No.12127 今後の治療について

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2018.10.12 匿名希望 (匿名) 0 Comments

マンモ・エコー・組織診の結果、浸潤性の乳癌との診断を受けました。癌の大きさは2㎝程、ステージ0ではないとの事で、治療は部分切除+放射線治療となる見込みです。主治医から、「癌の場所が下方にあり、手術で乳房の変形はあるが、精神的に辛くなるほどにはならない」との説明を受けました。私としては、治療意志はあるものの、乳房の変形が精神的に非常に辛く、耐えがたい思いでいます。医療機関によっては、整容性を考え、乳房切除+同時再建を勧める事もあると聞きました。通院先では同時再建は行なっていないとの事です。
1)乳房切除+同時再建が適応にならない場合はありますか?
2)乳房切除+同時再建をする事でのデメリットはどんな事がありますか?
3)自家組織を使えない場合がありますか?

私は過去に顔面萎縮症の治療のため、左右鼠蹊部および右肩甲骨周辺の組織の遊離皮弁術を受けています。また、限局性強皮症のため腹部・背部等皮膚の変性があります。長文で大変恐縮ですが、アドバイスいただけたら幸いです。

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2018.10.20 0 コメント

1)2)3)乳房切除+同時再建を行っている施設が限られ、また施設によってその適応が異なるのが現状です。一般的には腫瘤が2cm程度で局所再発率の低い乳癌であれば適応であると考えますが、その施設で確認していただく必要があります。同時再建でもインプラントを使用する場合と自家組織による再建では大きく異なりますが、いずれにおいても局所再発の発見が困難となる可能性はあります。また貴女の場合は限局性強皮症も合併しているとのことですので、自家組織による再建は避けるべきかもしれません。いずれにせよこれらの可能性をよく考慮して頂いて、再度部分切除との比較も含め、よくご検討ください。(文責 谷)

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