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相談室 (No.2801〜2900)

このページは乳がんに関 する不安や悩みを解消していくことを目的としています。皆様からの乳癌に関する情報、体験談、意見、質問などをお待ちしております。 個人および病院への攻撃や中傷に関してはお答えできませんので、あらかじめご了承下さい。

ご相談メールの投稿はこちらからお願いします。

なお治療法は、患者さんと主治医がご相談されて決定されるものであり、この相談室でお答えできるのは、一般的な参考意見であることをご了解下さい。

当相談室にお寄せいただいたメールについては、編集・引用・公開させていただく権利を当会(神奈川乳癌治療研究会)が有するものとします。また、名前、メールアドレス等個人情報保護の観点から、皆様から頂戴したご相談のメールは、一定期間の後、アドレスも含めて削除させていただいております。再度ご相談いただく際はその旨ご留意いただき、掲載No.を書き添えて下さるようお願い致します。

 

目 次

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No

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件  名

担 当

2900-1
2900-2
04/09/29
05/01/12
S.Y. 再発しています
粘液癌・再発後の治療方針について
福間
徳田
2899 04/09/29 Y.M. 化学療法について(HPNo.2645-2) 福間
2898 04/09/29 Y  骨転移でしょうか? 福間
2897 04/09/29 K.S. ホルモン療法について 福間
2896 04/09/29 M.H. 妊娠について 福間
2895 04/09/29 pum ホルモン療法の副作用について 福間
2894 04/09/29 M・M  妊娠中の線維腺腫 清水
2893 04/09/29 M.M 左脇下の腫れについて 清水
2892 04/09/29 M.Y. リンパ節郭清後のしびれ、タキソール後のしびれについて 清水
2891 04/09/29 Yama  肋骨のいたみ 清水
2890 04/09/29 娘(24歳)のしこりについて 清水
2889 04/09/29 検査のことで悩んでいます 清水
2888 04/09/29 ISHI 線維腺腫瘍? 清水
2887 04/09/27 N.K 石灰化があるのですが、妊娠中です 清水
2886-1
2886-2
04/09/27
04/10/10
M.S. 分泌物の細胞診について
精密検査の時期について
清水
吉田
2885 04/09/27 さつき 脇下のしこりについて 清水
2884 04/09/27 RINGO 乳癌の予後について 清水
2883-1
2883-2
04/09/27
05/06/27
みーママ 穿刺吸引細胞診について
ホルモン治療と放射線治療後の痛みについて
清水
石川
2882 04/09/27 M.R のう胞について(HPNo.2649-2) 清水
2881 04/09/26 R.Y.  しこりについて教えてください 清水
2880-1
2880-2

2880-3
04/09/26
04/09/29
04/10/03
chart  病期と治癒率、補助療法の妥当性
病期と治癒率、補助療法の妥当性(2)
病期と治癒率、補助療法の妥当性(3)
清水
清水
清水
2879 04/09/26 M  微細石灰化 清水
2878 04/09/26 N.U. 化膿したしこり 清水
2877 04/09/25 Kumi  乳がんの可能性について 須田
2876 04/09/25 おひめ 乳房の痛み 須田
2875 04/09/25 N  左胸のしこりについて(HPNo.2788-2) 須田
2874 04/09/25 Y.H. 術後療法について 須田
2873 04/09/25 NT 乳輪のしこりについて 須田
2872-1
2872-2

2872-3
2872-4
2872-5
04/09/25
04/09/30
04/10/10
04/10/19
04/11/07
肝機能
再発率について
治療法について
検査
肝機能について
須田
清水
吉田
麻賀
石山
2871 04/09/25 T.M. 乳腺嚢胞症の診断について 須田
2870 04/09/25 m.n.k 乳首の張りと痛み 須田
2869 04/09/25 N.I. 20代でも乳腺症になることはあるのでしょうか? 須田
2868 04/09/25 H.S. 石灰化の塊について 清水
2867 04/09/25 K.T. マンモグラフィーで石灰化像があります 清水
2866 04/09/23 I.K. 乳房が痛むのですが・・・ 須田
2865 04/09/23 M.S.  乳ガンである可能性 須田
2864 04/09/23 T.K.  腹部に膨張感があります(HPNo.2434-2) 須田
2863 04/09/23 A.T.  治療法について 須田
2862 04/09/23 choco  放射線治療について(HPNo.2198-4) 須田
2861 04/09/23 omizu 治療薬のことでお伺いします 須田
2860 04/09/23 E.M. 針生検の診断について 須田
2859 04/09/21 T.S.  これは合併症ですか? 須田
2858 04/09/21 mami パジェット病について 須田
2857 04/09/21 S.H. 多発性骨転移 須田
2856 04/09/21 S.M. 右脇下(腕に近い辺りです)に5mm程のしこり 須田
2855 04/09/21 Y.R.  授乳中の血性乳頭分泌について 須田
2854 04/09/21 M.H. 抗がん剤について 須田
2853-1
2853-2
04/09/21
04/09/26
Chizuko 術後補助療法と妊娠について
術後補助療法と妊娠について(2)
須田
清水
2852 04/09/21 M・O 左乳房の疼く痛みについて 須田
2851 04/09/20 m.k 化学療法の中止について(HPNo.2132-6) 須田
2850 04/09/20 Y.T. 乳腺外科医のいる病院を教えて下さい 須田
2849 04/09/20 Y.S. ゴツゴツしたしこりについて 須田
2848 04/09/20 sesame 乳癌でも授乳しても大丈夫ですか? 須田
2847 04/09/20 F.I. 胸の痛み、腕から手にかけてのしびれ 須田
2846 04/09/20 H  ピルの服用と抗がん剤との関連について 須田
2845-1
2845-2

2845-3
2845-4
2845-5
2845-6
2845-7
2845-8
04/09/19
04/09/30
04/10/12
04/11/06
04/11/20
04/12/10
04/12/18
05/02/17
zuzu 放射線療法について
鎖骨上窩転移は予後がかなり悪いのでしょうか?
小豆くらいの腫れ物
小豆くらいの腫れ物から出血
腫瘍マーカーの数値及びCEFのクールについて
肋骨転移とハーセプチン
タキサン系とハーセプチン
肺転移とハーセプチンの量
福間
福間
麻賀
石山
稲葉
清水
首藤
麻賀
2844 04/09/19 Y.K. DCISについて(HPNo.2733-3) 福間
2843-1
2843-2
04/09/19
05/06/07
M  胸の痛みについて
受診病院について
福間
吉田
2842 04/09/19 K  乳がん検査の正確性 福間
2841 04/09/19 K.T.  切開生検とマンモトームについて 福間
2840 04/09/19 K.Y.  乳がんの可能性について 福間
2839 04/09/19 A.T 葉状腫瘍 福間
2838 04/09/19 mako 乳がんの疑いはあるのでしょうか? 福間
2837 04/09/19 M.N.  生理不順と乳がんの関係はあるのでしょうか? 福間
2836 04/09/19 S 片方の乳房の痛み 福間
2835 04/09/19 S.K.  カテゴリー2 福間
2834 04/09/19 k・m 胸の腫れ 福間
2833 04/09/19 F  胸のしこりと血性分泌 福間
2832 04/09/19 naka   ゾラデックスの間隔と術後の自己検診について 福間
2831 04/09/19 Y.H.  大豆イソフラボンの摂取について  福間
2830 04/09/19 脳転移の初期症状、治療方法について (HPNo.2787-2) 福間
2829 04/09/18 とも 右胸のしこり 須田
2828 04/09/18 K.M.  肝転移 須田
2827 04/09/18 H  ホルモン治療 須田
2826 04/09/18 えり 潜在的乳がん? 須田
2825-1
2825-2

2825-3
04/09/18
04/10/06
04/12/24
M.Y  乳管内乳頭腫
乳管内乳頭腫について(2)
手術方法について
須田
清水
須田
2824 04/09/18 M  乳腺症について 須田
2823 04/09/15 Y.M 治療方法について 館花・福田
2822 04/09/15 S 脇の下のしこりについて(HPNo.2582-2) 館花・福田
2821 04/09/15 N 術後の抗癌剤治療について 館花・福田
2820 04/09/15 S CEA値と癌の可能性 館花・福田
2819 04/09/15 R 足の痛みについて 館花・福田
2818 04/09/15 Y.H. 胸のしこりについて 館花・福田
2817-1
2817-2
04/09/15
04/11/03
A.H. ノルバテックス服用について
ノルバテックスの服用について(2)
館花・福田
石田
2816 04/09/15 naka ゾラデックスと術後の自己検診について 館花・福田
2815 04/09/14 T.I. 子供の乳首について 西川・福田
2814 04/09/14 P-K 授乳後のしこり(2)(HPNo.2604-2) 西川・福田
2813 04/09/14 TT 間質性肺炎と言われました 西川・福田
2812-1
2812-2
04/09/14
04/09/26
H.Y 乳腺症と言われました
乳腺症と言われました(2)
西川・福田
清水
2811-1
2811-2
04/09/14
04/09/23
Y・S 術後の化学療法について
術後の化学療法について(2)
西川・福田
須田
2810-1
2810-2
04/09/14
04/10/05
つばさ タモキシフェンの副作用について
ホルモン療法について
西川・福田
福間
2809-1
2809-2
04/09/14
04/11/12
H.T.  副作用?
タモキシフェン副作用の継続期間
西川・福田
片山
2808 04/09/14 T.T. 授乳中、腋の下のひきつり(HPNo.1700-3) 西川・福田
2807 04/09/14 Y.O 乳腺のう胞症について 西川・福田
2806 04/09/14 ちゅん ホルモン療法の要否に関して 西川・福田
2805 04/09/08 Y.Y.  胃がんの再発? 矢吹・福田
2804 04/09/08 T  肺転移に関して 矢吹・福田
2803 04/09/08 マンモにしか写らない白いもの 福間
2802 04/09/08 T.S. 遠隔転移後の治療について 福間
2801-1
2801-2
04/09/08
04/09/29
H・N 母の状態について
母の状態について(2)
福間
福間

 

 

No.2900-1】 04年09月29日   S.Y.
再発しています

初めてメールさせていただきます。39歳です。5年半前右乳房を温存術で手術しました。サイズは3.0×2.5?、リンパ節転移4/10、粘液がんでした。放射線治療、抗がん剤点滴、ゾラデックス注2年、フルツロン2年、ノルバデックス20mg5年服用していました。3年前に子宮体部異型上皮が出たため、摘出しています。1年前から手術創付近にしこりがあり、9/1の細胞診で「以前と同様の細胞が出ている。」とのことでした。主治医は外来OPで十分取れるといわれるのですが、1年前からのしこりですので、浸潤具合などがとても気になっています。細胞診のみで、マンモもCTもMRもなにもない状態で、摘出術をされることもあるのでしょうか? また、今回の結果で薬がアリミデックスに変更になりました。子宮を摘出はしているものの、閉経している状態ではないのに、アリミデックスを飲んでも問題はないのでしょうか? よろしくお願いいたします。

再発にも遠隔転移と乳房温存術施行後の乳房内局所再発があり、それぞれ治療法、対応が異なります。あなたの場合は乳房内再発になります。乳房内再発の場合は原則として手術治療となります。再発の形態により追加切除で乳房の形状をある程度残せる場合と、乳房全摘術2つの選択枝があります。たとえば乳管に沿い、広範囲に癌が広がるような形での再発では全摘になります。粘液癌は乳房の中で限局した病変をつくる性質を持ちますが、なかには乳管沿いの進展を示す場合があります。再発でも限局性の再発なのかどうかが術式を決める決め手になります。できればMRI、CT検査を術前に受ける方がいいかと思います。子宮全摘を受けているので生理の状態がわかりません。化学療法を受けると30歳代の方は一次的に閉経状態になりますが、生理再開される方が多いと思われます。現在39歳ですので、卵巣から女性ホルモンが分泌されている可能性が十分にあります。その場合はアリミデックスは適応となりません。採血などで女性ホルモンレベルを確認することも1つの方法です。(文責 福間)

 

No.2900-2】 05年01月12日   S.Y.
粘液癌・再発後の治療方針について

以前、HPNo.2900で回答していただきまして有難うございました。乳房内再発でCT・MRI施行し、結局2個の腫瘍が見つかり、11/30に腫瘍の摘出を行いました。病理の結果は、やはり前回と同じ粘液癌でした。また、女性ホルモンも調べてもらい、閉経状態ではないとのことで、アリミデックスからフェアストンに変更になりました。現在治療としてフェアストンの内服のみなのですが、化学療法・内服治療・ホルモン治療の必要はないのでしょうか? 以前の治療は、放射線25回、抗がん剤点滴6回、ゾラデックス注2年、フルツロン2年、ノルバデックス20mg5年服用していました。また、粘液癌は予後がよく、転移・再発が少ないといわれる割に、私の場合5年未満で乳房内に再発してしまい、納得できないのですが、粘液癌とはそんなものなのでしょうか? 粘液癌・再発後の治療方針について教えていただきたいのです。よろしくお願いいたします。

乳房内の再発は、予後に影響をおよぼすような転移再発ではないので、悪く考える必要はないと思います。再発ではなく、残っていた乳腺に新たにできたのかもしれません。したがって、今回、早期に発見できたのであるとすれば、フェアストンのホルモン療法のみでよいと思います。(文責 徳田)

 

No.2899】 04年09月29日   Y.M.  
化学療法について(HPNo.2645-2)

7月18日、HPNo.2645で相談したものです。
・3月5日 左乳房温存手術 ・4月、5月にCMF化療 ・6月7月に33回の放射線治療 ・8月4日、放射線治療1週間後から化療再開。
次週11日、白血球の数値が2100の為、化療中止。白血球を上げる飲み薬セファランチン末1%を2週間服用。途中17日に血液検査するも数値は上がらず2100。この後、次月の予約まで様子を見るということになりました。9月8日の血液検査では以前より数値が落ち2000。主治医は「放射線の副作用で数値が下がったのでしょう」といわれました。お薬を服用しても回復せず、計画通りに化療が進まず、期間をひと月も空けていいのか不安になります。体調は悪くなく食欲はあり、睡眠も支障なく眠れます。質問ですが、
1) 服用薬以外に白血球を上げるにはどうしたらいいか?
2) 化療の間隔はどのくらい空けてもいいのか?
よろしくお願いいたします

長期にわたる化学療法、手術、放射線治療あるいはストレスなどが化学療法中の白血球減少の原因になります。化学療法の間、あまり期間はあけないようにするのが原則です。今後CMFを再開しても同じような状態が続くようであれば、薬剤を減量するか薬剤を変更することになると思われます。現在体調がいいようなので、現状はそのままの状態を維持してください。なおG−CSF製剤で白血球を一時的にあげる方法がありますが、一時的な効果です。(文責 福間)

 

No.2898】 04年09月29日   Y 
骨転移でしょうか?

こんにちは。質問させてください。母(63歳)についてなのですが、三年二ヶ月前に乳がんの手術をしました。リンパ節への転移はなく、放射線治療はしませんでした。ここ2週間くらい背中の痛みを訴え、整形外科に通院しました。骨密度の検査、レントゲン検査をしたそうなのですが、骨粗鬆症という診断だったそうです。ボナロンとシップを処方されたのですが、一向に良くならず、今も一ヶ月に一度通院している乳がんの主治医に相談したところ、骨シンチの検査を来週することになりました。しかし、ここ数日、立てないくらいの痛みがあります。背中、肋骨の奥の方が特に痛むようで、昨日は胃も痛んだそうです。そこで、別の整形外科を受診したのですが、そちらでは血液検査、レントゲンの検査をしたそうです。血液検査の結果が来週でるようなのですが、12番目の骨が少々変形しているのが見つかったようです。ただ骨折ではないということだったようです。そちらではミオナール、ボルタレン、サイトテックを処方して頂きました。ただ、痛みが引かず、今朝も注射をしてもらいに受診しました。本人は下っ腹もポコンと出て、排尿が近いといいます。痛みのある部分に腫れはないようです。ここ数日みていられないくらい痛みがひどいようで、なんとかしてあげたいのですが、色々探しているうちにこちらにたどり着きました。もしかして骨への転移ではないかと感じているのですが、具体的に症状としては、どのような症状が出るのでしょうか? 受診している乳がんの主治医は、血液検査では特に異常はなかったので、3年も経ちましたし、念の為の骨シンチの検査だと言われたそうです。また、このような背中の痛みですが、何かしてあげるとやわらぐ方法とかございますか? よろしくアドバイスお願いいたします。

ご返事が遅れ誠に申し訳ありません。骨転移の症状は継続する痛みです。お母様の症状は転移による症状なのか、そうでないかは、mailの内容だけではわかりません。整形外科で脊椎のレントゲン写真を撮られたようですが、骨転移で症状がでるような場合は普通レントゲン写真で影がでます。専門の整形外科で転移を疑わせるような所見がないようですので、転移の可能性は低いかと思います。骨転移の診断はシンチも1つですが、MRIの検査が有効と思われます。お母様の胃痛は現在服用中の痛み止めが原因の可能性もあります。主治医にご相談ください。(文責 福間)

 

No.2897】 04年09月29日   K.S.
ホルモン療法について

3月に手術(非定型右乳房全摘)をしました。病理検査の結果、浸潤性乳管癌、腫瘍径2.0×1.8×1.5cm、リンパ節転移0/14、核異型度1〜2、ER(+)PgR(+)、HeR2(−)でした。4月よりタモキシフェン20mg/日、服用しています。54歳ですが、2月まで生理があり、4月と8月に一週間出血がありました。婦人科で、5月子宮頚癌と子宮体癌の細胞診をし、良性。8月に組織診をして、子宮内膜増殖症と診断されました。9月1日より、また出血があったので、主治医によりタモキシフェン4週休止となりました。質問ですが、ホルモン療法は閉経前と閉経後で薬が変わるようですが、私のように高齢の閉経前(あるいは周経期)にある者は、ゾラデックス等を使っても効果がないのでしょうか? お忙しいことと思いますが、よろしくお願いします。 

化学療法も選択枝に入りますが、リンパ節転移なく、ホルモンレセプター陽性、HER2陰性、腫瘍径2cm以下ですので、ホルモン療法も主たる選択枝です。細胞診で子宮内膜増殖症があるのでタモキシフェンは中止することになるでしょう。現在生理があるのですが、基本的に生理不順となり閉経目前だと思います。ゾラデックスは使用可能です。使用ですぐに閉経状態になると思われますので、その時点で他の内分泌療法剤(フェアストン、アリミデックス、アロマシンなど)を使用することになると思います。なお、ゾラデックス使用後の出血に関しては子宮内膜増殖症との関連も考えられますので、婦人科受診の対象になると思われます。(文責 福間)

 

No.2896】 04年09月29日   M.H.
妊娠について

お忙しいところ、よろしくお願いします。現在32歳、既婚、子供なし。29歳の時、 非浸潤癌にて皮下乳腺全切除、乳管内を進展し、多発性の癌であった。腋下リンパ節0/10、術後療法なし。31歳で、残した乳輪付近に再発(昨年10月)、乳頭全摘+筋肉切除、傍胸リンパ節転移なし、ノルバデックス服用開始、今年1月からフルツロン服用開始、ER(80)PgR(40) ←数字は逆かもしれません、 ハーセプチンテスト(−)。
先日の定期検査にて、担当医に妊娠のことを相談したところ、薬の服用を中止して早めに子供を作り、その後、また服用したほうがよいということで、薬が中止になりました。実は、多発性の子宮筋腫があり、ノルバデックスのせいなのか増大しています。そのため、婦人科の医師からも、早めに妊娠したほうがよいと言われています。この薬を飲むと年に数人、大出血をおこし、子宮全摘をしなければいけないことがあるとのことでした。担当医はホルモンに依存している癌なので、今すぐに再発などを起こすことは少ないと・・・。

@ 薬をやめて本当に大丈夫なのか不安です。こういうタイプの癌は再発などのリスクは少ないでしょうか?
A もし妊娠するとしたら、薬をやめてから、どのくらいの期間をあける必要がありますか?
B 乳癌の場合でも、不妊治療などを行うことは可能なのでしょうか?
C 一度薬を中止して、また服用するとしても、トータルの期間が5年になれば連続して飲むのと同じ効果なのでしょうか?

教えていただければと思います。よろしくお願いします。

医師も患者さまも乳癌術後の妊娠に関しては悩む所です。まず最初に検討しなければならないことは、31歳時の再発の件です。おそらく乳管内進展著明であったことから乳頭局所の再発で、他に再発部位がないと判断したのだろうと思います。その場合には骨シンチ、肝CTやエコー、乳房CTなどの検査を行い、再発所見のないことをその時点、およびその後再発所見のないことを確認する必要があります。医師でも悩むところで、意見が異なるところですが、私の意見では再発後1年目で妊娠は少し早いかなと思います(不妊治療のこともあり)。文面からは乳癌の性質自体はたちがいいと思いますが、30歳前の乳癌発症ですので、施設によっては積極的に化学療法を行うと思います。(文責 福間)

 

No.2895】 04年09月29日   pum 
ホルモン療法の副作用について

はじめまして、こんにちは。昨年11月に左乳房全摘術後、化学療法(CMF)を半年、6月からホルモン療法(ノルバ、ゾラ)をしております。ホルモン療法を始めてから湿疹がひどくて困っています。担当医にも相談しておりますが、今は皮膚科の先生からいただいた塗り薬で対応しています。このまま治療を継続していく限りは治りにくいと言われました。かゆくてイライラしてしまったりしています。何かいい方法はないのでしょうか??お忙しいところ、すみませんが、よろしくお願いいたします。

当院の皮膚科の先生相談いたしました。やはり主としてゾラによるホルモン低下による皮疹だろうとのことです。現時点でホルモン療法(ゾラ)を継続するのであれば、対症療法(保湿やステロイド塗布を主体とした塗り薬)になるとのことです。もちろんホルモン補充療法はできませんので、かゆみ症状に対しての飲み薬、ひどければ治療法変更を主治医にご相談ください。(文責 福間)

 

No.2894】 04年09月29日   M・M
妊娠中の線維腺腫

こんにちは。31歳女性です。今年5月の検診で乳輪のすぐ上にしこりが発見され、A病院乳腺内分泌科にて精密検査(マンモ、エコー、細胞診)の結果、「1cm×1cm×0.5の線維腺腫」との診断でした。A病院ではそれ以降のフォローはないとのことでB病院の乳腺外科に行ったところ、A病院で細胞診をしているということでエコーのみでしたが、悪性の所見はなく、「大きさ形ともに線維腺腫」でいいでしょうとのこと、3ケ月後に再度受診となりました。その後妊娠が分かり(現在:妊娠5ケ月)、今月受診したところエコーのみで「大きさに変化なし」なので、「次は5ケ月後にあたる出産前に一度見せてください」となりました。実は妊娠中ということで不安なこともあり、本日別のC病院の乳腺外科でも診てもらったのですが、エコーで「線維腺腫という判断に間違いない」とのことで、こちらでもA病院で細胞診をしたならばと細胞診もなく、「大きくならない限り何の心配もない」とのことでした。以上のような経過ですが、3人の乳腺専門のDr.が「線維腺腫」と判断されたということは、悪性の可能性はないと考えてよいでしょうか?(細胞診は最初のA病院で一度しただけなのですが大丈夫でしょうか) 今後はB病院で定期的なフォローをお願いする予定ですが、線維腺腫の経過観察は通常エコーのみでいいのでしょうか?アドバイス、宜しくお願いいたします。

三人の先生の診断が一致したならば、まず間違いないと思います。若いですし、妊娠しているのですから、エコーによるフォローで良いと思います。妊娠していなくても、線維腺腫のフォローは通常エコーのみです。(文責 清水)

 

No.2893】 04年09月29日   M.M
左脇下の腫れについて

はじめまして、30歳の独身女性です。1〜2週間前から左脇が痛み出し、左わきの下に2〜3cmほどのぽっこりとした腫れのようなものが出来ました(少し赤黒いです)。ネットで調べたら、生理前に起こる現象の一種で心配ないとありましたが、今まではそのような事は無かったし、少し心配です。今年の4月下旬に原田病で3週間半ほど入院し、現在も飲み薬で治療中です。ステロイド剤(プレドニン朝1錠)と、胃薬(ムスコタ朝昼晩1錠)を1ヶ月服用しています。プレドニンが1錠に減る前までは、胃薬はガスターDを朝晩服用していました。薬の服用はトータル5ヶ月で、あとは目薬(リンデロン液)を1日3回点眼しています。10月の頭に眼科の定期検診があるのですが、眼科の先生に脇の下について聞くのも変だと思い、乳腺外科に行くべきか迷っています。主治医の先生は「何か体調の変化があったら来なさい」と言っていましたが、薬の影響もあるのかどうかが気になります。放っておいても大丈夫でしょうか?

申し訳ありませんが、”脇の下の赤黒い腫れ”というのがどのようなものか想像つきません。乳腺外科の先生か、現在薬を処方してもらっている先生の診察を受けて下さい。(文責 清水)

 

No.2892】 04年09月29日   M.Y.
リンパ節郭清後のしびれ、タキソール後のしびれについて

1) StageIIで今年4月15日に右胸を全摘し、リンパ節はレベル1を郭清しました。幸いリンパ節への転移はなかったのですが、右腋から右の肩胛骨、右の上腕部の広い部分にしびれが残ったままです。このしびれが消えることはないのでしょうか。
2) ACを4回、タキソール4回(いずれも2週間おき)のケモセラピーが3週間前に終了しました。タキソールの副作用で足の裏がしびれるようになり、まだしびれたままです。このしびれは普通どれくらい続くものでしょうか。特につま先のしびれがひどいのですが・・・。

”右腋から右の肩胛骨、右の上腕部の広い部分のしびれ”は、その部位を支配している神経が腋窩郭清の時傷ついたための症状だと思います。傷ついた神経が修復されれば治るのですが、半年から一年くらいかかります。”タキソールの副作用の足の裏のしびれ”は、徐々にその範囲が狭くなってきていると思いますが、しびれがとれるのにはタキソールが終了して数週から数カ月かかるようです。必ず回復します。(文責 清水)

 

No.2891】 04年09月29日   Yama 
肋骨のいたみ

私は、33歳未婚、今年2月初旬に右乳房温存手術、2月末に脇下リンパを手術、25個中2個転移あり。放射線、CE抗がん剤治療を終了し、現在、ホルモン剤のノルバデックス服用中、ホルモン注射が今月から始まりました。伸びをしたり触ったりすると、右乳下のろっ骨のところが痛みます。あざなどはありません。何が考えられますか?骨転移、もしくは肺との関係でしょうか?

