No.12249 全般的

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2019.09.19 匿名希望。 (匿名) 0 Comments

抗がん剤が予防になるとは思っていませんが、ステージ低く、抗がん剤をしても再発するのは何故でしょうか。再発する人、しない人、何が違うのでしょうか。もちろんステージやサブタイプ、色々あるのはわかりますが、ステージが高くても再発しない人もいます。乳ガンは10年観察が必要なのは長いです。不健康な生活でもガンにならない人もいます。ガンになる体質とかあるのでしょうか。私は6年前に温存、放射線、ホルモン治療を終え経過観察になりました。49歳です。毎年検査する度に不安でいっぱいです。

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2019.09.19 清水 0 コメント

とても難しい質問ですね。 

1)こう考えてみてはいかがでしょうか。乳癌の患者さんが100人いたら、その100人の性格、考え方、体格等は100通りですよね。一人として同じ人はいません。したがって、その100人の乳がんも100通りあるのです。この100人に平均的なサイズの洋服を用意したとすると、その服がぴったり合うのは数人でしょう。そこで、100人を身長160cm以上か以下か、体重が60kg以上か以下かで、高身長高体重、高身長低体重、低身長高体重、低身長低体重の4つに分けて、それぞれに合う洋服を4種類用意すると、先ほどよりは服が合う人はふえてきます。現在の乳がんの治療はこんな感じです。サブタイプで乳癌を4つに分けたことで、高身長の人に小さい服を着せたり、高体重の人に細い洋服を着せることはなくなりましたが、全員にサイズがぴったり合ったオーダーメードの洋服を提供するレベルには達していません。答えになっていないでしょうか?

2)乳癌になる体質があるかと聞かれれば、あるかもしれないし、ないかもしれないという答えになります。発がんというのは、貴女が両親から受け継いだ体質(遺伝子変異ともいう)に、生まれてから周りの環境(宇宙からくる放射線、空気、食べ物等)の影響によって細胞が受けるダメージ、さらには妊娠出産、月経状況、ストレス、生活習慣等によって生じた体質の変化(遺伝子変異)が重なってくることでおきます。アンジェリーナジョリーさんのように母親から受け継いだ体質が、非常に乳がんになりやすい体質であれば、他の因子の影響が少なくても乳癌になってしまいますが、そうでない人にとっては、その他の因子の影響の方が大きいのかもしれません。不健康な生活も細胞に悪影響を与えることは間違いありませんが、それだけで発癌するわけではないのです。原則として、人間は高齢化すると、がんや認知症、心臓病、脳血管障害が増えてきます。これは主に環境因子、特に宇宙からくる放射線による細胞のダメージ(遺伝子変異)が、年を追うごとに蓄積していくためです。ですから、避けがたい現象なのです。それが、若い時に起きるということは、生まれ持った体質が影響しているのではと考えられています。

3)乳がんの経過観察は10年ではなく一生です。転移再発が手術後20年後、30年後に起きることは珍しいことではありませんし、温存した乳房、対側の乳房に乳がんができる確率は年々高くなっていきます。そうなると、一生不安に思って生活しなければいけないのでしょうか? どんなに転移再発しないように神様にお願いしても、手術後のすべての治療が終わった時点で貴女の運命は決まっているのです。ですから転移しているかどうかを心配するより、今の生活が元気に送れているかどうかを目標にした方が闘病しやすいのではないでしょうか。このような難しい話を、この回答室でお話しするのは限界があります。時間があったら、主治医の先生に聞いてみてください。(文責 清水)

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