No.11890 今後の治療について

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2016.04.23 M 0 Comments

初めて相談させていただきます。51歳です。今年乳がんの告知を受け、左乳房温存手術を受けました。術後の結果は、「1.組織型:硬がん 2.しこりの大きさ:15㎜ 3.リンパ節転移:陽性個数0 / 調べた個数 1 4.ホルモン受容体の有無 ER 10% PgR 0% 5. HER2タンパクの発現有無 0・1・2・3 段階中 1 (ほぼマイナスとのこと) 6. 組織学的悪性:3 7. 切除断端:マイナス 8. 脈管侵襲: リンパ→プラス 血管→マイナス 9. Ki67:95%」です。ほぼトリプルネガティブとのことで、治療方法として、抗がん剤治療をEC4クール タキサン4クール 放射線治療 ホルモン剤治療 を行うと説明を受けました。ステージⅠの早期ですが、抗がん剤治療は必要ですか? また、ホルモン受容体が低いので、ホルモン治療の効果があまり期待できないにもかかわらず、ホルモン治療をする必要がありますか? 副作用のことを考えるを心配です。よろしくお願いいたします。

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2019.01.12 須田 0 コメント

ER+、HERⅡ陰性、Ki67高値 ですから、サブタイプ分類すると Luminal B であり、HERⅡ陰性ですので、St.Gallenコンセンサス会議での治療法に当てはめると、ホルモン療法は4必須です。化学療法の併用にあたっては、ホルモン感受性、再発リスク、患者さんの意向等によって決定することになります。再発リスクを調べるための検査として、オンコタイプDXという検査があります。保険適用外で費用はかかりますが、化学療法を行うかどうかの根拠になります。再発リスクが高ければ化学療法を追加したほうがよいと思いますが、主治医と充分にご相談の上、納得のいく治療を選択し、頑張ってください。副作用に関しては個人差がありますので、その都度、主治医とコミュニケーションをとりながら進めていくことになると思います。(文責 須田)

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