No.11931 再発のリンパ摘出について

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2016.08.01 N 0 Comments

初発は9年前、非浸潤で温存、センチネル生検済みです。今回、取り残しではなく新たに出来たと思われる早期の(おそらくまた非浸潤)癌が見つかりました。2回目だし出来やすいんだろうとの事で、全摘予定です。1度センチネル生検をしてるので、今回術前にリンパの流れを確認してセンチネルリンパ節が確認できなかった場合に、リンパ節を摘出するかしないか考えておいて下さいと、主治医から言われました。リンパ節摘出後の副作用や不自由さのリスクと、摘出しなかった場合に、もし1部浸潤していて全身に回る事を最小限にとどめられないリスクと、どちらを取るべきか判断が出来ません。何を基準に考えれば良いでしょうか? 術中に浸潤があるかどうかわかるものなんでしょうか。初発の時に断端陽性かどうかは術中に出来ました。現在49歳です。よろしくお願いします。

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2019.01.12 徳田 0 コメント

乳腺部分切除および残存乳腺への放射線後の残存乳腺の局所再発については、全摘が標準的です。腋窩については、センチネルリンパ節生検後で腋窩リンパ節転移が臨床的になさそうであれば、再度のセンチネルリンパ節生検は可能で、そういう患者さんが増加していますが、局所再発率の解析が不十分で、標準とはされていません。したがって、同定できなかった場合には、郭清が標準です。再発巣が非浸潤癌であれば、郭清の必要はないと考えられますが、断端とは異なり、術中に病変の全範囲を正しく判断するのは困難です。したがって、センチネルリンパ節の同定ができなければ、最終的な病理の結果をまって、浸潤部がなければそのまま、浸潤癌が認められれば、改めて腋窩の郭清を行うというのが、納得できる方法かもしれません。(文責 徳田)

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