”伸びをしたり触ったりすると、右乳下のろっ骨のところが痛みます”という症状と、術後半年ということを考えると、モンドール病が最も考えられます。体もしくは腕を延ばした時に、痛い所に細いすじ状のものが皮下に触れませんか? モンドール病は乳腺腫瘍切除した後で時々見られる皮下の静脈の血栓性静脈炎で、自然に治ります。次回受診時に、主治医の先生に診てもらって下さい。(文責 清水)

 

No.2890】 04年09月29日   T
娘(24歳)のしこりについて

今年4月に出産した娘(24歳)の事での相談です。出産後一週間後位から度々乳腺が詰まってシコリが出来、時には熱も出、そのたびにマッサージ等で治していました。こんな症状をここ5ヶ月の間に数十回繰り返していたのですが、今回も又就寝前に乳腺が詰まりましたが、以前と違って乳房と乳房の間にシコリが出来て触ると痛いのです。本人は癌ではないかと非常に気にして病院に行こうとしません。母親としてどう対処すれば良いか分かりません。アドバイスをお願いします。

乳房と乳房の間のしこりであれば乳癌の可能性は低いと思います。癌ではないかと気にして病院へ行かないのではなくて、癌ではないかと気にして病院へ行って下さい。お母さんの仕事は不安がっている本人の気持ちをなだめて、病院へ連れて行くことです(病院受診時は赤ちゃんの面倒も見てあげて下さい)。(文責 清水)

 

No.2889】 04年09月29日   Y
検査のことで悩んでいます

おはようございます。私は22才、未婚です。最近、乳首のタダレや腫れ・痒みが気になり病院に検査に行きました。エコー検査の結果しこりが見付かり、針でしこりを刺して良性かどうかの検査もしました。結果は1週間後なのですが、検査の途中、先生が、「両方Tisだね、しこりは…」と別の先生に言っていました。しこりは…のあとも何か言っていましたが、忘れてしまいました。Tisを調べてみるとPaget病という癌だと知りました。ということは、しこりは癌なのでしょうか? またエコー検査で悪性か良性か分かることが多いと書いてありましたが、針でしこりを刺して検査するということは、悪性の可能性のほうが高いのでしょうか? 結果が出る1週間、とても怖くて仕方ありません。お忙しい中すみませんが、よろしくお願いします。

しこりが癌かどうか針を刺して細胞をとって調べているのですから、その結果を待ちましょう。針を刺すからといって悪性の可能性が高いということはありません。心配な気持ちは分かりますが、ここはじっと耐えて、一週間後の結果を待ちましょう。(文責 清水)

 

No.2888】 04年09月29日   ISHI
線維腺腫瘍?

はじめて相談致します。30才で子供が一人います。何年か前から、両乳房の中に直径7〜8p位の動く硬いしこりがあります。常にといっていいほど、少し痛みがあります。生理の1〜2週間前になると痛みが強くなります。去年乳がん検診を受けたところ、医師から『良性の腫瘍だろうから、このままで大丈夫』と言われました。少し自分で調べてみて、線維腺腫じゃないかと思っているのですが、大きさが普通よりかなり大きいと思うので心配です。本当にこのままでいいのでしょうか? アドバイスお願いします。

お話からは線維腺腫が疑われます。同じ先生に経過を診てもらうか、思いきって局所麻酔下に摘出してしまうことを考えてみてはどうしょうか(文責 清水)

 

No.2887】 04年09月27日   N.K
石灰化があるのですが、妊娠中です

はじめまして。このホームページを見つけ、とても救われた気持ちでメールさせて頂きました。私はもうすぐ34歳の既婚女性、子供一人(授乳期間1年)、26歳の時に線維腺腫の手術経験があります。先日、健康診断で行った乳がん検診で、視触診では異常無しだったのですが、マンモグラフィで両方に石灰化が有りと言うこと、で精密検査要と診断されました。妊娠を希望していた為、生理が来てから精密検査に行こうと思っていたところ、そのまま生理が来ず、妊娠してしまいました。現在6週ですが、とりあえず外科の先生に見てもらったところ、やはり妊娠しているのであればマンモグラフィは避けた方がいいと言われ、健康診断時に出たマンモの結果を再度説明して頂いたところ、片方は大きさから良性と思われる石灰化(category1)、もう片方は良悪性の判断に迷う石灰化(category3)と言うものでした。しこりはなく、石灰化のみなので、超音波では特定するのは難しいと言われ、念のためその場で超音波で見て頂きましたが、やはりわからないようでした。これ以上詳しい検査をするのであれば、やはりマンモは必要で、生検と言うものを行うのであれば、何枚もの写真をとらなくてはならないので、妊娠中はまず無理と言われ、あとはこのまま妊娠を継続させて放置しておくかどうかは本人(私)の判断でしょうと言われました。このホームページでいろいろな方の回答を読ませて頂きましたが、最初の診断で行うマンモは15週を過ぎれば問題ないようですが、写真を必要とする生検はやはり妊娠をあきらめないと出来ないのでしょうか? 担当の先生は検査がこれ以上出来ないので、可能性でしかお話できないが、34歳と言う年齢と両方の石灰化、もし、ガンであったとしても0期であろうと言うことから、放置して妊娠を優先させてもいいんじゃないか・・・とおっしゃりながらも、もしガンであった場合、若さと妊娠中と言うことから進行が早いからどうするか判断が難しいね・・・ともおっしゃり、私自身、本当にどうしていいか不安でたまりません。先生はどのようにお考えになりますか? やはりこれ以上の診断方法はないのでしょうか? せっかく待望の第2子を妊娠したのにタイミングが悪く、不安な日々で変な夢ばかり見てしまいます。たくさんの質問がある中、お忙しいとは存じますが、ご回答頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。

大変難しい状況だと思います。pointはマンモグラフィーのcategory3という石灰化がどのような石灰化なのかにかかっていると思います。マンモグラフィーの読影の傾向として、ちょっと気になるとすぐcategory3にしてしまう傾向があるのです。普段ならばそれでも良いでしょうが、この場合はもう少し厳密に読影してもらって下さい。お勧めとしてはマンモグラフィーを他の先生にも読影してもらって、癌のリスクをできるだけ正確に評価してもらうことだと思います。日本乳癌検診学会のHPに、検診マンモグラフィ読影認定医師リストが出ていますので、病院選びの参考にしてください。癌のリスクが高くなければ、経過観察で、胎児の臓器形成が終わった頃を見計らってもう一度マンモグラフィ検査を行い、変化なければ安心して良いと思います。癌のリスクが高い石灰化であれば、stereotacticにマーキングして病巣を局所麻酔下に切除するか、マンモトームで切除してしまう方が良いでしょう。但し、後者は放射線被爆の量が多くなるのが心配です。(文責 清水)

 

No.2886-1】 04年09月27日   M.S. 
分泌物の細胞診について

はじめてご相談いたします。8月末に右乳頭部から薄い黄色の分泌物があり、乳腺外来でマンモ、エコーを撮って頂いた結果、一部乳腺の広がりがあるが、今のところ特に異常なし、とのことでした。しかし、1週間くらい前に左乳頭からも強く絞ると血性の分泌物が少量ですが出ることに気がつき、今日左右とも細胞診を受けました。その結果、「右は異常なし、左は悪いものは出なかったけれど、完全に大丈夫といえる状態ではないので、後日MRIをとりましょう。」ということになりました。これは、どういう意味なのでしょうか。また、MRIで細胞の良し悪しなどもわかるものなのでしょうか。ちなみに、分泌物は両方とも強く絞ってにじむ程度です。10月後半には卵巣嚢腫と子宮摘出の手術もする予定になっているので不安です。よろしくお願いします。

”悪いものは出なかったけれど、完全に大丈夫といえる状態ではない”の意味がよくわかりません。細胞診でclass3以上だったのでしょうか? おっしゃる通りMRIでは細胞の良悪性の鑑別はできません。ですから異常な乳頭分泌をMRIを使って調べることはあまり標準的ではありません。乳頭からの血性分泌の場合は、細胞診を繰り返すか、乳管造影、乳管内視鏡等で乳管内病変の有無を調べて、場合によっては乳管腺葉区域切除を行います。血性分泌と卵巣、子宮の病変は無関係ですから、婦人科の手術に関しては心配ありません。(文責 清水)

 

No.2886-2】 04年10月10日   M.S. 
精密検査の時期について

No.2886です。先日はお忙しい中、お返事頂きありがとうございました。その後、細胞診の結果を詳しく聞いたところ、完全に左乳頭からの分泌物はクラスV、右はTという事で、予定通りMRIの検査を受けました。結果は左に良性とも悪性ともとれる所見が出たので、卵巣・子宮の手術が終わって、退院してから(10月19日に手術予定)生検してみましょう、という事になりました。ただ、先日先生から教えていただいた乳管内造影、内視鏡も是非受けておきたかったので、その旨を現在の先生に話したところ快く資料などを貸して下さり、本日、両胸の細胞診、エコー、乳管内造影、右胸のCEA(左は分泌物が微量すぎてできませんでした)を別の病院で受けてきました。結果は下記の通りでした。

1)細胞診 : 左右ともクラスU
2)CEA 左のみ):400ng-1000ng/ml(左も血液が混ざっていました)
3)エコー : 左(乳頭上方に不整な乳腺の肥厚と血管の増生を認める)、右(特に異常なし)
4)乳管造影 : 左(乳管内に3mm×2.6mmの病変が見られる)、右(明らかな異常なし)

後日、乳管内視鏡を使って精密検査をする事になったのですが、今回の病院の先生も、「万が一悪性であっても、まだ極初期なので卵巣・子宮の治療を済ませてからやりましょう。」と言われました。そこでお聞きしたいのですが、このような状態で1ヶ月〜2ヶ月おいておいても大丈夫なのでしょうか。婦人科の方の入院は良性であれば10日くらいの予定です。だらだらと書いてしまって申し訳ありません。よろしくお願いします。

乳頭分泌で見つかる乳癌は乳房に明らかなしこりを作っていない限り初期のものです。1-2ヶ月おいても問題はないでしょう。(文責 吉田)

 

No.2885】 04年09月27日   さつき
脇下のしこりについて

初めまして。現在22歳、独身女性です。右脇下に昔(気付いたのは確か高校生ぐらいでした)からしこりみたいなものがあるのです(場所は脇を押さえた時に一番窪む所ら辺、どちらかと言うと胸に近い所)。そして最近また一つ増えている事に気づきました(こっちは腕に近い方にあります)。両方とも痛みは無いのですが、最近気付いた方は押さえると痛い感じです。友人の知り合いに同じような症状で結果が「ばい菌によるものだ」と言う事なのですが、親に相談してみると「乳がんではないか」と言われました。不安でどうして良いか分かりません。乳がんの可能性があるのでしょうか?

メールの内容からは乳癌の可能性は低いと思われます。あまり心配しないで、近くの外科か乳腺外科を受診して下さい。(文責 清水)

 

No.2884】 04年09月27日   RINGO
乳癌の予後について

私の友人(38歳)のことで、ご相談させていただきます。5年前乳癌がわかり、左乳房の半分を切除しました。その後経過は良かったのですが、1年程前に脊椎転移と脳転移がわかりました(余命3ヶ月とのことでした)。昨年末に一度入院しましたが、現在は退院し自宅療養をしていますが、ほぼ一人では動けない状況にあり、現在は2週間に一度のペースで通院しています(薬の投与のみのようです)。このような状況がいつまで続くのか、とても不安です。本人は独身で、介護をするご家族も必死です。余命3ヶ月と診断されてから1年以上経過していますが、完治することはあるのでしょうか。また、完治できなくても、どれくらいの期間生きることができるのでしょうか。

大変厳しい状況だと思います。お話の感じからは完治は難しいと思います。どれくらい生きられるかは神様しかわかりません。3ヶ月と言われて1年以上生きられたのですから、一日一日を大切に生きられるように手伝ってあげて下さい。(文責 清水)

 

No.2883-1】 04年09月27日   みーママ
穿刺吸引細胞診について

最近左胸のしこりが気になり、予約診療の「乳腺外来」を9月22日に受診しました(49歳)。エコー・マンモグラフィーの後、穿刺吸引細胞診を受けました。次の予約は10月7日になりましたが、結果にこれほど時間かかりますか。このクリニックは「乳腺外来」は週に1度です。今段々不安になり、相談内容は細胞診した場所が時々痛むのと、その周りの皮膚がだんだん黄色くなってきたことです。これは普通ですか。本当はすぐにでも受診したいのですが、担当の先生がいらっしゃらないので心配になり、こちらに質問させていただきました。よろしくお願いいたします。

確かに細胞診の検査から結果まで2週間というのは少し長い感じがします。病院の事情があるのだと思います。穿刺部位の痛みは多少はあります。また黄色くなったのは穿刺した時に少し出血したためで、徐々に吸収されている途中経過ですから心配ありません。(文責 清水)

 

No.2883-2】 05年06月27日   みーママ
ホルモン治療と放射線治療後の痛みについて

昨年HPNo.2883で質問した者です。50歳。閉経はしていません。平成16年11月30日に左乳房温存手術、12月6日、術後出血のため止血手術。平成17年1月17日から5週間放射線治療を受けました。病理の結果は非浸潤がん0期・グレード3・ホルモン受容体はプラス3。婦人科で問題ありとホルモン治療はしていません。ガンの顔つきが悪いとされるグレード3ですが、無治療で大丈夫でしょうか? 1番の心配はいまだに治療を受けた胸の腫れと痛みです。乳房全体が硬いのは仕方がないと思いますが、脇から鎖骨下あたりに痛みがあり、指で押すと更に痛みます。いつまでこのような状態が続くのでしょうか。このまま無治療でも大丈夫なのでしょうか。よろしくご回答、お願いいたします。

病理の結果が非浸潤がん0期なので無治療で大丈夫と考えます。未だに胸の腫れと痛みがあるようですが、治療経過からみて、まだあっても仕方がないにように思えます。あと数ヶ月は続くのではないでしょうか。時間が解決してくれるものと思います。(文責 石川)

 

No.2882】 04年09月27日   M.R
のう胞について(HPNo.2649-2)

NO.2649で質問をさせて頂いたM.Rです。迅速な回答を頂きまして、ありがとうございました。9/21に3ヵ月後の再診に行ったのですが、何点か質問がございます。6/30の診察では、のう胞の大きさは6ミリで、中に1ミリのでっぱり(白く写っていました)があり、でっぱりは乳管内乳頭腫ではないかとの事でした。細胞診の結果は悪性ではなかったのですが、小さすぎて細胞を採れていないこともあるとのことで、3ヵ月後の再診になりました。今回(9/21)はエコーの結果、6/30と大きさは変わらないので、細胞診はしないとの事で、また3ヵ月後に再診となりました。今回は石灰化かな?と言われ、他にも石灰化が複数見られるとの事でした。H.Pを拝見しますと、のう胞内に悪性腫瘍ができることもあると知り、心配です。
1) 石灰化とは何でしょうか?悪いものなのでしょか?
2) 細胞診もしてもらえば良かったのではないかと後悔しているのですが、私のケースで最良の検査方法は何でしょうか? 細胞診、マンモトーム、エコー検査だけで良かったのでしょうか?
3) 3ヵ月ごとの検査を続けて、将来、のう胞内の良性腫瘍(乳管内乳頭腫か石灰化か不明)が悪性に変わる事もあるのでしょうか?
4) 3カ月ごとの検査は何年間くらい続ければいいのでしょうか? 腫瘍が大きくなって、悪性になるのを待っているような気がするのですが。
5) のう胞はどれ位の期間で6ミリ位になるのでしょうか?
6) 今後考えられる治療方法は何でしょうか?
7) 万が一悪性であることも考慮して、セカンドオピニオンを求めた方が良いような症状でしょうか?

お忙しいところ恐れ入りますが、ご教授お願い致します。

1) 石灰化というのは乳腺の中にカルシウムが沈着したものです。いろいろな原因がありますが、その中に乳癌に伴う石灰化があるので注意が必要です。しかし、嚢胞内の出っ張りが石灰化となると悪いものの可能性は低いと思います。
2) 嚢胞内の小さい病変を検査するのであれば、細胞診が一番確実だと思います。
3) 良性腫瘍が悪性に変わることはありません。最初に良性か悪性かの確定診断するのが難しいのです。
4) 最初の3ヶ月で大きさが変わらなければ、悪性の可能性は低くなるので、その後は徐々に検診間隔を広げても良いかもしれません。
5) 嚢胞は一晩で数センチになることもあります。徐々に大きくなるものではありません。
6) 3ヶ月で大きさが変わらなければ、このまま経過を見ても良いと思います。
7) 万が一の悪性を心配するならば、セカンドオピニオンを考えるより、もう一回細胞診を行ってはどうでしょうか。それでも心配ならば摘出するのがよいと思います。(文責 清水)

 

No.2881】 04年09月26日   R.Y.
しこりについて教えてください

27才です。今でも、かなり大きめのしこりのようなものはあったのですが、2日前、朝起きたら乳首に違和感があり、押すと痛みがありました。押さなくてもなにかの拍子に痛みがあります。乳首の右下4分の1くらいだけが痛く、他は押しても痛くありません。検査に行こうと思っていますが、どういう病気の可能性があるのか教えてください。よろしくお願いします。

乳首の4分の1くらいが痛いという病気はありません。生理との関係はどうでしょうか? 乳房、乳頭の痛みの多くは女性ホルモンのバランスの崩れから来ることが多いようです。それは病的な現象ではありません。(文責 清水)

 

No.2880-1】 04年09月26日    chart 
病期と治癒率、補助療法の妥当性

はじめてお便りします。 妻(40歳)が乳癌なり、7月に温存療法で手術しました。術後説明で、「リンパ節にいっていなければ85%治ります」とのことでした。病理検査の結果、大きさ23ミリ*23ミリ*18ミリの硬がん、28個とったリンパ節には転移は一個もなし、断端陰性、ホルモンとの関係は密接にあり、悪性度は中くらいとのことでした。担当医より、病期と治る率の説明はありませんでした。薬はゾラデックス2年間 ノルバデックス5年間です。お忙しいところ恐れ入りますが、病期と治癒率、補助療法の妥当性を教えて下さい。

腫瘤径が2cmを超え、腋窩リンパ節なしであれば病期は2aです。治癒率は主治医の先生がおっしゃるように、10年生存率で85%~90%位です。術後補助療法の決定が一番難しい群です。つまり、閉経前、リンパ節転移なし、ホルモンレセプター陽性の場合のSt.Gallenのguidelineでは、GnRH(OA)+TAM+/-Chemo、Chemo->TAM+/-GnRH(OA)、TAM、GnRH(OA)と4つ提案されています。推奨度の高いものから順に書いてあると言われているので、いちばんのお勧めはGnRH(OA)(ゾラデックスのこと)+TAM(ノルバデックスのこと)+/-Chemoです。最後の+/-chemoというのは更に抗癌剤治療を加えた方が良いかどうかはわかっていないということです。ですから、現在の治療はguidelineに従った治療だと考えられます。(文責 清水)

 

No.2880-2】 04年09月29日    chart 
病期と治癒率、補助療法の妥当性(2)

HPNo.2880です。早速のご返事、ありがとうございます。2a期とのことですが、腫瘤径が2*3センチということは、2a期でも軽いほうなのですか? 主治医は、病期は中の下としかいいませんでした。tmn分類だと1期なのですか? また硬がん、40歳ということは、治りにくいですか? 再発リスクは? あと化学療法を行いませんが大丈夫ですか? ちょとしたことですみませんが、宜しくお願いします。

同じ病期の中で重い軽いはありません。おっしゃるとおりtnm分類では1期です。乳癌の再発の有無を決める最大の予後因子は腋窩リンパ節に転移があるかないかです。硬癌、40歳ということは、それほど大きなriskではありません。再発のriskは10~15%です。現在行っている内分泌療法に化学療法を足した方が予後が改善するという報告はありませんので、化学療法を加えた方が良いかどうかはわかりません。化学療法を加えて予後が悪くなることは考えにくいので、ご本人の判断で、どうしても心配ならば化学療法を加えても良いのではないでしょうか。(文責 清水)

 

No.2880-3】 04年10月03日    chart 
病期と治癒率、補助療法の妥当性(3)

再度お願いします。私の妻の癌は乳首より2センチ程内側にありました。わきの下のリンパ節には転移はなかったのですが、胸骨傍リンパ節への転移について担当医から何も説明がなかったということは、胸骨リンパには転移していなかったということでしょうか?  また、TNM分類とtnm分類のどちらを病期として目安にしたらよいものなのですか? 何回もすみませんが、宜しくおねがいします。

通常は乳癌でエコー検査を行う時に胸骨傍リンパ節腫大の有無をcheckします。その結果は主治医の先生に聞いて下さい。胸骨傍リンパ節は欧米の比較試験で、切除しても予後に影響がないことがわかって、現在は切除することはありません。TNMとtnm分類では、通常の病期分類としてはTNM分類が用いられます。術後の補助療法を決める時はTNMやtnmの病期分類ででなく、n(リンパ節転移の有無)を単独で用います。(文責 清水)

 

No.2879】 04年09月26日    M 
微細石灰化

はじめまして。先日(22日)乳癌と診断された者です(36才)。しこりが5cmあり、CTで脇のリンパ節に1個転移も疑われる為、乳房全摘が望ましいと担当医には言われています。どうしても、それは受け入れられず、少しでも温存したいので、まず抗がん剤で癌を小さくしてから摘出したらどうかと尋ねてみると、微細石灰化が乳房のほぼ全体に点在しており、それは抗がん剤や放射線でなくならないし、手術で取りきる事ができず、そこからまた癌が再発すると言われました。本当に、微細石灰化から癌が再発するのでしょうか? また、それをなくす事はできないのでしょうか? 乳房再建は8年以上たってからと言われますし、命も大事ですが、年を取ってから胸を作っても(私には)意味がない、と考えるのは間違っていますか? でも10月7日に手術の予約を入れてしまい、今混乱しています。 セカンド・オピニオンを考えても同じ結果ですか?

