No.13263 TS1の上乗せ効果に関して

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2025.08.28 MARI 0 Comments

浸潤経15mm 、リンパ節転移なし、リンパ管侵襲有り、血管侵襲なし、グレード3、ki67 20~30%、ER>50 PgR>50、HER2陰性

オンコタイプDX、RS23、9年遠隔再発率9%、37歳のため、上乗せ効果>~6.5%。

ddEC、ddパクリタキセルの計8クール実施。温存手術のため放射線20回照射後、ホルモン治療予定。抗がん剤実施して、再発率は5%程度になるとの説明でした。ここからTS1を服用した場合の上乗せ効果は、ざっくり5%×0.37とらえてよいのでしょうか? RSが中間値なので、本当にそこまで上乗せ効果があるのか。1年と長く、色素沈着も多そうなので、1%程度ならやりたくない、2~3%あれば考えようと思っていて、非常に微妙だなと思っています。以前の質問のどこかにありましたが、とりあえず内服してみるというのも一つだなと思っています。途中で服薬中止にした場合のデメリットは何かありますでしょうか? 考えたくありませんが、再発治療等に影響しますでしょうか?(再発しないための治療をしたいと思ってはいます) また、病理結果のki67と遺伝子検査のオンコタイプは別の検査とはいえど、ここの数値だけをみるとやはりグレーゾーンのように思いますが、グレード3(核グレードか組織学グレードかわかりません)となると、異形が強いということになるのでしょうか?(細かく教えてもらえていません) ki67や分裂期の増殖能力が高いというのは、進行が速いというイメージはつきやすいのですが、異形が強いというのは、進行が早いというより、転移能力が高いということなのでしょうか?

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2025.08.28 0 コメント

37歳で乳がんの診断となり、その後しっかりと乳がん治療の勉強をされ、前向きに取り組んでおられる貴女の姿勢に心より敬服いたします。2剤の点滴抗がん剤療法および放射線療法を終了し、今後ホルモン治療を行ってゆく際に、TS-1を上乗せする是非について考慮している場面であると思います。TS-1の上乗せ効果が1%なのか2-3%なのかは神様にしかわからないレベルのお話であり、一番重要なことは、貴女自身がこの治療法を行うことへの期待が強いのか、それとも不安の方が強いのかということではないかと私は思います。まずTS-1を始めてみて、副作用が強いなど自分で受け入れ難いと感じれば、その時点で終了するという選択もとても有力であると思います。もちろんそれによるデメリットは特にありません。仰るとおりオンコタイプDX以外にもKi67,核グレード、組織学的グレードなど今後の予後を占うための重要な因子はいくつかありますが、これらが具体的に転移能力、進行速度などと、どの程度相関するかなど、詳しい分析はまだまだわかっていないというのが現状です。仰るとおり貴女にとってこれらすべては再発しないための治療であり、これだけの知識と判断力をお持ちの貴女が主治医の先生とよく検討して決定した治療法は間違いなく貴女にとって最良の方法ですので、自信を持って今後も治療を頑張って頂きたいと思います。私も応援しております。(文責 谷)

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