No.12255 リンパ節郭清のレベルについて

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2019.10.12 M 0 Comments

母が乳癌手術をしました。腫瘍は、MRでは1.3センチ、手術後は1.5、1.2でした。これだけなら初期なのでしょうが、脇のひとつのリンパが大きく腫れていました。術前は1つしか見えないけど、もしかしたら隠れているのかもということでした。手術が終わって、10個のリンパをとりましたと言われ、他の情報サイトで見る数より少ないなと思ったら、レベル1までしか郭清されていませんでした。しかし、他の病院では、明らかなリンパ転移がある場合、レベル2まで郭清というところばかりで、何で1までしか郭清してくれなかったのかと思ってしまいます。リンパ転移は明らかでした。結果10個中2個に転移ありだったので、ステージ2aなのですが、レベル2に何個かあったらと思うと、また再発率が変わってくるので複雑です。先生は、レベル1に2個だったら、レベル2には転移していないと考えていいと言われたのですが、本当ですか? 追加で郭清して貰うことはできるのでしょうか?

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2019.10.12 高橋 0 コメント

ご相談、どうもありがとうございます。明確なリンパ節転移が手術前に確認された場合には、レベルIIまでのリンパ節郭清をおこないます。一方で、リンパ節が一つ腫れているかもしれないが明確ではない場合には、レベルIまでのリンパ節郭清で手術を終える可能性がございます。リンパ節転移は、一般的にレベルIからII、Ⅲと進んでいくので、主治医の先生のおっしゃる通りかもしれませんが、レベルIに2個であれば、レベルIIには転移していないとは断言はできません。今後も慎重に、エコー検査などでリンパ節の確認を継続していく必要はございます。どうしてもご希望であればリンパ節郭清だけを再度お願いしてみても良いかもしれません。

昔は何がなんでもしっかりとリンパ節郭清をおこない、乳房も脂肪も残さずに徹底的に手術で完治を目指した時代もあります。しかし、その結果、腕が腫れたり、痛みがいつまでも残ることも多いため、出来るだけ乳房も温存し、リンパ節郭清も控えめに行なう方向に向かっています。バランスがとても難しいですね。今後の再発予防のために必要なことを、再度主治医の先生ともご相談くださいませ。応援しています。(文責 高橋)

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