No.12673 ルミナルA 化学療法について

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2021.06.13 ゆまる 0 Comments

後の治療についてお聞きしたいです。4/21に左乳管癌温存手術をしました。ステージIIA、 49歳、 閉経前、 術前ルミナルA→術後B→術後A?、 ホルモンER陽性、 PgR陽性(術前90%→術後20%→再検証後高値)、 HER2陰性、 ki67 5-20%、 リンパ節転移 1/6、4.7mm、 浸潤径 15mm

術後の病理検査の結果、ルミナルBでしたが、術前はルミナルAだったそうです。ddAC→ddPACで治療予定で、開始日も決まっていましたが、主治医から電話があり、術前と比べホルモン値が低すぎることから病理を再検証することになったとの事で、結果を待ちました。10日後に結果の連絡があり、やはりホルモン値は高かったとのこと。数値は聞いていません。抗がん剤治療なしで、ホルモン治療+放射線治療、または抗がん剤をする場合でも薬剤が変わるパターンが出てきました。次の外来までに、さらに詳しい検査をしておくそうで、そこで話を聞いて、抗がん剤をするなら、その日から開始になります。ここでの検査は何をしているのでしょうか。抗がん剤をする、しないは自分で決めなくてはなりません。既に術後7週間経っているので、何もしていないことが不安です。後で後悔しない方法を選びたいです。必要なら抗がん剤をしてもよいと思っています。ネットや本を見ていると、ホルモン治療+放射線治療のみや、本人次第、抗がん剤は効きづらい等があり、見れば見るほど分からなくなります。主治医からも、抗がん剤をした場合、しない場合のデータが無いということや、抗がん剤は不要と考える先生もいるということを聞きました。しっかりやっておきたいなら抗がん剤をする、抗がん剤をしなくてもどちらも正解で間違いではない、と聞きました。少しでも考えをまとめておきたいのですが、アドバイスをいただけないでしょうか。

 

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2021.06.13 須田 0 コメント

術後の化学療法を行う目的は、どこかに潜んでいる微小転移を根絶させることです。現在、化学療法は副作用が強いので、化学療法をうけるメリットが少ない場合には回避したほうが良いという考えのもとに治療法も進化しています。また、術後に化学療法を行うかどうかは、乳癌の性質や再発のリスクによって決定します。再発のリスク因子は、腫瘍の大きさ、リンパ節の転移状況、癌細胞の悪性度(グレード)、がんの増殖能(Ki67)、癌細胞のHER2の状態、脈管侵襲などの病理検査所見です。

貴女の場合、ホルモン受容体陽性で、HER2陰性のグループです。このグループはホルモン療法を行うことになりますが、さらに2つのグループに分かれます。癌細胞の増殖能が高く化学療法の効果あるグループ(1割)と、効果が期待できないグループ(9割)です。

貴女の場合のリスク因子を見ますと、がん細胞の悪性度(グレード)が記載されていませんが、化学療法を行ったほうが良いという積極的なリスク因子はありません。癌の増殖能(Ki67)については、10%~30%の値では「術後治療の判定に用いるべきではない」という状況であり、またリンパ節転移1/6で、化学療法追加を考える転移4個以上ではないので、グレーゾーンです。この様な場合、乳癌細胞の遺伝子を調べて再発のリスクを判定し、治療効果を予測するオンコタイプDX検査があります。化学療法を追加したほうが良い1割のグループなのか、ホルモン療法をきちんと受ければ充分である9割のグループなのかを、これにより判断し、高スコア―という結果になれば化学療法を行うという方法も選択肢です。主治医の詳しい検査とは、オンコタイプDXを含む多遺伝子アッセイのことでしょうか? 主治医とよく相談して、納得のいく治療をしてください。(文責 須田)

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