No.13221 抗がん剤による肝機能障害

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2025.05.18 AYA 0 Comments

現在ルミナル型術後補助療法で、ddEC4クールddPXT4クールを予定。ジーラスタのおかげか、白血球等の骨髄抑制は問題ないのですが、3クール目の今回肝機能の数値が爆上がりしたため中止となり、非常に心配しています。
ECから開始して1クール目 : AST 17 ALT 15  rGT 13
2クール目 : AST 14 ALT 26 rGT 22
3クール目 : AST 40 ALT 172 rGT 65

先生も、ここまでの爆上がりは想定しておらず、3クール目は中止。喉風邪をひいていたけれど発熱はしなかったため、トラネキサム酸を数回飲んだだけで、アセトアミノフェンや抗生剤は服用していません。CRPも0.09と反応していません。トラネキサム酸数回でここまであがることも考えられないし、抗がん剤の薬剤性…となると、薬を変更しないといけないかもしれないが、ここまでの上がり方は抗がん剤なのでもちろん0ではないけど、あまりないので、まだ判断はつかないとのことでした。まだ2クール目なのでとても不安です。ウルソが処方され、一旦1週間様子見となりました。2週1クールなので、もし2週休薬しても、3週1クール予定が1週スキップになっただけ…と言い聞かせています。ここまでの肝機能の上がり方をした場合でも、抗がん剤は継続できるのでしょうか。また、休薬して投与量の変更せず治療する場合と、減薬してスケジュール通りに打つというのは、どちらが効果としては下がりますか? もちろん、減薬と延期両方の可能性もありますが。

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2025.05.18 鈴木 0 コメント

ご質問有難うございます。一生懸命頑張られているのに、肝機能の悪化で中断されているとのこと、ご心配ですね。

結論から言うと、抗がん剤で、このくらいの肝機能悪化は、起きうることです。抗がん剤そのものの影響、吐き気止めなど他の薬剤の影響もあると思います。今の肝機能では継続が難しいので、少なくともAST、ALTとも100以下に回復するのを待ちましょう。休薬後、肝機能の回復を待ち、①もともとの投与量で継続する場合、②減量して行う場合、これは、主治医の裁量によるところが大きいと思います。再発予防で行っているので、安全に行うという視点と、しっかりと投与量を保ち、完治を目指すという視点です。ここは主治医とよくご相談ください。休薬して投与量を変更せずに行う方法と、減量してスケジュールどおりに行う方法では、月に投与される薬剤の量としては、結果的に減量してスケジュールどおりに行う方が多くなりますので、治療効果が高いと思われます。(文責 鈴木)

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