑えてくれるものかという疑問がありますし、治験例がほとんど無いかと思われます。
・ 前者は一定以上の放射線照射ができませんが(局所再発の場合に最適治療できない)、後者は再発の場合にも手術と放射線照射の再治療ができます。

特に後者についての客観的評価をどこかで得たいと願っているのですが、どうすればよいのか分かりません。この場をお借りして両者の乳がんに対する治療効果を比較ご教示願えませんでしょうか。 よろしくお願い申し上げます。

両者とも理論的には良いと思いますが、信頼すべき長期の成績が不明です。治験段階の方法は実際に行っている人でないと判らないことがありますので客観的評価は下せませんし、両者の治療効果の比較も出来ません。(文責 吉田)

 

No.1521】 03年05月12日 M
母の乳がんについて

2年前に乳がんの手術をしましたが、今年の2月、肺に転移していることがわかりました。即入院して4回の抗癌剤治療をし、先日またCT検査をしました。大きさも数も変化なしで、今後の治療法についてこれから話し合っていくのですが、母は不変=薬が効いていないと思っています。癌があると思うだけで不安な気持ちはとてもよくわかるのですが、先生の話では不変というのは効果が出ているとの事でした。最新の治療法を探して欲しいとか、テレビでやっていたのを知り合いに聞いたから調べて欲しいとか、ネットができるのが私だけなので何の手がかりも無いままやみくもに調べています。遠い病院に転院を考たりしているようですが、治療に差が無いのなら家族が近くにいるほうがいいと私は考えています。2月の時点でハーセプチン治療が可能かを検査をしましたが、できないとの事でした。この検査をした病院で取り入れている治療法が遅れているとも思えず、できればこの病院での治療に加えてできるものがあれば一番いいのにと家族では話しています。また、本人の昔からの性格上、とても気難しく機嫌の波も激しく、父は毎日病院と自宅を何往復もしたり、ヒドク罵倒されたり…参っています。病気で不安なせいもありますが、元々の性格もそうなので、他の人より前向きではありません。こちらからは強く言うことはしていませんが、性格改善も必要と感じていますが聞く耳を持ってもらえません。わからないことばかりで読みづらくて申し訳ありませんが、わらにもすがる思いでメールしました。お返事お待ちしています。よろしくお願いします。

転移した乳癌は転移先で徐々に増大し、他の臓器にも転移が出現し、例外を除いて基本的には治りません。しかし抗癌剤治療で不変であるということは、抗癌剤が癌の増殖を抑えているのでしょう。乳癌に有効である抗癌剤は沢山ありますが、どの薬がどの人に効くかは判りません。ハーセプチンが使用できないのは残念ですが、やみくもに新しいし療法を試みるよりも現在の主治医を信頼して粘り強く治療を続けるのが良いと思いますが・・・。(文責 吉田)

 

No.1520】 03年05月12日 R 
抗癌剤について

はじめまして。45歳です。石灰化の範囲が広かったので、全摘、センチネルの結果、1箇所転移あり。リンパ全摘。病理結果はリンパ転移1個所、0.6ミリの浸潤が1箇所あったということでした。初期の段階と術前の話しでしたが、リンパ転移していたということは、顔つきの悪い癌細胞という事になるのでしょうか? Uaということでした。CMF療法後ホルモン療法の予定です。抗癌剤はCMFかACは同等なので、選択してくださいということでしたので、副作用の軽いCMFにしようと思っております。吐き気と脱毛が主と聞いておりますが、脱毛もそんなに気にしなくても良い・だいぶ脱毛します・・色々で、どれ位の覚悟していいのか不安に思っています。仕事柄、バンダナ、帽子という訳にいかないので・・・。それから、白血病のウイルスありと言う事で、抗癌剤治療で発病することは、あまり心配しないで良いと説明うけておりますが、あるサイトで抗癌剤の副作用で白血病になることもあると言う事で心配になりました。確率としては、どうなのでしょうか?

CMFでも脱毛する人はおりますが、ACよりも軽度のことが多いのは確かです。どのくらいの脱毛かは個人差があり、やってみなくてはわかりません。抗癌剤によると思われる白血病は報告にはありますが、私自身実際に経験したことはなく極めて低いものと考えております。(文責 吉田)

 

No.1519】 03年05月11日 K
断端陽性のリスクについて

お世話になります。以下の点について、混乱してきてしまったので教えて下さい。
1) 温存術における断端陽性となった場合の局所内再発・遠隔転移それぞれのリスクは? それは、断端陽性以前の段階ですでに再発率が高いと予想される場合でも同じ?
2) 大きく変形しても、断端陽性になっても、それでも温存術をとる価値は?
以上の点についてお聞かせ下さい。

1) 温存術を行い断端が陽性であった場合、局所内再発のリスクは高くなり15-20%程度と思われます。遠隔転移については断端が陽性であってもリスクはあまり変わりません。これは再発率が高いと予想される場合でも同じでしょう。
2) 大きく変形するようであれば温存を行う価値はないと思います。断端が陽性となっても放射線の追加照射などを行えば、かなり局所再発は抑えられますが、変形が大きく断端も陽性となることが見込まれる場合は温存をあきらめた方がよいと思います。(文責 吉田)

 

