Question

No.12251 皮膚転移

はじめまして。トリプルネガティブでステージ3C、術前化学療法後に左乳房全摘・副乳切除をし、放射線治療をしました。その後、ゼローダ内服を5クールしているときに風邪からの副鼻腔炎になり、休薬していました。その時、右脇リンパに転移がみつかり、PET/CTをすることになりました。全摘した左胸に発疹が出て、検査はしていませんが、怪しいと言われました。仮に右脇リンパ転移、皮膚転移だけとしたら、どういった治療がいいのでしょうか? また全身にリンパ転移が見られた場合は、どうされますか? 術前にEC療法、パクリタキセルを使用しています。遺伝子検査もして、マイナスでした。宜しくお願いします。

No.12250 アロマターゼ阻害薬副作用状態です

今年3月より、フェマーラ を服用しています。7月位から、手のこわばり、眠気、動悸、目の乾燥やかすみの副作用が感じられます。以前から緑内障が進み、手術をして眼圧は安定しているのですが、術後非浸潤がんのみだった乳がんよりも眼の症状の方が深刻で、白内障の手術をすると眼圧が上がると言われています。アロマターゼ阻害薬は、健側の乳がん予防の為にも、できれば5年間服用したいと考えています。副作用の一覧をみると、アロマシンには眼に関するものの記載はありませんでした。非ステロイドよりも他の強い副作用があるのかは心配ですが、こちらに変更することもありでしょうか? 主治医に相談する前に、他の先生のご意見も参考にさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

No.12249 全般的

抗がん剤が予防になるとは思っていませんが、ステージ低く、抗がん剤をしても再発するのは何故でしょうか。再発する人、しない人、何が違うのでしょうか。もちろんステージやサブタイプ、色々あるのはわかりますが、ステージが高くても再発しない人もいます。乳ガンは10年観察が必要なのは長いです。不健康な生活でもガンにならない人もいます。ガンになる体質とかあるのでしょうか。私は6年前に温存、放射線、ホルモン治療を終え経過観察になりました。49歳です。毎年検査する度に不安でいっぱいです。

No.12248 手術すべきか悩んでいます

3年前に右乳癌stage2b。手術・放射線・化学療法実施。先日、再発疑いでPETーCTをとっていただき、「右鎖骨上および腋窩リンパ節(Ⅰ~Ⅲ)転移、多発骨転移を考える。縦隔肺門リンパ節転移を疑う。」という結果でした。主治医から提案された治療方針は、まずは鎖骨上リンパ節・腋窩リンパ節郭清、その後に術部と骨転移に放射線、ホルモン療法と化学療法という流れでした。勉強不足もあり、ショックもあり、それで納得して手術日を決めて帰宅したのですが、落ち着いて標準的な治療を調べたら、鎖骨上リンパ節郭清や、遠隔転移がある場合の腋窩リンパ節再郭清は一般的でないように感じました。予後にメリットがあまりないなら、子供もまだ小さいので、手術よりも全身療法を選択し、体力低下やリンパ浮腫のリスクを回避した方が良いのだろうかと悩んでいます。主治医のことは信頼していますが、別の意見もうかがいたく、質問させていただきました。鎖骨上はしこりを複数触れ、骨転移(胸椎・腰椎)はまだ無症状です。よろしくお願いします。

No.12247  再発時の摘出手術

8年前に右胸の温存手術をしました。その後、放射線・ホルモン治療・抗がん剤治療を受けましたが、今年、同じ右側に再発してしまいました。幸い7mの大きさで、MRIの画像上では他に転移は認められていません。今把握しているガンの性質は、ER≦90, PgR≦90, ki67=20です。主治医は、腫瘍が小さいこと、女性ホルモンの影響を受けやすい性質のガンであることから、今回も全摘ではなく、温存手術+ホルモン治療で経過観察していこうとの計画を立ててくれました。医師の説明で納得はしているのですが、再発してしまっていることから、全摘手術を受けた方が良いのではないかと、私自身迷ってしまっています。先生方のご意見をお聞かせください。よろしくお願いいたします。

No.12246 切除か経過観察か

人間ドックで精密検査になりました。6ミリの腫瘤があり、細胞診でグレー、マンモトーム生検で良性でした。但し染色等の検査が必要とのことでしたが、受けておりません。心配なら切除か経過観察のどちらかを選択する事になり、悩んでいます。

No.12245 乳がんは完治というものがないのでしょうか?

