No.12704 乳がんの治療法について

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2021.08.04 ヒロ 0 Comments

56歳、37歳の時に乳がん発見。4ミリの大きさで、センチネル精検ではリンパにも無かった為、部分切除しました。早期がんでした。早く見つかってラッキーだった、という感じでした。その後、2度も腫瘍が見つかり、3度目で全摘しました。その間も、全摘後も、検査や定期検診を受け、ホルモン内服も続けていましたが、56歳で再発、肺に転移が見つかり、ステージ4と宣告されました。今までずっと病院の指示通り、検査・内服治療を続けていたのに、何故見つける事ができなかったのか?見逃しでは?と思いましたが、「今、見つかる大きさになった」という事でした。初期で見つかった時には、すでに細かい癌が散らばっていた、という事でした。

初期に見つかれば治ると言われている乳がん。しかし、早期がんからずっと検査や治療を受けていても、いきなり末期のステージ4告知というのは、結局、初期に見つかって早期から治療しても意味がないように思えます。私の場合だけでなく、他の早期に発見・治療されている患者様も、結局私のような結果になるのでしょうか? 早期で発見し、ドクターの指示通りに治療・検査を行って来た私は、どうしていたら助かっていたのでしょうか? どうしていたら死なずに済んだのでしょうか?

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2021.08.04 清水 0 コメント

肺転移と診断されてとてもショックを受けていらっしゃると拝察いたします。しかし、貴方の例のように“手術時早期乳がんであっても術後20年、場合よっては30年経って転移再発が見つかることがある”というのも、他の癌では考えられない乳がんの特徴の一つなのです。もちろん全ての乳がんの方がそうなるわけではありません。そのような例は1%程度の確率で起こるといわれています。それは術後きちんと薬を内服し、定期的に検査をしていても起こりうることなのです。ですから、起きてしまったことを悔やんでいても始まらないので、これからどのように治療していくかを前向きに考えてください。幸い近年再発乳がんの治療薬も進化しています。諦めずに主治医の先生とよく話し合いながら治療を進めてください。その時に、決して乳がんを治してしまおうとは思わず、状態を悪くしないように、どのように共存していくかを考えながら治療していってください。考えてみれば、貴女はこの20年間乳がんの細胞と共存してここまで元気に暮らしてきたわけです。ですから今まで小さくて見えなかったガンが見える大きさになったからと言って慌てることなく、これを更に大きくしないために、もしくはまた見えない大きさにするためにどのような治療が良いかを主治医の先生に考えてもらってください。(文責 清水)

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