No.12334 転移と検査について

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2020.01.18 ひかり 0 Comments

手術後7年、アロマターゼ阻害剤5年服用しました。現在転移が不安でたまりません。特に骨、肺、肝臓への転移が多く、肺、肝臓はすぐ命にかかわり、骨は根治しないと聞きます。一般的に骨、肺、肝臓等への転移を見つけるには、どういう検査を、どの位期間を空けてすることが有効だと思われますか? また、どんな症状が出たら検査したら良いのでしょうか? 発熱も症状の一つでしょうか? PET検査は、骨、肺、肝臓等への転移がわかり、確定できる検査ですか? 又は他に何か検査を追加して、転移と確定されるのでしょうか? また、PET-CT検査とPET検査の大きな違いとメリット、デメリットは何でしょうか? 被爆を考えると、PET検査してからCT検査するとか、またMRI検査はどんな時にしたら有効だと思われますか? よろしくお願いいたします。

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2020.01.19 俵矢 0 コメント

何も症状がないときに、骨、肝臓、肺などへの遠隔転移を見つけるためにCTやPET 骨シンチグラフィー等を定期的に行って、転移を早くみつけても、何らかの自覚症状があって転移が見つかった場合に比べて 生存率は向上しないと考えられています。ですので、定期的な画像の検査は定期的にする必要はないです。例えば骨転移ならば、転移部位に痛みが出ます。何かいつもと違った症状があったら、主治医の先生に相談してみてください。検査が必要な場合は、検査を勧めてくれると思います。検査を受けるより、術後5年間アロマターゼ阻害剤を服用していただいたことが再発のリスクを下げていますから、治療したことに自信を持って、元気なら心配しないで良いです。再発する不安は、みんなが持っています。それは検査をしても消えません。患者会に参加したり、がんのサポート外来などが病院にあれば相談してみるのも、不安を解消するのに良いかもしれません。反対側の新たな乳癌や、手術した温存乳房内の新たな病変は、早く見つけた方が治療効果は上がるので、術後10年くらいは、年に一回はマンモグラフィ等で検査してもらうと良いでしょう(これは多分、主治医の先生がやってらっしゃると思います)。(文責 俵矢)

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