No.11949 肝臓、肺への転移

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2016.09.10 F 0 Comments

乳癌と診断され早2年、ステージ4と宣告され、転移もしているから手術もできなく…昨日59歳の母親が朝から息苦しい状態が続き、救急車を呼んで通院している病院に運ばれました。ホルモン治療、抗がん剤といろいろやってきましたが、抗がん剤の強いのもやりました。CTの結果、肝臓、肺に転移していると…。2ヵ月前にとったCTにも肺に影がありました。はじめは息苦しさは抗がん剤の副作用からきているとの話でしたが…。担当医師に呼ばれ、一度抗がん剤治療はやめ、息苦しさをとる治療に専念すると言われました。その後抗がん剤をやるのかは、また話し合いましょうって言われ…ぶっちゃけどうしていいのかわかりません。抗がん剤治療をやめたら、最悪のケースも考えないといけなくなりますよね? このままなにもできないのでしょうか?

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2019.01.12 久保内 0 コメント

既に聞かされておられるとは思いますが、ステージ4の乳癌とは「乳房に発生した乳癌が局所療法で手の届く範囲を超えて広がった状態」で、『手術が出来ない』のではなく『手術をしても根治につながらない』状態であり、既に初診時の2年まえにはすでにそういう状態だったということです。このステージの方は、3~5年以内に命を落とされることが多く、10年生存される方は極めて稀で10%以下でしかありませんが、内分泌治療や化学療法(癌の全身治療)が上手く当たった場合に、副作用が無く続けられた方に限られるのですが、なかなかそういう方にはお目に掛かることは有りません。癌の全身治療は、効果の有る限りは続けて良いのですが、強い副作用が生じる場合が有り、癌よりも先に患者さんの体調を著しく損なうことになると良くない(場合によると命にかかわる)ので、慎重にしなければならない場合が有ります。この場合はそのような状況と考えられますので、主治医の先生とよくご相談頂いて今後のことを決められたら良いと思います。(文責 久保内)

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