Question

No.12049 乳癌の皮膚転移と今後の治療について

乳癌の皮膚転移と今後の治療についてお尋ねします。現在までの経過ですが、10年ほど前に左乳房の非浸潤癌が見つかり、温存手術と放射線治療を行う。7年前、同じ左乳房に石灰化が見つかり、左乳房同時再建を行う。2年前に右乳房全摘を行い、ユーエフティ内服を2年間行い、これからホルモン治療に入る寸前だったのですが、全摘した左乳房にまた5ミリ程度のしこりを発見し、先日日帰り手術にて摘出しました。病理検査の結果とPET CT検査の結果で今後の治療方針を決定。結果は、次の通りでした。
【病理診断】
Invasive ductal carcinoma, recurrent and metastasis into skin, skin, excisional biopsy.
[ Additional report on ER , PgR , HER-2 immunostains ]

皮膚生検標本により、真皮内に主に小索状構造を呈し浸潤する異型細胞が明らかで、浸潤性乳頭癌の皮膚転移再発と考えられる像です。

[ ER , PgR , HER-2 に関する追加のご報告 ]
ER 陽性(Proportion Score(PS) 5 , Intensity Score(IS) 3 , Total Score 5+3=8)、 PgR陽性(Proportion Score(PS) 5 , Intensity Score(IS) 3 , Total Score 5+3=8)、HER‐2 陰性(score 0)でした。

【PET検査報告】 ~別の病院で受けました~
FDG-PET
右傍胸骨リンパ節への軽度の集積亢進あり
SUVmax2.4→2.88
リンパ節転移を否定できず、貴院でのCTでの経過と併せ評価ください。
また、その尾側でも傍胸骨領域にごく淡い集積あり。
SUVmax1.38→1.63
こちらは有意な所見とは言い難い。
右乳腺または近傍の胸壁には淡く索状の集積亢進あり。
SUVmax2.77→3.41
性状からは術後変化を疑う。局所所見と併せ評価ください。
他、有意な集積亢進を指摘できない。

以上により、先生からはPET検査結果により、はっきりはしていないが、リンパ節転移の可能性があり、胸の病理診断の結果から皮下再発ではなく、皮膚転移なので、やはり抗がん剤治療を行いましょうと言われました。私は皮膚内部なので皮下再発でホルモン療法とせめて放射線治療くらいだと思っていたのですが、やはり抗がん剤への拒絶が強く、まだ受け入れることができません。セカンドオピニオンができれば他の意見も聞いてみたいのですが、同時再建をはじめ何回かほかの病院で行っているため、先生にこれ以上不信感を与えたくありません。今後の転移等を考えて、やはり抗がん剤治療を行った方がよいのでしょうか? この診断結果だけでは判断できませんでしょうか? お伺いします。

No.12048 薬は効いているのでしょうか?

術後 1ヶ月半、 ホルモン治療中、ルミナールA のものです。乳ガンになったことを息子たちには言っていません。彼らの性格を考えると、とうてい無理です。悲しませたくありません。なので、主人と言わないことに決めました。ただ、術後のメンタル、再発転
移の不安がいっぱいで、地に足のついた生活が出来なくて、上がったり下がったりの繰り返しです。いつ頃から前の自分に戻った生活が出来るのでしょうか。うつなのでしょうか。術後すぐタモキシフェンを服用しておりますが、先生にも生理はまだありますと伝
え、単独治療になっております。生理はいつも通りに来ています。これで薬は効いているのでしょうか? 48才です。よろしくご回答、お願いいたします。

No.12047 DCISが確定されました (HPNo.10781-2)