5cmの大きさの腫瘤であれば、乳房切除を選択するか、術前化学療法を選択するかのどちらかだと思います。腋窩リンパ節の有無は乳房温存の妨げにはなりません。微細石灰化というのは、もともと癌細胞が壊死したあとですから、微細石灰化から癌が再発するということはありません。正確には微細石灰化の回りにある癌細胞が生きている場合にはそこから再発するということでしょう。術前化学療法で微細石灰化が消えるかどうかは不明ですが、私の経験では微細石灰化が残っても癌が消えていることもありますから、それが術前化学療法を否定する理由にはならないと思います。ただし、術前化学療法で腫瘤を小さくして乳房温存療法をした場合、乳房内再発が高くなることは証明されています。乳房温存にこだわるのであれば、術前化学療法にかけてみる価値はあると思います。乳房再建は8年経たないとできないということはありません。一期的(即時)再建といって乳房切除と同時に再建手術をすることも可能です。お話を伺った感じでは、例え乳房切除術になったとしても、セカンドオピニオンを受けて、自分で納得して治療を受けることをお勧めします。(文責 清水)

 

No.2878】 04年09月26日    N.U
化膿したしこり

26歳女性です。初めに左胸に2〜3cmの固いつるつるしたしこりが出来て、病院へ行ったら線維腺腫か葉状腫瘍と言われ、針生検をしました。すると炎症が見られるという事で、乳腺炎と言われました。ところが針生検の(ほとんどすぐ)後、しこりがたまにズキズキ痛んだり乳首にかゆみが出て、多少柔らかくなりました。3ヶ月後病院に行ったらしこりが大きくなってるという事で、また検査をすると、膿みが溜まっていると言われ、その場で膿みを抜いてもらい抗生物質を渡されました。しかし一週間後病院に行ったら、また膿みが元に戻っていると言われて、管を入れて膿みを抜く、それでもだめなら、しこりそのものを取る手術をと言われました。今現在病院へ行ったすぐ後に(先生がしこりを強く押した)乳房の下方に親指大の赤みが急に出てきました。私は初めの固い痛みも何もないしこりが何故途中から化膿したのか、病院の処置は正しかったのかが知りたいのですが、宜しくお願い致します。

Nさんの乳頭は陥凹していますか?お話からは乳頭陥凹がある方に時々見られる乳輪下膿瘍が疑われます。乳輪下膿瘍がひどくなった時の処置としては間違っていないと思います。乳輪下膿瘍は再発再燃しやすく、治りにくい病気です。(文責 清水)

 

No.2877】 04年09月25日    Kumi 
乳がんの可能性について

はじめまして。29歳独身の女性です。今約2ヶ月ドグマチール錠を服用しています。その副作用として、胸のはり、乳汁が出る場合があるということは担当医から聞いていたのですが、4日まえに右の胸から少量の血がでており(下着でわかりました)、それが2日続きました。そのことを昨日受診したときに担当医に告げると、副作用ではなく乳癌の可能性があるため、乳腺外科で検査を受けるように言われました。さっそく自分でもしこりを探しましたが、無いように思うのですがよくわからず、こちらのHPでもしこりのない乳癌が存在するとのこと。検査まであと10日ほどあり、それまで不安で仕方ありません。乳癌の可能性はどのくらいでしょうか? 乳汁は、血が出たとき以外は出ていません。あと右腕のだるさはあります。よろしくお願いします。

一般に、血性乳頭分泌の70%は乳管内乳頭腫であり、残り30%が乳癌だと言われています。授乳時以外の血性乳頭分泌は精査する必要がありますので、乳癌でない事を確認するためにも、検査を続けて下さい。(文責 須田)

 

No.2876】 04年09月25日    おひめ
乳房の痛み

はじめまして、32歳で既婚、出産経験はありません。生理も終わり、排卵があった2日後くらいから今日まで、両方の乳房(乳首に触れても)が何となく、どんより痛いです。全然痛みを感じない時もあり、ホルモンの関係か?と思ったりするのですが、とても気になります。見た目はいつもと変わりはなく、しこりもないようです。もう少し様子を見ようかとも思っていますが心配です。教えてください。

直接診察していないので、はっきりした事は分かりませんが、おそらく女性ホルモンの変化によるものと考えてよいと思います。ただし、不安が強いようですので、精神的なストレスを解消する為にも一度近医を受診し、胸痛の原因となる他の疾患ではないことを確認して下さい。(文責 須田)

 

No.2875】 04年09月25日    N
左胸のしこりについて(HPNo.2788-2

HPNo.2788で質問したのもです。以前はとてもご親切な回答を有難うございました。あれから痛みもなくなりほっと一安心していたのですが、先日生理5日後に自己診断をしてみましたところ、左胸にしこり?のようなものを感じ、友達の通っている病院を受診しました。すると、「エコーで左胸でなく右胸に9ミリぐらいのしこりがあります。でも触診ではしこりはわからないので、だぶん大丈夫だと思いますが、ごく稀に悪性の場合もあるので、3ヶ月後にまたエコーを取りにきてください。」と言われました。心配なので、「すぐに良性か悪性か調べることはできないのですか?」と伺ったところ、針をさす方法がありますが、そこまでする必要はないとういことでした。それで3ヶ月も先になって、もし悪性だったら進行してしまうのではないかと先生にいったところ、「そんなに心配なら11月に来てください。」とのことで、なかなかはっきりしない診断で終わってしまい、また不安でいっぱいです。今までは乳腺の腫れなどの診断は受けた事がありますが、しこりというのは初めてで、良性だとしたらどのような病名がつくのでしょうか? 場所は乳輪の1センチくらい上だそうです。11月にエコーをして、良性か悪性かどのような判断でわかるのでしょうか? お忙しいところ申し訳ございませんが、ご回答よろしくお願いいたします。

一般に乳癌の診断は、@視触診 A超音波 Bマンモグラフィー C吸引細胞診 の4つを行ない、総合的に判断します。おそらく今回の腫瘤は、線維腺腫、のう胞等の良性の病変であろうと推測されます。原則的には上記4つの検査を行って、癌でない事を確認する必要があります。3ヶ月後の診察時にこれらの検査を行って、今回と変化がない事を確認してもよいと思います。しこりの大きさや固さに変化がないかどうか、今後も定期的なfollowを続ける事をお勧めいたします。(文責 須田)

 

No.2874】 04年09月25日    Y.H.
術後療法について

2週間前に温存で1.2×1.0×2.5のしこりを摘出しました閉経前45歳のものです。 以下の結果で化学療法を始めましたが、補助療法がこれでいいのかという不安と、全くわからない病理結果について、どういう種類のものだったのか教えていただけますでしょうか? 病理結果を詳しくは説明しない主治医なので、言葉で聞いたのとコピーしていただいた結果の範囲によると、リンパに転移はなく、病期は2期のAだそうです。比較的おとなしい癌でホルモンにもよく反応するタイプ。 病理の紙にはまったく解読できない以下のような文字が並んでいます。
Invasive ductal carcinoma(Scirrhous)
Other histological component(Solid-tubular)
Intraductal spread+プラス Pattern:Local Type:Cribriform
Extensive intraductal component −マイナス
Strucural atypia 2 Nuclear atypia 2
Number of mitotic figure 0〜4
Invasion to(f) ly(1) v(0)
Surgical margin −マイナス
あとは下の方にセンチネルリンパ生検陰性の結果が0/15と書いてあるようでした。

術後の補助療法として、ホルモンがよく効くタイプなので、化学療法CMFを1クールないし2クールで、閉経したらホルモン剤5年か、または卵巣の機能を抑え閉経する注射を月に一度2年間しながらホルモン剤5年と提案されました。どちらも同等の効果だということでした。知り合いにうかがった様子ですと、その注射は痛いし副作用もかなりあると聞き、2年間も月一回やるのは苦痛なので、短期決戦と思い抗がん剤を始めました。まだ1回目ですが、副作用としては吐き気はないのですが、夜になると鼻がつまり、同時に胸が息苦しく、息を口からたくさん吸っても肺いっぱいに酸素が入ってこない症状が2日間続きました。先生に話しても、たまにそういう人がいると言うだけで、あまりとりあってもらえませんでした。今後回を重ねる度症状が重くなるようなこともあるでしょうか? またそういった症状にお薬はあるのでしょうか? 先生のお話のニュアンスから、転移の心配を抗がん剤でたたくというよりも、その可能性は比較的低いので、閉経させてホルモン剤治療にしたいように感じられたのですが、病理の結果ではどのようにご判断されますか?  聞くところによると抗癌剤などは最低でも3クールくらいしないと効果がないともいいますが、この治療で先生のおっしゃった転移率15%を10%に抑えることになるのか少し不安です。

貴女の場合、リンパ節転移陰性乳癌に対する術後補助療法という事になります。リンパ節転移陰性乳癌に対する術後補助療法としては、再発の危険が高い症例に対してタモキシフェン及び多剤併用化学療法が、充分なエビデンスもあり、強く推奨されています。再発の高危険群とは、@腫瘍浸潤径が2cmを超える、A細胞あるいは核の異型度が高い、B35歳未満、Cエストロゲン受容体・プロゲステロン受容体が共に陰性、の4項目のうち、いずれか一つでも満たす症例が対象となります。CMF療法は年間再発率を26%、死亡率を18%減少させ、アンスラサイクリンを含む療法では、CMF療法と同等、或いは生存率に関しては、「より良好」であるという報告があります。治療期間としては、一般的には、CMF6サイクル、AC4サイクル、ECに関しては8サイクルで使用されています。アンスラサイクリンを含む場合、脱毛・吐気・白血球減少等の副作用がCMFに比べて強い傾向にあり、副作用に対する支持療法が必要になります。また、閉経前のホルモン感受性早期乳癌に対する術後補助療法としてのLH-RHアナログ(2年間)+タモキシフェン(5年間)は、CMF6サイクルと同等の効果が認められています。ただし、術後補助療法はあくまで再発予防のために行うものですから、効果と副作用のバランスを考え、個々の状況をみながら安全に行うことも大切になってきます。主治医の先生と充分なコンタクトをとりながら、納得のいく治療を進めてください。(文責 須田)

 

No.2873】 04年09月25日    NT
乳輪のしこりについて

現在4歳と1歳1ケ月の子供の母親です。今1歳の娘に授乳中です。授乳の回数も減り、おっぱいも余り沢山出ていないのですが、授乳していて左側の胸が痛いと思い触ってみたら、乳輪に小さなしこりがありました。ただ単に乳腺に詰まっているだけなのか、授乳の際炎症を起こしているのか、他の原因があるのか、気になっています。一度病院で見てもらった方が良いでしょうか?

炎症を起こしているのだと思います。うっ滞性の乳腺炎、化膿性乳腺炎等が考えられますが、一度受診して診察を受けて下さい。(文責 須田)

 

No.2872-1】 04年09月25日    T 
肝機能

一年前に温存手術しました。乳頭腺管癌、ステージ1、グレード1、ホルモンプラス、ハーツマイナス、リニアック25回して、ゾラデックス、ノルバデックスをしています。治療前は採血すべて正常でした。一年して採血したら、GOT80,GPT78,r−GTP78とあがっていました。先生は、「これくらいは」と言いますが、不安です。ホルモン治療は続けるべきでしょうか。先生が言うようにこれくらいはあがるものと考えて、前向きに治療するべきですか?

ゾラデックス、ノルバデックス共に肝障害を起こし得る薬です。術後補助療法は効果と副作用のバランスを考え、個々の状況をみながら安全に行うことも大切になってきますが、GOT、GPTについては、基準値の3倍以内ですので、薬を中止するほどではありません。このまま2〜3ヶ月毎に肝機能のチェックを行いながら、前向きに治療する事が大切だと思います。ご心配な点は、主治医の先生にご相談しながら、がんばって下さい。(文責 須田)

 

No.2872-2】 04年09月30日    T 
再発率について

1年前温存、乳頭腺管癌、ホルモンプラス、ハーツーマイナス、ステージ1、グレード1、リンパマイナス。主治医には、「37歳年齢だけ気になる。抗がん剤は、希望するならします。あとは経口抗癌+ゾラデクス、か ノルバ+ゾラか自分で決めるように。」と言われました。知識もなく、ノルバ+ゾラを選びました。ゾラだけでもいいと言われましたが、どれが私の場合よかったのか、いまだに不安になります。5年後には42歳になるので生理は戻りませんと言われました。いつがきたら治ったと思えるのでしょうか。再発率など、今の治療法でいいのか、アドバイスお願いいたします。

”温存,乳頭腺管癌、ホルモンプラス、ハーツーマイナス、ステージ1、グレード1、リンパマイナス”であれば、St.Gallenのguidelineでは無治療かノルバデックスです。ゾラデックス+ノルバデックスは十分な治療だと思います。5年後に生理が戻るかどうかは不明です。再発率は10%以下だと思います。今回の乳癌に関して言えば、術後10年経って再発がなければ、まず治ったと考えてよいということになります。しかし、37歳の方が10年後に生きている確率は決して100%ではありません。心筋梗塞、くも膜下出血、交通事故、飛行機事故、テロ、狂牛病、鳥インフルエンザ...あげればきりがない位私達は危険な状況下で生きているのです。今の状態であれば、乳癌の再発で死亡する確率と、その他の病気や事故で死亡する確率は同じくらいか、かえって、乳癌の再発の確率の方が低いくらいかもしれません。であるならば、きちんとした治療と検診を続けてさえいれば、もう治ったと考えて生活しても良いのではないでしょうか。(文責 清水)

 

No.2872-3】 04年10月10日    T 
治療法について

以前HPNo.2872で質問しました。肝機能は60台までさがってきました。1つきだけノルバデクス中止になりました。ゾラデクスはしました。主治医は両方したほうが再発しないといいますが、前回の回答では、無治療かノルバとのことでしたが、だるいとか、吐き気とか、頭重かん、不安感いろいろでてきて主治医のいうゾラデクス3年+ノルバデクス5年がベストですか。37歳です。

再発を防ぐという意味ではベストな方法です。しかしだるさ、吐き気等の副作用がつよければ中止すべきでしょう。抗癌剤やホルモン剤の治療は効果と副作用のバランスをみながら行うべきです。ゾラテックスだけでも効果は十分あります。(文責 吉田)

 

No.2872-4】 04年10月16日    T 
検査

1年後の検査は肝機能が高い他は、異常ありませんでした。今の病院にはPETがなく、安心のため大学病院にPET検査を受けにいく人がいます。骨シンチ、マンモ、エコー、CT、採血はしました。温存した胸もいまだに硬いところがあり、硬いところはマンモでは真っ白に写り、エコーでは、まだお水がたまっているようで、細胞をとって調べるとクラス2でした。今は肝機能が80あるので、ノルバデクスは中止してゾラデクスだけしています。再発の事を考えるとPET検査はしたほうがいいのでしょうか。乳頭腺管癌、ステージ1、ホルモンプラス、ハーツーマイナス、リンパマイナス、グレード1、リニアック25、1.0x1.2センチ、今はゾラデックスしています。どこまで調べたら安心できるのでしょうか。温存した胸もたまに痛みます。大丈夫でしょうか。

現在の検査、治療を行うことでよいと思います。PET検査することは特には勧めませんが、ご希望であればやっても良いと思います。(文責 麻賀)

 

No.2872-5】 04年11月07日    T 
肝機能について

以前HPNo.2872で質問しました。ノルバデックスを一月中止し、ゾラデックスだけして肝機能を調べました。中止前よりあがりAST60.ALT69.r−GTP64でした。来月肝エコーをすることになりました。コレステロール中性脂肪は普通です。主治医は、ホルモン治療をしている人は食べ過ぎるからといいます。でも157cm50sです。やせてきています。今月もゾラデックスだけしました。肝エコーで何を調べるのですか? 転移ですか? 不安からまたパニックになり、抗不安薬レスタスにたよりはじめました。手術前は全部正常値でした。肝機能がこのままあがると、どうなりますか?

勿論肝転移があることも調べられるわけですが、それよりも急性肝炎や胆石などでも肝機能の数値が異常になることもあるので、それらを調べる目的です。あがればどうなるといっても、薬の副作用という事であれば、薬を休むか中止するか、薬の種類を変えればいい事だと思います。(文責 石山)

 

No.2871】 04年09月25日    T.M.
乳腺嚢胞症の診断について

こんにちは。乳腺嚢胞症の診断について質問があります。私は30歳、既婚、出産経験はありません。初潮は10歳と早い方です。飲酒や喫煙はありません。25歳頃から右乳房右下にしこりがあります。しこりの表面はつるつるしており、触れると位置が少し移動する感じがします。当時から6ヶ月おきに超音波検査を受けてきました。また半年ほど前に右乳房左上部(胸の中央部付近)に新たにしこりを発見し、そちらも半年前に乳腺専門の外科で超音波検査をしていただきました。しこりの大きさはともに直径1.5cmほどです。診ていただいた先生は画像をみた瞬間に乳腺嚢胞症と判断され、細胞診の必要性はないとおっしゃられました。現段階では1年に一度超音波検査を行い、そこで異常が認められれば生検をしたらどうかということです。そこで質問ですが、乳腺嚢胞症は超音波検査で一般に言われる乳がんと簡単に区別がつくのでしょうか? 経験が豊富な医師の方に診ていただいているので信じてはいるのですが、近々子供を作りたいと思っているので、このしこりが本当にがんの可能性が無いのか心配になります。「嚢胞の壁にがんが形成されることもある」と担当の医師の方もおっしゃっていたので、検査が1年に一度で良いのか、針を使った細胞診をする必要がないのか、など気にかかります。あまり深刻ではない質問かもしれませんが、叔父2人と祖父が癌になっていることなどから気になってしまいます。どうぞ、よろしくお願い致します。

貴女の仰るとおり、嚢胞の壁に癌が形成されたり、嚢胞に接して癌が出来たりすることもあります。25歳から30歳までの5年間、6ヶ月毎に定期的に診察を受けていますが、その間にあまり変化が見られなかったので、主治医の先生は、「一年毎の検診で大丈夫でしょう」と言われたのだと思います。一年毎の検診では精神的に不安が残る場合、これまで通り6ヶ月毎の検診でいきたいと、主治医に申し出てご相談下さい。細胞診は主治医と相談しながら、必要に応じて行ったほうがよいと思います。(文責 須田)

 

No.2870】 04年09月25日    m.n.k 
乳首の張りと痛み

初めてメールさせて頂きます。31歳、8歳と6歳の2児の母です。今まで毎回、生理の2週間前あたりから胸が張って乳首が痛い感じがありましたが、生理が始まると張りと痛みは無くなっていました。しかし、今回は生理が来て終わっても張りと痛みがとれません。病的なものでしょうか? 最近は生理も軽く量もすくないのですが、3日目までは出血して、残り4日くらいは茶色いおりものがでますが、今回は5日くらいですっかり終わりました。14日から18日まででした。不安でたまりません。アドバイスお願いします。

生理の2週間前より乳房が張ったり痛んだりするが、生理が始まると消失するとの事、これは、女性ホルモンの変化による月経周期に伴うものです。今回は体調により、女性ホルモンの変化が少し狂っているのかもしれませんが、おそらく治療が必要となるような病的なものではないと推察されます。不正出血であるとすれば、詳細については婦人科を受診してご相談下さい。(文責 須田)

 

No.2869】 04年09月25日    N.I. 
20代でも乳腺症になることはあるのでしょうか?

はじめまして。26歳、独身です。出産経験はありません。最近、気になる点があり、質問させて頂く事に致しました。1週間程前に、右乳首から透明(だと思います)な分泌液が出ていることに気が付きました。量は非常に少量でしたが、軽くつまむと出てくる様でした。また、自分なりに乳房のチェックをしてみたところ、右乳首の少し下にコロコロとしたものがある様な気がします。インターネットなどで調べた結果、「乳腺症なのかな」と思ったのですが、乳腺症を発症するのは40代の方が多いとのこと、この年齢でもなることもあるのでしょうか? また、他に疑われるのは、どの様なことでしょうか? わたしの母方の祖母が乳癌で左乳房を全摘していることもあり、その可能性も心配しています。お手数おかけしますが、よろしくお願い致します。

授乳期以外の乳頭分泌は精査する必要があります。また、左乳頭下にコロコロしたしこりがあるとの事、腫瘤性の病変である可能性もありますので、よく調べる必要があります。20代の乳癌は少ないですが、珍しいわけではありません。腫瘤性の病変として、乳癌以外には、のう胞、線維腺腫、乳管内病変などが考えられますが、詳しい事は診察しなければ分かりません。不安を取り除く意味からも、乳腺外来での受診をお勧めいたします。(文責 須田)

 

No.2868】 04年09月25日    H.S.
石灰化の塊について

43歳、2人の子供がおります。しこりは有りませんでしたが、先日マンモグラフィーを撮った所、左胸に石灰化の塊が見つかり、後日、超音波エコーをうける事になりました。違う検査をする事に意味があると思うのですが、マンモグラフィーとエコー検査の位置付けを教えて頂けますか? 又、石灰化の塊がある場合には、生検をした方がよいのでしょか? それとも、エコーの結果次第になるのでしょうか?

マンモグラフィーの特徴は一枚の写真に乳房全体を写すことができること、触知できない微小乳癌や、独特な石灰化像を見つけることで非浸潤癌を見つけることができることです。苦手なのは若い乳腺組織、挟みにくい場所にある腫瘤です。超音波(エコー)検査の特徴は腫瘤や硬い乳腺組織の中や断面がどのようになっているかがわかること、石灰化像は見えることも有るが、マンモグラフィーほど得意ではなく、なんといっても乳房全体を写真に撮ることは不可能で、超音波の探子を当てた場所の写真しかとれないのが欠点です。マンモグラフィーで石灰化が見つかった時、次に行う検査の一つとして超音波(エコー)検査があります。その目的は、石灰化のある場所に一致して触知しないが超音波で見える大きさの腫瘤があるかどうかを検査するためです。石灰化が良性か悪性かの鑑別をつけたいのであれば、一つはマンモグラフィーの読影である程度鑑別つけることができますが、それでも判断に悩む時はマンモトーム生検か、stereotacticな細胞診、生検等が望ましいと思います。(文責 清水)

 

No.2867】 04年09月25日    K.T.
マンモグラフィーで石灰化像があります

はじめまして、34歳既婚、出産経験なしです。最近乳癌検診のため、乳腺外来で触診、エコー、マンモグラフィ−をしました。しこりもなく、触診やエコーでも異常はなかったのですが、マンモグラフィーの右乳房に石灰像が見られました。集積していなく、バラバラで、数も少ないものでした。先生はすぐに良性ですと言って下さいましたが、石灰化が大きくなったり、数が増えるようなら問題なので、6ヶ月後にもう一度来て下さいと言われました。非浸潤がんの疑いはないのでしょうか? ケースが良く似ているように思います。このまま良性でも大きくなったり数が増えることがあれば、手術の必要性がでてくるのでしょうか? それともそうであれば、悪性ということなのでしょうか? 逆に、石灰像が消えてなくなるということもあるのでしょうか? 6ヶ月放っておいていいのかとても不安です。どうかよきアドバイスを、よろしくお願いします。

マンモグラフィーによる検診が普及することによって増加が予想される質問です。いろいろな先生がいろいろな角度から回答して下さると思うので、それらも参考にして下さい。マンモグラフィーに写る石灰化像は、明らかに良性の石灰化(10人の医師がみて10人が良性と判断する石灰化:category1、2)、明らかに癌に伴う石灰化(category5)、そして良悪性の判断に迷う石灰化category3、4)の3種類があります。”集積していなく、バラバラで数も少ないものでした。先生はすぐに、良性ですと言った”という石灰化は、明かに良性の石灰化です。明かな良性の石灰化は大きさも数も変わりませんので、手術になることはありません。石灰化像が消えてなくなることもあります。主治医の先生はそれでも念のため6ヶ月後の再診を指示したのだと思います。それでも診断に不安があるという場合は、納得するためにもセカンドオピニオンを求めて別の医師の意見を聞くという方法もあります。(文責 清水)
 

 

No.2866】 04年09月23日    I.K.
乳房が痛むのですが・・・

いつも生理が始まる少し前から生理中の間乳房が痛むのですが、今回は生理が終わっても右の乳房の痛みが取れません。最も痛い場所は乳首より下の部分で、触っても痛いし、走った時も痛みますし、何もしない時も針を刺すようなチクチクとした感じの痛みもたまにあります。今までこんな痛みがなかったので、乳癌なのか乳腺症なのか、又は違うのか分かりません。早く病院へ行って検査したほうがよいのでしょうか? 妊娠を考えているので不安です。

乳癌、乳腺症、いずれも関係なく、月経周期に伴う乳房痛で説明がつくと思います。走った時に乳房が揺れて痛むこともあります。ただし、痛みの為に目が覚める、又は何かを行っていて、痛くて作業を中断しなければならない程の痛みの場合は、狭心症、心筋梗塞等を疑い、内科で精査をしてもらう必要があります。不安を取り除き、精神的な安定を得るためにも、一度内科を受診することをお勧めいたします。(文責 須田)

 

No.2865】 04年09月23日    M.S. 
乳ガンである可能性

7月の検診で、再検査をすすめられ、エコーとマンモグラフィを行いました。エコーでみると、しこり(自分では全然わかりません)は細長く、押してみても変形することなく、かつ血流があるので、乳ガンの可能性があるとのことで、今度細胞検査をすることになりました。先生がおっしゃるには、「検体の摘出は簡単ではないので、50パーセントは失敗してしまい、良性とも悪性とも判定がつかない。その場合、3ヶ月おきにエコーを行い、大きくなっていないか経過観察します。」と言われました。細胞検査までの2週間でさえ不安でたまらず、吐き気がして仕方がないのですが、この状態がずっと続くのかと思うと辛くてなりません。手術などでもっと辛い思いをしていらっしゃる方がいることを考えるとお恥ずかしい限りなのですが、私が乳ガンである確立はどの程度なのでしょうか。それほど高いのであれば、もっと他に確実に判定できる方法はないのでしょうか。また「押してみても変形することなく、かつ血流がある」しこりで、ガン細胞でないとしたら何でしょうか? それにも治療が必要でしょうか。

乳癌の検診では、一般に視触診・エコー・マンモグラフィー・細胞診の4つを行なって総合的に判定し、診断します。日本では、30歳以上の視触診での乳癌発見率は1/1000人、また50歳以上のマンモグラフィーによる発見率は3/1000人程度です。貴女の場合、触診とマンモグラフィーを行っているものの所見に乏しく、情報としてはエコー所見のみですが、乳癌の診断は上記4つがすべて揃って総合的に判定することになりますので、手順を追って検査することが大切です。確実に判定する方法として生検がありますが、手術での摘除が必要であり、手順としては次の段階になります。(文責 須田)

 

No.2864】 04年09月23日    T.K. 
腹部に膨張感があります(HPNo.2434-2)

こんにちは。前回は丁寧なご回答を頂き、ありがとうございました。母も安心して治療に専念しております。今回またお聞きしたいことがあり、メールを送らせて頂きました。お忙しいことと存じますが、ご回答頂けたら幸いです。
現在アリミデックス服用中です。副作用もなく、日常生活は普段通りなのですが、最近腹部に膨張感があり、不安なので検査を受けてみようか検討中です。特に痛みはありませんし、便通は毎日きちんとあります。検査方法としてPETか内視鏡を考えていますが、どちらの検査が良いのでしょうか? PETの場合、微量の放射性物質を体内に注入すると聞き、がんに対して影響は無いものなのか気になります。どうぞよろしくお願い致します。
以下は母のデータです。「母は53歳。今年の2月に乳がんの温存手術を受けました。ステージはT期、リンパ節等転移はありません。放射線治療を終え、現在アリミデックス服用中です。30代の時に子宮筋腫の為、子宮を摘出しています。卵巣はあります。

腹部膨張感の不安に関してですが、乳癌もしくは悪性腫瘍についてであるとすれば、PETがよいでしょうし、消化管の疾患を心配しているのであれば内視鏡検査という事になります。PETには、1cm以下の病変は描出困難であり、また検査費用が高いという欠点もありますが、半減期が短く、癌に対する影響はほとんどありません。ご心配な点を主治医の先生に伝え、充分ご相談下さい。(文責 須田)

 

No.2863】 04年09月23日    A.T. 
治療法について

29歳、既婚者、出産未経験です。9/23に手術予定なのですが、今更ながら治療方法について疑問を持ったのでメールいたしました。組織検査では「非浸潤性乳管癌」約2cmと言われています。しかし、場所によって湿潤している可能性があるとのことで、部分切除と同時にリンパを全て切除すると言われています。私の理解では、「非浸潤性乳管癌」ではなく「浸潤性乳管癌」となった場合、リンパへ転移する可能性があると考えています。先に部分切除のみ行い、その病理結果を待ってから必要に応じてリンパの切除を判断をするということは一般的ではないのでしょうか? 転移の可能性の無い場合、過剰治療ということにはならないのでしょうか。それとも、全て「非浸潤性」であった場合にもリンパへの転移の可能性はあるのでしょうか? もうすぐ手術ということで、色々と不安になってしまいます。ご返答お待ちしています。

