No.11917 手術後の治療法について(2)(HPNo.11910-2)

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2016.06.28 M.H. 0 Comments

先日はご回答ありがとうございました。(No.11910)
その後、主治医の先生と相談し、ドセタキセル×4回とハーセプチン1年の併用療法を開始したところです。ホルモン療法は、抗癌剤治療が終わってから開始となるそうです。リンパ節転移ですが、前回の質問で説明が不十分でした。転移があったのはセンチネルリンパ節に1個だけでした。この場合でも放射線治療は行った方が良いのでしようか? また、放射線治療を行うとなった場合も、抗癌剤治療が終わってからとの事でした。積極的に勧めない理由としては、皮膚が硬くなってしまう為、エキスパンダーを入れている期間が長くなってしまうとの事でした。前回、回答頂いた再建後の合併症(グレードC)とは、どの様な事でしょうか? 度々の質問で申し訳ありませんが、宜しくお願いします。

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2019.01.12 鈴木 0 コメント

質問有り難うございます。
全摘後の腋窩リンパ節転移1-3個の場合に、胸壁+腋窩に放射線治療を行うことは、一定の見解がないのが現状ではありますが、先に回答させて頂いたように、乳癌診療ガイドラインでは1個だけ転移があったとしても、全摘後のリンパ節転移陽性例には、放射線治療が勧められると記載されています。腕のむくみの頻度が増えることは懸念されますが、最善の方法としては放射線治療を勧めます。確かにエキスパンダーを入れておく時期が長くなり(最低でも半年から8ヶ月程度か)、フルに拡張してからの放射線治療になりますが、再発リスクを減らすのか、エキスパンダーを入れておく期間が長くなるのが問題なのか、ということになります。
合併症のグレードCというのは、エキスパンダーを挿入後に放射線治療を行うと、合併症が増えるため、放射線治療は勧められないという推奨グレードの分類で、合併症の種類云々ではありません。(文責 鈴木)

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