No.11960 ホルモン療法薬変更について

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2016.09.29 M.J. 0 Comments

お世話になっております。以前に何回かご相談させていただいた者です。毎回的確でわかりやすいご回答をありがとうございます。今回は、ホルモン療法のお薬を変更したほうがいいかどうかの相談です。現在43歳です。2015年1月に右全摘手術をしたときの病理の結果は下記のとおりです。
乳頭腺管癌
切除断端 陰性
脈菅浸潤なし
浸潤がんのサイズ 1.2×1.1cm(周りに5.2×2.3cmの範囲で非浸潤がんがあり、さらに乳頭をはさんで対極にも2.0×1.9cmの非浸潤がん、その他にも微小な非浸潤がんがいくつかあったとのこと)
センチネルリンパ節転移 なし(0/6個)
核異型度 3
Ki-67 4.9%
ER 陽性(80%)
PgR 陽性(95%)
HER2 2+、FISH法で陰性

手術の翌月からノルバデックスを開始、その翌月からゾラデックスも開始しました。乳がんと同時期に見つかった子宮筋腫が大きくなっていたため、今年の6月末に、子宮全摘+両側の卵巣切除 の手術を受けました。7月の乳腺外科の診察の時から、ゾラデックスは今後不要、とのことで中止となりました。次回の診察が、10月中旬の予定ですが、次回からノルバデックスをアロマターゼ阻害薬に変更したほうがいいかもしれない、と言われました。閉経後の治療成績はアロマターゼ阻害薬のほうがいいとの結果が出ているが、絶対に変更しなくてはいけないというわけでもないので、次回までに考えてきてください、といったようなことを言われました。

1.やはりノルバデックスからアロマターゼ阻害薬に変更したほうが、再発率は低くなるのでしょうか?
2.変更の時期としては、次回(来月、ノルバデックス開始から約1年半)からというのは適切な時期でしょうか?
3.アロマターゼ阻害薬は3種類ほどあるようですが、どれが一般的なのでしょうか? 効果や副作用に違いはありますか?
4.アロマターゼ阻害薬に変更した場合、何年くらい続けるのが効果的なのでしょうか?(ノルバデックスは10年位、と聞いていました)
5.ホルモン療法開始後、少し骨密度が低下しているのですが、アロマターゼ阻害薬に変更することで、骨密度の低下がより進むでしょうか? ノルバデックスやゾラデックス使用時よりもさらにエストロゲンが低下するようなので、全体的に副作用はアロマターゼのほうが強いのでしょうか?

よろしくお願いいたします。

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2019.01.10 鈴木 0 コメント

質問有り難うございます。ノルバデックスからアロマターゼ阻害剤に変更する治療法は、治療開始時に閉経後にある方の乳癌に対する治療法です。現在はゾラデックスで閉経状態にあるものと思われますが、もともと閉経前で治療に入られたので、このままノルバデックスを5年内服することで良いと思います。従って、個別の1-5に関するご質問には回答しませんので、ご容赦下さい。(文責 鈴木)

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