No.13169 骨転移について

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2025.02.05 Y.U. 0 Comments

2024年9月に、術後1年検診でCT検査を受けた所、椎体や骨盤骨に複数の硬化像が出現しており、「多発骨転移を認めます。」と言う結果になりました。その後、PETCTを受けた所、骨硬化性変化が多発しているが、FDG異常集積は認めませんという結果になり、骨転移の治療はしませんでした。

2025年1月に、骨盤辺りの痛みが酷く続いていた為、整形外科でMRIを撮った所、硬化性骨転移の可能性。多発微小骨転移の疑いの結果になり、又、PETCTを受けて、今、結果待ちなのですが、主治医はCTやMRIのデータは確認せずに、報告書だけを見て判断しているようで、CTやMRIで骨転移が疑われていても、PETCTで異常がなければ、よしとして言いのでしょうか? もし本当は骨転移だったらと思うと、不安で仕方ありません。どうかご意見を宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

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2025.02.05 徳田 0 コメント

PETCTでは、骨硬化の強い場合や小葉癌などの転移の場合、また、薬物療法が奏効した場合には、FDGが集積しないことがあります。あなたの場合は、硬化像が多発していることから、骨転移があった可能性が高いと思います。しかし、術後治療によって寛解して硬化像が残ったのではないでしょうか。残念ながら腫瘍が残存していたため、骨転移が再燃したのではないでしょうか。

PETで陰性なら転移はないとするのではなく、可能であれば、転移と思われる部分の針生検を依頼してください。がん細胞が検出されれば、転移が証明されます。また、可能であれば、エストロゲン受容体やHER2タンパクの発現も調べていただきましょう。その際には、標本の固定法が重要ですので、乳腺病理を熟知した病理医のいる施設で実施してください。

骨転移が同定されない場合は、現在のホルモン療法?を変更することや、骨病変治療薬を主治医にご相談ください。(文責 徳田)

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