No.11875 今後の治療について

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2016.03.28 N 0 Comments

初めてご相談させて頂きます。昨年6月、トリプルネガティブ HER2陰性 腋窩リンパ転移2個疑いのステージⅡAの乳癌と診断されました。術前化学療法EC→TCを半年行い、1月手術を行いました。手術後の病理検査の結果、ER50%以上のルミナールB、HER2陽性、腋窩リンパ転移8個、ステージⅢA(T2N2aM0)再発率5年生存率共50%の診断を受けました。現在放射線治療25日間の終盤にさしかかっているところです。

1) HER2は抗がん剤によって陽性化したのでしょうか?
2) 放射線後は、ゼローダとハーセプチンを1年やって、様子を見ながらホルモン剤開始との方針ですが、それがベストでしょうか?
3) リンパ転移8個に驚愕していますが、5年生存率と再発率は、やはり50%でしょうか?
4) 高再発リスクを少しでも減らすために、できることや、アドバイスを頂けると幸いです。

よろしくお願いいたします。

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2019.01.12 鈴木 0 コメント

質問有難うございます。トリプルネガティブ、リンパ節転移、術前化学療法、生存率と、不安をあおるような言葉が出てきます。ここまで、よく頑張られましたね。さて、HER2の陽転化ですが、化学療法を行い、数%に陽転化すると言われます。その逆もあるようです。このあとの治療としては、術前化学療法を行い、効果が十分と言い切れない方は、ゼローダを追加することで治療効果が高くなることが報告されましたので、追加治療としては主治医の提示されたものがベストと思います。リンパ節転移に関しては、数字の上でいえば、生存率、再発率ともにそのくらいかと思われます。今後にリスク軽減のためには、何かこれ、というものはありません。ごく普通に、肩の力を抜いて、時々、息抜きもし、おいしいものを食べ、体を動かす、などといった、ごく一般的な生活を心がけてみましょう。今まで、これからもたくさんの治療を克服されてきましたので、悪いことばかりでもありません。応援申し上げます。(文責 鈴木)

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