No.13062  ホルモン受容体陽性率が低い場合のオンコタイプDXについて

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2024.04.21 匿名 0 Comments

このような機会を頂き感謝します。54歳閉経後、昨年乳がん検診で受けたマンモグラフィで石灰化を指摘され、マンモトームで左乳房の非浸潤がんと診断。3月に左乳房全摘+センチネルリンパ節生検をし、病理結果が出たところです。

結果
浸潤性小葉癌、浸潤径9×5mm、非浸潤部60×30×15mm、リンパ管侵襲なし、血管侵襲なし、異型度 グレード1、切除断端 陰性、ER 30% PgR 1-9% HER2陰性、kl64 1-9%、リンパ節転移 陰性

ホルモン受容体陽性率が低く、今後の治療方針決定のため、オンコタイプDXを主治医からすすめられました。オンコタイプDXの計算式を見ると、ERやPgRが低いことが結果に占める比重が高そうに見え、測るまでもなくRS値が高く出るのではないか、高額な検査をする意味はあるのかと思えてきています。私のようにホルモン受容体が低くてもRSが低く出ることはあるのでしょうか? また、小葉癌というところも気掛かりです。今後の治療や予後についての見通しなども、わかる範囲で教えていただければと思います。よろしくお願いします。抗がん剤は嫌でたまりませんが、必要であれば頑張らなければと、なんとか心を保っています。

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2024.04.21 須田 0 コメント

オンコタイプDX乳癌再発スコア検査は、限定的ではありますが、リンパ節転移陰性の50歳越えの条件に適う患者さんにおいては、再発スコアが0-25であれば化学療法を回避できる8割のグループとなり、再発スコア26-100であれば化学療法による実質的効果を受ける2割のグループとに特定できることが判明し、治療の選択を個別化することができます。

オンコタイプDXの検査の適応となる患者さんは、早期・ホルモン受容体陽性、HER2陰性、リンパ節転移陰性またはリンパ節転移1~3個陽性の条件で、「腫瘍が大きい」、「ホルモンレセプターの発現が弱い」、「増殖のスピードが速い」、「リンパ節転移がある」と言った化学療法をした方が良いのではと迷う方々です。オンコタイプDXの一番の目的は、化学療法が不要な患者さんを見つけ出すことだと考えられており、化学療法を受けるべきか迷う患者さんにとって重要な検査です。更に、予後予測や化学療法、ホルモン療法の効果を予測します。

貴女の場合、年齢50歳越え・リンパ節転移陰性で、ホルモン受容体陽性率が低いので、主治医は、オンコタイプDX検査による再発スコアを参考にして、ホルモン療法に化学療法を追加した方が良いかどうか、今後の治療方針を提案されるのだと思います。(文責 須田)

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