No.12363 術後の治療について

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2020.02.16 C.O. 0 Comments

42歳です。2020年1月に左乳房温存手術を受け、昨日最終的な生検結果が出ました。抗がん剤治療を行うか行わないかで迷っています。

・25×25×15mmの浸潤癌 (非浸潤癌と合わせて45mm) ・リンパ管内に癌あるが、リンパ節転移なし0/4 ・血管内に癌なし、断端陰性 ・核グレード2 ・ki67 10~20% ・ER、PR 陽性 ・HER2 1+ との結果、ルミナールAと診断されました。

年齢と腫瘍サイズから、

①TC療法→ ホルモン療法(内服10年、皮下注射2年)、 放射線治療

②ホルモン療法、放射線治療

の2つの選択肢を提示されました。

最初の病院では抗がん剤治療の必要なし(放射線治療ができない為、手術前に転院)、転院後最初の診察では抗がん剤治療も考慮に入れる、手術前の診察では抗がん剤治療必要なし、そして今回、手術前の生検と結果は同じでしたが、抗がん剤治療も選択肢に入ると、治療方針が二転三転している為、決めきれない気持ちがあります。カンファレンスでも意見が割れているのでは?とも思ってしまっています。抗がん剤治療のメリットと副作用のデメリットを考えた場合、どちらを選択した方がよいのでしょうか? アレルギーとして、セフェム系の抗生物質には嘔吐があります。よろしくお願いします。

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2020.02.16 清水 0 コメント

ER,PRの陽性の程度(Allred score, NSAS-BC scoreなど)が不明ですが、これらが高値のLuminal Aであれば、化学療法によって得られる効果は小さいので、内分泌療法単独が勧められます。しかし、化学療法の効果が全くないというわけではないので、副作用は厭わず少しでも生存率を高めたいと考えるのであれば、化学療法を行うことを考慮しても良いと思いますが、化学療法の効果と副作用のバランスを考えるのであれば、標準治療として内分泌療法単独を選択するのが良いのではないかと思います。(文責 清水)

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