組織検査で「非浸潤性乳管癌」と診断するには2つのポイントがあります。一つは、非浸潤性乳管癌と似ている良性の乳管病変との区別であり、もう一つは浸潤性乳管癌との区別です。病変の大部分が非浸潤性であっても、一部に微小浸潤巣があれば、その病変は浸潤性乳管癌という事になります。従って、病変部をすべて切り取り、多数の切片を作製し、すべてにおいて微小浸潤巣がない事を確認して初めて、非浸潤性であるとの診断がつく訳です。このように非浸潤性乳管癌であることを術前に診断する事は非常に困難であり、生検による病理学的検索が必要です。生検切除によって広範囲の進展を示す症例では、微小浸潤巣を危惧し、これまで多くの施設では、「見えない癌細胞も確実に取り除く」ことを第一に考え、早期浸潤癌と同様の治療方針で、腋窩リンパ節に対し郭清を行ってきたのが現状です。勿論、非浸潤性と正確に診断された場合は、理論的にはリンパ節郭清は必要がないということになりますが、しかし、非浸潤性癌と診断された中にも全く転移がないわけではなく、実際には1%程度に転移が認められると言われています。これについては更に細かく調べると、どこかに微小浸潤巣があるのかもしれません。
「病変部に対し術前にMRIで範囲を推定し、部分切除した後、病理ですべて調べ、断端に癌があれば再切除、また微小浸潤巣が見つかれば腋窩郭清を行う」という貴女の理解はその通りですが、非浸潤性乳管癌は、しばしば広範囲な乳管進展を示し、その広がり診断が難しいこと、また微小浸潤巣がないという確認も術前にはできないことも事実です。主治医とご相談の上、納得のいく治療を受けて下さい。(文責 須田)

 

No.2862】 04年09月23日    choco
放射線治療について(HPNo.2198-4)

以前HPNo.2198で相談させていただきました。いつも丁寧なご返答をありがとうございます。また質問させて下さい。手術後の細胞の結果、炎症性乳癌でした。リンパ節転移17個ありました。術直後より、乳房に赤いただれの様なものが広がりました。AC3週毎4クールと、タキソール3週毎4クール終了しました。タキソールを開始後、乳房の赤みは多少引いてきており、化学療法の効果は少しはあったのかなと期待しております。次は放射線治療を開始するのですが、主治医の説明で、「転移数が多いので首、鎖骨、乳房に放射線を当てる」と言われましたが、放射線科の先生から、「今までにそのような例がなく、明らかな転移がないのなら乳房だけになる」と言われ、結局乳房だけの照射になるようです。本やネットで色々調べて、転移数4個以上あれば鎖骨への照射をしている施設もあるようで、効果も認められたというようなものも読みました。多少でも効果があるのなら、転院してでも試してみたいのですが、どうでしょうか。放射線治療が終われば一応の治療は終了する様なので、今後が不安でなりません。

乳房切除後の胸壁再発は、再発巣のコントロールが困難であると共に、再発後5年以内に約70%の方に遠隔転移が生じます。これを防ぐ一つの方法として、術後補助放射線治療があります。術後放射線治療を行うことによって、腋窩リンパ節転移1〜3個の症例では、胸壁の再発率が20%から8%に軽減され、また4個以上では、51%から17%にまで軽減されたという報告があります。ただし貴女の場合、術後の胸壁再発ということですので、上記のような再発率を低くするための放射線治療には当てはまりません。術後の補助照射ではなく、術後再発部への照射という事になります。従って一般的には首・鎖骨・乳房への照射ではなく、再発している乳房への照射を行うことになります。主治医、放射線医と再度納得がいくまでご相談し、今後の治療計画を立ててください。(文責 須田)

 

No.2861】 04年09月23日    omizu
治療薬のことでお伺いします

今年7月初めに胸にしこりを発見し、すぐ、近所の乳腺外来を受診しました。触診、エコー、マンモグラフィー、その後穿刺吸引組織診。結果は良性でしたが、主治医がオープンバイオプシーを勧めるので了承し、生検後、乳癌と診断され、そのまま手術を続行、腋窩リンパ節郭清までしました。腫瘍は1.7cm(硬癌)、リンパ節転移は1/15でした。ER(++)、PR(+++)で、エストロゲン受容体陽性でした。現在ノルバデックス(5年間予定)を服用中、放射線治療を25回終了したところです。骨シンチ、CT、エコーとも異常無し。次に、主治医はフルツロン(2年間予定)との併用治療を考えているのですが、ホルモン療法の場合、LH−RH製剤と合わせなくてよいのでしょうか? また、ノルバデックスに変えてゾラデックスでも可能とか・・・。私は46歳、閉経前(子ども有り)です。ノルバデックス服用後、発汗症状有りで、ゾラデックスに変更後、更年期症状が出るのではと心配です。薬の選択としてはいかがなものでしょうか?

46歳、閉経前、ER(++)、PGR(+++)、meta 1/15 ですので、術後補助療法としては、LH-RH製剤との組み合わせを選択するのが一般的です。LH-RHアナログでは、副作用として更年期様症状(肩こり、不正出血等)やホットフラッシュなどがありますが、たいていの場合、日常生活に不便のない程度のようです。薬を増やすことによる経済的な負担も含めて、主治医の先生と相談し、納得のいく治療を受けて下さい。(文責 須田)

 

No.2860】 04年09月23日    E.M.
針生検の診断について

39才既婚、出産経験有です。8年程前に健康診断(エコー)で線維腺腫、以降、「異常なし・線維腺腫又は乳腺のう胞・1年後要検査」の結果が繰り返されました。線維腺腫・乳腺のう胞結果の時には総合病院の外科を受診し、マンモグラフィー、エコーの検査を受け、結果はやはり線維腺腫・乳腺のう胞で、1年後要検査となってきました。
今年、母が乳がんになり、心配になったこともあり、健康診断の前に外来受診(今までの総合病院とは別の病院)をしました。エコーの検査結果は両胸に乳腺症(乳腺が固い)、左に乳腺のう胞との事で、3ヶ月後再受診となりました。マンモグラフィーには何も写っていなかったようです。3ヶ月後受診し、エコーの検査をしたところ、同じく左に乳腺のう胞、その近くの乳腺もモヤモヤしているとの事で、細い針の細胞(のう胞部分)、針生検(もやもや部分?)をし、現在結果待ちです。のう胞部分は針でとっている時、「水がたまっているが念のため検査にまわす」とのことで、あまり心配いらないようにも思うのですが、乳腺がモヤモヤしている針生検の方がとても心配で、いてもたってもいられません。悪性なのですか?と聞くと、「念のため、心配なところを無くすために検査します」「万が一悪性の場合でも非浸潤ではないか」「針生検でもわからない場合があるので、CTをとることもある」との事でした。

1)悪性の可能性がかなりあると考えなければならないのでしょうか。一般的に針生検の場合、何パーセントくらいが悪性なのでしょうか。
2)針生検でははっきり診断がつかないのでしょうか。100パーセント白黒をつけるためには、切開生検しかないのでしょうか。マンモトーム生検でもはっきりするのでしょうか。
3)CTは転移の有無を調べるものではないのでしょうか。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

細胞診は癌を疑う人だけに行う検査ではなく、例えば良性の腫瘤でも、癌でない事を確認するために行う場合が数多くあります。細胞診を行った症例の何%が癌であったかという事は各施設によって異なりますが、貴女の場合、メール内容から推察する限り、「癌でない事を確認しましょう」と言う事だと思います。細胞診は手技が簡単で、侵襲が低く、かつ診断率が高い(約9割については良悪性の判定が可能)という利点から、乳腺疾患の診断の際に、触診・マンモグラフィー・超音波と並んで、必須の検査として利用されていますが、確実に目的の部分からの細胞がとれているかどうか分からないという欠点もあります。従って細胞診は確定診断ではなく、他の画像及び臨床診断と併せての総合診断が必要になります。一方、切開生検とマンモトームは確実に目的の部位から組織を採取することができるので、確定診断という事になります。CTについては、癌であった場合、乳腺内の癌の広がりを見るために利用されます。いずれにしても、あまり先走って心配せず、不安を取り除く為にも検査を受けることをお勧めいたします。(文責 須田)

 

No.2859】 04年09月21日    T.S. 
これは合併症ですか?

はじめまして 女房(63歳)の乳がんの事で教えてください。女房は乳がんになり四年を過ぎ、順調な経過と思っていますが、昨年頃から顔を中心とした湿疹があり、皮膚科に診療をうけて脂漏症と言われ、いまだ薬を服用しています。また今年になり耳鳴りのような状態で、話がままならない状態になる事があります。これはそのままで、お医者さんの診察は受けていません。更に時々歩行時に足の小指に激痛を感じる等等。主治医の診察は三ヶ月に一回で、ホルモン剤を服用していますが、前回に骨シンチの結果、「黒い点があるが、これは骨粗しょう症の疑いがあるのでお薬を飲みましょう。」と言われ、服用しています。これらの症状は乳がんと関わりがあって起きているのでしょうか。直接主治医に話をすればと思うのですが、躊躇しています。どうぞ、こ教示ください。

奥様の脂漏症、耳鳴り、足の小指の激痛、それぞれに関しては、乳癌との直接的な関係はないと思われます。脂漏症は現在通院している皮膚科で診ていただき、耳鳴りは耳鼻科、又は脳外科を受診してご相談下さい。骨シンチでも骨粗しょう症以外の所見がないとの事、足の小指に関しては、整形外科に併診してもらえるよう、主治医とご相談下さい。メール内容から判断する限り、それぞれが別々の病気である可能性が高いように思われます。(文責 須田)

 

No.2858】 04年09月21日    mami
パジェット病について

もう三年ぐらい前からだと思うのですが、乳頭に痒みがあり、ブツブツとした湿疹ができています。乳輪にもあり、一部は黒く変色しています。ずっとひどくなる事もないのですが、無理にのけたりすると出血したりします。こういう乳がんがあることをしらなかったので、ただの湿疹かと思い、時々軟膏をつけたりしているだけでした。でもたまたま見た雑誌にバジェット病と言う癌があると書いてあり、症状があまりにも似ているので不安になり、相談しました。

年齢が不明ですが、バジェット病である可能性もあります。病変部が大きくなくても、乳輪部を越えて皮膚とまたがって存在する場合は湿疹を考えますが、乳輪、乳頭を越えていないものや、大きい場合、病変が乳輪と同心円上に広がっている場合はバジェット病を疑います。乳腺外来で、細胞診、又は組織検査を行ない、診断をつけることになりますので、不安を解消する為にも、早めに受診して下さい。(文責 須田)

 

No.2857】 04年09月21日    S.H.
多発性骨転移

初めてお手紙を出します。39才の主婦です。今年の3月に乳がんのため左胸を75%切除の手術を受けました。9月9日の検査で骨転移が見つかりました。頭蓋冠、右第8,9肋骨、両側第12肋骨、th11、th12、L1(棘突起) 右仙腸間接部など多数の集積亢進が認められ、多発骨転移といわれました。UFT、ノルバテックスを半年間服用していますが、効果がないように思われます。他に適切な薬があればお教えください。まだ小さな子供が4人おります。背中の痛みはありますが、自宅にて通常の生活をしています。助言をお願いします。

乳癌の骨転移であっても、経過中に肺、肝臓の転移を伴わない場合や、ホルモン療法が奏功した場合などは、長期コントロールが可能です。骨転移で多いのは、脊椎、肋骨、骨盤であり、次に大腿骨、上腕骨、頭蓋骨に好発します。脊椎や大腿骨などへの転移によって変形や病的骨折が生じると痛みが発現し、日常生活に支障をきたすことがありますが、このような場合は、椎体固定術等の整形外科による手術を行ったり、放射線治療で痛みをコントロールしたりして対処します。また骨転移に伴う高カルシウム血症に対しては、ビスフォスフォネート剤の点滴で、病的骨折や疼痛を制御できる可能性もあります。
一般的な薬物療法としては、ホルモン感受性があり、生命を脅かす転移でない場合、閉経前乳癌ですので、LH-RHアゴニスト、タモキシフェンの併用療法が考えられます。また、化学療法としては、アンスラサイクリンを含む多剤併用(AC、CAF、FEC)、タキサン等が選択可能ですし、HERU蛋白(3+又は2+)であれば、ハーセプチンも使用可能となります。いずれにしても主治医の先生と充分ご相談の上、納得のいく治療を受け、がんばって下さい。(文責 須田)

 

No.2856】 04年09月21日    S.M. 
右脇下(腕に近い辺りです)に5mm程のしこり

私は現在28歳ですが、2,3年前から右脇下(腕に近い辺りです)に5mm程のしこりがあります。硬くコロコロとしたもので、痛みはまったくありません。皮膚のすぐ下辺りなのですが、ここ2週間前から急にひどく匂い出してきました。気になってティッシュで確認したところ、ベージュ色の、液体ではないのですが、それなりに形のあるべたっとした物が出ていました。それがとても匂います。しこりをきゅっと押してみると更にぐちゃっと出てきて、しこりはぐっと小さくなりました。その後また暫くは匂わなかったのですが、今日また匂ってきて、ベージュの物はあまり出てきませんでしたが、とても気になります。左はまったく匂いませんし、しこりもありません。私は10年ほど前にバセドー病と医師に診断されましたが、その関連なのか、その他、乳がんなど何か良くない病気なのでしょうか? 祖母が乳がんを経験しているので、とても不安です。お医者様にかかるなら何科へ伺えばいいのでしょうか? いきなりのメールで申し訳ありませんが、ご返答いただけたらと思います。お忙しいことと思いますが、宜しくお願い致します。

メール内容から推測する限り、粉瘤という皮膚疾患だと思います。袋の中に豆腐のおから状のものが溜まっているもので、ご心配の乳癌やバセドー病との関連はありません。放置していると少しずつ大きくなりますが、日常生活に支障はありません。ただし、感染が起こると痛みが強くなる為、摘除するか切開排膿する事になりますが、炎症のないうちに摘除するのも一つの方法です。外科又は皮膚科でご相談下さい。(文責 須田)

 

No.2855】 04年09月21日    Y.R.
授乳中の血性乳頭分泌について

はじめまして。現在1歳10ヶ月の子を持つ28歳の女性です。現在授乳中なのですが、先日片方の乳房の一箇所の部分(左胸上方)から血性の分泌物が出ました。搾乳してみると、その場所からだけ毎回出ています。授乳中にはあることなのでしょうか? また、このまま授乳を続けてもいいものなのでしょうか? お教えいただければ幸いです。何卒宜しくお願いいたします。

授乳期以外に認められる乳頭分泌の場合は、乳頭異常分泌として精査が必要です。一般的に血性分泌の70%は良性の乳管内乳頭腫ですが、残りの30%は乳癌です。貴女の場合、授乳期ですので、おそらく心配はないと思われますが、断乳後も血性分泌があるようであれば、上記のことを念頭において、検査をすることをお勧めいたします。血性分泌であってもお子さんには影響はありませんが、不安を取り除く意味からも、乳腺外来でご相談ください。(文責 須田)

 

No.2854】 04年09月21日    M.H. 
抗がん剤について

昨日、乳がんと告知されました。これから転移の検査等あるのですが、入院の手続きをすぐにとりました。その要綱を見ていたら、手術の前日、ガンを縮小するため抗がん剤を投与すると書いてありました。私は31歳、独身です。今後可能性が薄いにしても、結婚、出産などを考えると、出産に抗がん剤は影響ないのでしょうか? 液の中に丸い腫瘍が浮いている形なので、その部分だけを切除するのであれば抗がん剤は必要なのでしょうか? また、抗がん剤を使わず手術するところはないのでしょうか? 教えてください。お願いします。

術前の化学療法は、すでに転移がありそうな進行乳癌、あるいは術前に腫瘍を縮小させることで温存が可能になりそうな場合に行います。また、術後補助療法としての抗がん剤の使用目的は、目に見えない癌病巣を根絶することによって乳癌の再発を予防することにあります。次に妊娠に関してですが、化学療法剤は細胞分裂に対して毒性を発揮し、ホルモン剤は内分泌環境に大きな影響を及ぼすため、いずれも治療中の妊娠は禁止です。抗がん剤使用中は、妊娠の成立自体に抑制的に働く場合が多く、また、妊娠しても継続に障害が起こり得るし、胎児の発育に対しても大きな影響を与えます。補助療法終了後少なくとも6ヶ月以上たっている事、続けて2回以上の生理がある事を確認した後、妊娠してもよいと考えられています。
治療方法に関してですが、術前の化学療法を行わず、術後補助療法を中心に治療を勧めることも考えられますので、主治医の先生と充分ご相談の上、納得のいく治療を選択してください。(文責 須田)

 

No.2853-1】 04年09月21日    Chizuko
術後補助療法と妊娠について

2.5センチの乳癌で温存手術、リンパ節郭清をしました。リンパ節への転移はなし、断端に残りもなし、25回の放射線治療が終わりました。その後、病理検査の結果、ホルモン受容体陽性・悪性度は3で、化学療法とホルモン療法をするとのことでしたが、次回の診察までに今後出産を希望するのか、しないのか、決めてくるよう言われました。希望する方の治療法では治療の効果が少し下がるかな〜と言われていました。その時詳しく聞けばよかったのですが、聞けなかったので教えていただきたいのですが、希望するかしないかで治療効果の他にどのような違いがあるのでしょうか? その後の生活に影響するような身体の変化があるのでしょうか? 現在39歳、独身なので、年齢的にも出産は難しいと思うので、できなくなってもいいのですが、どちらか決めるに当って、他にどんな事を考えておいたらいいのでしょうか? よろしくお願いします。

リンパ節転移陰性乳癌に対する術後補助療法としては、再発の危険が高い症例に対してタモキシフェン及び多剤併用化学療法が、充分なエビデンスもあり、強く推奨されています。ここで言う再発の高危険群とは、@腫瘍浸潤径が2cmを超える、A細胞あるいは核の異型度が高い、B35歳未満、Cエストロゲン受容体・プロゲステロン受容体が共に陰性、の4項目のうち、いずれか一つでも満たす症例が対象となります。
タモキシフェン投与によって年間の再発率を26%、死亡率を17%減少させる事が、多剤併用化学療法では再発率を25%、死亡率を18%減少させる事が明らかになっています。また、タモキシフェンと多剤併用化学療法を併用した方が、タモキシフェン単独に比べて無病生存率で優れているという報告もあります。
次に妊娠に関してですが、化学療法剤は細胞分裂に対して毒性を発揮し、ホルモン剤は内分泌環境に大きな影響を及ぼすため、いずれも治療中の妊娠は禁止です。補助療法終了後6ヶ月を経て、続けて2回以上の生理があることを確認して初めて妊娠してよいという事になっています。ただし、多剤併用化学療法の中には、例えばCMF療法のように永久的に卵巣機能を抑制する場合がありますので、今後妊娠を希望するとすれば、妊娠が可能となるような環境を整えるために、使用薬剤の選択を考える必要があります。今後の治療に関しては主治医の先生と充分ご相談し、納得のいく治療を受けて下さい。(文責 須田)

 

No.2853-2】 04年09月26日    Chizuko
術後補助療法と妊娠について(2)

NO.2853で相談させていただきました。早速お返事いただき、ありがとうございました。その後主治医の先生の説明で、今後の治療として、@抗がん剤 Aホルモンを注射と錠剤でブロックする2つの方法があり、Aの場合は卵巣機能は温存されるが、@にした場合には3〜4割が閉経するとのことでした。ただし、再発予防の効果としては@の方が5パーセントくらい高いということでしたので、色々考えた末そちらを選択しました。治療が始まるのは1週間後、その間に気が変わるようならいつでも知らせてくださいとのことでした。この2つ以外に方法はないのでしょうか? 効果は同じで卵巣機能も温存されるというのは無理なのでしょうか?

子供さんがいない方の術後補助療法を決めるのは難しいことです。以前は”自分の命を取るか子供を取るかニ者択一だ”と言われていましたが、最近そのような方に福音の報告がでました。つまり抗癌剤治療を行う時に、予めゾラデックスかリュウプリン(生理をとめる注射)で卵巣の働きを止めておいてから、抗癌剤を投与するのです。そうすることで90%近くの方が抗癌剤治療終了後に生理が戻ったと言うことです。ですから、主治医の先生にまずゾラデックス(リュウプリン)の投与をお願いして、生理が止まってから抗癌剤を始めてもらって下さい。もちろん、抗癌剤治療中も4週間に一度のゾラデックス(リュウプリン)投与を続けます。抗癌剤治療開始が1〜2ヶ月遅れますが、抗癌剤の効果と卵巣機能の温存の両立が可能です。(文責 清水)

 

No.2852】 04年09月21日    M・O
左乳房の疼く痛みについて

初めてご相談いたします。当方41歳既婚で、出産歴はありません。月経周期は25日位で、10日後あたりに次の生理がくる予定です。3日ほど前から左乳房の張りを感じ左の脇腹、背中あたりも表面がピリピリし始めました。経験はありませんが、片側だけの痛みと言うこともあり、帯状疱疹になったのかと思っていましたが、昨日から左乳房の内側(体の中心側)にかなりの痛みがあります。ズキズキと痛み、思わず声を上げるほどです。右乳房も張りや押すと痛みはありますが、たいしたことはありません。今はシップをしていますが、痛みは変わりません。今までも生理前に多少の張りや痛みはありますが、このように差し込むような酷い痛みは初めてで、不安です。3年ほど前に子宮内膜症の診断を受け、2クールほどスプレキュアによる閉経治療をしましたが、今は何もしていません。この辺も関係しているのでしょうか? ご意見お聞かせください。宜しくお願い致します。

スプレキュアにはエストロゲン抑制作用があり、使用時には副作用として狭心症、心筋梗塞、更年期障害様の症状があっても不思議ではありませんが、3年前という事ですので、直接的な関係はないと思います。生理前ですので、女性ホルモンの周期により乳房が張ったり痛んだりする時期ではありますが、声を上げるほど強い痛みの場合は、帯状疱疹や狭心症、心筋梗塞なども視野に入れなければなりません。不安を取り除く意味からも、なるだけ早く内科を受診して下さい。(文責 須田)

 

No.2851】 04年09月20日    m.k 
化学療法の中止について(HPNo.2132-6

HPNo.2132で以前にも何回か相談させていただきました。いつも適切なアドバイス、ありがとうございます。現在、術後5ヶ月から始めたACの3週おき4クールを終わり、Tを3週おきの4クール受ける予定で、1クール目が終了したところです。末梢神経障害や倦怠感などの副作用が強く、次回9月21日に予定している2クール目以降を中止しようかと考えています。万が一、再発転移などの場合に、またハーセプチンとTをすればいいかと思っていますが、いかがでしょうか。よろしくお願いします。

AC療法に関してですが、一般的には3週間毎で4サイクル行いますが、更にTを4サイクル追加する事によって治療効果が増すという報告があります。ただし、術後補助療法はあくまで再発予防のために行うものですから、効果と副作用のバランスを考え、個々の状況をみながら安全に行うことも大切になってきます。副作用が強く、限界であれば、仰るとおり再発転移時にハーセプチンとタキサンの組み合わせを使用する事も選択肢の一つだと思います。貴女の状況を最もよく把握してくださっている主治医の先生とご相談し、納得のいく治療を受けて下さい。(文責 須田)

 

No.2850】 04年09月20日    Y.T.
乳腺外科医のいる病院を教えて下さい

横浜市西区に住むものです。乳腺外科医がいる病院を知りたいので、教えて下さい。

乳腺疾患は外科で取り扱いますが、乳腺外科を標榜していなくても、大学病院、地域中核病院には、たいていの場合、乳腺専門医がいるはずです。日本乳癌検診学会のHPに、マンモグラフィー読影医と勤務病院の一覧が載っています(http://www.mammography.jp/)。参考にしてください。(文責 須田)

 

No.2849】 04年09月20日    Y.S.
ゴツゴツしたしこりについて

31歳、既婚、出産未経験の主婦です。昨年9月、区の乳癌検診の触診で乳腺症と言われ、保健所でマンモグラフィーの検診を受けました。かなり乳房がゴツゴツしているらしく、自分で触ってもしこりはたくさんあるような気がしますが、これといって癌のしこりがはっきりと分るわけではありません。その時の結果は異常なしでしたが、今年も同じ区の乳癌検診(触診のみ)を受け、今度は大学病院を紹介されました。専門の乳腺外来はなく、外科での医師に触診して頂いたところ、心配はないが念のためエコーを受診するように言われました。まだこれから1週間も先の検診と、また更に結果がでるのが5日位先になるということで、毎日不安でたまりません。触診では医師にまず心配いりませんと言われましたが、エコーの結果がとても心配です。1年の間に結果が変わることはよくあることなのですか? また医師の触診だけの判断で、まず大丈夫だろうという言葉を信じても大丈夫なのでしょうか? わかりにくい文章で申し訳ございません。よろしくお願い致します。

大部分の乳癌が固く触れるので、視触診での乳癌検診では、乳房を触れてみてゴツゴツ固い人を要精検者とし、その中から乳癌を見つけようとしているわけです。貴女の場合、昨年触診でゴツゴツ固かったのですから、今年も昨年と同じ状態であっても不思議ではありません。昨年の結果についてですが、マンモグラフィーでは腫瘤像や石灰化像がないので、異常なしという事ではなく、癌を疑う所見がなかったという事です。要精検になると、一般にマンモグラフィー、エコー、固い腫瘤があれば、更に細胞診を行ない、総合的に判定します。一年の間に結果が変わることもあり得ますが、結果的には要精検者のほとんどが大丈夫ですし、あまり先のことを心配せず、不安を取り除く意味からも検査を受ける事をお勧めいたします。触診で大丈夫と言われたことについてですが、診察した医師が、触診では癌のような感じがしませんという印象を話したまでで、エコー、マンモグラフィー等の検査が必要ないと言ったのではありませんが、ベテランの医師であれば、これまでの経験から触診での印象にも信頼性があると思います。(文責 須田)

 

No.2848】 04年09月20日    sesame
乳癌でも授乳しても大丈夫ですか?

