No.12806 抗がん剤治療をするべきですか?

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2022.05.04 ヒロ 0 Comments

私は、初発の手術から20年が経ち、2年前に肺とリンパに転移再発が見つかり、現在はベージニオ+ファマーラ治療をしています。いずれ薬の耐性ができ、抗がん剤治療になると思います。以前、耐性が出来た時の治療について、こちらの先生にお聞きした時は、フェマーラを変えるか、またはベージニオをイブランスに変える方法を教えて頂きました。しかし主治医はイブランスを使いません。なので、次はマニュアル通りの抗がん剤治療になると思います。そこで抗がん剤治療についてお聞きしたいと思います。腫瘍が小さくなっても生存率は変わらない、と聞いた事があります。奏効率が高い抗がん剤治療があり、腫瘍が小さくなったとしても生存期間は長くはならないとしたら、抗がん剤治療は行うべきなのか?行なった場合と行わなかった場合の効果はどう違うのか?治療した場合どうなるのか?と、思い始めました。
①生存期間が変わらない事やQOLを考えると、辛い抗がん剤治療を長く続けるのと、治療しないという選択は、どうなんだろうと考えたりします。抗がん剤治療をした場合と、しなかった場合の違いを教えて欲しいと思います。
②また私のような再発転移がんの抗がん剤治療は、辞める時がなく、死ぬまで永遠に抗がん剤を続ける治療になるのでしょうか?
③また、私は初発から20年経っていますが、3回も手術をしています。初発37歳、43歳、46歳に乳がん見つかり、3度の手術をし、2年前に再発転移が見つかりました。私のペースは乳がんの進行スピードとしては速い方なのでしょうか?
長くなりましたが、宜しくお願い致します。

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2022.05.04 清水 0 コメント

現在の治療はまだ奏功しているのですよね。20年目の再発となると、いわゆる晩期再発といわれ、通常の転移再発とは少し様相が異なります。基本的にホルモン受容体陽性乳がんが多く、進行もゆっくりなので、焦らずじっくり内分泌療法を行うことが勧められます。もし、現在の治療の効果がなくなってきたら、フェソロデックスを中心とした治療(フェソロデックス+ベージニオもしくはイブランス)が勧められると思います。転移再発治療の一般的な心がけとして、ガンを治そうと思わず、症状がない状態で長い間共存すると考える必要があります。一般によく言われているように、転移再発したがんは治すことは難しいです。転移再発による症状や治療の副作用を最小限に留めて、長生きすることを目指します。その意味で、ホルモン受容体陽性乳がんの転移再発の場合、比較的副作用の軽いホルモン療法をいかに長く使うかを考えます。少しくらい腫瘍マーカーが上昇した程度では、決してその治療をあきらめないことが肝心です。化学療法については、ご指摘の通り副作用も強く、即効性はありますが、効果が長続きすることは少ないです。ですから、転移再発での化学療法は、”痛い”とか”辛い”といった症状を改善する目的で使われることが望ましいと考えられています。もちろん最後にはがんに対する治療を選択せず、緩和治療のみを行なって平穏な日々を過ごすという選択肢もあります。これからは、一つの治療ごとに、その時点での症状とその治療の効果と副作用を天秤にかけて、治療を選択します。ただ、副作用は使ってみないとわからないですから、頭から治療を拒否することはせずに、まずは試してみて考えるという態度も必要になると思います。(文責 清水)

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