No.12826 婦人科検診

1679 views
2022.07.01 B 0 Comments

6年前に相談させてもらった者です。ご回答、ありがとうございました。39歳、妊娠0回です。先週、健診センターで婦人科検診(乳癌検診マンモグラフィー2方向と超音波、子宮癌検診)を受け、結果が届きました。

総合判定 E判定

「マンモグラフィー E判定」

・右側乳房 M-O領域 石灰化

・両側乳房 U-N領域 局所的非対称性陰影(昨年までとは別)

「超音波 E判定 」

・両側乳房 乳腺腫瘍

総合病院の乳腺外科に電話入れて予、約が7月下旬に取りました。予約まで間あくので、結果について教えて頂きたいです。

1) 局所的非対称性陰影、初めて聞きましたが、なんですか?

2)精密検査は、どんな検査をしますか?

3)結果から乳癌の疑いありますか?

4)領域の場所は、どの辺りですか?

 

右側は、2年前から石灰化(U-O領域)ありましたが、精密検査で良性でした。超音波も異常なしでした。6年前は、初めて受けた乳がん検診超音波のみ受けて、精密検査になり、ご相談しました。今回もご回答いただければ幸いです。よろしくお願いします。

Changed status to publish
2022.07.01 清水 0 コメント

1)“局所的非対称性陰影”とは、マンモグラフィー(MMG)の写真を左右並べて読影した時に、腫瘤陰影ではないが、部分的にやや濃い(白っぽい)部分があるということです。ガンがある場合、その影は白く写ります。ですから、局所的に濃い白い部分があった場合、その濃い部分の中に小さなガンが隠れている可能性があるということで、カテゴリー3要精検となります。がん以外では、良性の腫瘤があったり、正常の乳腺組織が重なった場合も局所的非対称陰影となります。

2)MMGが一方向(MLOのみ)であれば、二方向撮影(CC撮影)を追加します。二方向撮影で局所的非対称陰影を指摘された場合は、超音波(US)検査を行って、そこに腫瘤が隠れているかどうかを調べます。貴女の場合、超音波検査で両側乳腺腫瘤を指摘されているので、その部位がMMGの所見と一致するかどうかを考え、二つの検査所見から乳がんの可能性があるかどうかを判断して、乳がんの可能性があると考えられれば、穿刺吸引細胞診もしくは針生検を行うことになると思います。

3)総合判定がEということは、可能性があると判断しているということです。

4)M-Oは乳頭より頭側かつ外側の意味ですが、U-NのNがどこなのかわかりません。通常、乳房を頭側から尾側にかけてU(Upper),M(middle),L(Lower)と3つに分け、乳頭より外側であれO(Outer)、内側であればI(Inner)と表記します。特殊な場所として、乳頭の直下の場合はS(Subareolar)、腋窩に近い場合はXと表記します。Nという表記はないはずなのですが…。

今回もきちんと精密検査を受けることをお勧めします。(文責 清水)

Changed status to publish
Question and answer is powered by AnsPress.io
  • 会員の紹介
  • 乳がんについて