私は38歳、二児の母です。下の子供は9ヶ月になったところで、現在授乳をしています。二人目を出産後、いつからかははっきりと覚えていないのですが、時々左胸に漠然とした痛みがあり、2日前にもまた痛んだので、あちこち触り、乳輪より1センチ程左に痛みの源をつきとめました。指で強く押してみると、とても小さいのですが、かたいしこりに触れます。それからは気になって、四六時中触ったり押したりしてしまうので、今は左の胸全体が痛くなってきたような気がします。なるべく早く診察を受けようと思っているところです。今一番気がかりなことは、子供への授乳です。今のところ気づく範囲では、出血等はないようですが、仮に私が乳癌だった場合、授乳によって子供が何か悪いものを母乳と一緒に飲んでしまう可能性はありますか? それが、とてもとても心配です。しこりに気づいてからは、左胸からはおっぱいを飲ませるのを止めています。飲ませないと張って痛いので搾乳しています。お忙しいところ申し訳ありませんが、どうぞ教えてください。よろしくお願い申し上げます。

授乳によって子供に悪い影響を及ぼすことはありませんが、固いしこりが触れるのであれば、診察を受けるべきです。不安を取り除く意味からも、なるだけ早く専門医を受診することをお勧めいたします。精神的なストレスを抱えたままでは、子育てにも弊害がでるかもしれません。(文責 須田)

 

No.2847】 04年09月20日    F.I. 
胸の痛み、腕から手にかけてのしびれ

初めてメールさせていただきます、30歳、既婚、子ども無しです。昨年9月、左胸に3pのしこりが見つかり、ほぼ脇の下に近い場所を切って腫瘍を切除しました。結果は良性で、その後の定期検診も必要ないだろうとのこと、安心していました。しかし、先月辺りから左脇と胸が痛みだし、加えて腕から手にかけてしびれる症状が出ています。心配になり手術していただいた先生に診てもらったところ、脇のリンパが炎症を起こしているが、心配はないとの簡単な説明しか聞けず、又聞き直すことも出来ず、不安が残っています。リンパの炎症は放っておいて構わないのでしょうか? 時間が経てば炎症は治りますか? 又それによりしびれが出ることはありますか? しびれは頸椎からかも知れないと思い、整形で診てもらいましたが、異常はありませんでした。今すぐにでも子どもを授かりたいと考えていますが、問題はないでしょうか? お忙しいと思いますが、ご回答お願い致します。

直接診察していないので推測の域を出ませんが、リンパ節の炎症に対して、一般的には抗生物質を使用することになりますが、炎症が治まりつつある場合は経過を見ることもあると思います。
また、腕から手にかけてのしびれについては、腋窩リンパ節炎と直接関係があるとは思えませんが、ビリビリ感(錯感覚)としてのシビレが上肢にある場合、整形外科、内科、脳外科領域等の疾患が考えられますので、不安を解消する意味からも、再度主治医に相談し、併診してもらうとよいでしょう。(文責 須田)

 

No.2846】 04年09月20日    H 
ピルの服用と抗がん剤との関連について

私は36歳女性です。今年の7/20ごろ左胸にしこりを発見し、8/9に温存手術(2cm弱のしこり3個)を受けました。手術後の補助療法として抗がん剤(エンドキサン、アドリシアンという薬だそうです)を4クール、その後放射線を25回する予定です。8/30から1回目の抗がん剤治療を受けています。しこり発見の2年ほど前から低用量ピルを服用していたのですが、この度の乳がん発見で、7/25ごろからピルの服用をやめています。手術担当の先生に、「抗がん剤の副作用として卵巣機能の停止もある」とは聞いていたのですが、すでに子供がいるので、今後出産する予定もないですし、妊娠しても困る、できれば今までどおりの性生活を送りたいと思います。今現在、未開封のピルが残っていて、 飲んでもいいのか、飲まないほうがいいのであれば、どのような影響があるのか等を教えていただきたいと思っています。

経口避妊薬(ピル)は、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の配合剤であり、エストロゲン依存性腫瘍に対しては禁忌です。貴女の乳癌のER、PGRについての記載がありませんが、乳癌は女性ホルモンに依存して発育・増殖するホルモン依存性の高い悪性腫瘍ですから、ピルは使用しないほうがよいでしょう。(文責 須田)
 

 

No.2845-1】 04年09月19日  zuzu
放射線療法について

はじめてまして。48歳、既婚、出産経験はありません。今年5月左全摘手術を受け、病理組織検査は下記のような結果でした。腫瘍怪13×11p、皮膚浸潤あり、異型度3、硬癌、T4b、StageVB、N3(+)、21/27、PS転移、鎖骨?←何の意味か分かりません。ER(+) PgR(±) HER2 3+ 
     * paclitaxel neo-adjuvant chemotherapy 3コース、長くないと覚悟はしておりますが、相談させていただきます。

1)主治医からの説明では、手術時に乳房を揉むのでそれで転移したのか、それとも元々その場所にあったものか分からない、これを遠隔転移とみるのかどうかが意見の分かれるところだとのことです。どう理解してよいのか分かりません。
2)術後、CEFの投与をうけました(4クール)が、120、110、100、90と量が変わるので、理解に苦しみます。理由を伺うと、「意味はない」と話されます。意味なく量を変えたりするのでしょうか? 3クール目からpamidoronateを併用しました。たった2回くらいで何の効果があるのか? これも首をひねりたくなります。amidoronate投与後、左の中指あたりが急に痛み、腫れ、左の腰、股関節が非常に痛み出し、現在もGOLが低下しております。主治医はpamidoronateの副作用はないと説明されましたが、原因が分からず痛いのはとても辛いです。ちなみに整形で診察うけ、MRIも撮影、手のレントゲンも撮りました。腰及び股関節の骨転移は見当たらず、手の骨も問題ないとのことでした。
3)硬癌は縦に成長していくと言われました。縦に成長するとはどういう意味でしょうか?
4)10月頃から放射線療法があるのですが、副作用を考えると受けたくないのが正直な気持ちです。大体何グレイの照射(個々に異なると思いますが)が標準なのでしょうか?

現在ホルモン療法を受けていますが、相談室の先生方のお話を参考にさせていただいております。ゾラデックスとノルバデックスを併用しています。よろしくお願いいたします。

文面からは術前化学療法をしたあとで手術を受け、その際に胸骨と鎖骨の近くのリンパ節に転移があった。現在CEFとホルモン療法中と理解させていただきます。胸骨と鎖骨の近くのリンパ節転移のことですが、脇(腋窩)のリンパ節以外のリンパ節転移を遠隔転移とするか、遠隔転移ととらえず手術や放射線治療の対象のものとするかについては、現在も乳癌関係の医者のなかでも討議中の内容です。米国では遠隔転移ととらえず、放射線治療などの対象にしています。私の意見では肺や骨などの遠隔転移がないのであれば、そのリンパ節への放射線治療(40グレイ程度)や手術をおすすめします。CEFに関しては、白血球が低くなり、量の変更をしているのではないでしょうか? 私はpamidoronateで関節痛、骨痛などの症状がでる方を経験しています。あなたの病状を一番理解しているのが主治医です。もう一度ご相談ください。(文責 福間)

 

No.2845-2】 04年09月30日  zuzu
鎖骨上窩転移は予後がかなり悪いのでしょうか?

お忙しいところ、再度相談させていただきます。先日、主治医に「鎖骨?」のことを伺ったところ、鎖骨上窩とのことでした(転移が鎖骨上窩、胸骨膀でした)。先日、「リンパの流れですが、乳癌→腋窩→鎖骨下の腋窩ルートと、乳癌→胸骨膀があります。胸骨膀リンパ節に転移があると予後が良くない・・・」との相談室の先生のコメントを拝見しましたが、私の場合は鎖骨上窩なので予後がかなり悪いのでしょうか? また、喉を使う仕事をしておりますので、PS+SCの照射で声が出なくなるのではないかと懸念しております。その点も含めてアドバイスお願いいたします。

鎖骨上窩に転移がある場合は、前回の回答でもお話したように同部は放射線治療や手術治療の対象になります。放射線治療であれば喉の方に影響が出る可能性があります。喉を使うお仕事であれば、CTなどでリンパ節転移の状況を確認し手術治療を選択するのも1つかと思います。ともかく化学療法を組み合わせて治療することが大切かと思います。(文責 福間)

 

No.2845-3】 04年10月12日  zuzu
小豆くらいの腫れ物

お世話になります。お忙しい中、ご丁寧な回答に感謝しております(HPNo.2845で相談した者です)。再度質問させていただきます。
今年5月に左乳房全摘手術後、5月31日からCEFの投与(4クール)が始まりました。CEFの基本は6クールなのに何故4クールなのか主治医に伺ったところ、clitaxel neo-adjuvant chemotherapyを受けたから4クールで、それを受けなければ6クールだとのことでした(本人納得していません)。8月4日CEF投与は終わり、現在ホルモン療法(ゾラ+ノルバ)中です。ところが、左全摘したところに9/30日頃から小豆くらいの腫れ物が4〜5個でき、左鎖骨上及びリンパ並びに左肩が腫れて非常に痛みます。主治医の話では、皮膚にガンがまた現れてきたと言っておられます。(私のガンはそんなタイプだと話されます。) 意味がよく分かりません。8月27日にCT撮影をした時点では、「ガン(胸骨膀リンパ節の)がありそうでない、う〜ん、小さくなったかな?」と主治医は話されていました。1ヵ月後上記のような腫れ物が現れるや、CEFが効いていなかったと言って、10月6日からまたCEF投与が始まりました。主治医の説明が一定していない様な気がしてなりません。アドバイスお願いいたします。なお、左肩は、整形でアルツヒアルロンサン注射をしていただき、70%ほど痛みが緩和されました。

PaclitaxelをNeoajuvantとして行ったので術後治療としてのCEFを4サイクルにしたという意味でしょう。そのようにすることもあります。CEF終了後2カ月後と短期間に再発が起こっているので、他の抗癌剤に変えてみるのも良いと思います。しかし、担当医はCEFの投与回数が少なかったのでもう一度CEFを行い、再発巣に対する反応をみて今後の方針を立てようと思っているのかも知れません。担当医とよく相談の上、今後の方針を決めてください。(文責 麻賀)

 

No.2845-4】 04年11月06日  zuzu
小豆くらいの腫れ物から出血

お世話になります。お忙しい中、ご丁寧な回答に感謝しております。再度質問させていただきます。宜しくお願いいたします。短期間の再発で動揺しています。主治医に今後の方針を伺ってみたところ、CEFを6回投与するとのことです。現在2回投与しましたが、小豆大の腫瘍は少しずつ大きくなっています。主治医の話では、「枯れてきている」とのことです。しかし、現在「出血」と「膿」がガーゼに付着し、痛みは「pein]の方ではなく[sore]の方です。

質問
1) 局所再発と病理学的証明を知りたいのですが、主治医にどのように話し、どのような資料(自己保存用の)を請求すればよいのでしょうか?
2) 先日(10月25日3056のQ&A)の回答に、「乳癌の再発形式として、このような前胸部の皮膚再発(転移)は珍しくはありません。」とありましたが、これはどういう意味なのでしょうか?
(1)手術で取り残しがあったのか?
(2)癌細胞が奥の方にあったのか?
(3)「枯れている」=「壊死」と理解してよいのでしょうか? 
(4)膿、出血、痛みを訴えても医師の立場からは珍しくないので診察(対処)してもらえないのか?(医師との温度差を感じる)
(5)上記(4)のような場合、どのような処置が適切なのか? 
3) CEF投与後、日帰りで手術をするとの説明ですが(7〜8個ある)、どのような手術をするのか想像がつきません。

1) 診療情報開示を求める事でそれは見られると思いますが、病院ごとにその手続きが決まっていますので、医事課などの事務の方に聞くか、ホームページを公開している病院なら、そこに書かれている事もあります。
2) CEF二回目ではまだ効果が出ない事もあるので、もう少しやるべきです。局所再発がどのようなものかは、実際に皮膚所見や触診で病巣の深さなどを見ないとなんとも原因は判りませんし、想像で判断は無理です。枯れているという表現は医学的でなく我々にも分りませんが、皮膚転移の場合は当初赤みがあり、それが赤みが消えて薄い茶色になってきたということかもしれません。診察をしていないので分りませんが、不満があれば主治医に言うか、明確な返事がなければ、second opinionを求めて、他の医療機関の専門医の意見を聞くべきと思います。
3) 病巣の範囲が分りませんので、どういった手術になるのかは分りませんが、広い範囲なら植皮なども必要で、入院の手術になるはずです。従って日帰りというのであれば狭い範囲で取れるという意味だと思います。(文責 石山)

 

No.2845-5】 04年11月20日  zuzu
腫瘍マーカーの数値及びCEFのクールについて

お世話になります。お忙しい中、ご丁寧な回答に感謝しております(HPNo.2845で相談した者です)。再度質問させていただきます。宜しくお願いいたします。
先日、(2924のQ&A腫瘍マーカーの必要性について)「・・・現在の自分の状態を知るために腫瘍マーカーを定期的に測定することは意味があると思います。」と回答されていました。早速、主治医に定期的な測定を申し出ました(手術前平成16、5.7 腫瘍マーカーのみ存在)。
術前の腫瘍マーカー(5月7日)は下記の通りです(手術5月11日)
NCC−STー439 5.7、 BCA−225 75.7、 CA−15−3  39.9、 ICTP 7.7、 CEA 107.3、 AFP <5.0、 CA−199 <5.0

今回の検査結果(11月1日)は下記の通りです。
BCA−225 66.3、 CA15−3 35.6

質問
1) 上記の数値からどのように判断すればよいのでようか?  また、検査はBCA−225,CA15−3以外にマーカーを測るものがあるのでしょうか?(主治医は腫瘍マーカーを重要視していません。今回強くお願いして測って頂きました)
2) 局所再発について10月22日に診察があり、次回の診察が12月3日です。1ヶ月以上診察がないので不安です(診察の申し出をしましたがダメでした)。大丈夫でしょうか? 腫瘍が更に増えて10個以上あります。「枯れている」ではなく「乾いている」とのことでした。どう言う意味でしょうか?「壊死」と理解していいのでしょうか?(乾しぶどうのような状態です)
3) 11月17日、3回目のCEF投与(エピルビシン110mg、エンドキサン790mg)でした。11月30日の骨シンチ、CTの結果を見て今後どうするか話し合ってみましょうとのことです。なんて答えれば良いのか悩みます。適切なアドバイスお願いいたします。

1) まだ癌の勢いはある程度あると思われますので、治療は継続された方がいいと思います。他に計るとしたら、CEAだと思います。
2) 次回の診察は12月で良いと思います。乾いているというのは壊死ではなくて、出血や膿が出ていないという意味ではないでしょうか。
3) 申し訳ありませんが、今後どのようにしたらいいかについて判断しかねます。どのように主治医の先生と話すべきかについても同様です。検査で進行が認められれば、他の治療法に変更するのも一つの方法ですし、CEFを6回ぐらいまで続けるというのも一つの方法と思います。進行がなければ、CEFをもう少し続けるのがよいと思います。(文責 稲葉)

 

No.2845-6】 04年12月10日  zuzu
肋骨転移とハーセプチン

お世話になります。お忙しい中、いつもご丁寧な回答に感謝しております。再度質問させていただきます。宜しくお願いいたします。「11月30日の骨シンチの結果で今後の治療を決めましょう」との主治医の話でした。現在、(皮膚転移腫瘍が日々増えている状態です)があり、CEF3回投与。骨シンチの結果(12月3日)、肋骨に転移発見。主治医の説明は下記の通りです。CEFを中止し、ハーセプチン、タキソール、パミドロネートを12月6日から投与するとのことです。
質問
1) 上記の薬が現時点で必要なのでしょうか?
2) ハーセプチンはよく効くとの主治医の説明ですが、「よく効く」とはどのように解釈すればよいでしょうか? 術前にタキソールを投与しているのですが、再度のタキソール投与は大丈夫でしょうか?
3) 現在他の臓器に転移していませんが、今後臓器に転移した場合、(上記の薬を既に使用してしまえば・・・)どんな薬が予定できますでしょうか?
4) 「平成16年11月30日やっと国の認可がおりた」との主治医の話ですが、その薬がどんな薬(抗がん剤?)なのかお分かりでしたら教えて下さい。
5) 先日(10月25日HPNo.3056のQ&A)「乳癌の再発形式として、このような前胸部の皮膚再発(転移)は珍しくはありません。」とありましたが、具体的に説明していただけますでしょうか?(10月22日〜現在まで診察がありません、不安です。)*12月8日にセカンドオピニオン予定しています

経過が長いので整理させてください。48歳、既婚、出産経験なし。* paclitaxel neo-adjuvant chemotherapy 3コース、今年5月左全摘手術。腫瘍怪13×11?、皮膚浸潤あり、異型度3、硬癌、T4b、N3(+)、n=21/27、鎖骨上窩転移(+)、胸骨傍転移(+)、ER(+) PgR(±) HER2 (3+)。術後補助療法はCEF4クール(120、110、100、90と量が変わる)。CEF終了2ヶ月後に局所皮膚再発。CEF再開、3クール後骨シンチで肋骨転移。経過を見る限りかなり厳しい悪性度の高い乳癌のように思います。
1) 肋骨転移が局所再発と同じ場所でしょうか?そうであれば、肋骨転移は遠隔転移ではなく局所浸潤と考えられます。そう考えると、全身化療でなく局所に放射線治療をするという考え方もあります。根治を目指して全身化療をするのであればハーセプチンが治療の中心になると思います。
2) Her2(3+)ということが、ハーセプチンがよく効くということです。術前治療でどのくらいpaclitaxelを使ったのか、その効果はどうだったのかで、paclitaxelをもう一度使うか、Docetaxel(タキソテール)を使うかが選択肢だと思います。
3) ハーセプチンとの組み合わせでは、paclitaxel,docetaxel,capecitabine(ゼローダ)が使えます。これらを使い切ると、保険が通らない薬としてナベルビン、カルボプラチンなどを考えます。
4) 11月30日で考えられるのはPamidronate 90mgが乳癌の溶骨性骨転移に適応がとれたということだと思います。
5) リンパ節転移が多い乳癌、腫瘤径が大きい乳癌、脈管侵襲の強い乳癌等では乳房切除後に前胸壁の皮膚に局所再発する例が多くみられます。特にリンパ節転移が多い乳癌で多いので、そのような例の乳房切除後には放射線治療が勧められています。お返事が遅くなってセカンドオピニオンの後になってしまって申し訳ありません。私の考えを述べさせて頂ければ、どのような治療を選択したとしても、かなり厳しい乳癌だと思います。それだけに主治医の先生との相性が大切だと思います。自分の考え方に理解を示してくれる主治医と出会えることが一番大切なことではないでしょうか。(文責 清水)

 

No.2845-7】 04年12月18日  zuzu
タキサン系とハーセプチン

心のこもった回答ありがとうございました。HPNo.3246で相談させていただいた者です。引き続き相談させていただきます。よろしくお願いいたします。
1) 腫瘍径は13×11pと、主治医から頂いた資料にはそう記入されています。何がどう変なのか教えて下さい。
2) 5月31日〜8月4日まで CEF投与(3クール目からPamidronate併用)4クール。 Pamidronate投与は予防的投与でした。局所再発は左乳房全摘した箇所の皮膚再発で、今回CEF再開、3クール後、骨シンチで右肋骨転移2ヶ所と左肩甲骨転移1箇所です。
3) 術前治療でpaclitaxelは3クール(3週投与1週休む/120r×3)でした。necrosis状態になり(1月28日〜4月8日まで投与)5月11日の手術日まで出血、膿、痛みに非常に苦しみました。paclitaxelの効果はあったのでしょうか? 
4) ハーセプチン ハンドブックによると、「タキサン系抗がん剤を投与するときは、ハーセプチンの後に点滴します(6ページ参照)」と説明があります。現在、私はタキソールの後にハーセプチンを点滴しています。主治医に質問すると、明快な回答を頂くことが出来ませんでした。この順序でも大丈夫でしょうか?
5) 上記で説明しましたようにPamidronate投与は予防的投与をしたにもかかわらず、短期間で骨転移が発見された現時点で、再度Pamidronateを今回投与するメリットはあるのでしょうか? これに変わる薬があれば教えて下さい。
6) 皮膚再発した所が痛みます。出血、膿がひどいです。 @フランセチンパウダー+アズノールゲンタシン、 Aプロスタンディン軟膏 のどちらを使用すればより効果的でしょうか?
   *12月6日タキソール(250)、ハーセプチン(250)、Pamidronate(500)
   *12月15日タキソール(250)、ハーセプチン(250)投与しました。

アドバイス宜しくお願いいたします。

1) HPNo.3246拝見しました。おそらく単位がcmかmmかが分からなかったということでしょう。
3) 術前化学療法の効果は、切除した癌細胞のダメージを病理組織学的に判定することができます。日本乳癌学会発行の乳癌取り扱い規約で「組織学的効果判定基準」というものがあり、Grade 0〜3までに分類されています。その結果を主治医の先生に伺ってみてはどうでしょうか?
4) ハーセプチンとパクリタキセル併用療法の第V相臨床試験ではハーセプチン投与直後にパクリタキセルが投与するようにデザインされ、その結果安全性が認められているわけですから、ご指摘の如くハーセプチン→タキソールの順番で行うのが正しいと思います。
5) Pamidronateの性格として、抗癌剤のように直接癌細胞を叩くわけではなく、破骨細胞(もともと骨に存在する正常な細胞で、骨を溶かす細胞)の働きを抑えるものですし、臨床的にも鎮痛作用があるわけですから、化学療法との併用で、ある程度のメリットがあると思います。
6) どちらも効果的と思いますが、アズノールゲンタシンのように抗生剤の含まれたものは長期使用で皮膚炎などを起こしやすいので、皮膚の保護という観点からはアズノール単独をおすすめします。(文責 首藤)

 

No.2845-8】 05年02月17日  zuzu
肺転移とハーセプチンの量

いつもお世話になります。HPNo.2845で相談させていただいた者です。丁寧でかつ的確なご回答、ありがとうございます。感謝しております。(この間いろいろありまして、転院しました。) 転院した病院で再検査をしていただきました。以前の病院では、肋骨、胸椎、左肩甲骨に転移していると説明を受けました。しかし、現在の病院での検査結果は、左肩甲骨には転移しておらず、胸骨に転移していることが判明しました。質問させて下さい。CTの結果は下記の通りです。専門用語が多くて・・・。
1)右S3胸膜下、左舌区に結節影を認めます。転移の可能性は否定できず、経過観察してください。他、明らかな転移を疑う像は認めません。
2)上縦隔にリンパ節を認めますが、有意な腫大とは言い難い。他、明らかなリンパ節腫大を認めません。
3)胸水(−)
4)肝S7に小嚢胞を疑うLDAを認めます。
5)多数の胸椎、右肋骨、胸骨に骨硬化性骨転移を認めます。
6)診断 as above

現在は、タキソール、ハーセプチン、アレディアの投与を受けています。3月からハーセプチンの量を増やすとのことです。アドバイス宜しくお願いいたします。

ハーセプチンの量を増やすというのはあまり聞いたことがありません。最近アレヂアの投与量が45mgから90mgまで可能となりましたので、アレヂアを増やすといったのではないでしょうか。ハーセプチンは2mg/Kgが維持量で毎週投与ですが、4mg/Kgとして2週毎投与としているところもあるようですが。(文責 麻賀)

 

No.2844】 04年09月19日  Y.K.
DCISについて(HPNo.2733-3)

HPNo.2733で質問させて頂いた者です。前回は私の質問に丁寧にご回答頂きまして、大変ありがたく存じております。その後外科処置による組織診を受け、DCISとの診断を受けました。リンパ腺切除と乳房全摘出についてお尋ねしたくメール致しました。
Tumor Type:Ductal calcinoma in situ, nuclear garde II, solid type with focal central necrosis. noncomedo type, growth patterns solid. Approximately 5-10%
central necrosis. Focul Exention into lobules. 
MarginはPositive (superior to inferior margin)ということで、再手術が必要となりました。サイズはそのため正確には把握できていませんが、概ね2.4cmほどということです。担当の外科医は転移の可能性がないためリンパ腺切除の必要性はないということですが、組織診後も脇の下に痛みがありますし、DCISでもサイズがそれなりに大きいため、リンパ切除なしでいいのかどうか不安です。セカンドオピニオンを求めるべきでしょうか? また、今度の手術できれいに癌細胞の周辺部分の正常細胞(2mm程度)が確認できなかった場合、乳首の部分に近過ぎ、またそれ以上の切除は乳房の形が崩れるため全摘出の可能性を示唆され、多少驚いています。参考のために日本での手術方針を簡単にお知らせ頂ければ幸いです。