No.1518-1】 03年05月11日 N.I.
乳癌にともなう神経痛について

母の経過について相談させていただきます。67歳。3年ぐらい前から皮膚に異常が見られるほどのしこりを放置したまま下記の経緯にいたります。昨日(5月6日)私の母が乳癌の手術を受けました。これまでの経緯をもとにいまの主治医の対応はベストなのかどうか、アドバイスいただきたいと思います。
7年前良性の小さなしこりを発見、良性であったためそのまま放置、皮膚に異常が認められ始めたのは3年前。先月4月中旬に肩が重点的に重く、痛く、次第に全身倦怠感、神経痛のような状態になり、急な激しい腰痛を訴え、よく物を落としたり、歩行障害になり外科へいく。外科では脊髄の軟骨が2箇所なくなっているのが原因であると診断された。ついでに胸の皮膚にへこんで硬くなっている部分があると見てもらったところ 見たところ状況が悪いので、乳腺の専門医を緊急で紹介された。 そのまま腰の痛み止めをもらって飲んでいたが薬を止めるとたっていられないぐらいの全身の激痛を訴える状況になってしまった。次の日に紹介された病院へ。4月末 生検、血液採取。5月1日 CT撮影、マンモグラフィー、エコー。5月2日 リンパ転移、内臓転移のCT検査と生検、血液検査の結果と今後の治療について説明、がん確認、ただしリンパ、臓器転移は認められず、背骨との因果関係については言及なし。5月6日にまず手術し、それから治療方法を決めましょうとのことで終わった。5月6日 手術後先生から状況について説明。CTではリンパの転移は認められなかったが、開いてみたところリンパ転移が確認できたので、しこり(6センチほどで乳腺にはほとんど正常な部分はなかった)とそれを採取したので転移の状況について検査するといわれました。転移の可能性については何も判断できないとコメント。ただ大きさ(6センチ、浸透性)から考えると進行がんであることは間違いないとのこと。私は気になっていた腰痛からくる全身の痛み、神経痛について聞いてみたが、それについての検査の方針や対応についてのコメントは様子をみてからといわれた。とりあえずリンパ郭清の検査結果を待ち、その結果によるところが大きいので、その結果を見て考えていきましょうといわれました。そこで私はもし仮に脊髄に転移があった場合はどうなるのかと聞いたら、助からないと断言し治療方針や、方法についての説明はなくごく短時間で説明が終わった。私が調べたところ放射線等の治療対応が早ければ遠隔転移したがん抑えることができると知っていたため骨転移の検査をするためにどうしたらいいのかを聞いてみたが、私ではできないので検査結果をみて追々考えて行っていきましょうとの回答でした。
気になる点は、現在は術前のような全身の神経痛からは良くなっているが時々わき腹あたりにピリピリとした痛みが発し冷や汗をかいてしまう状況が昨日1回あったことと転移検査が早いほうが有利なのかどうかという点です。以上とりとめのない説明になってしまいましたが神経痛との関連性について教えていただけないでしょうか?現在入院中です。

皮膚に異常か認められる乳癌を3年も置いていたら、骨に転移してもおかしくありません。メールの様子からみて骨転移である可能性は大きいと思います。乳癌手術を行ったので、その組織検査およびホルモンレセプターの状況などが判明し、骨シンチなどで転移の状況を調べ、それから治療を開始するのが普通です。痛みに対しては、治療方針が決まるまで痛み止めで対処することになります。骨転移が早期であるかどうかは検査してみなければ判りませんが、神経痛や歩行障害が出現する骨転移は早期ではないでしょう。主治医の対応がbestであるかどうかはわかりませんが、間違いはないようです。冷や汗がでるような痛みは何と関係するかはわかりませんが、現在おさまっているのなら問題ないでしょう。転移検査は早いのに越したことはないですが、無理に急ぐことはないでしょう。進行癌であれば骨転移の治療ばかりを急いでもあまり意味がないと思います。(文責 吉田)

 

No.1518-2】 03年05月14日 N.I.
乳癌にともなう神経痛について(2)

有難うございました。一昨日、昨日は痛みではなく、時々全身のだるさを訴えていますが痛み止めを飲んではいません。快調な様子で元気ですが、手術(しこりを切除)を受けることによって神経痛がなくなることはあるのでしょうか?

乳癌を手術して、骨転移によると思われる痛みが軽快することはないでしょう。しかし手術が済んで安心したり、安静にしていることにより痛みを訴えなくなったということはよくあります。関係ないかも知れませんが、乳癌で手術が必要と患者さんにお話した途端、乳房や背中の痛みを訴えることはよく経験いたします。(文責 吉田)

 

No.1517】 03年05月09日 S.Y.
しこりについて

31歳の女性です。一週間程前からずっと、徒歩や運動で胸が揺れると痛みます。ちょうど成長期の時のような痛みです。一週間前は排卵期だったと思いますが、今までそのような症状はありませんでした。それで急に気になり始めたのですが、私の胸には膝のお皿より少し小さい塊のようなものが奥のほうにありますが、それがよくいう“しこり”なのでしょうか? 小学生の頃からずっとあります。乳癌の疑いがありますでしょうか? 診察を受けたほうがいいですか? ご解答をよろしくお願い致します。

診察したわけでないので、しこりであるかどうかは分かりません。痛みは乳腺症のことが多いですが、気にしているよりも診察をうけたほうが良いと思います。(文責 吉田)

 

No.1516】 03年05月09日 Rika 
乳腺のう胞症と授乳について

健康診断の結果、乳腺のう胞症の疑いがあると出ました。現在、9ヶ月の子どもに授乳中ですが、何か影響はありますか(授乳は続けて問題ないですか)? 以前からおっぱいがつまり気味で、頻繁におっぱいがつまり、苦労してつまりを取っていました(つまってしまうと寝返りも打てないぐらい痛みます)。また、子どもにおっぱいを押されたりしても痛む箇所がありますが、これも乳腺のう胞症との関係がありますか?授乳していて問題ないのかとても気になるので、教えていただけたら大変助かります。

