No.12449 トリプルネガティブ、再発肝臓転移の治療法について

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2020.06.21 ひらや 0 Comments

71歳の母についてです。昨年5月に右乳ガンステージ3cとの診断を受け、化学療法の後に11月に手術をうけました。今年1月から放射線治療のためにCTを受けたところ、肝臓に2.5センチの転移がみつかりました。その後、5月までゼローダを服用していましたが、マーカー上昇し、肝臓の癌が3.6センチに増大していたため、6月からタキソール+アバスチンを3投1休で受けることになりました。しかし、2回目の抗がん剤は白血球減少で受けられず、3回目は更に白血球が減少していたため、抗がん剤は中止で、白血球を増やす注射を打ってきました。また来週から再開の予定です。抗がん剤を変えてから持病の腰痛がものすごく悪化しており、生活に支障をきたしております。私としては、白血球をあげる注射も体には負担になると思うので、自力での回復を待ってのサイクルで、そして場合によっては量を減らしてもよいのではないかと思っているのですが、母は注射をしてでもたくさん抗がん剤を使った方が効果があるのではと、意見が割れております。母の場合、どのように治療を続けるのがベストと思われるのでしょうか? また、肝臓の転移が1つなので、肝動注療法も効果的ではないかと思い主治医に相談したのですが、全身に転移しているからと断られました。でも、私としては、このまま抗がん剤治療のみ続けるよりも予後が改善するのではないかという思いが消えず、診察だけでもしてもらえないかと考えておりますが、難しいのでしょうか?

 

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2020.06.21 俵矢 0 コメント

肝臓の転移が1個とのことですが、それはCT検査等で見えるものは1個だけと考えてください。転移のあるがんの治療は、肝臓やその他の臓器にもまだ目に見えない病変が背景にあると考えて治療をします。肝臓の動注は、全身にあるであろう目に見えない転移には有効ではなく、予後が改善することはないと思います。治療の目標は 今見えるがんの病変を小さくすることではなく、がんをコントロールしながら元気で過ごせる時間を長く取ることです。抗がん剤でうまくがんをコントロールするには、効果のある抗がん剤を上手に使うことが大事です。相談者さんがいうように、副作用でしんどい時は薬を休んだり減量したりして体力を回復させることも治療のうちです。いずれにせよお母様と担当医の先生と相談者さんでよくお話しして、お母様に適した治療を続けていってください。(文責 俵矢)

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