No.13254 TS-1の適応について

484 views
2025.07.29 R 0 Comments

浸潤性乳管癌、今年の5月に全摘手術をしました。現在36歳です。

  • 術後病理
    浸潤径2.0cm ER80% PgR70% 、HER2 +2(FISH陰性) 核グレード2、 ki67 10% 血管侵襲軽度あり(V1) 、 リンパ節に転移なし。
  • オンコタイプdx
    再発スコア 3、 9年遠隔転移率 3%、 定量的単一遺伝子スコアは11.0ER陽性・8.9PR陽性・9.7HER2陰性

点滴抗がん剤の上乗せ効果なしのため、タモキシフェン(10年) リュープリン(5年)で治療していくことになりました。血管侵襲が気になるため、TS-1は服用しなくても良いのか主治医に尋ねたところ、血管侵襲軽度は気にする必要ない。オンコタイプも非常に低スコアなので、タモキシフェンとリュープリンで充分とのことでした。年齢も若く子供が小さいため、できる限りの治療はしたいと思っています。私の場合、TS-1は過剰治療となるでしょうか?

Changed status to publish
2025.07.29 石川 0 コメント

全摘手術でリンパ節転移なく、ki67(10%)で、オンコタイプDXでも低再発リスクなので、主治医の治療方針が普通(標準)と思います。ご自身も言われているように、36歳の若い年齢なので、TS-1追加は過剰治療とは言えないと考えます。精神的なストレス・不安感が少なくなるだけでも意味はあるのではと、私は考えています。標準的な治療が終了した後に、再発リスク・副作用を患者さんに説明・相談し、十分に副作用に注意しながら、TS-1を内服してもらうケースは、私の場合は少なくありません。(文責 石川)

Changed status to publish
Question and answer is powered by AnsPress.io
  • 会員の紹介
  • 乳がんについて