No.11813 インプラント歯科治療について(HPNo.11602-2)

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2015.12.13 C.I. 0 Comments

2回目のご相談です。前回のご回答、本当にありがとうございました(No.11602:薬剤性肺炎について)。大変、心強く、現在も前向きに頑張っていこうという心のゆとりが出来ました。本当に感謝申し上げます。1ヶ月毎リュープリン注射+胸部CT+採血が、現在はリュープリン3ヶ月毎となりました。さて、今回の相談なのですが「インプラント歯科治療」についてです。8年程前から、かかりつけの歯科医にて口腔内のメンテナンスをして頂いております。(歯科先生は、私が乳癌→肺転移したという事はご存知です。) 左下奥歯部分のインプラントを強く勧められております。「入れ歯より、物が良く噛める様になるという事が大切」というご説明を頂きましたが、インプラントをした後、いづれ骨転移があった場合(過程ですが…)、インプラントが災いする様な事になったら…という事が憂慮の種です。検索で調べてみたところ、ビスフォスフォネートを使用している場合などについては色々と情報がありましたが、骨転移を起こしていない状態の場合、「インプラント治療をする」という事をどう解釈したらよいのでしょうか? 今回の場合、詳しい事が全く解らず、決断が出来ません。

1)未骨転移の乳癌患者がインプラントをする…という事はどういう事なのでしょうか? そのメリット/デメリットについて知りたいと思っております。
2)インプラント治療後、骨転移があった時、インプラントした事が問題になる…といった事例があるのでしょうか?
3)「下顎骨壊死」という事が起る可能性がある…と知りました。インプラントが関連する…という事なのでしょうか? インプラントしなくても…という事なのでしょうか?
4)一般的には、乳癌患者は歯科治療というのは、どうしておいたら良いのでしょうか?

ご回答、宜しくお願い申し上げます。

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2019.01.19 清水 0 コメント

1) ビスフォスフォネート製剤(ゾメタ等)、デノスマブ(ランマーク)を使用している場合、歯科治療で歯根部をいじる治療を行うと下顎骨壊死の合併症が増えるということが問題で、このようなお薬(通常は骨転移の時に使用)を使っていなければ問題ありません。
2) ありません
3) インプラントと下顎骨壊死の関連はありません。
4) 化学療法中で好中球(白血球)が少ない時、骨転移で上記薬剤を使用している時以外は、一般の方と同じです。(文責  清水)

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