No.12726 同時異時性乳がんについて

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2021.09.13 M.T. 0 Comments

初めまして。45歳です。2015年 11月、左胸乳がん発覚。2.7cm、 リンパ節転移あり3/15、トリプルポジティブ。 

治療 AC療法 weekly pxl 12回、ハーセプチン17回、温存のため放射線1ヶ月、タモキシフェン。 2017年 卵巣摘出、アリミデックス。 

2021年 11月 右胸乳がん 1.4cmm  リンパ節転移なし、手術 温存。 トリネガ かつ braca1遺伝子があることがわかる。

治療 アドリアマイシンなどは心毒性のためできないとドクターに言われ、TC療法6サイクルを現在しています。トリネガの標準治療をしたかったのですが、できないため、再発がこわいです。タキサンはbraca1の遺伝子をもつトリネガには効かないとも読みました。色々な情報で、頭が混乱しています。ステージ1とはいえ、ほかに使えるぜロータやカルボプラチンのような抗がん剤は、初期治療につかえるのでしょうか? あと遺伝性乳がんのため、両方の胸は命を優先する為に取るべきですか? 悩んでいます。よろしくお願いします。

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2021.09.13 俵矢 0 コメント

AC療法に含まれるアンスラサイクリン系抗癌剤は、生涯で累積投与量が多くなると心不全等の心臓の副作用が出やすくなります。ですので、繰り返しの使用を避けたのだと思います。TCは妥当な治療であろうと思います。BRCA1の病的変異がある場合でも、タキサンが効果がないということはないと思います。 BRCA1遺伝子変異がある症例でプラチナ製剤の有効性が検討されておりますが、少なくとも現時点においては早期乳がんの周術期治療としての治療効果は定まっておらず、使わないと思います。ゼローダも同様に術後化学療法としては使いません。

予防的な乳房や卵巣の切除については、現在TC療法中とのことなので、抗がん剤治療が終了してから遺伝専門医や遺伝カウンセラーさん、主治医とよく話し合って、ゆっくり考えたら良いと思います。(文責 俵矢)

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