No.12327 リンパ節郭清の手術後について (HPNo.12324-2)

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2020.01.09 匿名 0 Comments

腋窩リンパ節手術は縮小傾向にあるというのは、どのような意味ですか? 全部取ってもリンパ浮腫になる人は500人に1人くらいと説明されましたが、縮小とは全部取らない傾向にあるという意味ですか?

 

 

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2020.01.09 須田 0 コメント

早期乳癌であっても、一定の割合でリンパ節転移がみられるため、以前は、手術時に腋窩リンパ節の郭清を行うのが標準治療でした。しかし、近年、リンパ管に入った癌細胞が最初にたどり着くリンパ節を手術時に摘出して転移の有無を調べる「センチネルリンパ節生検」の方法が確立され、センチネルリンパ節生検で転移が認められなければ、腋窩リンパ節郭清を行わないようになりました。この生検方法のお陰で、全乳癌の60%強について、不必要な腋窩リンパ節郭清を避けることができるようになり、以前に比べて、重症のリンパ浮腫を起こす頻度も減少してきています。乳癌治療も日進月歩、それに伴って、薬も術式も変化してきているということです。(文責 須田)

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