No.11947 肺/肝臓転移疑い

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2016.08.26 M.S.  0 Comments

68歳の母について相談させていただきます。3年6ヶ月前にトリネガ両側乳がんの全摘手術を受け、抗がん剤治療後、3ヶ月ごとに腫瘍マーカー検査、半年ごとにマーカー+造影CT検査を受けて経過観察しておりました。先日受けた定期検査で、腫瘍マーカー値はこれまで通り異常なし、しかしCT画像の肺と肝臓に影があると、医師より告げられました。肺の影は小さく、医師はそれほど重要視しているようには見えませんでしたが、肝臓については現時点でその影が腫瘍かどうかも判断できない状態とのことで、3ヶ月後にもう一度CT検査をしてどうなるか様子を見ようと言われました。この医師の判断は適当と考えられますか? 現時点でエコーやMRIなど追加の検査を受ける必要はないのでしょうか? 乳がんの転移巣は、見つかるのが早くても遅くてもそれほど予後に影響はないとよく聞きますが、三ヶ月もただ待っているだけでいいものかと、とても不安に思っています。CTに写った影が悪性の腫瘍でない場合もあるのでしょうか。ご意見をお聞かせいただけたら幸いです。

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2019.01.12 緒方 0 コメント

造影CTで転移か判断できない病変は、経過観察になります。3か月は妥当です。ある程度、間隔をあけなければ判断はできません。MRIを追加しても、大きな違いはありません。何より、「乳がんの転移巣は、見つかるのが早くても遅くてもそれほど予後に影響はない」ので、余計な検査は行いません。転移が確認されれば、選択の余地なく抗がん剤治療が始まります。3か月の違いで、内容や治療の結果が変わるわけではなく、しっかり見極めてからでも手遅れになる訳ではないのです。脂肪肝や血管腫といったがん以外の可能性ももちろんあります。(文責 緒方)

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