No.12184 術前化学療法について

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2019.03.18 匿名 (匿名) 0 Comments

66歳女性。乳頭下におよそ3センチ大の腫瘤を自覚し、エコー、マンモグラフィー、生検を行った結果、乳管がんと診断されました。現在、追加で組織検査が行われ、近日中にCT、MRI検査の予定でいますが、担当医からは、手術前に抗がん剤治療を受けることが現在の治療の標準であるとの説明がありました。それでも、「どうしても先に病巣を取り除いて欲しいという希望があれば、先に手術を選択することも可能だ。」とも言われました。どちらを選ぶべきなのでしょうか。ご回答、よろしくお願い致します。

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2019.03.18 斎藤 0 コメント

ご相談ありがとうございます。私のお返事で少しでも疑問が減れば嬉しく思います。

手術前抗がん剤治療の適応についてご説明致します。

① 患者さんが乳房温存手術を希望される場合は、手術前抗がん剤治療の相対的適応となります。現在腫瘍が3cmの大きさであり、乳房のボリュームにより温存術が難しい方と、それほど難しくなく形も大きく崩れない場合があります。どちらのタイプかは、ご担当の先生とご相談頂きたいと思います。

② 針生検の組織診断でホルモン受容体陰性乳癌やHER2陽性乳がんの方に手術前抗がん剤治療を行い、乳がんが完全に消えた場合(病理学的完全奏効と言います)は、消えなかった場合と比較して予後(今後の見通し)は良好である可能性が報告されています。この完全にがんが消える状態を目指して、腫瘍が小さくても手術前に抗がん剤治療を行う場合もあります。ご担当の先生がなぜ手術前に抗がん剤をお勧め下さったのかを再度ご確認頂いた後に、これからの治療法をご選択頂きたいと思います。(文責 斎藤)

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