No.12037 髄様癌について

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2017.05.26 C.N.  0 Comments

ゴールデンウィーク中に左乳浸潤癌、部分切除をして、病理結果が出たのですが、判断に迷いますので、相談させてください。腫瘍は9mm センチネルリンパで転移- 断端- トリプルネガティブのステージ1aの診断でした。抗ガン剤を覚悟していたところ、核グレード3 Ki67は80パーセントで、髄様癌の特徴を含むという結果でした。髄様癌は予後が良く、病巣も9mmと小さかったので、抗ガン剤はやる、やらないは患者判断に任せるとなりました。質問は

1) 髄様癌の特徴を含むとは完全な髄様癌ではないという事でしょうか? ならば抗ガン剤をした方が良いでしょうか?
2) 髄様癌に対してアンスラタキサンは効果的でしょうか?
3) Ki67が80パーセントと高いので、やる価値はあるのでしょうか?

以前は1センチ以下ならばトリプルネガティブは抗ガン剤をやらなかったという話も耳にします。髄様癌という、比較的珍しい癌なので、担当医師もはっきりと効果を伝えられないようです。私的には出来ればやりたくないのですが、子供の事を考えると、やるべきなんだろうと思います。データがないので、気持ちの上での判断しかできないので、こまっております。よろしくお願いします。

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2018.07.13 緒方 0 コメント

髄様癌は、特殊型という文字通り特殊な乳癌に分類されるタイプのものです。いわゆる、トリプルネガティブで核異形が強く、増殖因子も高いといった、一般的な乳癌であれば化学療法が必要な要素を持ち合わせているのですが、実際はおとなしいことが多く、臨床医が判断に迷うことが多いのが特徴です。C.N.さんの場合は、1cmと小さく、個人的には化学療法は行わず、乳房に照射をして経過観察で十分と思います。(文責 緒方)

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