No.13038 鎖骨上窩リンパ節再発

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2024.02.15 K.K. 0 Comments

2017年に左乳房癌がわかりました。温存手術にて1次1期再建手術、腋窩リンパ節郭清。その後、胸壁の放射線治療を受けました。鎖骨野への放射線治療は主人の意向で受けませんでした。ゾラ5年、タモは現在も服薬中です。

昨年12月に鎖骨下に腫瘍があることがわかり、今年1月にPET検査を受けた所、内蔵への遠隔転移は見つからず、胸壁リンパ節と鎖骨上窩リンパ節の局所再発が判明しました。鎖骨上窩リンパ節のサイズは10mm未満のようです。胸壁リンパ節は1.6×1.1程度で、切除術を受けました。細胞の性格は、ER陽性、PG陰性、HER2陰性、ki 67 35% でした。

手術前のエコー検査で、鎖骨上窩リンパ節は4個転移している事が解りました。手術前は、術後に鎖骨野への放射線治療を受けた後、CDK4/6阻害剤とホルモン剤の投薬治療との説明でしたが、手術後に主治医より、放射線治療をするとベージニオの効果が解らないので、放射線治療はせずにベージニオの服薬とフェソロデックス注射を勧められました。私としては、存在する腫瘍は早い段階で無くしたく、放射線で叩いてからベージニオをと考えていたので、放射線治療をしないメリット、デメリットがはっきり解りません。はっきりしたエビデンスはあるのでしょうか?

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2024.02.15 清水 0 コメント

私もベージニオ治療を先行させることに賛成します。その理由をお話しする前に、転移について考えてみましょう。今回の鎖骨上、胸壁リンパ節転移はいつ起きたのでしょうか?昨年12月ですか?いいえ、昨年12月はCT検査、超音波検査、PET-CT検査などの画像検査で転移巣が見える大きさになった時なのです。元を辿れば、実は2017年の原発巣の手術をした時にはすでにそこに癌細胞はいたのです。術後ホルモン療法で増殖を抑えられていたのですが、何らかの理由(癌細胞が薬に対する耐性を獲得した、癌細胞自身が変化したなど)で、最近になって増大し始めて、昨年12月に見える大きさになったのです。ということは、他にも見えない大きさの転移巣があるかもしれません。となると、今回放射線治療を行なって見えている病巣を叩いても、モグラ叩きのように次から次に出てくるかもしれません(もちろんそこだけという可能性もありますが)。ですから、転移再発の治療では全身の治療(薬物治療)を優先することが勧められます。その時に、ベージニオが効いていれば、見えている病巣は小さくなり、かつ、見えていない転移巣の細胞にも効いていると考えられますが、ベージニオの効果がなければ見えている病巣は増大してきます。その時は他の見えていない病巣も増大していると考えられますから、薬を変更しないといけなくなります。もし、放射線を先行させて見えている病巣を小さくしてしまうと、その後のベージニオが効いているのかどうかわからなくなってしまうので、効いていない場合でも、次の転移巣が現れるまで使い続けることになります。現在見えている病巣をそのままにしておくということが貴女の精神状態に良くないであろうことも理解します。どうしてもそれに耐えられないと言って放射線治療を先行するという方法も決して間違っている訳ではありません。もう一度それぞれの治療のメリット、デメリットを主治医の先生とよく相談して、貴女にとって最適な治療法を決めてください。(文責 清水)

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