No.11872 良性リンパ節の腫れと偽陰性

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2016.03.23 K.K. 0 Comments

お世話になります。片側のみの乳癌ですが、CT.MRIで、両脇リンパ節に腫れがありました。両脇の為、持病の皮膚炎での腫れではないかと言われています。センチネルリンパ生検での判断になるかと思いますが、仮に陰性だった場合は、この腫れについては他に検査などは出来ないのでしょうか?生検には偽陰性もあると聞き、腕に痺れもあるので怖くなってきました。また、乳癌ではない方の脇リンパ節の腫れも心配です(乳首がやや外向きです)。お忙しいところ申し訳ありませんが、どうかよろしくお願い致します。

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2019.01.12 清水 0 コメント

画像検査では正確なリンパ節転移の有無はわかりませんから、腋窩郭清をして調べるか、センチネルリンパ節生検をして調べるかです。ご指摘のようにセンチネルリンパ節生検では数%の偽陰性があります。それが心配なら腋窩郭清をしてもらうことになりますが、腋窩郭清をすれば約30%の確率で患側上肢のリンパ浮腫が出現します。その功罪を考えると、一般的にはセンチネルリンパ節生検が推奨されています。腫れているリンパ節を病理で調べても悪性リンパ腫であるか、がんの転移であるか、反応性腫大であるかの診断しかつかず、反応性腫大の原因まではわかりません。貴女の場合は標準的なセンチネルリンパ節生検を行うことをお勧めします。また対側については、MMG,US(場合によってはMRI)で検査されていると思います。それで異常がなければ基本的には心配ありません。あとは潜在性乳がん(乳房内に腫瘤がないのにリンパ節転移で見つかる乳がん)の可能性を考えますが、それが心配であれば腫れているリンパ節の細胞診検査をしてもらえば確認できます。一般的にはある程度の大きさであれば触診やUSで転移かどうかの見当がつきますから、腫れているリンパ節全てに細胞診検査をするとは限りません。(文責  清水)

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