No.12523 センチネルリンパ節生検で見つかった微小転移と脈管侵襲の関係について

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2020.10.04 ZZ 0 Comments

先日、乳房温存手術を受け、術中にセンチネルリンパ節生検を行いましたが、センチネルリンパ節3個のうち、1個に微小転移(シグナル、とおっしゃっていました)が見つかったそうです。
腋窩リンパ節郭清は行いませんでしたが、微小でもセンチネルリンパ節への転移がある場合、病理検査で脈管侵襲が認められるのではないかと考えていますが、この認識はあっておりますでしょうか?
腫瘍自体は、おそらく2cmちょうどか少し小さいくらいですが、脈管侵襲があると腋窩リンパ節転移ありと認められるため、ステージが1から2aに上がるのではないかと思っています。センチネルリンパ節生検で微小転移が見つかった場合でも、脈管侵襲が認められない場合もあるのかもしれませんが…。センチネルリンパ節生検はOSNA法で実施しています。

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2020.10.05 須田 0 コメント

センチネルリンパ節に転移があったと言うことは、病理検査で確認されるかどうかにかかわらず、癌細胞がリンパ管浸潤によりリンパ節転移をおこした訳ですから、脈管侵襲があったことになります。そして、乳癌の病期は、ステージ分類上、「大きさが2cm以下でリンパ節レベルⅠ,Ⅱ転移あり」は、ⅡA期となります。

乳癌の治療で、病期(進行度)ステージⅠ~ステージⅢAの標準治療は、手術療法です。しこりが大きい場合は、手術前に薬物療法を行って、しこりが小さくなってから手術を行います。一方、センチネルリンパ節の転移が微小(2mm以下)であった場合、その他の腋窩リンパ節に転移が存在する可能性が低いため、腋窩リンパ節郭清手術を省略することができます。手術後の治療として、手術で切除した組織を調べ、乳癌の大きさ、性質、悪性度等を確認、検討し、再発のリスクが大きい場合には、放射線療法や薬物療法を行うことになります。手術後の治療については、主治医の先生にしっかりお話を伺って、納得のいく治療をして下さい。(文責 須田)

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