乳腺のう胞は、よくある病変で乳腺症の一部であることが多いですが、授乳期では母乳が詰まってしまってのう胞化したものもよくみかけます。授乳を続けていて全く問題はありません。授乳期は乳房がはり、痛くなりますが、授乳期がすぎればのう胞も縮小すること多いです。いつまでものう胞が存在したり、増大するときは、念のため細胞診をしておくと安心です。(文責 吉田)

 

No.1515】 03年05月09日 K
左脇下から左脇胸上部の痛みについて

昨年12月末頃より、左脇下に常時痛みを感じる様になりました。最初は、「なんとなく痛いな」から、今度は異物が当たっているような感じになり、今は左脇上部が膨らんでいるようになりました。普段あまり気にしていない時は痛みや異物感は感じませんが、生理前の胸が張る頃や、乳がんを気にすると、痛みや、異物感や、膨らみを感じてしまう状態です。脇の下にはピンポン球を半分にしたような感じで膨らんでおり、左脇上部は、脹れているような、筋肉が膨張しているような、筋が張っているような膨らみかたです(うまく説明できませんが・・・) 下記、今までの身体の状態です。
・現在36歳。子供無し。
・3年前にケイ留流産、その後は妊娠できません。(あまり深刻に考えず不妊治療はしていません。)
・生理7日前ころより両胸が張る。
・薬の常飲はありません。
・重い病気の経験はありません。

いったい何の病気が考えられますか?宜しくお願い致します。

おそらく乳腺症であると思いますが、念のため乳腺外来を受診してください。出来るなら生理後のほうがよいでしょう。(文責 吉田)

 

No.1514-1】 03年05月09日 taka
乳がんのリンパ節転移について

44歳の女性です。乳腺外科で、右胸上部のしこりについて超音波診断と細胞診で、約1.5センチの乳がんと診断されました。その後、治療方針を決めるためにCT検査と胸部と腰などのレントゲン、血液検査を受けた結果、CT検査結果でセンチネルリンパ節が5mm腫れているとわかりました。もしこれがなければ日帰りの手術ができるかもしれないと言われていたのですが、主治医の診断はT1N1aの病期Tということで、手術は乳房部分切除(4分の1)で、センチネルリンパ節だけを切除するということです。お聞きしたい事はセンチネルリンパ節5mmの腫れというのは、やはり癌の転移の可能性が強いのでしょうか。そして他のリンパ節は切除しないという事ですが、大丈夫なのでしょうか。この手術方法は適切なのでしょうか。あともう1点、癌の種類については癌の形と細胞診の結果からたぶん充実腺癌だろうということです。癌の種類と転移のしやすさはどの程度関連があるのか教えていただきたいのです。

画像上でみとめられるリンパ節が実際に転移しているか否かは、リンパ節を切除して病理検査をしてみなければわかりません。可能性としては半々だと思います。まずセンチネルリンパ節を切除して転移の有無を確認、転移があればリンパ節の郭清を行うのか一般的です。もう一度主治医に確認してください。癌の種類と転移し易さはあまり関係がありません。(文責 吉田)

 

No.1514-2】 03年06月15日 taka
術後のホルモン療法について

5月27日に手術を受けました。術後の治療についてお聞きしたいのですが、右胸の乳がん1.7cmで、手術は温存療法(くりぬき法)で、リンパ節は染色法で7つとりました。病理検査の結果はリンパ節転移なし、乳頭腺管癌、断端陰性、ホルモンレセプターは2種類とも陰性、グレードは2、Her2はまだ結果がわかりません。主治医の先生は術後の治療として放射線療法のほかに経口抗がん剤フルツロンとホルモン療法のノルバデイクスを処方しました。化学療法はしないとのことです。質問したいのは
@ ホルモン感受性がマイナスで、ノルバデイクスの効用をどの程度期待できるのか。(子宮体癌のリスクを考えると不安になるのですが・・・)
A 私のような乳がんの場合、どの程度転移の可能性を考えればよいのか。ホルモン感受性マイナスが予後に大きく影響するのか教えてください。

@ レセプターがマイナスでは補助療法としては効果は期待できません。
A 年齢、大きさ、リンパ節、グレード2などからは再発に関しては再発の可能性の低いローリスク例と思われます。 放射線治療以外は無治療も選択の一つとなります。レセプターマイナスは確かに、陽性に比較し多少再発のリスクは高いといわれています。従って経口抗癌剤の服用を選択されたものと思います。Stage1でリンパ節マイナスですから再発のリスクは数パーセントというところでしょうか。(文責 石田)

 

No.1514-3】 03年11月14日 taka
腫瘍マーカーについて

No1514で質問させていただいた44歳の女性です。親切なアドバイスに感謝しています。今年の5月27日に手術を受けました。右胸の乳がん1.7cmで、手術は温存療法(くりぬき法)で、リンパ節は染色法で7つとりました。病理検査の結果はリンパ節転移なし、乳頭腺管癌、断端陰性、ホルモンレセプターは2種類とも陰性、グレードは2、Her2はマイナスで、現在、放射線療法の後、経口抗がん剤フルツロンとホルモン療法のノルバデックスを服用しています。化学療法はしていません。今回お聞きしたいのは腫瘍マーカーについてです。術後3ヶ月ごとに血液検査をしていますが、7月に腫瘍マーカーの数値がCEAが2.3、CA15-3が9.9だったのが、10月の検査でCEAが4.3と倍近くに上昇していました。CA15-3は9.1とあまり変わりません。担当の医師からは何も言われていないのですが、基準値内(5.0以下)ではありますが、CEAのこのような上昇は癌の再発と何か関係があるのでしょうか。ささいなことで申し訳ありませんが、不安になっています。回答いただければ幸いと思います。

