No.12394 乳房温存部分切除か乳腺全摘出か

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2020.03.21 匿名 0 Comments

47歳で、昨年9月に左乳房上外側部乳Car浸潤性乳管癌との診断を受けました。病期は、cT2N1MO(StageⅡB)で、PET検査の結果、遠隔転移なし、左腋窩リンパ節転移でした。病理検査の結果は、小胞巣状、柵状、小充実性に増殖する硬性型の乳管癌で、脈管内侵襲や脂肪織浸潤は見られず、ER40%;J-score3a, PhR40%;J-score3a, Ki-67(20%), HER2 score2+でした。10月より3月上旬まで術前化学療法を実施、パクリタキセル12回、ハーセプチン7回投与。MRIと超音波検査の結果、著明に縮小し、c領域に5cmほどの濃染域認識されるとのこと。主治医からの手術説明としては、乳房部分切除とセンチネルリンパ節生検を提案されました。私としては、乳頭までいっていないとのことでしたので、乳頭を残して乳腺全摘出した方が、放射線治療や追加切除の可能性がなく、再発率が低く、生存率も高いのではと考えていましたが、生存率はそんなに変わらないので、外見を気にして温泉などに入れなかったりする方が辛いのではとのお話でした。どちらにするか決断は本人に任され、悩んでいます。長くなり申し訳ございません。見た目よりも、家族のために少しでも長く生きたいのです。生存率は本当に変わらないのでしょうか。アドバイスをお願いします。

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2020.03.22 高橋 0 コメント

ご相談どうもありがとうございます。手術方法についてお悩みですね。理論上は、乳房温存手術と放射線治療を併用することと、乳房全摘術に生存率の差はないとされております。ただし今は、乳房再建も保険適応となっております。ですから乳頭温存皮下乳腺全摘をおこなって同時乳房再建をおこなう方法、あるいは数ヶ月後に乳房再建をおこなう方法も選択肢に入ってまいります。もちろん乳頭温存皮下乳腺全摘術と同時に乳房再建をおこなうべきかどうかは、議論の分かれるところです。一度、乳房再建をおこなっている施設にご相談なさるのも良いかと存じます。主治医の先生にも上手にご相談なさってくださいね。応援しています。(文責 高橋)

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