No.12553 トリプルネガティブ再発リスクについて

373 views
2020.11.01 MT 0 Comments

10月に左胸全摘、リンパ節郭清をしました。病理検査の結果、リンパ節35個中21個の腫れがありました。また、術前化学療法で、心臓が悪いため、パクリタキセル単体で12回行い、病理の結果1 A という結果でした。グレード3、脈管侵襲+でした。

1)再発リスクは高いのでしょうか?

2)ステージが3aから脇のリンパ節が多い為3cになるのでしょうか?

3)予後は悪いのでしょうか?

宜しくお願いいたします。

Changed status to publish
2020.11.01 須田 0 コメント

乳癌は、シコリとして見つかった時、または見つかる以前から、すでに体のどこかに癌細胞が微小転移の形で存在していると考えられています。この様な微小転移が、骨・肝臓・肺・脳などで育って、1㎝前後の大きさになると、CT、MRI 、PET-CTなどで遠隔転移として画像診断され、転移再発となる訳です。微小転移を伴う確率は、腫瘍の大きさ、リンパ節転移の有無、癌細胞の悪性度等により推定することになります。

貴女の場合、乳癌の病期分類でステージⅢAという事ですので、おそらく腫瘍の大きさは5㎝程あったのだと推測します。また病理検査の結果、リンパ節35個中21個に「腫れがありました」とありますが、病理検査ですので、おそらく21個に転移があったと思われます。ステージⅢAの場合、リンパ節転移の数が多くても、ⅢCにはなりません。

パクリタキセル治療後の組織学的治療効果判定基準では「ⅠA」とありますが、「グレードⅠa」と考えられます。この意味は、「やや有効、軽度の効果あり」ということです。「グレード3」とありますが、これは癌細胞の悪性度のグレードで、悪性度の高い癌細胞です。脈管侵襲(+)は、「癌周囲の血管やリンパ管の中に癌細胞が見られる」ということです。以上より、癌の大きさ、リンパ節転移の数、癌細胞の悪性度から推定すると、遠隔転移(再発)のリスクが高いと考えられます。今後の治療法等については、主治医の先生と充分にご相談ください。(文責 須田)

Changed status to publish
Question and answer is powered by AnsPress.io
  • 会員の紹介
  • 乳がんについて