腫瘍マーカーが正常範囲内であれば、現時点では心配ないと考えてよいのではないでしょうか。特にCEAは正常の気管支や消化管粘膜にも存在し、喫煙、気管支炎等の悪性疾患以外の状態でも上昇することがあります。ですから、多少変化しても気にせず、今後更に上昇するようであれば、精密検査を考えればよいでしょう。(文責 浜口) 

 

No.1514-4】 04年08月08日 taka
術後補助療法について

以前HPNo1514で相談させていただきました。親切なご回答に感謝しています。今回は術後補助療法について質問させていただきます。私は2003年の5月に右乳がんを温存療法で手術しました。年齢45歳、腫瘍径1.7×1.7cm、乳頭腺管癌、リンパ節転移なし(18分の0)、ホルモンレセプターER(−)、PgR(−)、HER-2(−)、悪性度2、断端陰性でした。放射線療法を受けた後、ノルバデックスとフルツロンを服用していましたが、フルツロンは8ヶ月間で止めました。現在ノルバデックスだけ服用しています。7月に婦人科の検診で、ノルバデックスの影響で卵巣が腫れている(3×5cm)ことと血液検査でエストロゲンの値が678(血中エストラジオール)と通常の20倍も出ていることがわかり、「ノルバデックスと併用してゾラデックスかリュ―プリンを投与したほうがいいのでは」と言われました。お尋ねしたいのは、
@ ホルモンレセプターが2つともマイナスで、ノルバデックスの奏効率も10パーセント程度と聞いているし、その上ゾラデックスまで使って、私の場合乳癌に対する効果がどれぐらい期待できるのか。
A  卵巣が腫れていることやエストロゲンが通常の20倍も出ていると体にどんな影響を与えるものなのか(何かの症状や病気の原因になるのか)。
ということです。できればノルバデックスだけで術後療法を続けていきたいとは思っているのですが、1週間後に主治医と相談する予定なので、是非セカンドオピニオンをお願いします。

ER(-), PgR(-)であればホルモン療法による再発予防効果は低く、ゾラデックスの追加による効果は期待できず、あまりお勧めできません。もしもノルバデックスがエストロゲン高値の原因であるならば中止も考慮してみたらいかがでしょうか。エストロゲンの過剰はやはり女性特有の病気である乳癌、子宮癌、卵巣癌などと関連があると言われています。(文責 浜口)

 

No.1513】 03年05月09日 F
HF10ウイルス療法

はじめてメールします。わたしは福岡に住む会社員(30才)です。本日TVニュースで、名古屋大学医学部付属病院でHF10ウィルスによる臨床研究の内容を知りました。実は、先日5月2日にわたくしの母(66才)が病院で検査をしたところ、乳房に粘液ガンがみつかりました。第1段階の初期のものであるという判断を受けたのですが、5月中旬、手術予定となっております。しかしながら、できれば母も家族もそのHF10ウィルス療法にかなりの関心があり、可能であればHF10ウィルス療法受診を試みたいと考えております。次回検診時(2回目)に、担当の先生にご相談しようと思っておりますが、HF10ウィルス療法とはどこまで有効なものなのでしょうか。名古屋大学医学部付属病院HP上の内容では再発乳がん患者対象とあり、はじめてでもHF10ウィルス療法受診の有効性はあるのでしょうか。また、客観的にHF10ウィルス療法をどう思われますか。情報が少なく、よくわかりません。素人考えではございますが、母の気持ちを考えると、できるだけ乳房摘出手術を避けたいと考えてしまいます。お忙しいところ大変申し訳ございませんが、ご回答をお待ちしております。

日本の医療システムでは本当に安全で有効性のあるものは、保険適応となります。HF10ウイルス療法ついての詳細は実際にこの療法を行っている人でなければわかりません。有効性・適応などについては名古屋大学付属病院へ直接問い合わせてください。(文責 吉田)

 

No.1512】 03年05月08日 H.U. 
乳輪の痒みと乳首の湿疹

39歳で、6歳の子供がいます。去年の暮れに入浴中、突然左の乳輪が痒くなり、数日間続きました。掻き壊すのが怖くて、痒くても掻かないようにしたら落ち着きました。乳頭からの分泌物、しこりはありません。接触性皮膚炎かと思い、下着(ブラジャー)をつけずにいると痒みはおさまるのですが、先日、乳首に湿疹のようなものを見つけ不安になりました。痒みはありませんがうっすらと赤いです(特に入浴中)。パジェット病などの痒みとは我慢できるものなのでしょうか? 私のように痒みが落ち着いた場合は特に問題ないのでしょうか?

接触性皮膚炎である可能性が高いと思われますが、パジェット病は痒みを伴わず乳首の湿疹様だけのこともありますので注意が必要です。いつまでも乳首の湿疹が治らなければ乳腺外来を受診することお勧めします。(文責 吉田)

 

No.1511】 03年05月08日 Makiko  
ミデックスの副作用について

約3年前の当時54歳に乳癌の手術を受け(ER:+)、放射線・抗がん剤治療を終え、ノルバディクスを毎日服用していたのですが、のちに生理ではない不正出血が続き、婦人科で診てもらうと子宮に異常細胞の増殖が見られた為(ノルバディクスの副作用かもしれないと言われました)、子宮と卵巣の摘出をしました。今から一年半前です。その頃からノルバディクスよりいい薬が(本人にとって)臨床されたと主治医がおっしゃり、アリミデックスに変わり、以来毎朝服用しています。その後2、3ヶ月に一回(不規則)ほど激しい悪寒・嘔吐・微熱に襲われ、毎回一日ほど寝込めばおさまるのですが、原因がアリミデックスの副作用なのか、子宮・卵巣の摘出によるものなのか、それ以外に何かあるのか(再発の兆しとか…)全く分かりません。主治医の先生にも相談したのですが…。何か考えられるものはありますでしょうか。それからアリミデックスの副作用はどういうことがあるのですか。ご意見、アドバイスをどうぞよろしくお願い致します。

