No.11861 乳管内過形成

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2016.03.09 K 0 Comments

初めてメールします。宜しくお願いします。先日マンモグラフィとエコーの後、左に石灰化が見つかり、大丈夫そうだけど、針生検の前に乳房MRIで見てみましょうとの事で、MRIをしたところ、反対の右側に、乳がんを疑う7mmのしこりがありました。組織検査したところ、軽度異形のある乳管内過形成?といわれ、まどろっこしい経過観察ではなく、切除生検をしました。結果、悪性の細胞はありませんでした。過形成は乳がんに変わるとも聞きます。残しておくより、切除してよかったんですよね? また、左の石灰化は、目立ったしこりはなく、MRIでは小さすぎて判別できない、乳腺症?のような初見のみだったので、経過観察をしていくそうです。1年後で問題ないでしょうか。

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2019.01.13 久保内 0 コメント

切除生検まで施行して悪性細胞が無かったのですから、左乳房の石灰化の部分に関しては良性だったと考えてください。乳管過形成は、異型乳管過形成(良悪性の中間で良性寄りの病変)や非浸潤性乳管癌(0期の乳癌で転移の可能性の無い状態)との鑑別が難しいことが有り、「切除してまで乳癌でないことを確認したい方」に対しては「切除して良かった」と言えますが、良性のものを切除したのだから「一生切らなくても良かった病変を手術までされた」と言う方も居られるかもしれません。後半で書かれていることは、「右の石灰化」ではないかと考えますが、MRIで所見が得られなかったとすれば、例え有ったとしても「おとなしいtypeの非浸潤癌」でしょうから、1年後のマンモグラフィの経過観察で良いと思います。(文責 久保内)

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