5年前に “非浸潤性乳がんの補助療法無しによる再発率について” 質問させていただいた者です。
2012年8月に非浸潤がんの左乳頭乳輪温存皮下乳腺全摘出の手術を、アメリカロサンゼルスで受けました。2012年6月の定期マンモで石灰化が見つかりました。術前術後の病理検査はともに非浸潤でしたが、グレード3のコメド型でした。乳頭からは離れた皮膚に近いupper left superiorに広がる石灰化でした。術後唯一言われたのは、ER(3+)PR(1+)の標準治療であるホルモン剤治療でした。オプショナルだったため、術後なんの補助療法もしませんでした。以降毎年ロサンゼルス、転居先のピッツバーグで定期検査を受けていましたが、昨年の検査以降、痛みを伴う乳頭からの異常分泌が続き (絞れば出る程度)、今年5月に新たな転居先のニュージャージーで受けたマンモで異常を指摘され、MRI+マンモトームでDCISが確定されました。
問題箇所は、乳頭直下の微小石灰化 (6/30 DCIS確定)と、今年のマンモで初めて映ったleft posterior upper aspect 石灰化(乳腺がないはずなので、どこに石灰化があるのかわかりません、再建に使った臀部脂肪か胸筋か?)です。5年前の手術時に、左臀部の脂 肪移植による同時再建を受けた際、胸骨の一部を切り取って今回問題になっているエリアからの血管を乳頭に繋げたと記憶しています。この石灰化は、乳頭直下のDCISが広がったものでしょうか。奥深すぎて、biopsyが出来ないと言われています。
質問は、この奥深い石灰化が乳がんによるものの場合、取る乳腺がないので、何が標準治療となるのでしょうか。また今回のDCISは5年前の再発なのか、新たなDCISなのでしょうか。乳頭直下の石灰化に対しては2週間後に乳頭乳輪の摘出の予定です。5年前の手術pathology レポートの記載と、先日出たマンモ及びマンモトームのレポートをコピーします。よろしくお願いいたします。

8/22/17 surgical pathology report
Final diagnosis
-DCIS, cribriform, comedo, and solid types, with central necrosis, high nuclear grade -Size of DCIS: 3.8 cm -Surgical margins:
0.3 cm from the anterior margin
0.4cm from the posterior margin
All other margined appear negative for carcinoma -lymph/vascular invasion: not definitively identified -negative for invasive carcinoma -ER >95% 3+ PR<1% 1+

6/27/17 FINAL PATHOLOGY REPORT
DIAGNOSIS
STEREOTACTIC NEEDLE CORE BIOPSY OF LEFT BREAST:
INTRADUCTAL CARCINOMA, PAPILLARY AND SOLID TYPE WITH FOCAL MINIMAL LUMINAL NECROSIS, INTERMEDIATE TO HIGH NUCLEAR GRADE, CONTAINING RARE MICROCALCIFICATIONS (SEE COMMENT) ESTROGEN AND PROGESTERONE RECEPTORS ARE PENDING ON PARAFFIN BLOCK
1A AND AN ADDENDUM REPORT TO FOLLOW

COMMENT: SEVERAL DEEPER SECTIONS EXAMINED AND NO MORE MICROCALCIFICATIONS IDENTIFIED

6/14/17 Diagnostic Mammography report
IMPRESSION: Reconstructed left breast. There are two groups of calcifications identified as described above. The most inferior and inner group compared to a present previously supporting benign etiology. The calcifications in the upper  outer aspect are not appreciated previously, however it may related to differences in technique. The calcifications do a probably benign been seen due to differences in positioning. It may represent fat necrosis. Follow-up left  mammogram is recommended in six months. Results were discussed with the patient.

6/30/17 Diagnositic Mammography addendum report In view of the appearance of the nipple, this raises concern for the group of calcifications that was identified at the very superior posterior aspect of the reconstructed breast. These  calcifications were difficult to demonstrate because of the very posterior location. Rather than follow-up, I would recommend a biopsy these calcifications. If a stereotactic core biopsy cannot be performed, needle localization with  excision would be recommended.

IMPRESSION: Abnormal microcalcifications within the nipple that is known to be abnormal by MRI in a patient with nipple sparing mastectomy, status post reconstruction with abnormal nipple discharge. There is concern for malignancy. In  view of the findings identified in the nipple, further evaluation recommended this time for the calcifications in the very superior outer left breast. A biopsy is recommended.

