No.12010 トリプルネガティブ

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2017.02.07 M.S. 0 Comments

私の妻ですが、トリプルネガティブ 2b ki67 70-80 で抗がん剤治療が終わり、術前の画像診断では、マンモでしこりは消えていました。造影MRIも撮りましたが、特に何も言われていません。その後、手術の範囲の印付けでエコーをやりました。手術後の先生の話では、抗ガン剤が非常によく効いて画像ではあまり分からなくなっていて、エコーでその名残りらしいところが僅かにあったので、術前抗ガン剤の画像と照らし合わせて、手術範囲を決めて、その部分を取ったとの事でした。特に触っても肉眼でも病変はなく、あとは顕微鏡で観て、あるかどうかとの事でした。リンパ節はレベル2までとったそうです。レベル2,3には見えるリンパ節はなく、触っても分からないとの事、レベル1では確認できるリンパ節はあったようですが、あまり大きくなく、また見た目明らかな転移は見つからなかったそうです。ですので、あとは3/10の病理検査の結果次第で放射線の範囲を決めるそうです。もしリンパ節に1個でも転移が残っていたら鎖骨とかルートのリンパ節にも抗ガン剤やった方がいいが、もしなければ乳房だけでいいかもしれないとの事でした。先生からは、おそらく乳房だけの放射線治療の可能性がそこそこ高いと言っていただきました。このような状況ですが、病理検査の結果が出るまでは不安です。お尋ねですが、トリプルネガティブの場合、ccrとpcrの乖離はどの位あるのでしょうか? ネットで調べると、乳癌学会の資料に『MRIと超音波によるcCRと実際のpCR診断を評価した結果、・・・MRI+超音波では感度は79.1%、特異度は98.6%であり・・・』『術前画像診断でcCRと診断された91例における陽性的中率は、ER陽性乳癌92.9%、ER陰性HER2陽性乳癌81.5%、トリプルネガティブ乳癌100%だった。』とありましたが、どういう意味でしょうか? よろしくお願いします。

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2018.04.13 石川 0 コメント

①『MRI+超音波』でcCRと判定されたが、実際にpCRだったのは79.1%(20.9%には腫瘍が残存していた)、cCRでない(腫瘍がまだ画像的に残っている)と判定された症例の98.6%に実際でも腫瘍が残っていた(pCRだったのは1.4%のみであった)。
②『術前画像診断』でcCRと診断された症例でpCRだったのが、ER陽性乳癌では92.9%、ER陰性HER2陽性乳癌では81.5%、トリプルネガティブ乳癌100%であった、すなわちトリプルネガティブ乳癌ではcCRならpCRと予想されるという意味だと思います。(文責 石川)

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