2,3ヶ月ごとに起こる悪寒、嘔吐の原因がなんであるのかはわかりません(おそらく疲労かカゼではないかと思います)が、アリミデックスの副作用ではないでしょう。アリミデックスは使用していても殆ど副作用を認めませんが、しいて言えば”のぼせ”や”関節痛”ぐらいです。副作用の発現頻度は非常にわずかです。(文責 吉田)

 

No.1510】 03年05月08日 H.K.
脇の下の腫れと痛み

28歳になる主婦です。3月始めから右の脇の下が腫れていて、痛みを感じるようになりました。心配になり、4月に病院に行って、超音波やレントゲン、血液検査をしましたが、どれも異常はありませんでした。しかし、超音波で脇の下を見たところ、お医者さんは皮膚のすぐ下が腫れているとおっしゃっていました。抗 生物質をもらい1週間飲んだ所、傷みはなくなりましたが、やはり腫れたままでした。そして、今、生理前1週間程なのですが、また脇の下が少し痛くなってきました。月経前に脇の下が痛くなるという症状はあるのでしょうか?また病院に行ったほうがいいのでしょうか?なかなか腫れも治らず、また痛くなったので心配です。

抗生剤を飲んで腫れが軽快したことにより、炎症性のものが考えられますが、生理前に痛くなることより副乳かもしれません。念のためもう一度病院を受診して下さい。(文責 吉田)

 

No.1509】 03年05月07日 M
微小石灰化について

33歳の主婦です。3才の子供がいます。先日、乳腺外来で超音波とマンモグラフィーの検査をしたところ、左乳房にしこり(自覚症状なし)と微小石灰化(いくつか集まって見えるところがある)が発見されました。まず、しこりの細胞診をしましたが、ガンではありませんでした。しかし、微小石灰化が気になるということで、これについても細胞診をしました。結果は組織がうまく採れていなかったため、判定不能ということでした。現在、局所麻酔による切開手術での組織診をすすめられています。
今回お聞きしたいのは、
 @検査段階において切開する必要があるのかどうか。
 A他に確実な検査方法はないのか。
の2点です。宜しくお願いいたします。ちなみに私の母は4年前に乳がんの手術をしております。遺伝性についても教えてください。とても心配です。

微小石灰化が集まっていれば癌を疑い、その部分を切除して調べる必要はあるでしょう。これに代わる方法としては、レントゲン下に太い針を刺して組織を採ってくる方法(マンモトーム)もあります。このマンモトームは設備か整っている施設でないと行えません。
乳癌の遺伝については、ある遺伝子(BRCA遺伝子)によって遺伝することが知られていますが、本邦ではこの遺伝子に遺伝の頻度は低く(この遺伝子があったとしても必ずしも遺伝しない)、母子とも乳癌であったとしても食生活が似ているといったような環境的要素の方が大きいようです。(文責 吉田)

 

No.1508】 03年05月07日 Yusuke  
乳輪のふくらみ  

高校1年生です。恥ずかしいのですが中学三年生の時にお風呂の中で乳首を自分でなめようとしました。相当無理やり引っ張ったせいなのか、中にお風呂の水が入ったような気がします。当時は触るとチクッとして痛くて、強く胸をしぼると水のようなものが微量ながら出てきました。近くの病院に行ったのですがこの事は恥ずかしくて言えず、「ここ(乳輪)がはれた」と言うと塗り薬をもらい、1週間ほどつけていると痛みとしぼると水のようなものが出てくることがなくなりました。しかし、胸の部分の乳輪の部分がふくらんでしまっていて逆の胸と比べても乳首の大きさもかなりの大きさの違いがあり、服を着替えたり、プールに入ったりする時にすごく恥ずかしくて嫌です。又、最近は薄着になりTシャツを着るとふくらんでいるほうの乳首が透けてしまいとても恥ずかしいです。どうしたら乳輪のふくらみを直すことが出来ますか?(やせているのでよけいに目立ちます。)

乳房を刺激したことにより乳輪乳頭が腫大したのであれば、そのうちに元に戻ります。そのまま経過をみていてください。2-3ヶ月たっても変化がなければ念のためもう一度病院を受診することを勧めます。(文責 吉田)

 

No.1507】 03年05月07日 Y.T.
妊娠について

4年前に乳がん手術を受け、現在ノルバディックスを服用しています。あと1年は薬を服用するよう言われています。早く子供が欲しいと思っているので、薬の服用を止めた後、すぐに妊娠して大丈夫なのかお聞きしたいです。薬が身体に残留して、胎児に悪影響を与えるというような事はありますか?服用停止後、妊娠までにはある程度期間を空けた方がいいのでしょうか?

ノルバテックスが体内にのこる時間は正確には分りませんが、長くても1−2週でしょう。服用を中止した後であれば、あまり問題ないと思います。間を空けるとしても2−3ケ月で十分でしょう。(文責 吉田)

 