8/14築地の国立研究センターで乳がんの全摘手術を受けました。術後もよくありません。また、病理検査の結果も最悪でした。恐れていたHEARTS陽性グレード3 増殖82%です。抗がん剤+分子標的薬も期待出来ません。副作用の恐ろしさしかありません。乳がんは完治というものがないのでしょうか? ルミナルAの人しか希望が見えないように思います。ホルモン剤だけの人が羨ましい。入院している時も再発した人がいっぱいでした。ガンの中でも乳がんが、再発転移が多いと思います。乳がんから様々なガンを引き起こす恐ろしさ。名医なんて日本にはいないですね。薬も全く進歩していない現状に絶望的です。

No.12244 治療方法

40代、片全摘腋窩リンパ節郭清、腫瘍4センチ超、リンパ節微小転移1、断面-脈管-、ER90%Pgr90%、Her2スコア0、ki-67? 1%

このタイプでも10%~20%程予後の悪いタイプがあるそうですが、腫瘍の大きさ、リンパ転移ありの場合は、そのように考えるのでしょうか。娘は、ホルモン治療に加え化学療法も含めて治療を考えているようです。治療法はそれぞれであるかと思いますが、ホルモン治療に加え、その10%の場合も考え、再発リスク軽減含んだ化学療法の組み合わせなど、ご意見ちょうだいできればと思います。

 

No.12243 ホルモン治療の期間について

お世話になります。現在ノルバデックスを服用しております。5年過ぎたら相談と言われました。最近は10年と聞きますが、5年で終わるのはどのような場合でしょうか。子宮がんの心配はありませんし、続けたいのですが・・・。よろしくお願いいたします。

No.12242 BRCA1変異陽性の術後治療について(HPNo.10756-2)

お世話になります。以前、【No.10756】「抗がん剤と早期閉経、髄様がん」にてお世話になりました。おかげさまで、納得して術後抗がん剤治療に取り組むことができ、その後2人の子供を出産することができました。7年経って、新たに癌がみつかりました。現在わかっている情報は下記の通りです。(前回:2012年33歳で浸潤性乳管癌を発症。左乳房温存術+TC療法(4クール)、放射線療法実施。病理診断結果は【No.10756】に記載。)

<状況>
2019年7月(40歳)、左側乳房乳癌、局所再発(ただし、2012年7月初回はトリプルネガティブで、髄様癌で異なる。再発までに7年経過のため新生癌と考えられるとのこと)

<組織診結果>
浸潤性乳管癌、硬癌(Invasive ductal carcinoma, scirrhous type)、腫瘍サイズ(術前エコー):7.6×7.0×5.3mm、ER:0%(-)、A-S:0、Her2:0、トリプルネガティブ、Ki67:38%、Histological GradeⅡ

<術前検査>
造影CT:エコーで見つかった腫瘤以外の広がりはなし
MRI:8×7×7mm大の類円形腫瘤あり、広範囲な乳管内進展やリンパ節腫大は認められない、右乳房に悪性を疑う所見は指摘なし
PET-CT:No evidence of metastasis (左乳癌原発巣集積もsizeや組織型の影響か、不明瞭)

<遺伝子検査>
術前にBRCA1遺伝子変異を有することが判明(BRCA2は変異なし)
本結果を受けて、左乳房全摘を進められたが、主治医と相談の上、最終的に温存手術を選択
左予防的卵巣・卵管切除は、今後術後療法が決まり次第、早急に検討予定

<手術>(現在、病理結果待ち)手術:乳房温存術、断端:陰性(4箇所)、センチネルリンパ節:陰性(検査はN=1のみ。過去に同側手術ありのため、センチネルは1個しか染色しなかった)

以下質問2点です。

質問① 術後補助療法として、やはり抗がん剤治療の省略は不可能でしょうか。

今回は腫瘍サイズも小さく、これから出る病理組織から、もしも癌の局在が認められなかった場合、そもそも全身に転移していないかもしれないのではないでしょうか(それは誰にもわからないのは承知しています)。抗がん剤の投薬により、かえって寿命を縮めることにはならないのでしょうか(2次癌の発生率の増加や免疫力の低下による新生癌の発生の可能性はないでしょうか)。

術後の生存率予測を「Predict」を用いて行った結果、「手術のみ」 or 「手術+抗がん剤」それぞれの15年生存率は、Surgery only:80%、Surgery+第2世代の抗がん剤(FECなど):83%、Surgery+第3世代の抗がん剤(タキサン系):85%であり、抗がん剤によるBenefitは最大でも+5%しかありません。統計的には、手術だけで同じだけ生き延びられる人もいます。
BRCA陽性の場合、対側乳房や温存乳房での再発リスクは高いと思います。やるに越したことはないのは重々承知していますが、また再発する可能性があるのに、現時点で必須でしょうか。やらないという選択肢をとることもできるのでしょうか。

質問② BRCA1陽性のトリプルネガティブ乳癌、局所再発の場合、術後補助療法としての第一選択は何になるのでしょうか?
新生癌と考えられる局所再発の場合、前回同様のTC療法ではなく、薬を変えてFEC(EC療法)などの方がいいのでしょうか? BRCA1に由来する乳がんはトリプルネガティブタイプが6割で、ホルモン療法やタキサン系の抗がん剤が効きにくいのが特徴という記事を読んだことがありますが、そのようなエビデンスがあるのでしょうか。BRCA1変異陽性にはPERP阻害剤など、別な薬剤を使用する方が良いなどのエビデンスはありますでしょうか。

先生方に可能な限り状況をお伝えした上で、ご意見いただけたらと思い、長文となりましてすみません。どうぞよろしくお願いします。