No.12046 術後1ヶ月での転移?

41歳です。5月31日に乳癌の部分摘出、リンパ郭清手術を行いました。6月23日の病理結果では、ホルモン(-)、Her2(-)、Ki67:60-70%、リンパ転移:1/14で、トリプルネガティブということでした。術前のCT、胸部レントゲン、MRIでは遠隔転移はなしでした。トリプルネガティブということで、術後の化学療法は決まっていましたが、念のため病理の結果を持ってセカンドオピニオンを受けに行ったところ、そもそも現段階で転移はないのかという話になり、CT、血液検査を行いました。血液検査でのマーカーは正常値でしたが、CTで肺に2mmの怪しい影があると指摘され、再度手術をした病院で確認してもらうようにと言われました。肝臓にも怪しい所があるが、エコー所見では脂肪の集積だろうということでした。根治を目指して術後の化学療法に臨むつもりでしたが、転移があったとすると、一気にステージ4になることになり、大変ショックを受けております。トリプルネガティブで、Ki67値も高いとはいえ、こんなに早く転移するものなのでしょうか? 週明けに確認するしか方法はありませんが、いてもたってもいられず、相談メールを出させていただきました。ご助言よろしくお願いいたします。

No.12045 乳頭からの分泌について

私は37歳で、子供は8歳と6歳です。一昨年の10月に胸を挟むと茶色の分泌があり、すぐに受診しました。分泌液の細胞検査は異常なし。エコーで腫瘍があったので、細胞診のあと 針生検しましたが、線維腺腫と診断されました。分泌液の直接の原因は分からないので、経過観察となりました。その後は分泌もなくなっていたのですが、最近また分泌液が出るようになりました。つまんだりしないと出ませんが、赤っぽい色です。病院で診察を受け、分泌液の細胞検査をしましたが、ガンではなかったそうです。エコーとマンモグラフィでも、新しい腫瘍は見つかりませんでした。また3ヶ月ごとの経過観察となりました。前回も今回も、乳管造影まではしなくてよいとのことですが、大丈夫でしょうか? 何から分泌液が出ているのか分からないのは、とても不安です。造影検査をしてくれる別の病院を探したほうがいいのなと思っています。乳管造影をしてもエコー検査と変わりがなく、悪性か良性かの判断はできないと言われました。叔母二人と祖母が乳ガンだったので、検診は20代の頃からずっと受けています。

No.12044 ホルモン療法(HPNo.12042-2)

先の質問にお答えいただき感謝しております。先日エコー検査で問題はありませんでした。ありがとうございます。
術後3年間地元の病院に行かなかったのは、相談する余地もなくアルマターぜ阻害剤の薬を出されると思ったからですが、やはり今回検査に行ったことで、そのような手はずになりました。処方された薬は手元にありますが、まだ飲んでいません。ネットでの知識からその薬の意味はわかっているのですが、どうしても副作用の起こる薬を10年も飲み続けることに抵抗があります。まして今の健康体(?)をわざわざ害することに納得がいかないのです。1ヶ月後にCTやMRIを撮るそうですが、その結果を見てから摂取を決めるというのは無謀な決断なのでしょうか。何かの異常が見られれば結局は同じ薬を処方されるわけですから、そうなってから飲んでも同じというのは、やはり素人の考えなのでしょうか。年齢は57歳なので、エストロゲンの量も多くないのではと考えてしまいますが・・・。
またもう一つの質問は、一度薬を飲み始めてから、やめても問題ないですか。どうぞよろしくお願いいたします。以下が私の針生検後と手術後の病理組織検査結果です。            
(針生検)    
浸潤性、大きさ:23mm×18mm(マンモ)、 リンパ節転移: 無、 核グレード 1、 ホルモンレセプタ 有、 HER2 無、 病期: ⅡA
(術後)
硬癌、 大きさ:肉眼(15mm×15mm×9mm)顕微鏡(13mm×10mm)
脈管侵襲: 1y1+v0、 リンパ転移: センチネルリンパ節(0/1)
核異型度: 1、 免疫染色結果: ER: +(90%)、 PgR: +(80%)
HER2: score0, Ki67 labeling index: 約30% (増殖能力)
ガイドラインによると 増殖能力が20%以上の場合でホルモン受容体がある場合は、抗ガン治療と(か)ホルモン療法が薦められる。