ご連絡が遅れ申し訳ありません。生検でDCIS の診断がついたとのことですね。DCISと診断ついたついた場合に、施設によりリンパ節に対しては何もしない施設と、率は低いのですがDCISでもリンパ節転移があることがあるので、念のためリンパ節転移の可能性の高い1−数ヶのリンパ節のみを生検するセンチネルリンパ節生検のみを施行する施設とにわかれます。リンパ節郭清をする施設は一般的ではありません。
DCISでも広範囲に癌が広がっているような場合があり、明らかに癌が残存するような場合には乳房全摘になる場合があります。乳頭方向に癌が進展している可能性があるとのことですが、場合により乳頭の一部あるいは乳頭の中すべてをくりぬくことにより乳房温存ができる場合もあります。またDCISの多くは癌の根治に皮膚切除が必要でない場合がほとんどですので、乳房下縁の目立たない場所に切開を起き乳房全摘を行う皮下全乳切や、傷がほとんどめだたない内視鏡を用いた乳房全摘術があります。両法ともインプラントを用いた乳房再建術を前提としています。しかし現場であなたの状況をよく理解されているのは主治医です。よくご相談ください。(文責 福間)

 

No.2843-1】 04年09月19日  M 
胸の痛みについて

以前からしこりには気がついており、生理前に張った感じがあり、痛いくらいになるのは、自己判断で乳腺症だろうと思っていました。今年6月の人間ドックにて乳腺症と言われ、自己判断と同じで少し安心もしていましたが、昨日勤務先の階段を下りる際、左胸の上部、少し脇よりの表面に近い部分で、1.5センチくらいの球状の物が跳ねる様な感じで動くのが感じられました(気がついていたしこり位置とは違う)。夕方から夜中にかけ、乳首の少し上の乳房がチクチクと痛み、今日はそこより上の真中寄りを押すと痛みがあり、圧迫感とで少し息苦しい感があります。このサイトにたどり着く前に、乳腺症専門病院の医院長が、肋間神経痛と乳腺症を勘違いして診察に来る方がいると書いていました。別のサイトで、乳がんでも痛みがあるとも書いてあり不安になっています。生理予定より2週間ほど前です。今は、脇は少し張った感じがあります。高知県西部に住んでおり、近くで乳腺専門医がいる病院がわかりません。外科になるようですが、県立病院のホームページを見ても専門診療・医が見当たりません。愛媛県西南部も近いのですが、同様です。専門医のいる施設を紹介していただけるとありがたいのですが・・・。よろしくお願いいたします。

HPNo.2836とほぼ同じ質問なので、一部転用させて頂きます。乳房の痛みがあるから乳がんであるというわけでもないし、痛みがあるから乳がんではないというわけでもありません。重要なことはしこり、分泌液など症状があるかどうかということと、そして検査で乳がんを考えさせる病変があるか確認することです。検査をするベストな時期は生理開始後10日目前後です。女性であれば乳房痛は多かれ少なかれ経験されています。片側だけの乳房痛も多くあります。生理周期も時期により異なることがあり、それが乳房痛の原因になることもあります。また肋間神経痛なども乳房痛と紛らわしいものですが、体を動かしたときに痛いなどの特徴があります。今後検査を受けたいとのことですが、ドックでは触診以外の検査はされたのでしょうか? 球型のものがさわるのであれば、是非検査を受けてください。最近では乳腺専門をなさる多くの先生がいらっしゃいます。近くでは四国癌センターはいかがでしょうか?(文責 福間)

 

No.2843-2】 05年06月07日  M 
受診病院について

昨年、HPNo.2843で相談、回答をいただいた者です。依然、左胸の生理前から初めころの脇の張りと痛み、しこりは感じていましたが、その後、階段を下りたり飛び跳ねたりする際に球状のものが動いたりすることも、チクチクする痛みも、中間部に近いところが圧迫するような痛みもなくなり、薦めていただいた「四国がんセンター」も遠方なので受診せずにいました。先日人間ドックがあり(昨年とは違うところ)、実は、5月に入り、胸の中間部に近い左胸の骨の上あたりに圧迫されるような痛みが時々あり、押すと痛いので気になり、マンモを受けていなかったので受けようとしたら、受付で「年齢からも超音波検査のみでいいのでは?気になる点があればマンモを薦められるので」と言われエコ−検査のみを受けました。何も言われなかったのですが、最後の医師の診察で、「中央部の圧迫感や痛みは、心音も異常ないし、乳腺等の痛みとは関係なく、多分肋軟骨が捻挫をおこしているのでは。痛みが続くようであれば整形外科を受診してください。ただ、エコーで見たしこりが、右は米粒大だが左は少し大きく気になるので、乳腺外来があると思うから、自宅に近い県立病院宛に紹介状を書きましょう。」と書いてくださいました。しかし、紹介状を書いて下さった病院に電話で問い合わせしたら、外科の看護士さんが応対し、「乳腺外科としてはなく、外科の医師三人のうち一人が中心として診ています。他の医師が見た場合、情報は共有・判断し、他の病院に紹介したほうがよいと判断したら紹介状を書きます。検査もできるし手術もする、ただし、他の病院の紹介を進められたり希望する手順を省くのであれば、最初から専門医のいる病院にいかれるほうが」との話でした。この県立病院の医師の履歴や手術履歴はHPではわからず、知り合いがかなり以前乳がんの手術を受けた「市立宇和島病院」のHPをみたら、外科の診療医師の中に専門医がいて、日本外科学会指導医および専門医日本乳癌学会認定医・マンモグラフィー読影試験A評価・日本消化器外科認定医の資格を持った方がいます。宇和島市は自宅から1時間ほどかかります。紹介状は使えないかもしれませんが、こちらの病院に最初から受診したほうがいいのでしょうか?

インターネットで折角、乳癌専門医を見つけたのですから、市立宇和島病院に行くべきです。ご自宅から一時間であればそう遠いとも思いません。納得のいく様診察検査を受けて下さい。(文責 吉田)

 

No.2842】 04年09月19日  K 
乳がん検査の正確性

はじめまして、私は現在27歳(1月で28になります)、2児の母です。昨日お風呂に入った時に、左胸上の外側に1cm強の硬いしこりを発見しました。痛みも無く、あまり動かない気がします。たぶん生理前だと思います(生理不順で2〜3ヶ月こない時があるので、正確ではありませんが・・・)。慌てて近所の病院(外科)に行き、診察しました。先生曰く、「たぶん乳腺の一部が硬くなっているだけで心配ないが、一応レントゲン&エコーをしましょう」と言われました。レントゲンとエコーは別の日に予約を入れてきましたが、ネットやニュースなどで誤診の問題が数を多く取り上げられていて、とても心配です(家は田舎で乳腺外科はないので・・・)。乳がんは、レントゲン・エコーで診断可能なのでしょうか? もし大丈夫といわれても、検査が正確でないと安心できません。

しこりを心配してこられる方に何も検査しないうちから乳がんという医師はいません。またしこりを訴えて受診される方の中で、乳がんの方は少ないのです。主治医の先生は、マンモグラフィ、エコー検査を勧められていますので、一度きちんと検査を受けてください。その上でご心配であれば、遠方になるかと思いますが、乳腺専門医受診をされたらいかがでしょうか?(文責 福間)

 

No.2841】 04年09月19日  K.T.
切開生検とマンモトームについて(HPNo.2562-2)

HPNo.2562でお世話になった者です。ありがとうございました。今度、切開生検をすることになりました。最初は、良性の場合でも残したくなかったので、切開生検でもよいと思っていたのですが、いろいろ考えると不安になり、先生にマンモトームではと言ったところ(私の行っている病院にはマンモトームはありませんが)、私の腫瘍の場合は、切開生検の方がよいと言われました。マンモトームのデメリットもいろいろと教えていただきましたが、マンモトームが向き、不向きの腫瘍というのはあるのでしょうか?まだ気持ちがふらふらしている部分があるので、切開生検のメリットがありましたら、教えていただけたらと思います。お忙しいところ申し訳ありませんが、宜しくお願いいたします。

マンモトームは3−4mmの小さな傷から従来の針を用いた生検で、採取される検体(病理検査用の組織)が少ない問題を解決した優れた検査法だと思われます。多くの病理検査用の検体採取にマンモトームは有効だと思われます。しかし切開生検と異なり腫瘍全部を確実に切除する方法ではないので、たとえ良性腫瘍でも腫瘍が残ると問題な腫瘤には、適応を十分に考慮する必要があります。たとえば急速に大きくなる線維腺腫や葉状腫瘍が疑われるようなものです。それらでもいったんマンモトームで診断したのち切除ということも可能です。またマンモトームは多くの組織がとれるとはいえ切開生検に比べて採取量は少ないので、病理診断が、マンモトームだけでは十分につかない場合が少数例ですが存在します。(文責 福間)

 

No.2840】 04年09月19日  K.Y. 
乳がんの可能性について

はじめてメールを致します。私は現在38歳で未婚の女性ですが、実は10年くらい前より子宮内膜症をわずらい、スプレキュアの治療を数回、また最近では子宮筋腫が大きいもので10cm、5.3cmと、それ以外にも何個か筋腫があるため、昨年リュープリンの治療をしました。自覚症状はあまりないのですが、現在通っている先生は、「今ならまだ腹腔鏡手術ができるぎりぎりの段階だから、ゾラテックスを4ヶ月投与して手術をするほうが良い」と薦められました。大変申し訳ありませんが、ガンに対する知識が乏しく、教えていただければと思いメールしております。母を含めて回りの人達が(聞きかじりの知識しかない)、あまりホルモン療法の治療を続けると乳がんになると心配し、ゾラデックスの療法、及び手術に反対しております。インターネットで少々調べましたが、そのような内容の件はなかったように思います。ゾラテックス等はリスクが高い(どういう意味か?)と書かれていただけのように思います。ただ現在のかかりつけの先生には、「筋腫は放って置いてもそんなに問題ないが、内膜症の程度が中程度で放っておいたら卵巣に癒着して、将来子供を作ることが出来なくなる可能性が高い」と言われました。どうしても手術をしたくないのであれば、オーソMという低量ピルを飲んだほうが良いという事をいわれました。子宮の件で少し検討違いかとは思いますが、乳がんの可能性等に対して教えていただければ幸いです。以上宜しくお願い致します。

ゾラデックスは乳がんの治療薬に使われます。女性ホルモンと乳がんは関係が深いので、女性ホルモンを押さえる治療―ゾラデックスーは乳がんを抑える方向に働くと思われます。ただ数ヶ月の治療で抑制効果があるかどうかは不明ですが、今回の治療でゾラデックスを使うことによる乳がん発生率増加の心配はないかと思われます。(文責 福間)

 

No.2839】 04年09月19日  A.T
葉状腫瘍

36歳です。先日病院にて部分麻酔で右胸のしこりをとって葉状腫瘍と言われ、後日病理検査を聞きに行くと乳癌だといわれました。部分麻酔でとったとき、腫瘍の大きさ三センチのものを二個とりましたが、他にも小さいものがいくつかあるとのこと、これは悪性葉状腫瘍だったということですよね? 来週、右胸の全摘出をします。以前の相談の中に、悪性葉状腫瘍でもしこりだけとり、全摘出はしてないというものがありました。と言う事は、私の場合悪性度が高いと判断していいのでしょうか? 腫瘍自体は短期間でどんどん大きくなるものだそうです。

手術前にご返事ができなくて本当に申し訳ありません。生検前の診断が葉状腫瘍だったのが、術後の正式の病理診断が乳がんであると、お話の内容からは理解されます。乳がんの診断で、乳房全摘(1つの乳房に乳がんが多発しているため?)されるのだと思います。悪性葉状腫瘍と乳がんは病理的に別物です。(文責 福間)

 

No.2838】 04年09月19日  mako
乳がんの疑いはあるのでしょうか?

はじめまして。私は現在30歳、妊娠8ヶ月です。最近片方の乳頭からオレンジ色の分泌物が出るのですが、乳がんの疑いはあるのでしょうか? 時期的に母乳なのかな?とも思ったのですが、初めての妊娠なのでよく解らないのと、あまりにも母乳の色とは違っていたので、心配になりました。例えばですが、乳がんだと気づかずに、赤ちゃんが生まれてから母乳を与えても問題はないのでしょうか? お忙しいかとは思いますが、この二点について教えて下さい。よろしくお願いします。

妊娠期間、特に後期、オレンジや茶褐色の乳汁がでて受診される方が多くいらっしゃいます。調べても乳がんを思わせる病変がないことがほとんどですが、中には乳がん隠れていることもあります。乳腺専門医を受診してください。授乳の是非よりも、乳がんでないことの確認が先です。(文責 福間)

 

No.2837】 04年09月19日  M.N.
生理不順と乳がんの関係はあるのでしょうか?

はじめまして、25歳女性です。私は高校生のときから生理が不順で、だらだらと続いたり、4、5ヶ月なかったりという状態で、胸には(特に左胸下が痛みます)、おさえたり、走ったりすると痛むしこりのようなものがずっとあります。高校生のとき、生理不順を治すためのホルモン剤?を一度のみ、いったんは生理も胸の痛みも治ったかのように思われたのですが、すぐにまた生理不順と胸の痛みがはじまり、現在も続いています。現在は生理が長く続き(毎日50cc程度で4週間目です)、胸もおさえると痛みます。何度もおさえすぎたためか、今は触るととても痛いです。生理不順と胸の痛みとは関係があるのでしょうか。ちなみに私は体格が小さく(150cm 40s)、相談すると発育不良が原因かといわれたりします。最近では、すぐに疲れてしまい、長く睡眠をとってもだるさはとれず、生活もどんどんと不規則になっていくのを自覚しながら、どうすることもできません。病院で内診を受けてから、婦人科をたずねるのが怖く、病院へはどうしても行く勇気がもてません。乳がんや子宮がんがあるのでしょうか。

体格が必ずしも小さいとは思えませんが、不規則な生活などが生理不順などに影響しているのではと思います。生理不順と乳がんとは直接関係はないと思われます。乳房の痛みがあるから乳がんであるというわけでもないし、痛みがあるから乳がんではないというわけでもありません。乳房の痛みは生理不順が影響しているのではないでしょうか?婦人科はやはり受診された方がいいでしょう。最近は女性医師により女性の問題全体について相談にのる女性外来が各施設でできつつあります。そちらを受診されたらどうでしょう?(文責 福間)

 

No.2836】 04年09月19日  S
片方の乳房の痛み

はじめまして、よろしくお願いします。41才、2児の母です。前回の生理開始から2週間経った頃から今日で一週間程、左の乳房だけが痛みます。乳首の周りと乳房の外側から下部にかけて、押さえたりゆすったりすると痛みます。朝起きた時や下着を外した時など乳房が硬く張り、重く感じたりします。乳がんの自己診断ではしこりや変形、分泌物等はないようですが、いつもより少し腫れている様な気もします。生理前に月によっては似たような症状がありますが、時期的に違うのと、片方だけであるという事、後チクチク痛むというのが気になります。診断してもらうとしたら、次の生理を待ってみてからでも良いでしょうか? それと、痛みを軽減する方法はありますか? よろしくお願いします。

乳房の痛みがあるから乳がんであるというわけでもないし、痛みがあるから乳がんではないというわけでもありません。重要なことは、しこり、分泌液など症状があるかどうかということと、検査で乳がんを考えさせる病変があるか確認することです。検査をするベストな時期は生理開始後10日目前後です。女性であれば乳房痛は多かれ少なかれ経験されています。片側だけの乳房痛も多くあります。生理周期も時期により異なることがあり、それが乳房痛の原因になることもあります。心配しているよりも検査を受けられることをおすすめします。乳房痛に対する治療は、漢方薬やいくつかの治療法があります。乳腺専門医の受診をおすすめします。(文責 福間)

 

No.2835】 04年09月19日  S.K.
カテゴリー2

先日初めてマンモグラフィによる検診を受けました。結果通知書には、「カテゴリー2 異常なし」とありましたが、石灰化が起きているのでしょうか? 私は、乳房が大きく乳がんになるリスクが高いので、とても心配です。1年に1回の検診で様子をみていっても大丈夫なのでしょうか?(39歳、既婚、子ども1人)

マンモグラフィによる検診をお受けになることは、触診で見つからない乳癌を発見するには重要なことです。マンモグラフィ検診の目的は石灰化、しこり、構造(構築)の乱れなどを発見するのが目的です。必ずしもマンモグラフィ=石灰化の発見のみが目的というわけではありません。いずれにせよカテゴリー2というのは今回のマンモグラフィーで見つかった病変はマンモグラフィ上悪性のものではないということです。閉経前で乳房が大きいということは必ずしも乳癌の危険度が高いというわけではありません。できればこのまま検診をお受けください。(文責 福間)

 

No.2834】 04年09月19日  k・m
胸の腫れ

父のことについての相談です。一ヶ月程前から左胸が腫れています。しこりはないようなのですが、触ると痛いようです。右足のくるぶしも水をもったように腫れていて、寝る前に手足の指先がしびれるようです。病院に行って、胸のエコーをとっていただきました。検査結果は来週にならないと出ません。それまで不安なので、ご相談しました。胸の腫れについて、癌の疑いはあるのでしょうか? それとも他に違う病気の疑いがあるのでしょうか? 教えていただければ幸いです。どうかよろしくお願いします。父は63歳です。

ご返事が遅れ誠に申し訳ありません。男の方の乳房の腫れ、特に60歳頃の方の乳房の腫れの多くは女性化乳房が原因です。安定剤や心臓の薬など薬の影響や、肝機能障害、その他原因不明なものも含まれます。しかし男性の乳癌も女性の100から200分の1程度の発生率なのですが、あります。検査にて悪性の可能性がなければ、多くの場合、女性化乳房として経過観察となります。(文責 福間)

 

No.2833】 04年09月19日   F 
胸のしこりと血性分泌

私は現在26歳です。二日ほど前、ブラジャーに真っ赤なしみがついていました。驚いて胸を触ると、かなり大きなしこりがありました。表面はでこぼこしているようです。今日病院に行ってきたのですが、検査結果も出ないうちから、先生が「まだ若いのに・・・。点滴治療を始めるなら早いうちが・・・。」などと説明を始めます。「乳腺炎」か「乳がん」が疑われるとのことでしたが、明らかに乳がんだと言われているような気がしてなりません。こちらのHPを拝見したところ、他にも疑われる病気がいくつかあるのではないかと思います。他の病院でも見てもらったほうが良いのでしょうか。

下着に血が付くとのこと、血性乳汁と思われます。しこり+血性乳汁ということで、乳癌も当然考えなければなりません。しかし他にもいくつかの病気の可能性がありますので、検査結果なしで乳癌だとお話しすることは普通ないかと思います。乳腺炎の可能性もされているので、いろいろな可能性についてお話ししているのではと思います。しかし行き違いがあるようであれば、主治医に率直に自分の受けた印象を伝えるか、あるいはセカンドオピニオンという形で他院を受診されてはいかがでしょうか?(文責 福間)

 

No.2832】 04年09月19日   naka
ゾラデックスの間隔と術後の自己検診について

ゾラデックスの間隔について、質問です。私は生理が21日〜23日周期なのですが、3週間ごとに注射をするということでしょうか。生理が来てしまうことは、抗がん剤と同じ効用としてのゾラデックスの効き目が薄くなるということでしょうか。それから、術後の自己検診について質問です。両胸ともエキスパンダーが入っていて、現在再建手術待ちですが、こういう場合、毎月の自己検診はどのようにすればいいのでしょうか。本で読むと、私のような皮下乳腺全切除の場合、腫瘍は皮膚表面に出来ると書いてあったので、視診だけでいいのか、分かりません。局所再発の不安が非常に強いので、検診の詳しい仕方を教えてください。

ゾラデックス投与期間に関してのご質問です。ご質問の内容はゾラデックスが血中にどのぐらいの期間存在するかということに言い換えることができます。4週±1週間の間隔で投与ということになっています。またインプラント留置後の胸壁などの再発の自己検診なのですが、インプラントの背側の再発は触診ではみつかりません。皮膚表面の再発は自己触診可能です。固いしこりとして表面にさわります。大きさは様々ですが、砂粒ぐらいから小豆粒で気づくことが多いかと思います。色は暗赤色、肌色などですが、固さが特徴的かと思います。(文責 福間)

 

No.2831】 04年09月19日   Y.H.
大豆イソフラボンの摂取について 

大豆イソフラボンが乳がんの予防に効果があるという記事を目にする反面、一度乳がんを患った人は、逆に摂取しないほうがよいという話も耳にします。私は現在、乳がんの術後補助療法中です。今まで積極的に味噌汁、豆腐、納豆などの食品を食べていたのですが、積極的に食べるのは控えたほうがよいのでしょうか?

大豆イソフラボンが乳癌にいったんなった方の再発などに悪影響を及ぼすといった文献は、私の調べた範囲ではありませんでした。逆に骨転移を抑制するといった動物実験や、イソフラボン投与により女性ホルモンなどに影響しないといった文献があります。いずれにせよ普通の食事でとる大豆であれば神経質になる必要はないかと思います。(文責 福間)

 

No.2830】 04年09月19日   R
脳転移の初期症状、治療方法について (HPNo.2787-2)

ご回答、有難うございます。母が偏頭痛持ちなのですが、頭がボーっとするといいだし、寝ても治らない状態が3日続いており、脳のCTをとることになりました。白血球も6000だったものが、1回のタキソール後2300で、3週も休み、フルツロンの服用も中止しております。脳転移の初期症状、治療方法など、具体的に教えていただけないでしょうか?

脳転移をお持ちの方の90%に頭痛、吐き気、嘔吐などの症状があります。また転移の部位に応じて運動失調やけいれんなどの症状がでます。治療は症状に応じて吐き気などの頭蓋内圧上昇の対症療法、転移部に対する放射線治療などです。(文責 福間)

 

No.2829】 04年09月18日   とも 
右胸のしこり

はじめまして。22歳の女性です。相談したい事があってメールさせていただきました。最近気付いたのですが、右胸にしこりのような物があるんです。大きさは、手で触っただけなので正確にはわかりませんが、3センチ前後だと思います。感触はこりっとした感じで、球状、多少動く感じはあります。いつからできたのかはよくわからず、気付いたらありました。私自身、いつの間にかできていたので、さほど気にしてはいなかったのですが・・・。色々インターネットで調べた結果、線維腺腫なのではないかと思っています。あくまで素人判断なので、もちろん病院できちんと検査はしてもらおうとは思っています。そこでお伺いしたいのですが、線維腺腫と乳がんの症状は似通っているものなのでしょうか、それとも全く違うものなのでしょうか。やはり乳がんではないかという不安があります。あと、線維腺腫の検査をする際に、どういった検査を受けなければならないのでしょうか。お忙しいところすみません、少しでも不安を解消できたらとメールさせていただきました。

乳腺外来できちんと検査をしてもらってください。稀ではありますが、線維腺腫に形が似た乳癌があります。形が似ている為、画像診断(マンモグラフィー、超音波検査)では区別がつかない事がありますが、そのような場合、吸引細胞診、生検(瘤を摘除して顕微鏡で調べる)等、直接細胞を採って調べることになります。従って、一般的には外来で触診、マンモグラフィー、超音波検査、吸引細胞診を行います。(文責 須田)

 

No.2828】 04年09月18日   K.M. 
肝転移

よろしくお願いいたします。2002年9月、右乳房全摘しました。病気は1期、リンパ節転移なし、浸潤性乳管がん、エストロゲン受容体 陽性、HER2受容体 陰性、ということで、術後はアリミデックスのみでした。1年7ヶ月後肝転移がわかり、タキソテールを3週に1度受け、5回目が終わったところです。8月初めに左鎖骨上リンパの腫れが見つかり、主治医は、「反応性のものかもしれないので経過観察」と言われました。この前針生検してもらったところ悪性とわかりましたが、主治医は今の抗がん剤で様子を見、次の腹部CTをとったあと肝臓の変化を見て、タキソテールを続けるか、ほかの薬に変えるか判断されるとのことです。さわったところ、リンパ節の腫れが大きくなっていることがわかるので、このまましばらくほっておいてもいいのか、とても不安です。切除とか放射線の治療を、今考える段階ではないのでしょうか? お返事をいただけるとありがたいのですが・・・。   

肝転移及び左鎖骨上リンパ節に転移があるということは、つまり全身病であるということであり、手術による治療は無理があります。また、放射線に関しても、全身照射をすると生命を維持することができませんので、放射線治療も適応外であり、全身の治療法として化学内分泌療法を選択することになります。使用薬剤の組み合わせについては、アンスラサイクリン系などを検討することになると思いますが、主治医とご相談し、納得のいく治療を受けて下さい。(文責 須田)

 

No.2827】 04年09月18日    H 
ホルモン治療

1センチの乳癌で、温存手術とリンパ節かくせいをしました。放射線治療も終り、ホルモン治療をすることになりました。子宮筋腫と卵巣脳腫があるので、LH-RHアゴニストをするそうです。この薬以外、方法はないのでしょうか?

年齢が不明ですが、閉経前と思われます。LH-RHアゴニストは、ホルモン依存性の閉経前乳癌に対し、卵巣からのエストロゲン産生を抑制する術後補助療法の一つです。卵巣からのエストロゲン産生を抑制する方法として、他には、手術による卵巣摘出、卵巣への放射線照射等がありますが、侵襲、効果発現までの時間等、それぞれに長所・短所があります。状況を一番よく把握してくださっている主治医の先生に充分お話を伺い、納得のいく治療法を選択してください。(文責 須田)

 

No.2826】 04年09月18日    えり
潜在的乳がん?

