No.12174 葉状腫瘍 追加手術の必要性について

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2019.03.03 匿名 0 Comments

30代女性です。数年前から、線維腺腫(葉状腫瘍も否定できない)と診断された腫瘍の経過観察を行っています。一般外科および乳腺外科で、超音波複数回、マンモ3回、針生検2回しております。その間に、腫瘍は8mmから3cmを超えるまでに急成長。半月ほど前、一般外科で、1時間40分に渡る摘出手術を局所麻酔でいたしました。ガイドラインに沿ってマージン1cm以上を希望しましたが、マージンは1mm、多いところで5mmしか取っていないとのこと。

病理検査の結果は、葉状腫瘍。所見は、「健常部と境界明瞭な病変であり、細長く延びた腺管を伴い葉状に増生した線維芽細胞よりなる腺腫で、葉状腫瘍です。やや細胞密度の増した領域もありますが、分裂像やbizarre核はありません。悪性所見はありません。断端陰性。」でした。

執刀医には、”取り残しはないが、他院にセカンドオピニオンを求めるように”と言われております。術後の超音波検査や経過観察等の話はありませんでした。

【ご質問】
1)上記所見は、良性または境界型のどちらでしょうか。
2)細胞密度が増した領域とは、悪性を示唆しますか。
3)追加手術は必要ですか。必要な場合、術後何日以内にした方がよろしいですか。また、前回の執刀医に追加手術をお願いすべきですか。
4)断端陰性=周辺組織に残存なし、と判断できますか。
5)病理医によって所見は異なりますか。

マージンなしの摘出のため、再発や悪性化を大変恐れております。よろしくお願いいたします。

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2019.03.03 須田 0 コメント
  1. 直接診察したわけではありませんが、所見から判断すると良性だと思われます。
  2. 悪性を示唆する要素の一つではありますが、他の要素(分裂像やbizarre核)が認められないので、悪性所見なしという事になります。
  3. 追加手術は必要ないと思います。
  4. 娘結節がなければ、残存なしです。
  5. 貴女の場合、所見が異なることはないと思います。

納得のいく治療を受けることが大前提ですから、不安や疑問がある場合は、主治医のおっしゃるようにセカンドオピニオンを求めるのも一法かもしれません。(文責 須田)

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