48歳、右乳がん、2.8センチ、ホルモン受容体陽性、HER2陽性、リンパ節転移なし。2月から術前化学療法ドセタキセル+カルボプラチン+フェスゴを行い、全摘手術をしました。完全奏功、センチネルリンパ節転移なしで、術後はホルモン療法+フェスゴを行います。実は術前化学療法は6回予定していましたが、副作用の吐き気、下痢、浮腫みがひどく、4回行ったところで、CT検査上シコリがないとの事で手術になり、結果、病理検査で完全奏功でしたが、化学療法4回しか行っていない為、今後再発リスクが上がるのか心配です(4回目は減量しています)。完全奏功でしたが、あと2回分の化学療法を行った方がよいのでしょうか?
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術前化学療法の究極の目的は、病理学的完全寛解を得ることです。ですから、治療の回数がどうであれ、薬の量がどうであれ、完全寛解を得たのであれば、貴女の場合は結果的にその量でその回数で良かったということです。一人一人に最適な薬剤量を見極めることはできないので、臨床試験を行って、多くの人に最も良かった薬剤量を決め、それが標準治療とされます。ですからすべての人がその量で良いのではなく、中には標準的治療の薬剤量が過剰である人も、不足している人もいるのです。貴女のように副作用でたまたま減量したのですが、結果的に貴女にとってはその量が十分な薬剤量だったのです。自信を持って残りの治療(フェスゴとホルモン療法)を行なって下さい。(文責 清水)
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