お忙しいところ突然のお便り、失礼します。母(57歳)のことで、ご相談があります。母は右脇下に長く腫れを感じていたため、乳腺外科に行きました。画像では確認できるしこりが右乳房にあるそうですが、手で触れる大きさではないそうです。超音波、マンモグラフィー、細胞診までをした結果では、わきの下の腫れは認められるが、悪い細胞は出ていないということでした。その後MRIをうけ、その結果から初期の癌の可能性があるが、まだ腫瘍が小さいため、手術をするなら乳房を全摘出。手術をして乳房を全部取り、リンパをとるには後遺症が心配といわれたそうです。その結果、三ヶ月に一度、最寄りの病院で検査をすることをすすめられたようでした。私はその場にいなくて、しかも母から遠く離れているので、とても心配になってしまいました。諸先生方から、アドバイスをいただければと思います。よろしくお願いします。

乳癌であるという確定診断は、まだされていないので、厳重なfollowを続けることでよいと思います。具体的なfollowの仕方についてはケースバイケースですので、直接主治医に伺って、納得のいく治療を受けて下さい。一番不安に思っているのはお母様ご本人ですから、周りであまり騒がず、精神的に支えて差し上げることも大切だと思います。(文責 須田)

 

No.2825-1】 04年09月18日    M.Y  
乳管内乳頭腫

過去ログを読ませていただき、大変参考になりました。ありがとうございます。私は34歳、未婚です。今月初め、左胸の下着部分に3〜4センチの血性のシミがあったため乳腺外科で診察を受けました。マンモグラフィー、エコー、細胞診(茶色の分泌物があったのでそれを検査)をし、その結果クラス2と言われ、乳管内乳頭腫と診断されました。血性分泌は左のみの単一の穴から出ており、造影剤で調べようとしたところ、穴が細くて針がどうしても入らず(こんなことはあまり無いと言われました)、延期になりました。その後の診察のとき、絞っても分泌物が出なかった為、その検査はしていません。その後も分泌物は止まっています。片側、単一穴と言う事で(更に左の胸が若干小さくなっているような気がします)、乳癌の可能性も大きいのではと心配で仕方ないのですが、また3ヵ月後に検査に来てくださいとのことでした。そこで、いくつかご質問させて下さい。
@ この症状で、3ヵ月後に乳癌が見つかる可能性はありますか?
A 診断後になって左乳房が時々痛みます。診察で何度かマンモグラフィーをやり直したせいでしょうか(計3回)。
B 乳頭腫の場合、体力の低下などはあるのでしょうか。また、食事や生活で気をつけないといけないことはありますか? 湯船につかる事や、飲酒、水泳などの運動も、3ヵ月後の検査までやめた方がいいのでしょうか。

本来主治医の先生に聞くべきなのでしょうが、聞きぞびれてしまいました。Bについては色々HPなど調べましたが、見つかりませんでした。何卒、宜しくお願い申し上げます。

@ メール内容から判断する限り、3ヵ月後に乳癌が見つかる可能性は稀だと思います。
A マンモグラフィーとは関係ないと思います。大部分は、生理周期によるホルモン環境の変化からくる張りと痛みだと思います。
B 乳管内乳頭腫によって体力の低下は起こりませんし、食生活とも無関係です。風呂・飲酒・運動も止める必要はありません。食事面も含め、普段通りの生活を続けてよいと思います。気をつけるとすれば、忘れずに受診することです。(文責 須田)

 

No.2825-2】 04年10月06日    M.Y  
乳管内乳頭腫について(2)

先月、2825で乳管内乳頭腫について質問させていただいたものです。丁寧なご回答、どうもありがとうございました。今回も宜しくお願いいたします。私は34歳未婚、先月左胸から血性分泌があり、細胞診の結果クラスUで、乳管内乳頭腫と診断されました。その後分泌物が止まったせいもあり、造影剤での検査はしていません。初めて分泌物があったのも生理直前だったのですが、今月も生理直前(1〜2日前)になって、その時以来無かった血性分泌物がわずかに出るようになりました。そこでまた質問させて下さい。
1) 病院の先生は、3ヵ月後の生理後に検査に来れば、それまでの診察はいらないとおっしゃったのですが、微量とはいえ現在の出血はほおっておいても大丈夫なのでしょうか?
2) 乳管内乳頭腫はいずれは手術で取ったほうがいいのでしょうか。腫瘍はマッチの頭くらいの大きさと言われました。それともこのまま様子を見るだけで治る場合もありますか? どうせとるなら3ヶ月も待たずに…と思ってしまいますが。
3) 分泌物は生理前に出やすい、という関係はあるのでしょうか。

ご多忙のところ誠にお手数ですが、宜しくお願いいたします。

1) 乳管内乳頭腫と確定診断がついていれば3か月後でも良いように思いますが、細胞診だけで乳管内乳頭腫と断定するのは難しいのではないでしょうか? 私の個人的意見は、出血があった時は繰り返し細胞診を行うのがよいと思っています。
2) 乳管内乳頭腫を手術する理由は、ひとつは乳管内癌を完全に否定できないため、もう一つは乳管からの出血を止めるためです。乳管内乳頭腫が自然に治ることはまずありません。稀です
が、乳頭近くの乳頭腫の時、分泌物と一緒にころっとでてきて治った例はあります。
3) 乳頭からの分泌は、生理前に多くなるのが普通です。(文責 清水)

 

No.2825-3】 04年12月24日    M.Y  
手術方法について

こんにちは。9月以降2度ほど相談させていただいているものです。いつも丁寧な回答、本当に感謝しています。はじめ血性分泌で受診し乳管内乳頭腫と診断され、3ヵ月後の検診で出た診断は癌でした。出血が続くので、一通りエコー、乳管造影、MRI、分泌物の細胞診(クラスV)、小さいしこりがあり最後に穿刺吸引細胞診でクラスXが出てしまいました。非浸潤癌で、最終的に本当に癌かは切らないとわからないとのことです。20日付けで掲載された「みかさん」と言う方の症状とほぼ同じです。ただ、セカンドオピニオンは受けていますが、まだ乳頭腫と言われたわけではないし、次のステップは針生検、手術だとは思っています。その切り方について、ご質問させて下さい。画像では乳頭直下より外側に扇状に3センチほど広がっている状態で、くりぬき法で4分の1(もっと?)切除をして断片などを調べるそうです。
1)本当に次は4分の一切除しか方法は無いのでしょうか。太い針をさして癌と診断された場合はあきらめますが、できればもっと小さい手術で癌か乳頭腫か確定診断してほしいと思ってしまいます。
2)また、みかさんの回答の中にある乳頭腫のための”乳管切除”と言うものは同じ手術の事なのですか?
3)要全摘となった場合、再建を前提とした皮下乳腺全切除という術法は考慮に入れられるでしょうか。また、どの乳腺外科でもお願いする事は出来るのでしょうか。

再三で申し訳ありませんが、お答えいただければ幸いです。

乳管造影・MRI等の画像を拝見しないと詳しい事は分かりませんが、「扇状に3cmほど広がっている」とは、乳管造影の所見だと推察されます。乳頭分泌物の細胞診で Class Vであれば、一般的には乳管腺葉区分切除を行う事になりますが、貴女の場合、小さな腫瘤(場所はどこでしょうか?)があり、これを吸引細胞診で検査すると Class Xで乳癌だったとの事、主治医の先生は、おそらくこの病変をひっくるめて切除する方針で、四分の一乳腺切除を選択されたのだと思います。私の経験から判断しても、予後等を考慮すると妥当な選択だと思います。1/4切除は、乳管腺葉区分切除に比べて少し大きめになります。また、状況によっては皮下乳腺全切除術になる可能性もないとは言えませんが、いずれの切除範囲にするかは、非浸潤癌の広がりによって、ある程度決まる事になります。貴女の現在の状況を最もよく把握してくださっている主治医と再度ご相談し、分かり易い説明を受け、納得のいく治療を選択してください。病気と闘う意欲を持つためにも、納得して治療に臨むことが大切だと思います。
次に再建についてですが、まず切除を行ない、時間を置いて再建を行う方法と、同時に行う方法があります。再建を形成外科に依頼する場合は、多くの施設では2回に分けて行っています。その医療機関で再建を施行しているかどうかについては、主治医に伺ってください。(文責 須田)

 

No.2824】 04年09月18日    M
乳腺症について

ネットで拝見させていただき、メールをさせていただきます。私は30歳、未婚、出産経験はありません。先日健康診断にて乳がん検査の触診、マンモグラフィー検査を受け、触診で乳房がかたいということで再検査にて超音波検査を受診しました。マンモグラフィーは異常なしとのことでしたが、乳腺症と右の乳房に5mmのしこりが見つかったのですが、「超音波映像にて丸い形なので良性です」と言われました。乳腺症とういうのは詳しくはどのようなものなのでしょうか? 病院で尋ねましたが、乳腺が不均一ですとだけで、どういうものなのかが、よくわかりません。乳腺症になるとガンの発生率が上がるというのは本当なのでしょうか? また良性のしこりもまれに悪性に変わることもあると言われました。良性のしこりが悪性に変わることはあるのでしょうか? 半年後にもう一度検査を受けたほうがいいとのことでしたので、乳腺外来専門の病院に行ってみようとは思っているのですが・・・。お忙しい中申し訳ございませんが、回答の程よろしくお願い致します。

日常診療では、乳腺を触診して固く触れる人を、臨床上、乳腺症と言います(病理学的な乳腺症ではありません)。我国で視触診にて乳癌検診を行うと、対象者1000人に対して乳癌が見つかる割合は1人ですが、その内2〜3割は一部固く触れ、結果的に検診対象者の5〜10%を要精検者として選ぶことになります。従って、この要精検者の中で乳癌が1人見つかることになります。検診での「乳腺症」の意味合いは、乳癌の見つかる確率が少し高いグループということになります。全検診対象者の癌発見率1/1000人に対して、乳腺症として要精検となった人の割合が10%とすると、乳癌発見率は1/100人、つまり、乳腺症になると癌発生率が上がるということになるのです。良性のしこりが悪性に変わるというよりは、乳腺に良性の疾患がある人は、疾患のない人に比べて、一生の間に乳癌の発生が2〜4倍高いということです。従って、半年後にもう一度検査をするというのではなく、乳腺が固く触れる間は、半年毎に検診を続けることをお勧めいたします。(文責 須田)

 

No.2823】 04年09月15日    Y.M
治療方法について

51歳、出産経験2回です。5年前乳頭分泌があり、マンモグラフィーを受けたところ異常なしということでした。5年ぶりの今年6月、マンモグラフィーにて左胸に広範囲の石灰化が見つかりました。超音波検査、入管造影でもはっきりせず、穿刺細胞診、MRI、マンモトームを3ヶ月間に受けました。穿刺細胞診(US)の結果は、「DUCT CARCINOMA AND /IN BENIGN EPITHELIAL PROLIFERATION 」でした。また、病理診断の結果は「DCIS(疑)」で「ATYPICAL DUCTAL HYPERPLASIA AND DUCTAL PAPILLOMA,LEFT FEMAL BREAST ,NEEDLE BIOPSY.微小な石灰化が#1にはわずかに認められるものの、#2には観察されます。増殖病変も同様で、#2が主体です。乳頭腫と2mm以下の異型増殖性病変が3箇所観察されます。ある程度の大きさがあればLOW-GRADE DCISとなりますので、部分切除を施行し全体像を確認するか、注意深い経過観察が望まれます」でした。
主治医は乳房を全適して、センチネルリンパ生検をすると言われました。2箇所でセカンドオピニオンを求めた結果、「DCISとの診断も出ていない段階なので、全摘しなけれならないことはない。温存で、2〜3回に分けて手術し、乳房を残す努力はできる。センチネルも必要ない」とのことでした。今日、その話を主治医に相談したところ、「どうやって温存するのか。病院の治療方針が違うからほかでやってもらうか、このままほっといてしこりができてから手術するか」と言われました。事前に生検で確認をすることを提案したら、「生検後、DCIS と診断されたら全摘するということがなければ、生検は意味がない」と言われました。温存のリスクは覚悟で、自分の人生を決めたいと思っていましたが、LOW-GRADE DCISでも範囲が広ければ全摘以外はないのでしょうか? これからどうしたらよいか、真っ白になってしまいました。仕事の予定も詰まっていますし、まったく何の症状もなく、しかもかなり早期のDCISだと思われるので、全摘には正直抵抗があります。アドバイスをお願いします。 

文面ではやや情報不足ながら、最終病理診断と大きさを考慮し広範囲DCISと主治医の先生は判断したのではないか。セカンドオピニオン、サードオピニオンを受けたとき、主治医から診療情報提供書(いわゆる紹介状)と、マンモグラフィやMRI、病理のプレパラート(ガラス板に標本が乗っていて顕微鏡で見るもの)を持参したのかどうか、が問題。DCISでも全摘は稀ではない。別施設を受診する際、資料を十分に持参し検討する時間を十分に与え回答を得ないと、重大な誤解の元となる。セカンドオピニオンは良い手段だ。しかし、これを依頼する医師に、ただ数回の受診でより正確な解答を得るためには、下準備を十分におこなう必要があろう。(文責 館花・福田)

 

No.2822】 04年09月15日    S
脇の下のしこりについて(HPNo.2582-2)

先日HPNo.2582で相談させていただいた29歳、出産経験有りの女性です。丁寧なご回答、本当にありがとうございました。大変お忙しいところ申し訳ないのですが、もう一つだけ質問させて下さい。今年の3月頃から右脇下に1cmほどのしこりがあるのに気づき、4月に乳腺外来に行ったところ、「心配ないです。エコーの結果乳房には問題ないので、経過観察しましょう」と言われてましたので、先日再度、診察に行って来ました。エコーの結果脇のしこりは1cmとの事で、4ヶ月前と大きさは変わっていませんでした。念のためとの事で、注射針のようなもので細胞診を行いました。結果は何の問題もなく、「脂肪か何かですかね」との事でホッとしておりましたが、最近1cmのしこりの横に数ミリの(まだしこりとはよべない大きさですが)しこりを発見してしまいました(以前はありませんでした)。今回の診察では乳房は見ていただけませんでした。細胞診は100%信用できないとの事ですし、再度病院を受診したほうがよろしいでしょうか? また、細胞診は針を2回さしたのですが、何か悪い細胞が周囲に飛び散ったという事は考えられないでしょうか? 小さい子供がおりまして、なかなか病院に行く時間がとれず、家で一人悩んでおります。お手数ですが、再度宜しくお願いします。

良性と診断されていても、その横にしこりが増えたのであれば再診すべき。細胞診が100%信頼できないのが不安かもしれないが、乳腺の検査はより低侵襲なものからはじめるため、いきなり最初から切除したりはしない。脂肪腫(良性)であれば、あなたのように脂肪細胞がみられるであろう。なお、癌でなければ細胞診のときに移動した細胞が悪さをすることはない。細胞診で癌細胞が移動してしまうことは確かに考えられることだが、これは悪性かどうかを証明する大事な検査。5段階評価するが、5が悪性。3以上だったら詳しく診てもらおう。心配するのはそのあとで。(文責 館花・福田)

 

No.2821】 04年09月15日    N
術後の抗癌剤治療について

8月18日に温存で無事手術をしました。抗がん剤を始めて1回目から副作用で吐き気がひどく、やめたいのですが、その場合再発の可能性は高くなるのでしょうか? その他の治療はないのでしょうか。

抗癌剤治療はまさに副作用との戦い。しかし抗癌剤の効く機会の多い乳癌で、やむを得ず治療中断した場合、当然転移・再発の危険は増す。この際、あなたにホルモン剤が使えるか、放射線治療が順調に施行されたかで、危険に大きな差が出る。副作用軽減のための薬剤投与につき、主治医と相談必要。(文責 館花・福田)

 

No.2820】 04年09月15日    S 
CEA値と癌の可能性

私の母は今年60歳になります。母は年に一度健康診断で血液検査をしているようなのですが、最近がん検査も一緒に行い、CEAという数値が8.9ということで、明日MRI検査を勧められました。本人は恐怖心からか非常におちこんでいるようです。その他で測定値がおかしかったのは尿酸が5.8と高めなことだけです。あと喫煙も一日一箱程度します。この結果はどれくらいの確立でガンの可能性があるのでしょうか? 唐突な質問で申し訳ありませんが、わかる範囲て教えてください。

CEAの値が気になるなら、まず喫煙をやめるべき。百害あって一利ない。発癌性も勿論、喫煙でCEAが上がるのは良くある。落ち込む以前に禁煙し、1ヵ月後に再検査を。依然高値を示していたら、消化器をはじめとした癌検診を受けることをすすめる。(文責 館花・福田)

 

No.2819】 04年09月15日    R 
足の痛みについて

去年4月に左胸全摘、リンパ1個転移、石灰化で1箇所の浸潤あり。Ua。CMF6ク−ル以後、ノルバの経口薬をやっております。今年4月、1年検査で骨シンチ・CT等、異常無しでした。2日ほど前から右足のふくらはぎに筋肉痛みたいな痛みがあります。痛みは継続してではありませんが、マッサ−ジしても軽減しないような感じです。骨転移の場合、足にしびれがあると聞きますが、しびれとは違う感じですが、痛みがこのまま続くとなると骨転移を疑ったほうがいいのでしようか? 歩行の時は気にならないのですが、座った時にあります。今まで長時間歩いて筋肉痛とかはありましたが、筋肉痛になる心当たりもなく、とても不安な気持ちで一杯です。よろしくお願い致します。

骨シンチを施行し、5ヶ月であれば急に痛みを伴う骨転移が発生しているとは考えにくいが、気になるなら疼痛のある部位の単純レントゲン撮影で検査は十分であろう。主治医にその旨伝え、あるいは近医整形外科を受診し検査を依頼してみては。(文責 館花・福田)

 

No.2818】 04年09月15日    Y.H. 
胸のしこりについて

はじめまして。ご相談したく、メールさせていただきました。5月に左胸に小さなしこり(米粒大くらい)を見つけ、すぐに乳腺外来を受診しました。触診・マンモ・エコーと受けましたが異常がなく何も映らず、とりあえず3ヶ月後に再度受診するよう言われました。先日再受診したところ、しこりの大きさにも変化がないし、触った感じ悪性とは考えにくいので、また半年後の受診をと言われましたが、不安だったのでエコーだけ受けることにしました。エコーでしこりの部分を中心にずいぶん時間をかけて丁寧に診てもらいましたが、何も映らず、結局要観察で、半年後に受診するよう言われました。血縁はありませんが、叔母(母の義姉)と従姉(従兄の嫁)が乳がんを患っており、私はとても神経質になっています。心配ならば専門のがんセンターを受診してみたらどうかと、その従姉に勧められています。マンモやエコーに映らなくても悪いものであるという可能性はあるのでしょうか。

マンモグラフィやエコーに写らない癌もあるが、しこりとして認識されており、癌ならエコーには写りそう。医療施設をかえる前に細胞診を依頼してはどうか?その結果で良性でなかったら転医なども考えてみたらいかがか。ただしその場合は、主治医から検査結果のコピーを拝借すべき。(文責 館花・福田)

 

No.2817-1】 04年09月15日  A.H.
ノルバテックス服用について

3年前に乳がんの手術を受け(リンパ節転移なし、ステージ1)、放射線療法後、現在ホルモン療法でノルバテックスを服用中です。5年間飲むように言われているので、残りあと2年ですが、最近ノルバテックスの子宮がんリスクの高さを指摘する新聞記事や、実際に他の薬に変えるよう言われた乳がんの知り合いがいたりなど、このまま飲み続けるべきかについて正しい情報を知りたいのです。今度の外来の予約は11月なので、そのとき勿論聞いてみますが、それまでに何らかの情報を入手できればとメールしました。よろしくお願いします。

あなたの閉経状況につき記述がないが、結論から言えば丸5年間ノルバデックスを服用すべき。以前は3年間の服用が推奨されていたが、現在はデータも出揃い5年間の服用が転移再発の危険率を下げることが判明しているため。確かに子宮癌の発生頻度の高さは問題にされがちであるが、この薬をやめることで乳癌が再発する危険と、続けることで子宮がんが発生する危険では、前者が明らかに危険率は高い。子宮癌がもし発生しても、円錐切除などの負担の軽い治療ですむとされる。また、今のところ本邦でノルバデックスの副作用による子宮癌での死亡例の報告が見当たらない。閉経後の女性の場合、アロマターゼ阻害剤への変更が有効との報告が最近散見されるが、まだ早急に従う程の症例の蓄積は無いため、十分な検討が必要。(文責 館花・福田)

 

No.2817-2】 04年11月03日  A.H.
ノルバテックス服用について(2)

8月29日付けでメールしたA.H.です。9月15日に5年のノルバテックス服用を勧められました。実はあの時も生理後出血が続いており、子宮がんの検査をしました。結果はポリープがあったものの良性だったので、一応それは一安心でした。しかし問題はその結果が解るまで2週間ほどノルバテックスの服用をやめました。そして再び始めた頃から体調が崩れました。体のだるさ、足のむくみ、息切れなどです。服用を1時期やめ、再び始めたのでバランスが崩れてしまったのかと思ったのですが、今日半年ぶりの外来で相談しましたところ、薬の影響でそこまではならないとの事でした。結論は体調を崩してまで飲むことはないので、辞めてもいいのではとの事。そして又飲めるようになったら始めたらと。でもなんだかどっちでもいいような感じでした。いよいよ今日からやめようかと思っていますが、2週間辞めて又飲み始めて1ヶ月経つので、近いうちに体調が戻ってくるとしたら、ここで又やめてしまってはいけないのではないかとも思い、ご相談したしだいです。お返事お待ちしています。よろしくお願いします。 

更年期に近い女性では、体調不良になる例もあります。今回の内分泌治療はあくまでも再発予防が目的ですので、病気の段階がどの程度かにより、予防効果をどれ位、期待するのかによります。これは主治医の考えにより決まりますが、治療を受ける側としては、納得の上で治療法を選択していくことが極めて大切なことです。良く話し合って下さい。5年間の内分泌療法は再発予防効果はありますが、子宮体癌の発生率が多少上昇すると言われています。種々の長所欠点を理解した上で治療法を選択すべきです。 (文責 石田)

 

No.2816】 04年09月15日  naka 
ゾラデックスと術後の自己検診について

ゾラデックスの間隔について質問です。いつも4週ごとに注射していますが、次回ドクターの都合で5週後になりました。私は生理が21日〜23日周期なので、5週間後では生理が来てしまうのではないかと不安です。ドクターにお願いして、3週間後に注射をしてもらった方がいいでしょうか。あるいは1回くらい生理が来てしまっても大丈夫なのか、そこまでは必要ないのでしょうか。それから、術後の自己検診について質問です。両胸ともエキスパンダーが入っていて、現在再建手術待ちですが、こういう場合、毎月の自己検診はどのようにすればいいのでしょうか。本で読むと私のような皮下乳腺全切除の場合、腫瘍は皮膚表面に出来ると書いてあったので、視診だけでいいのか、分かりません。局所再発の不安が非常に強いので、検診の詳しい仕方を教えてください。

ゾラデックスがたまたま5週間後になってもそれほど問題にはならない。1週間遅れたぐらいで、すぐに正常な月経周期が戻るとは考えにくいため。ただしノルバデックスなどが投与されていれば、さらに問題になりにくいと思われる。
自己検診については、視触診以外に有効な手段は見当たらず、局所再発の不安があるのであれば、定期的に主治医の診察と超音波検査など、身体に負担の軽い検査でも非常に有効だと考えられる。ただし遠隔転移の検査は忘れないように。(文責 館花・福田)

 

No.2815】 04年09月14日  T.I.  
子供の乳首について

はじめまして。8歳の女の子のことで伺いたくて、メールいたしました。数日前に娘が、「おっぱいがぽこっとなっている」と言うのでさわってみたところ、左の乳首のところに小さなぐりぐりがあり、とても不安になりました。乳首もへこんだり、正常に戻ったりしています。右側は何ともなっていません。こちらのホームページで、同じような相談を拝見し、稀に腫瘍ということもあるという返答だったので、総合病院の外科を受診しました。医師は見るなり、「思春期におこるホルモンの成長でしょう」とおっしゃいましたが、娘はまだ小学2年生です。さほど大きいほうでもなく、やることも話すこともあどけなく幼い方なので、何とも考えにくく、まだ不安が残ってしまっています。体の発達が早いと考えてよいのでしょうか。ぱっとみて、少し触診をしただけなので、不安が残ります。検査の必要はないでしょうか。今は乳輪がかたくなって、触ると軽く痛みがあるといいます。お答えいただければ幸いです。よろしくお願いします。

小児期の乳腺腫瘍は頻度は少ないと考えますが、質問内容にも書かれていらっしゃるように、まれに腫瘍の発生は認めております。不安な点があるようでしたら、小児外科の専門医への受診をおすすめいたします。(文責 西川・福田)

 

No.2814】 04年09月14日  P-K
授乳後のしこり(2)(HPNo.2604-2)

No2604でお世話になったものです。よろしくお願いします。今日、生理中ですが、何気なく、左胸をさわったら、外側にこりこりしたものが、たくさんはっきり感じました。とんがったような感じのしこりです。6月末に外科受診の際にも、そのこりこりは指摘されまして、授乳後の硬結らしかったのです。触れば触るほど、しこりのように感じてしまいます。左胸は生理前、生理中には結構しこりになります。毎月内側下部の同じところが、かたいしこりになっていますが、生理後には消えます。9月9日に外科の予約を入れていただきました。しこりに気づくまえに予約しましたので、少し時間があいてしまいますが、それまで待っていても大丈夫でしょうか。それとも、今月中に受診すべきでしょうか。お忙しい中、どうかご意見をお聞かせ頂けますこと、よろしくお願いします。

生理前、生理中に乳腺が硬くなり生理後数日してから柔らかくなる変化は正常のホルモン変化による影響と考えられます。乳腺症がある方は症状が強く出る方がいらっしゃいます。9月の検診を受けられることで心配はないと思われますが、受診される時期としては生理後のほうがよろしいかと思われます。(文責 西川・福田)

 

No.2813】 04年09月14日   TT
間質性肺炎と言われました

平成14年乳癌手術、一年CA15-3 50台続いています。アロマシン服用中、間質性肺炎と言われましたが(膠原病性では無い)KL-6 1500。経過を見ていればいいのでしょうか? 

