No.12411 部分切除後の断端等

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2020.05.02 しょうこ 0 Comments

3月下旬に部分切除し、病理結果で、in situが断端1~2ミリまで接近し、in situの断端浸潤を完全には否定できないが、病理報告ではなしとの事で、先生も断端に露出してないから陰性と言います。対がん協会の相談の医師は、5ミリで陽性と言っており、心配になりました。病院や先生によって違うのでしょうか。断端の標準の考え方を教えて下さい。 

術前生検では1センチだったので部分切除にしましたが、術後は2.7センチでした。先生は取り切れているから大丈夫と言いますが、断端近接では局所再発の不安があります。私から全摘の手術をお願いしましたが、取り切れているから必要ないと言われました。このままだと、5月から30回放射線治療で、断端部分にboost照射するようですが、それだけで局所再発防止になるのか疑問です。また、最近のコロナ状況下で放射線治療をすると免疫低下して重症化しやすいとか、肺に当たると肺炎になるリスクもあると聞き、かなり心配です。

長文になりましたが、よろしくお願いします。

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2020.05.02 須田 0 コメント

乳がん切除標本の断端の検索について、断端陽性とする診断基準は様々あります。断端陽性の定義は、「①切除断端に癌が露出 ②切除断端から1mm 以内に癌巣あり ③同じく2mm以内 ④3mm 以内 ⑤5mm 以内 ⑥10mm以内」などです。乳癌診療ガイドラインでは以下のようなことが推奨されています。

(1)浸潤性乳癌の場合

2005年の厚生労働科学研究費「標準的な乳房温存療法の実施要綱の研究班」では、ホルマリン固定後、全割による断端検索法で、切除断端から5mm以内に癌巣があれば切除断端陽性とすることを推奨しています。その後、2018年には、stage1・stage2の浸潤性乳癌では、再切除となる断端陽性の定義は切除断端に癌巣が露出していることとなっています。

(2)非浸潤性乳癌

乳癌診療ガイドラインでは、再切除となる断端陽性基準の定義は、2mm未満が推奨されています。

従って、対がん協会の先生は、「標準的な乳房温存療法の実施要綱の研究班」の基準の定義を話されたのだと思います。

 

新型コロナウイルス感染症については、放射線治療を行ったグルーップや抗がん剤治療のグループは、一般の健康なグルーップより抵抗力が弱まっている可能性があり、おっしゃるとおり、感染すると重症化するリスクは、一般の人より高くなることが考えられます。新型コロナウイルス感染症の経験がないので何とも言えませんが、いつ放射線治療を開始するかは、主治医や放射線科医と相談して納得のいく治療をすすめてください。(文責 須田)

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