No.12177 単孔性分泌について

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2019.03.11 M.S (匿名) 0 Comments

私は36歳、3歳6ヶ月になる女の子がいます。娘が1歳になるまで授乳しており、左より右のおっぱいの出がよく、右のおっぱいをよく飲ませていました。約1ヶ月前から右乳頭の一箇所から分泌物があります。乳頭を強めに摘むと、白色のドロっとした物が少量でます。心配になり、病院を受診、エコー、マンモグラフィ、分泌物の細胞診を行いました。エコーとマンモグラフィの結果は異常なしでしたが、細胞診の結果はクラスⅢaと言われ、3ヶ月後に再検査となりました。先生からは、「そんなに心配することないよ。」と言われましたが、とても不安です。またネットで調べたところ、単孔性の分泌は良くないとのっており、とても心配になりました。3ヶ月待たずに、セカンドオピニオンとして別の病院を受診すべきでしょうか?

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2019.03.11 久保内 0 コメント

確かに単孔性の分泌は、乳管内乳頭病変(腫瘍)を疑う主訴です。そこで分泌液細胞診がClassⅢaであったとすると、その可能性が否定できませんが、そうではなく炎症の可能性も完全には否定できません。もし乳管内乳頭病変だったとしても、その8割は乳管内乳頭腫で、乳癌の可能性は2割程度です。また、その乳癌は非浸潤癌(0期の乳癌ですよ)が大多数を占めるので、生命に影響することはほとんどありません。またエコーで異常がなかったとのこと、有ったとしても2~3mm以下の病変でしょうから、見つけるのは至難の業です。行うとすれば造影MRIと乳管造影ですが、マンモやエコーのように繰り返し行える検査ではなく、結構大変な上、エコーでの拡張乳管が無ければ、原因究明が出来ないで終わることが多いと思います。可能性は少ないですが、最悪の場合でも非浸潤癌の小さいものしか想定されないので、3~6ヶ月後のfollow up(途中で血清分泌に変化するとか、腫瘤が触れるようならばその限りにあらずですが)で十分だと思います。(文責 久保内)

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