アロマシンによる薬剤性間質性肺炎であるようでしたら、直ちに薬剤の中止が必要です。ただし間質性肺炎の原因としては原因の不明なものや、前述の薬剤性や他疾患によるものがあります。担当医に原因をよく調べていただいてください。(文責 西川・福田)

 

No.2812-1】 04年09月14日   H.Y
乳腺症と言われました

7月初旬に市の補助で受診することの出来る健康診断でレントゲンにて要再検となり、8月初旬に予約出来ましてエコ−、マンモグラフィ-の結果によりますと、「異常はないですが、。無理やり病名をつけると“乳腺症”ですね。」と言われ、触診もしました。7月の触診でも何か触れると要再検になったのですが、自分では全く触れる感じはないのです。また過去5年間、市の対ガンセンタ-では異常なしでした。触診の後 「乳腺が飛び出ていたので、多分再検査に回してきた」とも言っておられました。「それでどうしたら宜しいのでしょうか、又来年ガン検査するとよろしいですか? 」とお聞きしましたら、「再検査になった訳だから、このまま半年に1度ずつ検査して、様子を見ていきましょう。」と言われましたが、いかがなものでしょうか?その必要あるのでしょうか?それとも違う所でもう1度今回の事を詳しくお話して、受診したほうがすっきりするでしょうか。適切なアドバイスいただきたく、メ−ルさせていただきました。よろしくお願いいたします。

乳腺症は非炎症性非腫瘍性の40歳代に多い良性疾患です。乳腺全体が硬く変化をすることもあり触診のみでは判断が難しいこともありますので、半年から1年後に再検査を行い変化が無いようでしたら一年に一回の検診を受けられてはいかがでしょうか。(文責 西川・福田)

 

No.2812-2】 04年09月26日   H.Y
乳腺症と言われました(2)

回答ありがとうございました。あくまでも検診はマンモを指定したほうがいいのですね? 対ガンセンタ−では触診がメインで、触診で引っかかった人がマンモでの検査を勧められるのですが・・・。対ガンセンタ−で乳がん検診を申し込むと触診なのですよ。マンモで・・・・というと、「何か心配な事でもありましたか?」と聞かれるので、「何もないですが・・・」というと触診での検査になり、例年それできたのですが、これからは、乳がんの検査は毎年最初からマンモで検査してもらうといいのですね? 

国の指導も40歳以上の女性は2年に一度のマンモグラフィー検診を勧めています。ただし、ただマンモグラフィーを撮れば良いと言うわけではなく、正しいマンモグラフィーが撮れる機械で、マンモグラフィーを撮る技術を持ったレントゲン技師が撮影し、マンモグラフィーの読影ができる医師が写真を読影する、しかも二重読影をするという条件を満たした検診である必要があります。(文責 清水)

 

No.2811-1】 04年09月14日   Y・S
術後の化学療法について

初めてメールさせて頂きます。37歳ですが、7月末に右乳房温存術で手術を行いました。大きさは1.8×1.6×0.8cmで、リンパ節への転移はなし、ホルモンレセプター(−)、PET、CT検査上遠隔転移はなし、グレード3という状況です。ホルモンレセプター陰性ということで、術後より補助化学療法としてAC療法を行っています(テラルビシン70mg、エンドキサン700mg)。プラスして放射線治療も行っています。まずこれに関して標準的な治療と考えていいでしょうか?。それと化学療法施行後2週間ぐらいしてから白血球の低下が著しく、全身倦怠感もかなり強く出てきたため、グランを2日に渡って注射をしました。それにより白血球は8000台まで戻ってきました。本来は2クールの施行を予定しているのですが、担当医と相談する中で、手術で一応癌は取りきれているということもあり、一度に施行する化学療法の量をテラルビシン50mg、エンドキサン500mgに減らしてみようかといわれています。このように量を減らすことによっても癌に対しての効果は変わらないものでしょうか?。現在の担当医も非常に親身になって相談にのって頂いており信頼しておりますが、他の先生のご意見も伺いたいと思い、お手数をお掛けいたしますが、ご回答頂けると助かります。よろしくお願いいたします。 

閉経前、ホルモンレセプター陰性より術後補助化学療法の施行は問題はないと思われます。現在施行されていらっしゃるAC療法は標準的であり、アドリアシン、エピルビシンといったアンスラサイクリン系の薬剤が頻用されています。現在使用中のテラルビシンの使用に関してはまだ一般的ではないと思われますが、使用には問題はないと思われます。骨髄抑制の強い薬剤ですので、担当医の言われるように薬剤の減量は妥当かと思います。しかし、施行予定の2クールについては少ないと思われますので、担当医と相談をされた方がよろしいかと思われます。(文責 西川・福田)

 

No.2811-2】 04年09月23日   Y・S
術後の化学療法について(2)

HPNo.2811で質問させて頂いた者です。前回は丁寧にご回答頂きましてありがとうございました。質問の中でAC療法2クールを行うと書いたのですが、1クールとして3週間おきの点滴を4回で、それの倍ですので合計8回の点滴となります。これは逆に回数としては多いのでしょうか。また、副作用が強い場合、6回ぐらいで終了しても良いものなのでしょうか。お手数をお掛けいたしますが、ご回答頂けると助かります。よろしくお願いいたします。 

AC療法に関してですが、一般的には3週間毎で4サイクル行います。術後補助療法はあくまで再発予防のために行うものですから、効果と副作用のバランスを考え、個々の状況をみながら安全に行うことも大切になってきます。術後補助療法としてのAC療法は4サイクルが推奨されていますので、副作用が強い場合は、4サイクルでもよいと思います。(文責 須田)

 

No.2810-1】 04年09月14日   つばさ
タモキシフェンの副作用について

3月に、右乳房全摘で、同時再建手術しました。T1N0M0、54歳です。4月よりタモキシフェン20mgを服用中。手術前まで月経があり、4月に出血、5月に婦人科受診。細胞診の結果、異常無し。8月に、また出血。今度は組織診で、子宮内膜増殖症、3ヶ月ごとに組織診をして、経過観察していくとのことです。ホルモン剤を変えた方がいいのでしょうか?あるいは薬の内服量を減らす方法は、いかがでしょうか?私は、体重が40kg位しかありません。体重60kgの人と同じ内服量というのは、素人考えでは心配になるのですが・・・。宜しくお願いします。

婦人科での定期的な検診を受けられているようですので、タモキシフェンの内服は継続されてもよろしいと思います。内服量に関しては成人女性であれば20mgで問題はないかと思われます。(文責 西川・福田)

 

No.2810-2】 04年10月05日   つばさ
ホルモン療法について

タモキシフェン副作用の相談にお答え頂き、ありがとうございます。先日mailしました様に、現在4週間服用を休止しています。ホルモン療法を継続していただくよう主治医に話すつもりです。主治医は抗ガン剤という選択もあると提示されたのですが・・・。アリミデックスは、私のように周経期にある者には使えないのでしょうか。

手術前から生理不順になる54歳の方であればそろそろ閉経かと思います。血中の女性ホルモンの測定などを通して閉経を確認できればアリミデックスは使用可能になります。また化学療法を行うと閉経状態になると思われます。(文責 福間)

 

No.2809-1】 04年09月14日   H.T. 
副作用?

41歳、出産経験なしの妻の「副作用?」で質問します。昨年(2003年)の5月末に乳がん(ステージV?といわれました)、転移性肝がん、すいがんと診断され、7月からジェムザール、10月からハーセプチン、タモキシフェンを使っています。初診時には1カ月も持たないと言われたにもかかわらず、治療が功を奏して黄疸は解消(ビリルビンが正常値)され、乳がんも少しずつですが縮小しています。一見するとがん患者とは思えない様子で、普通に近い生活を送れる日も出てきました。これまで耐え切れない副作用はなかったのですが、ことし(2004年)の7月くらいから突然言いようのない「つらさ(いらいらや不安も加わる)」に襲われ、急に熱くなったり寒くなるといった「副作用」に悩まされています。いったんこの「発作」がはじまると、しばらく泣き止むことができない状態になります。また点滴翌日あたりに起こる腫瘍部分を含めた体の痛みも増してきているようです。主治医からは心療内科の受診を勧められますが、妻によると、これらの症状は「薬の解毒時におこる」ようなので、単にストレスによる心因性の症状ではないように思えてなりません。ジェムザール、ハーセプチン、タモキシフェンを併用している患者は、おそらく国内では例がないのではと思いますが、妻の「副作用」はこれらの薬が原因ではないのでしょうか。その場合、この「副作用」にはどのように対処(治療?)したらよいでしょうか。抗がん剤の投与サイクルには決まりがありますが、それは万人にベストなサイクルではないように思えます。患者さんの状態に合わせて、投与サイクルや薬量を変えることがあってもいいのではないかと、妻を見ていてそう思います。

ホルモン療法により閉経状態となると更年期症状が出現する可能性があります。現在の症状はタモキシフェンによる症状が考えられます。症状には個人差がありますが、日常生活を脅かすレベルである場合は、治療の休止や薬剤の変更を検討されてはいかがでしょうか。(文責 西川・福田)

 

No.2809-2】 04年11月12日   H.T. 
タモキシフェン副作用の継続期間

HPNo.2809(04年09月14日)では、ご回答いただき有難うございました。もうひとつ質問をお願いします。あのときすでに副作用が激しかったため、タモキシフェンの服用は中止していました。その後、ホルモン剤はいっさいやっていない状態なのですが、中止後三ヶ月以上たった今でも、脱毛など副作用と思われる症状が続いています。これまでの服用期間は約10ヶ月です。質問ですが、タモキシフェンの服用期間約10ヶ月程度の場合、中止後どのくらいの期間、副作用は続くものでしょうか。一般的な例がわかりましたら教えてください。また、ジェムザール+ハーセプチンの影響もわかれば教えてください。よろしくお願いします。

タモキシフェンによる脱毛の副作用は0.1−5%未満とされます。私自身ジェムザールの使用経験がないのではっきりとは申し上げられませんが、脱毛は抗癌剤による副作用の可能性が大きいと思います。(文責 片山)

 

No.2808】 04年09月14日   T.T. 
授乳中、腋の下のひきつり(HPNo.1700-3)

過去の掲載HPNo.1700です。1年ほど前、妊娠中にしこりを見つけメールさせていただきました。その時の超音波検査では、「異常なし」ということでした。現在授乳中(6ヶ月)です。1年前のしこりは今もありますが、大きさは変わらないような気がします。心配なのは、1ヵ月半くらい前から、しこりがあるほうの左胸の上部が凝った感じがあり、わきの下から上腕部にかけて、引きつったような感じがあります。【リンパへの移転?】などと、また、乳がんへの心配と不安がよみがえり、信頼しているこちらの相談室にメールさせていただきました。

@ 上記のような症状はどのような事が考えられますか?(乳がんの可能性は?)
A しこりのある左の母乳を与えていてもよいのでしょうか?
B 出産入院中に子供の便からMRSAが検出され、その後の検査では便からはなくなり、おへそから検出、その後、10日ほど前の検査で、おへそからはなくなり、喉から検出されたのですが、それは何か関係がありますか?
C 右の乳輪から白い分泌物(母乳だと思っているのですが)があるのですが、問題はないのでしょうか?
D 検査に行く時は搾乳などして母乳があまり溜まっていない状態にしておいたほうがいいのでしょうか?
E レントゲンをとった場合、母乳に影響はないのでしょうか?与えてもよいのでしょうか?

出産1ヶ月後頃から左のおっぱいの出が悪くなり(張らなくなり)、右のおっぱいでの授乳が主になっています。どうかよろしくお願いいたします。

授乳期乳腺は増殖しており、良悪性の診断が難しいケースがあります。増殖によるこりや引きつれを感じていらっしゃる可能性が考えられますので、超音波検査を含めた検査をうけてはいかがでしょうか。検査の際には搾乳をされた方がよろしいかと思われます。また、検査後の母乳については問題はないかと思われます。子供さんの件は担当医にご相談下さい。(文責 西川・福田)

 

No.2807】 04年09月14日   Y.O
乳腺のう胞症について

36才未婚女性です。5月中頃、左胸外側に硬いしこり(無痛)があるのに気付きました。その時点で既に4cm程の大きさはあったかと思います。忙しいのと診察を受けることへの抵抗から、すぐには病院へ行きませんでした。そのうち左胸が痛みだし、気付けばしこりもかなり大きくなっていました。あわてて総合病院へ行き、診察していただいたのが8月初旬です。マンモグラフィー、触診、エコー、細胞診と一通りの検査を受け、診察の結果は乳腺のう胞症で、大きさは8cm。細胞診でとった膿は白く濁った黄色で40ccほどあり、右胸にも小さなのう胞が見つかりました。細胞診の結果は良性でしたが、先生のお話では、「細胞診では全てが分からないこともある。このまま経過観察で膿が溜まる都度、細胞診検査をするのも一つだが、のう胞を全て切除して検査したほうがいいと思う。但し、のう胞の大きさからいって、10cmほど胸の脇を切らなくてはいけないし、胸の形も大きく崩れることは間違いない。決して手術を勧めているわけではないが、どちらか選択してください。」と言われ、とりあえず経過観察することにしました。先生がおっしゃるリスクを負ってまで生体検査をすべきでしょうか?検査だけなら一部切除でいいのではないのでしょうか?もし、のう胞の原因が癌にあるとすれば、経過観察で検査を数ヵ月後に先延ばしにすることのデメリットはなんでしょうか?ご意見をお聞かせいただきたくお願い申し上げます。

乳腺のう胞症は良性であり、外来での経過観察でよろしいかと思われますが、8cmと比較的大きなのう胞でいらっしゃるようですので、外観上の問題があるようでしたら切除の適応となると思われます。のう胞の原因としては乳腺症が原因であることが多く、一部の癌にのう胞を合併することがあります。定期的な超音波での経過観察がよろしいと思われます。(文責 西川・福田)

 

No.2806】 04年09月14日   ちゅん
ホルモン療法の要否に関して

東京都在住のちゅん(筆名)です。以下の通りご質問申し上げますので、ご対応の程、よろしくお願いします。
38歳、既婚、出産経験なし。2年前(?)より、石灰化ありとの指摘、以後半年毎にエコーとマンモグラフィーで経過観察。本年4月、エコーで5mm程度の影。1か月経過観察(乳管のつまりの可能性あり)。5月、4月の影がみられたため、細胞診。6月 細胞診結果、クラスX、癌宣告。7月 入院、乳房温存手術、手術一週間後退院。8月 術後5週間目より放射線照射(25回予定)。現在、通院照射中。
病理検査: 
浸潤性充実腺管癌、部位(上部外側)、大きさ8×6×8mm、ly0・v0、Nuclear grade2 (核異型score3 核分裂像score1)、 リンパ節転移なし(0/11)、ER2+ PR3+
質問事項:
ザンクトガレン報告では、Nuclear grade2の場合はホルモン療法の併用が勧奨されているところ、担当医師よりは、現在すでに高水準の生存率(90%)を数%高めるために、他のリスクを増大させるべきでないことを理由に、色よい返事を得ていない。また医師よりは、どうしてもホルモン療法を受けたいならば、LH−RHを2年間投与するすることは可能であるが、9月下旬の外来の際に再度相談しましょうと言われている。ホルモン療法の要否に関して貴研究会の見解を教えて頂きたく、よろしくお願い致します。

閉経前、ホルモンレセプター陽性であり、ザンクトガレン報告を含め多数のトライアルの結果より、ちゅんさんの術後補助療法として、LH-RHアゴニスト(ゾラデックス、リュープリン)およびタモキシフェン(ノルバデックス)を併用することにより、点滴による抗がん剤(CMF)をしのぐ効果が期待できます。主治医の先生に相談してみたらいかがでしょうか。(文責 西川・福田)

 

No.2805】 04年09月08日   Y.Y. 
胃がんの再発?

妻(34歳)の件で相談いたします。妻は本年3月中旬、印環細胞がんのTb期で幽門側2/3を切除しました。術後は全6回の予定で、一月に1度入院してlow dose FP療法を行い、3回目が終了したところです。昨日、念のため通院先の病院で乳がん検診をうけたところ、触診で左右ともに2cmほどのびまん性の腫瘤があるとのことで、マンモグラフィを撮りました。結果は9/16に出ますが、胃がんの再発だとすれば予想外の部位ですし、今後の治療方法等、アドバイスいただければ幸いです。よろしくお願いします。

まず、胃がんの両側乳房転移は非常に稀です。結果が出る前にあまり取り越し苦労をし過ぎない方が良いと思います。今回はマンモグラフィの撮影との事ですが、それだけでは良悪性の判断は難しいのですが、通院先ではどの様な検査を受けられたのでしょうか。それが分からないとお答えする事は実は大変難しいです。
一般に「びまん性」と言うのは“全体的に”と言う状態を指す言葉です。“2cmのびまん性腫瘤”と表現されていても、実際には腫瘤ではなく、女性ホルモンによって乳腺全体に変化が起こる、いわゆる“乳腺症”と言う状態かも知れません。もしそうであれば、通常は特に治療の必要はなく、症状や画像診断で、所見がある時に限っては何らかの処置や、定期的なフォローを行います。
まずは胃がんの転移か否かの結果を知る事の方が先決です。胃がんの転移であった場合は乳房を切除する様な事は通常はありません。乳癌とは違う病気ですので、胃がんの治療指針に従って治療して頂く必要があります。胃がんの専門の先生と治療方針について良くご相談なさって下さい。(文責 矢吹 ・福田)

 

No.2804】 04年09月08日   T  
肺転移に関して

手術後2年目に肺に転移がみつかりました。その後3年が経過しましたが、現在は特に症状もなく通常の生活をしています。CTで見る腫瘍の大きさで、おおよそ一般的にどのくらい大きくなったら症状が現れるということは判断できますか。腫瘍のある場所にもよるでしょうし、一概に言うのは難しいことだとは思いますが、平均的にこの位増大すると症状が現れてくるという大きさってありますか?

当施設では一般的に肺転移を追跡する場合、胸部のCTスキャンは1cm幅でスライスしています。従って、1cm以下の腫瘤の場合はスライスの場所によってはチェックされない可能性があります。一概には言えませんが、肝臓など実質臓器ではもう少し小さい段階の5mm程度で引っ掛かる可能性もありますが、大半の腫瘤(転移病変)の画像診断が可能になるのは、大体1cm位の大きさにならなければ発見は難しいと思われます。
症状に関してはまた別で、出来た部位によってかなり異なります。すなわち、同じ肺の転移でもあまり症状を出しにくい部位ではかなり大きくなるまで気付かない事があります。又一方で、非常に少ない事ですが、一つ一つの病変は細かいため画像診断が非常に難しく、咳等の症状が長く続くため、精査してみて初めておぼろげに画像診断にもそれらしく陰影が見えてくる場合もあります。ですから、症状がないから大丈夫とも、症状が激しいから手遅れとも一概には言えない事を心に留めてください。自覚症状がある場合は、勿論長いこと放置する手はありませんが、自覚症状がないからと言っても、油断されずに定期的に(少なくとも年に一回程度は)フォローを受ける心構えも必要だと思います。(文責 矢吹 ・福田)

 

No.2803】 04年09月08日   M
マンモにしか写らない白いもの

初めてメールさせていただきます。6月上旬の検診で、触診、エコー、マンモを受け、触診とエコーでは異常は見つからなかったものの、左胸のマンモの画像におわん形の1cmくらいの白いものが写っていました。その先生も有資格者なのですが、「良性のものだけれど、検査の間隔をどの程度にするべきか、より専門性の高い機関で写真を見ていただきましょう。結果を1ヵ月後に聞きに来るように」と言われました。その後家庭の都合で行くことができず、9月1日に伺ったところ、「やはりもう一度検査させてください。」とおっしゃって、左胸だけ再度触診、エコー、マンモを受けました。結果は「触診でも何も触れないし、エコーにも異常はない。ただしマンモには前回と同じものが写っているので、専門病院に行って下さい。」とのことで、画像と大学病院への紹介状を下さいました。専門機関の医師がどのような判断をなさったかは言及しませんでした。このような場合は、大きい石灰化で経過観察にとどまると考えるべきでしょうか。それとも癌の可能性が高いのでしょうか。癌だとしたらどの程度の進行具合だと考えられるのでしょうか。39歳、既婚。初潮は11歳の時に迎え、13歳の子供がおります。母方の伯母を6年前に乳がんで亡くしています。

申し訳ありませんが、そのマンモグラフィの写真がどのようなものか、mailの内容だけではわかりません。その白いものが石灰化であれば、1cm以上の粗大石灰化ということになります。基本的には良性という判定なります。しかし読影資格をもつ先生が悩まれるとのこと、違うものかもしれません。歯切れが悪いのですが、経過観察に関する助言はできません。やはり専門病院に早く受診されるべきでしょう。(文責 福間)

 

No.2802】 04年09月08日   T.S.
遠隔転移後の治療について

5年前に左胸の乳ガンになりました。ステージTで、リンパ節転移はなく、乳房温存療法の手術をし、約6週間の放射線治療をしました。この5年間はタモキシフェンを飲んでいたのですが、最近首筋に腫れができ検査したところ、頸部リンパ節転移と診断されました。5年前にはリンパ節転移もなかったのに、ここへきていきなり遠隔転移とはと、びっくりしています。主治医の治療方針は、今のところ他の転移は見当たらないので、手術による局所療法→放射線→抗がん剤またはホルモン療法というフルコースということです。またひとつ気になるのが、肺に確かに白いものがあったのですが、小さすぎて判別できず、もうすこし様子を見ましょうと言われています。質問ですが、

@ 遠隔転移なのに手術をするべきか?(主治医はまずは手術をして、ある程度取ったほうがてっとり早いからと言っています)
A 肺の白いものも気になるので、本当に頸部リンパ節だけの単発転移なのか、判明するまで1〜2ヶ月ぐらい手術を待ってみてはどうか?

以上2点です。よろしくお願いします。

転移巣が頚部リンパ節転移のみで簡単に切除できるのであれば主治医のいわれるように切除、放射線治療、薬物療法を行うことも選択枝だと思います。切除する利点はいろいろな腫瘍の癌の特徴が切除したリンパ節の病理検査から判定できる可能性があることです。癌の個性がわかれば治療法も変わる可能性があります。しかし肺に関して疑問点が残るのであれば化学療法ないしホルモン療法を行いながら1−2月待ち、CTなどで腫瘤増大の有無を判定するのも1つです。ただ抗ガン剤が奏功すれば肺の病変も消失するかもしれません。肺の病変がなんであったかわからなくなる可能性もあります。1−2月何もしないで待つのも、医者の側も患者さまの側も不安なものです。もう一度いろいろな治療、それに伴う得失について主治医とご相談ください。(文責 福間)

 

No.2801-1】 04年09月08日   H・N
母の状態について

初めてメールさせて頂きます。義母(48)が、3ケ月くらい体(首、肩、背中)が痛くて体調が悪く、本人は更年期だから体にガタがきていると言っていましたが、1週間前に痛みに耐えかねられなくなって病院で検査を受けました。その時はもう夜も痛みで寝られない状態だったそうです。甲状腺のあたりも腫れてきていましたし、無理矢理医者へ連れて行きました。7年前に乳がんで、温存手術で摘出しました。術後5年は検査等も異常なく過ごしておりましたので、もう安心していたのでしょうが・・・。結果、転移がみつかりました。リンパ、肺、骨と一気に3つも転移が発見されました。最近は食事も喉を通る状態でなく、一日横になって過ごしています。ここ2、3日は顔もすごくむくんできているようです。インターネットでいろいろ調べていますが、治ることは確率が低いようで・・・。

@余命は平均的にどれくらいになるんでしょうか。医者からは手術はしないで治療すると言われたそうです。
Aこの場合は手術不可能な状態ということでしょうか。

以上、宜しくお願い致します。

現在の症状は頚部へのリンパ節転移による症状が強くでているのでしょうか?首を通る食道や血管への圧迫で顔のむくみや食事が通らない様な症状が出ていると思われます。そのような場合、癌を手術で完全にとりきることは困難です。基本的な治療は抗ガン剤、ホルモン療法剤になります。気管圧迫などの症状があれば放射線治療や気管切開などの治療が必要になる場合があります。余命に関してはわかりませんが、治療に反応しなければ厳しいでしょう。(文責 福間)

 

No.2801-2】 04年09月29日   H・N
母の状態について(2)

先日、担当医より話を聞きました。脳には転移はありませんでしたが、CT画像にて胸骨の裏あたりに見てはっきりわかる腫瘍と、首リンパ節と肺の右に1つ、左に2つの影が見つかりました。医師の話によると、上大静脈にも浸潤がみられるということでした。入院してからはホルモン療法と放射線治療を始めました。本当はこれに加えて抗がん剤治療の3本立てで進めたいということでしたが、前回の乳がんでの抗がん剤の副作用が強く、本人は、今はまだ体力がないからやめてほしいということでした。病状をみて徐々に抗がん剤が必要になる状況になるので、強く本人に勧めていくということでした。今は軽い痛み止めを飲んだり、座薬で楽になっているみたいですが、顔と首のむくみがひどくてびっくりします。食事もあまり喉を通らないようです(おかゆでないと食べられない)。また質問があります。?上大静脈に浸潤ということはどういうことですか。 それは危険な状態ですか? 抗がん剤治療なしでこのまま進めると、良くなることは期待できるのでしょうか。本人は抗がん剤治療を断固拒否しています。余命が言われる状況でしょうか。お忙しいところ申し訳ないですが、宜しくお願い致します。

上半身からの血液(首、顔、頭も含む)を心臓に戻す血管が上大静脈です。血管が癌でより細くなっていることなどが考えられます。十分上半身から血液が戻らないため、むくみが生じます。圧迫を軽減するため放射線治療をすることになります。放射線治療と同時期に化学療法をするかどうかは意見のあることかと思いますが、お母様の病状であれば、化学療法を勧めるのは普通だと思います。抗ガン剤の種類により副作用がそれほど強くないのもあります。乳癌の場合は、抗ガン剤などの治療が奏効すればお母様の状態でも何年もお元気な方がいらっしいゃます。(文責 福間)