No.12150 トリプルポジティブの治療

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2019.01.30 みほ (匿名) 0 Comments

初めまして。45歳の主婦です。毎年春に健診を受けておりました。昨年4月にマンモ+触診を受けるも、カテゴリー1(マンモorエコーを交互に受けるように言われていました)。 昨年9月末に右乳房下の内側にしこりを発見、乳腺外科で10月に乳ガンと診断されました。(乳腺症のデンスブレストです)。

生検の結果は腫瘍径16㎜・ホルモン強陽性・HER2 +1・リンパ節のあきらかな転移はなしで、ステージ1。手術先行で、昨年12月末に温存手術を受けました。

手術後の結果は、腫瘍径12㎜・断片陰性・Iy1・v0・センチネルリンパ節0/2・ホルモン強陽性・HER2+2(fish陽性)・ki67 20%・グレード2のステージ1のトリプルポジティブになってしまいました。

とにかく悪性度が高くて、再発・転移するガンなので、既に全身に癌細胞がまわっているから、抗がん剤+ハーセプチン+ホルモン治療+放射線のフルコースを受けるように言われました。まずアブラキサン+エンドキサン+ハーセプチンを3週間ごとに1回4クール、同時にタモキシフェン服用開始(既に服用してます)+リュープリン注射(生理過多で貧血ぎみだったため手術前から打っています)、その後ハーセプチンと放射線と言われております。

この治療内容はいかがなのでしょうか? またリンパ節転移もなく、ステージ1の早期ガンで完治の可能性も高いと、治療に前向きになっていたところ、悪性度も高く非常に危険なタイプだからと言われて、今後の辛い治療に前向きに向かえなくなってしまいました。そんなに悪い結果なのでしょうか? ステージが浅くても、HER2陽性は関係ないのでしょうか? ハーセプチンの初期乳ガンへの使用が許可されて、HER2タイプの予後がかなり改善されたというのは耳に入っております。でも、やはりかなりまずい内容なのかと、びくびくしています。治療効果も、どのくらい望めるのでしょうか?

ご回答よろしくお願いいたします。

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2019.01.31 徳田 0 コメント

あなたの乳がんのステージ、およびタイプの術後治療について、ガイドラインでは、化学療法+ハーセプチン+/-パージェタ+ホルモン療法です。ホルモン療法は、化学療法に引き続いて行います。化学療法レジメンとしては、アンスラサイクリン+エンドキサン 4サイクル、その後 タキソールあるいはタキソテール+ハーセプチン+/-パージェタ もしくは タキソテール+カルボプラチンハーセプチン+/-パージェタが標準的です。吐き気止めなどの支持療法も進歩していますので、社会復帰をしながら治療できます。辛いのを我慢しながら治療する時代ではありません。HER2陽性は、悪い予後因子ですが、抗HER2薬を追加すると陰性と同じくらいの予後に改善します。(文責 徳田)

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