No.12043 しこりが大きくなり不安です

大学病院で、右胸の乳頭から近いところに、癌ではないようだけれども、しこりがあり、超音波とマンモを半年ごとに受けて、経過観察していました。11月の検査より3倍の大きさになったといわれ、不安になりましたが、がんではないようだし、受診は半年後でよいと言われました。大きくなったと聞いて、不安でしかたがありません。そして違う病院に、紹介状なしで、半年前より大きくなったと伝えて見てもらいましたが、超音波でも見つけられませんでした。大きくなるもので良性のものもあるのでしょうか? 半年たって手遅れだったらと不安です。 

No.12042 リンパ転移、再発?

主治医に診察に行く予定ではいますが、少し前もって知っておくべきことがあればと思いメール致しました。3年前に右側に乳がんが見つかり全摘再建しましたが、術後治療は何も受けませんでした。半年前ぐらいから、右のリンパ腺あたり(脇の下より正面)が鏡に映ると膨らんで見えます。その下あたりが全摘でか、少し陥没しているので、余計膨らみが目立ちます。初めは脂肪か筋肉が付いてきたのかと思っていましたが、少しずつ大きくなってきているように感じます。押しても痛みはなく、硬さも筋肉程度です。リンパ腺転移や再発の可能性についてわかることを教えてください。よろしくお願いいたします。

No.12041 乳がん転移について

初めて質問させて頂きます。乳がん右側温存手術後4年経ちました。今はホルモン治療中です。硬癌、ホルモンレセプターあり、HER2 、リンパ節転移 センチネルのみ1つ。2年前の会社の健康診断で胃カメラをしたところ、胃粘膜下腫瘍といわれ、経過観察となりました。一年後に再度調べても大きさも変わらず、また一年後といわれました。今年もまた検査なのですが、もしかしたら胃に転移ということはありますでしょうか? よろしくお願いします。

No.12040 ホルモン療法期間(5年か10年か?)(HPNo.11973-2)

このような相談室があることを心強く思い、感謝しながら、いつも参考にさせていただいています。前回、NO.11973で相談させていただいた者です。今回、ホルモン療法の期間について、相談させていただきたいと思います。よろしくお願いします。ホルモン療法が5年となり、次回診察時に継続か終了かを決めることになっています。主治医は、どちらでも・・・とのことです。10年継続の方が、再発率数パーセント下がるとのデータですが、効果と副作用(現状では、ほてりあり。またその他潜在的なもの)を考えると、何を基準に判断したら良いか、教えていただきたいと思います。私の場合、5年と10年の再発率が分かるようでしたら、教えてください。治療・病理診断等は下記のとおりです。

48歳時 右乳癌温存療法 センチネルリンパ節生検1/3転移 腋か郭清ステージⅡB ER100% PGR70% HER2- MIB-1 5% ルミナールA GradeⅡ(3-2-1) 最大径3cmの浸潤性乳管癌、周辺にDCISを伴い、線維性間質内に個細胞性、索状配列を示して浸潤するscirrhousタイプ、管状構造はごく一部 脂肪織内に浸潤 放射線治療とリュープリン2年
ホルモン療法は、ノルバデックス2年5ヶ月後、フェマーラへスイッチするも、骨密度低下で1年11ヵ月後に、再度、ノルバデックスに戻し、8ヶ月 トータル5年(内訳ノルバデックス3年1ヶ月・フェマーラ1年11ヶ月)
また、骨密度低下時に、ビタミンD処方され飲みましたが、その影響?腎臓結石・尿管結石となり、現在治療中です。