No.1506】 03年05月07日 E・S
右乳房の痛みのことでお伺いします

3月の終わりごろ、今までにはなかったキーンというような鋭い痛みを右乳房先端に感じました。特に何かしたわけではなく、車に乗ろうとしていたときのことです。しかし、その後も時々同じような痛みが起こることがあり、今回相談させていただくことにしました。最初に痛みを感じたときからひと月たちますが、咳をしたり笑いをこらえたりと胸に力が入ったような時に痛くなることが多いことがわかりました。外的なものではなく、内側からの短く鋭い痛みです。痛みは乳房先端で、ピーンと強くはじかれたような感じ?です。外から見た感じでは、ただれも分泌物もなく異常は感じません。また、左右の違いもないように思います。でも、痛みが走るのは右乳房だけなのです。実は昨年秋の乳がん検診(触診)で再検査となり、12月にレントゲンや超音波?などの再検査を受けました。その結果、左右とも大小いくつかの乳腺症になっていることがわかりました。そのためか、生理前になると、さすっていたいような痛みを感じることもあります。しかし、前述のような痛みは、これとは明らかに違います。乳がんなどの場合、鋭い痛みというのはあまり見られない症状と言うことらしいので、最初のうちは気にしないでおこうと思っていたのですが、痛みは毎日数回ずつは起こりますし、決まって右乳房だけなので、だんだん不安になってきました。このような症状の場合、どんなことが考えられるでしょうか?乳がんの可能性は?何かわかりましたら教えてください。よろしくお願いいたします。30代後半女性(子ども3人、授乳はそれぞれの出産で3ヶ月ずつぐらい)

症状からして乳癌は考え難いですが、何の痛みかは検査が必要でしょう。胸に力が入ったときに起こることが多いのであれば、乳房ではなく筋肉とか胸壁に何か在るのかもしれません。勿論乳腺症の痛みであってもおかしくはないです。一度外科の外来を受診して見て下さい。(文責 吉田)

 

No.1505】 03年05月06日 M.N.
石灰化へのホルモン療法について

54歳、閉経後です。非浸潤性乳管ガン、充実ガンで3月に部分切除、放射線治療が終わりました。対側にも石灰化があり、経過観察になっています。対側石灰化の進行を遅らせるためにホルモン療法を希望したところ、主治医に「副作用があるので勧められない」と言われました。私としては2年前に甲状腺乳頭がんで全摘の手術を受けているので、少しでも発症を抑制したいと思い、強く希望したところ「受容体を調べて陽性だったらしましょう」と言ってくれました。自己判断でホルモン療法を希望しているのですが迷いがあります。
 1 石灰化へのホルモン療法はしないほうがいいのでしょうか。
 2 副作用がひどい時は、中止できるのでしょうか。
 3 効果と副作用の比較割合は、どの位でしょうか。
勝手な言い分ですが、多重ガン患者の1年でも先送りにしたい気持ちがあります。ぜひ教えてください。

1.対側の石灰化は様子観察中であり、ホルモンレセプターの状況もわからないのに予防的にホルモン剤服用するのは、効果の点も不明であり、やめた方がよいでしょう。
2.ホルモン剤の副作用には重篤なものはないですが、もし副作用が出た場合はいつでも中止できます。
3.具体的な比較割合はわかりませんが、副作用が強く効果がないのであればその薬は使用されなくなります。ホルモン剤は一般的には副作用が弱く、ホルモンレセプター陽性の場合には効果があると考えられており、広く使用されております。

担当医の言うように、切除した乳癌のホルモンレセプターを調べ陽性であれば使用するのが良いと思います。甲状腺癌と乳癌が出来たからといって癌になり易い体質ということもありません。(文責 吉田)

 

No.1504-1】 03年05月04日 H
術後の療法について

以前、知人の乳頭腫瘍についてご相談申し上げたものです。 本日は自分の病状についてご相談いたします。よろしくお願いいたします。 47歳、浸潤癌2.9cmとリンパ影1cmを2月はじめに発見。悪性度3、HER2は+です。 AC投与4回の後、腫瘍は瘢痕程度に縮小。その一方、リンパに変化が無いため転移ではないかも知れないということで、センチネル+温存で、4月28日に手術しました。 術中のセンチネルの結果は陰性でした。術後の補助療法ですが、通常なら放射線25回+タキサン系4回+ホルモン2〜5年 (陽性といわれています)となりますが、術前のACがよく効いていたため、 抗がん剤投与は止めても良いかもしれないといわれています。 (あくまでこれから1週間先の病理結果を待ってからの結論ですが)
ご相談は、放射線+ホルモン療法のみで良いと言われた場合です。 医師のみなさまはホルモン療法のほうが抗がん剤よりはるかに副作用が 軽いという判断の元に、そちらを薦められると思います。 また、主治医からは「化学療法は術前にしているので、 別の角度からの治療をする方が有効だといえる」といわれています。 しかし、私はホルモン療法で更年期を早めることへの不安があり、放射線+ 抗がん剤を選ぶということは考えられないのだろうかと思っています。 (ただし、通常の療法3種全て行うことにはためらいを感じております。)
すでにACを体験しており、抗がん剤投与にはあまり不安はありません。 むしろ、更年期症状への不安の方が強いのです。閉経はおそらくまだですが、 4回目のACの後、止まってはおります。実際の更年期を向かえ、あるいは再発の時に ホルモン療法をしてもいいのではないかと考えています。 ホルモン療法と術後抗がん剤投与それぞれを比べた場合、再発率にはそれほど違いは無いようです。今回の入院で再発の方たちがホルモン療法単独の方が多かった点も不安でした。また、私はHAR2が+のため、可能性としてはホルモン療法が効きにくいこともあるのではと考えてもおります。 ホルモンレセプターが陽性であるにもかかわらず、ホルモン療法をしないということは得策ではないのでしょうか。放射線+抗がん剤を選ぶとことにはデメリットが多いのでしょうか。この点についてお教えいただければ幸いです。

術後の補助療法は基本的には何を選ぼうとかまいませんが、現在あなたの状況であれば、主治医と同様な提案をする医師が多いと思います。更年期を必要以上に怖がっている様に感じられます。放射腺+抗がん剤であってもACで止まってしまった生理が回復するとは限りません。個人差がありますがホルモン剤よりも抗がん剤のほうがはるかに副作用が強いでしょう。しかしHER2が+であるというのは少し気になります。確かにHAR2が+だとホルモン療法が効きにくいとする報告もあり、結論がでていません。あなたが放射腺+抗がん剤で行きたいという希望をはっきりと主治医に伝え今後の治療法を決めてください。(文責 吉田)

