No.13010 摘出生検での非浸潤癌、ホルモン療法は必要でしょうか?

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2023.12.14 K 0 Comments

左乳房3か所のADHについて摘出生検をした結果、一か所が非浸潤癌(4mm) ホルモン受容体陽性で、2か所はFEA(平坦型上皮異型)でした。摘出生検でしたので癌が残らずに取り切れているかどうかは確実ではないので、放射線治療はブースト照射も行い、20回で53.2Gyの予定です。タモキシフェンを5年間服用すべきかどうか迷っております。現在50歳で生理はまだあるのですが、そろそろ閉経になりそうです。反対側の右乳房には嚢胞が複数あります。ホルモン療法は必要なのでしょうか?

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2023.12.14 清水 0 コメント

今回の非浸潤がんが転移する確率は極めて0%に近いと思うので、術後補助療法は何も要らないと思います。次に考えることは、次にまた乳がんができることに対する予防です。タモキシフェンを健康な人が内服した場合の乳がん発生のリスクは、およそ半分になることがわかっています。しかし、子宮体癌は3%くらい増えます。したがって、タモキシフェンを内服せず、一年に一度のMMG検査(場合にとってはUS検査も)を励行するか、次の乳がんのリスクを下げるためにタモキシフェンを内服して、一年に一度のMMG,(US)検診と子宮体癌検診を行うかの選択だと思います。(文責 清水)

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