No.12723 耐性が出来た時の治療方法について

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2021.09.04 H.Y 0 Comments

再発・転移乳がんで、ベージニオとフェマーラ内服治療をしています。治療を始めてから1年と3か月になります。以前、こちらの先生に質問した時に、フェマーラ+ベージニオという組み合わせの治療では、転移巣が再び増悪するまでの期間(無増悪期間)の中央値は28ヶ月という話でした。いずれ耐性ができ、今の薬が効かなくなると思います。
そこで質問ですが、今のベージニオとフェマーラの治療が効かなくなった場合、次はどんな薬治療になりそうですか? ベージニオの代わりに他の分子標的薬になりますか? それともホルモン剤がフェマーラから他の薬剤に変わりますか? どんな治療が一番良いと思いますか?
今の主治医はベージニオの経験がないので、何を聞いても分からないと言われます。なので、こちらの先生の意見をお聞きしたいです。こちらの先生ならどんな治療を薦めますか?
また血液検査でBlast値が1.0、Baso値が4.0と、どちらも高値でした。
Blastに関しては、普段検査をしない項目というのと、ネットで白血病の疑いがあるとの事で怖くなりました。ちなみに白血球は4.1、赤血球は2.98です。主治医からは何の説明もないので不安です。長くなりましたが宜しくお願い致します。

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2021.09.04 0 コメント

ベージニオ+フェマーラの再発治療中、1年3か月経過しているということなので、現在までのところこの治療は効果的に継続できているようですね。これまでの貴女の質疑応答を拝見して、初発から長い経過を経た再発病変であり、当面は内分泌加療(ホルモン剤)を中心に治療計画を立てることが得策であると思われます。貴女の次の治療を検討する場合、ガイドラインではいくつかの選択肢が並列されている現状です。今の治療が効果なくなった際の状況にもよりますが、私ならばフェマーラをフェソロデックス(という内分泌治療薬)に切り替えることを第一選択として考慮したいと思います。ベージニオを別のCDK4/6阻害剤であるイブランスに変えることも選択肢の一つだと思います。現在行っている治療が効果なくなってきても期待できる多くの選択肢がありますので、ぜひ前向きに治療に向き合っていただきたいと思います。応援しております。(文責 谷)

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