No.11807 浸潤性小葉癌の治療について

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2015.12.09 H.S. 0 Comments

はじめまして。宜しくお願い致します。右乳房に小さな3つのしこりがあり、扇形切除を行いました。センチネルリンパ節生検の結果、リンパ節廓清も行いました。術後の診察で「浸潤性小葉癌」と診断され、切り取った細胞の中に2ミリほどの癌が新たに発見されました。ホルモン療法の効くタイプなので、10年間薬を飲むことと、プラスして3か月間の抗がん剤も考えた方が良いとの事でした。今回の相談は、今後の治療方針についてです。
①放射線 ②乳輪乳頭温存乳房切除術 ③全摘 が考えられると言われました。浸潤性小葉癌は再発や転移しやすいと聞き、それならば全摘して安心したいという気持があるのですが、「放射線を選んで、再発した場合に切除する」のと、「すぐに全摘する」のでは大差ないのでしょうか? 全摘してしまえば転移などの心配はないのではないか?、放射線ならば再発したときには他に転移してしまっているのではないか?など色々考えてしまい、決められずにいます。①、③それぞれのメリットデメリットなど教えていただけたらと思います。

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2019.01.19 斎藤 0 コメント

ご相談ありがとうございます。私のお返事でH.S.さんの疑問が少しでも減ればうれしく思います。今回のご相談は温存術後に、放射線を行うか再手術による全摘を行うかで迷っておられるのだと思います。頂いた情報からは腫瘍径やリンパ節の情報が不明なため、一般的なお返事しかできません。浸潤性小葉癌は画像診断で癌の存在する範囲を見極めるのが難しい癌の一つです。扇形切除の断端(切り口)と癌との距離が非常に近いのであれば全摘術をお勧めする理由の一つになります。放射線のメリットは、乳房の形状を左に近い状態に維持できる事です。デメリットは残した右乳房に癌が残っている可能性を完全に否定できない事です。放射線術後に右乳房に再発を認めたときは、そのときに全摘を選ぶ事も可能です。全摘のメリットは残した右乳房に癌が残っていたかどうかをきちんと判断できますし、癌を取りきる事が可能です。デメリットは美容的な左右差が生じますが、これは再建術で補う事が可能です。ご担当の先生とよくご相談して、治療法を選択して頂きたいと思います。(文責 斎藤)

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