No.12203 扁平上皮癌

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2019.05.01 匿名希望 (匿名) 0 Comments

乳癌 特殊型 扁平上皮癌と診断されました。症例数が少なく、予後が悪いとあり、病期別で見ると普通の乳癌と変わらないとも記載がありますが、不安で不安で仕方ありません。しかし、負けずに初期治療での根治を目指しております。今後の治療の選択についてアドバイスいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

・針生検診断?

浸潤性乳管癌、ルミナルb (ER 10%未満、PgR 1%未満)、Ki67(60-70%)

・これまでの治療

術前化学療法としてEC2クール実施するも、しこりが急激に大きくなり、手術に切り替えました。

・病理結果

大部分が扁平上皮癌(T3N0M0) ルミナルb (ER 5%、PgR 0)、Ki67(40%)、核グレード3、治療効果 グレード1a、断片陰性

・今後の治療方針

化学療法+放射線+ホルモン療法、化学療法はパクリタキセル(12回 or dd)もしくはタキソテール

質問①

タキソール系の薬の種類は、どれが一番効果が高いと考えられるか? ホルモン感受性が低いため、トリネガと考えるならddパクリタキセルを勧められております。

質問②

ECを追加する必要はありますか? 原巣癌の成長を抑えることはできませんでしたが、微小転移の小さな癌にはECが少しでも効いているなら、残りの2回を行いたいと思っておりますが、主治医からは、追加の意義は少ないと言われております。また5-fu系が有効な例もあり、可能であればFECも考えたいと思っております。

質問③

他の抗がん剤を追加した方がよいか? カペシタビンor S-1を追加した方がよいでしょうか?

質問④

抗がん剤の開始は少しでも早い方が良いでしょうか? もうすぐ術後1ヶ月が経過します。転移している癌が少しでも大きくならないように、一日でも早く抗がん剤治療に入りたいと思っております。現在、地域の中核総合病院で治療を受けております。特殊型なので、腫瘍内科医のいるがん専門病院で治療した方がよいのではないかとのことで、転院も検討しております。大型連休を挟むため、転院すると治療が数週間遅れてしまうリスクがあり大変不安です。

 

以上です。よろしくお願いいたします。

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2019.05.02 0 コメント

質問①について;日本で使用できるタキサン系の薬剤としてドセタキセル、パクリタキセル、アブラキサンがあります。効果としてはいずれも同等と考えてよいかと考えます。

質問②について;ECによる術前化学療法でしこりが大きくなった経験があるとのことですので、ECを追加しても効果は薄いと考えます。

質問③について;カペシタビンやS-1は補助療法(再発予防)としての使用での効果は認められておりません。ユーエフティの使用であれば検討の余地があるかもしれません。

質問④について;主治医の先生の方針で問題がないものと思われますので、あえて転院の必要はないと私は考えます。(文責 谷)

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