No.11894 今後の治療について(HPNo.11881-2)

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2016.04.28 N 0 Comments

先日はご回答ありがとうございました。本日術後病理結果を聞いてきました。非浸潤ガンのなかに、2.5mmの浸潤ガンが見つかったとのこと。タイプはホルモン陰性、ハーツーは後日とのことですが、術前はハーツー陽性でした。ホルモン治療もなく、無治療とのことでした。ひとまずほっとはしたのですが、主治医からは、浸潤2.5mm、リンパ節転移もなしだし、やる意味はあるかないか?ですが、あとは自分で抗がん剤をやるかやらないかを決めてくださいとのことでした。そこで抗がん剤、ハーセプチンをした場合と、そうでない場合の具体的な転移、再発確率をおしえていただけませんか?ちなみに全摘しています。それをしなかった場合、転移するとしたら、10年後にどのくらいに、どのように転移するのか、またはそれに対する対処方法はハーセプチン、抗がん剤で治療していくことになるのか等、おしえてください。ガイドラインでは5mm以下は化学療法はなしとのことですが、その理由も具体的におしえていただけませんか?

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2019.01.12 徳田 0 コメント

主治医が説明されたように、ホルモン受容体陰性、HER2陽性の5mm以下の浸潤癌では補助化学療法ハーセプチンの有用性を示すエビデンスがありません。しかし、NCCNのガイドラインでは、5mm以下でも化学療法+ハーセプチンがコンセンサスであるとしています。ハーバード大学のグループでは、3mm以上であれば、化学療法+ハーセプチンを行い、1-2mmであれば、一般的には行わないとのことです。ちなみに週1回のタキソール12回+ハーセプチンの3年の再発率は、1%以下です。この程度のエビデンスしかありません。あとは、抗がん剤の副作用をどう考えるかです。
再発形式は、その他のタイプと同じです。ハーセプチンを術後使用していないか、終了後6ヶ月以上たっていれば、ハーセプチンとパージェタ+タキサンが最初の治療ということになります。(文責 徳田)

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