 

No.1504-2】 03年05月09日 H
ホルモン療法について

お世話になっております。1504で術後のホルモン療法とタキサン系投与のメリット・デメリットについて伺ったものです(ちなみに一度目の手術を終えましたが、もう少し広く取りたいとのことで、来週再手術の予定です)。
年齢は47歳、月経は4回目の手術前、AC投与後止まっています。 重ねてホルモン療法についてお伺いいたします。組織の検査が出ており、その結果を踏まえて主治医はやはりホルモン療法の方が得策であろうとおっしゃっています。副作用についての不安を申しましたところ、タモキシフェン服用はせず、とりあえずゾラデックスを2年間してみてはどうかという提案を頂きました(2年間注射すれば閉経するだろうとのことです)。主治医の判断では、ホルモン療法の効果は早いうちに投薬する方が効果が高いため、抗がん剤投与より優先する方が望ましいとのことです。なお、HER2プラスとホルモン療法の関係については統計的に確定していないので、考慮せず判断するそうです。そのような形での療法でも、タキサン系投与以上の治療効果は期待できるものでしょうか。抑制効果は通常何年くらい続くものでしょうか。また、タモ・ゾラ併用に比べて更年期症状や子宮ガンなどの副作用は少なくなるのでしょうか。よろしくご教示ください。

詳細はわかりませんが、主治医の判断はまちがっていないと思います。ゾラテックスとタキサン系の薬剤を直接比較したデータはないのでわかりません。ホルモンレセプターが陽性であればゾラテックスだけでも十分でしょう。効果の持続は基本的には投与中だけだと思います。更年期の症状についてはわかりませんが、ゾラッテクスだけであれば子、宮癌の発生率が高くなることはありません。(文責 吉田)

 

No.1504-3】 03年05月21日 H
HER2陽性度と術後補助治療について 

お世話になっております。1504でご回答を頂いているものです。再手術後の補助療法についてまたお伺いします。組織の再検査をしたところHER+ではなく3+(強陽性)だったといわれました。それでもホルモンレセプターはどちらも+のため、治療方針に変更は無く、ホルモン療法(タモキシフェン)が第一選択です。以前にご相談しましたようにHER2過剰の場合、ホルモン療法が聞きにくいという話を聞いていると申しましたら、それは数値として確立していないので考慮しないとのこと。また、私が希望する抗がん剤の追加投与(手術前はAC4回)は白血病などの副作用が懸念され、治療結果としても良い数字が無いという理由で、相変わらず否定されております。抗がん剤を投与するくらいならタモキシフェンを使うべきだということです。しかし、以前ご相談したとおり、私はタモキシフェンに対して積極的ではありませんので、とりあえずゾラデックス注射第一回を受けてまいりました。ゾラデックス2年の後にタモキシフェンかアリミデックスを使うか考えたいと思っています。
1)病理検査はそれほどするたびごとに違う結果が出るものでしょうか? 特にHER2と悪性度についてお伺いしたく思います(悪性度については、ACのネオアジュバントを受けたため変化するであろうと予測はしていました)。
2)ゾラデックスのみのホルモン療法はタモキシフェンとの併用に比べ、どれくらい奏功率が落ちるものでしょうか。また、あまり数字としては出ている治験が無いかもしれませんが、それはHER2の陽性度によってどのくらい違ってくるものでしょうか。
3)抗がん剤の追加投与は主治医が言われるとおり無意味な過剰治療なのでしょうか。ホルモン療法が効いていない場合、何らかの治療的効果があるように思われるのですが、いかがでしょうか。また、放射線終了後に投与するのと、事前に投与するのとで、効果に有意差はあるのでしょうか。
ご教授いただければ幸いです。

@ 性質や形態上、ひとつの同じ腫瘍組織でも均一でなく、部位によって違いがでることがあります。また治療を行った場合、それに耐性のところだけが残存するので病理検査の結果が違ってくる場合があります。また腫瘍自体が変異を起こして性質を変化させることも考えられます。さらに残念ながら判定する病理医によって、診断が多少異なる場合が無きにしもあらずです。そんなわけでHER2と悪性度が違ってくる可能性があります。
A 併用とHER2陽性度に関連した、明らかな比較データは無いと思います。
B ホルモン・リセプター(+)でも全例にホルモン療法が有効なわけではないので、無意味ではなく有効の場合はあると思います。放射線治療の前か後か、それとも最中にも投与した方がよいのかについては、はっきりした結論は出ていないようです。(文責 石川) 

 

No.1503-1】 03年05月03日 KI 
リンパ節について

4月中旬、右乳房温存手術を受けました。手術前、リンパ節はさっと取る程度だと言われましたが、術後、26個とって転移は0ということでした。私にとっては、26個という数字は非常に多く感じました。脇の下には普通どのくらいのリンパ節があり、私の場合残っているのでしょうか。このようにとられて、将来浮腫はでないのでしょうか。また、リンパ浮腫を予防するにはどのような方法があるでしょうか。たくさん質問しましたが、よろしくお願いします。

脇の下のリンパ節の数には個人差がありますが、乳癌の手術でとれるリンパ節は通常10-30個ぐらいだと思います。調べたリンパ節の数か多ければそれだけ正確に転移状況が判断できます。あなたの場合リンパ節が残っているかどうかは不明ですが、調べたリンパ節数と浮腫とは直接関係はなく、むしろリンパ節を取った範囲と関係するようです。浮腫を予防する方法は患側の腕を長時間下げたり、使い過ぎないこと、マッサージをすることなどが基本です。薬もありますが非常に効くという訳にはいかないようです。(文責 吉田)

