No.12146 小葉癌と診断されました

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2019.01.24 kasakasa (匿名) 0 Comments

右胸、石灰化している部分の細胞診をし、初期の乳管癌と診断されました。範囲は1㎝ぐらいとの見立てで、3㎝ぐらい部分切除をしました。病理検査の結果、非浸潤性小葉癌との診断。切除した細胞の端まで癌細胞があり、取り残しの可能性があるので、再切除をすることになりました。どのくらいのひろがりなのか、切除してみないとわからないとのことです。部分切除か全摘かの選択を迫られていますが、再発などを考えると部分切除よりも全摘出の方がよいのでしょうか。乳管癌と小葉癌とでは、その選択に違いがあるのでしょうか。

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2019.01.25 0 コメント

非浸潤性小葉癌はまれな組織型で、非浸潤性乳管癌と比べてもかなり頻度が低いと言えます。またその治療法も諸説あり、確定されたコンセンサスがまだ存在しないのが現状です。切除した断端に癌があったということを「切除断端陽性」と表しますが、この場合の選択肢としても、①乳房全摘する、②乳房部分切除(追加切除)する、③切除せず放射線治療をする、④何もせず経過観察するなど、いずれも考えられます。浸潤性小葉癌はそのまま放置しても浸潤癌に発展することは少ないとも言われており、一方では浸潤性小葉癌に罹患したこと自体が反対側の乳房も含め今後乳癌になりやすい性質を示すものだとも言われております。最初に申しましたように、とても頻度の低い組織型でありまだ解明されていない部分も多いと考えられます。これらも含め主治医の先生と今後の方針をよく検討なさってください。納得のいく治療をお受けになることを願っております。(文責 谷)

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