 

No.1503-2】 03年05月06日 KI 
リンパ節について(2)

さっそくの回答ありがとうございます。もう2,3質問させてください。リンパ浮腫は、個数ではなくて範囲が関係あるとのことですが、リンパ節の郭清には、レベル1からレベル3まであるということを本で知りました。個数から考えて、私の場合はレベル3まで郭清されていると考えた方がいいのでしょうか。ちなみに、創部は脇の下と乳房の乳輪に沿ってカーブを描いてわきの方にあります。癌は、乳房の外側の時計で言うなら9時くらいの位置にありました。現在術後2週間あまりのせいか、乳房はまだ腫れています。患側の腕を上げると、腕の付け根の方で内側に痛みを感じます。入院中はあまり感じませんでした。これは浮腫の前兆でしょうか。また、理論的にはリンパ節をとってもバイパスができると本には書いてありましたが、理論上ということは、リンパ浮腫になられた方の場合、バイパスはできなかったということになるのでしょうか。私の場合、術後の浸出液(ドレー)が多く、患部の管ももうとる時期だからということで抜かれました。リンパが溜まりやすい体質ということになるのでしょうか。不安でたまりません。よろしくお願いします。

通常乳房温存術では腋下のリンパ節の郭清はレベル2ぐらいまでの施設が多いようです。レベル3まで郭清したとは限りません。リンパ節の個数は個人差が大きくレベル1のみの郭清でもあなたぐらいの人は沢山います。リンパ浮腫となるか否かはバイパスの出来具合や腋下リンパ節の状況、リンパ節再発の有無などが複雑に関連しており一概にはいえません。ただ腋下の郭清を必要以上の広範囲に行った場合にはなり易い気がしております。術後の滲出液が多いからといってリンパが溜り易い体質ということもないでしょう。術後は腕を動かすと半年ぐらいは痛いと感じるものです。心配ありません。(文責 吉田)

 

No.1502】 03年05月03日 H.K.
線維腺腫との結果

39歳の未婚女性です。健康診断のエコーによる乳癌検診でひっかかり、別の病院で触診、マンモグラフィー、エコーの検査を受けた結果、1.5pぐらいのいびつな形の鮮明なしこりがみつかり、細胞診も受けました。その結果は線維腺腫でした。担当医はエコーの時点で癌と思っていたらしく、良性の結果が意外なようでした。バチンと針を刺す細胞診の時も手術の時に針の通り道も取ってしまえるように針を刺したということです。いびつな形に映っているのは、いくつもの腫瘍が重なっているためだろうということでした。気になるなら腫瘍を取ってしまってもよいとのことでしたが、とりあえず、6ヵ月後にもう1度エコーと細胞診を受けることになりました。医師がエコーとレントゲンで癌だとほぼ判断していたと聞き、良性と聞いてもいまいちすっきりしません。日ごとに不安が増してくるのですが・・・。担当医は、「針で抽出した部分は線維腺腫ですが、他の部分で悪性のものが潜んでいることも無いとは言えません」ともおっしゃいました。他のみなさんが書いておられるような、細胞のクラスも聞かなかったのですが・・・。このまま半年先まで放っておいてもよいものなのでしょうか?

細胞診で線維腺腫であれば経過観察でよいと思いますが、どうしても不安であれば局所麻酔下に腫瘤を切除してしまうことも可能です。担当医とよく相談してみて下さい。(文責 吉田)

 

No.1501】 03年05月03日 nori
手術について

はじめまして。40歳、2児の母です。左胸外側に1.5〜2センチのしこりがあり、乳首左、乳首より2センチ上、わきの下にも小さいしこりがあり、写真、マンモグラフィーの検査で、1.5〜2センチのしこりに石灰化が見られるとの事でした。エコー検査の先生は、クラス3〜4との診断でした。注射器で細胞を抜き取った検査結果はクラス3で、『悪性でないとは言い切れない』と書かれていました。
その結果、外科の先生は、『できうる検査はしたが、灰色の状態なので切って調べなければわからない』との事で、2週間後に全身麻酔の手術をすることに決まりました。しこりを切り取り、細胞を調べ、悪性であればその場で乳房、リンパを全て取ってしまうとの事。「この方法なら手術は1回で済む。局部麻酔で石灰化があるしこりを取り、検査結果により後日手術という方法もあるが…手術中に検査結果が出るので、1回で済む方がよい。もし、乳腺症ならそのまま置いておけばいい事だし、癌なら全てばっさりと取る「」とおっしゃいました。
私の場合、お乳自体が堅く、写真では真っ白に写り判断しにくいとの事で、石灰化があるしこりの他、小さいしこりが4個ほどあるのですが、手術で全て取り調べるとの事ですが…癌だと判断できる検査は他にはないのでしょうか……。癌ならすぐ乳房を取ってもいいのですが、灰色の状態で、このような1回きりの手術をするのは不安なのですが、市民病院のような大きな病院では当たり前なのでしょうか。手術の経験がなく、詳しくわからずに、このような質問をしてすみませんが宜しくお願いします。お答えお待ちしています。 

全身麻酔下でまず腫瘤を切除して病理組織を確認し(術中迅速診断)、癌であれば予定した手術を行い、良性であればそこで手術を中止する方法は乳癌が疑わしいが断定できない場合によく行われる方法です。特に問題はないと思います。局所麻酔下に腫瘤を切除したり太い針で組織をとり確認する方法もありますが、癌であった場合、手術までどうしても時間がかかってしまうことになります。癌を強く疑う場合前者を行うことが多い傾向にあります。(文責 吉田)