浸潤性小葉がんの転移治療をしています。
2019両側部分切除術、抗がん剤ddacとタキソテール
2020 両側全摘術 放射線療法、タモキシフェン内服
2021 CEA上昇するが画像上転移見られず
2022 BRCA検査陰性、画像変化ないがマーカーがさらに上昇するためレトロゾールへ、その後ベージニオ+フェソロデックス Sー1
2023 CT上卵巣子宮付近集積あり、婦人科受診。子宮筋腫? 手術希望し、結果 乳がんからの子宮転移。子宮卵巣摘出後マーカー下がるが、徐々に上昇し始め、 おそらく腹膜播種ではと。がん遺伝子パネル検査提出。キートルーダ推奨され治療 開始。
2025 キートルーダ開始後マーカー基準値内に収まり、副作用なく2年間過ごせました。7月より徐々にマーカー上昇あり、今月末CT予定です(画像には映らない可能性があると言われています)。 今後マーカーがさらに上昇し続けるならば、次の治療も考えておく必要があるとのことです。
抗がん剤ベース : HER2を調べ直しエンハーツ、ダトロウエイ
ホルモン療法ベース : トルカプ(PIK3CAの遺伝子増幅認められていました。当時はまだ認可されていませんでした)
今後順番としてはどのように治療すれば良いか、自分でも選択していくことになると思います。ご意見をいただけると嬉しいです。また今CEAは⒏7に上昇していますが、切り替えるタイミングなどありましたら、ご助言お願いします。
ここまで治療が進んでくると明快な順番はありません。主治医の先生とそれぞれの薬の効果、副作用の話をよく聞いて、自分が納得する治療を選んでください。個人的には内分泌療法が有効なうちは内分泌療法を続けることが良いのではないか思っていること、前回も遺伝子パネル検査で異常が指摘された変異に対して有効なキートルーダの効果があったことを考えると、貴女のがんのピンポイントな変異であるPIK3Cをターゲットにしたトルカプが良いのではないかと思います。治療を切り替えるタイミングの原則は、画像検査で病巣を確認してからということになっていて、腫瘍マーカーのみで増悪の判断は望ましくないということになっています。しかし、貴女の場合のように、今までの腫瘍マーカーの変化が貴女の体の中のがんの状態をよく表していると考えられる場合は、例外的に腫瘍マーカーを治療の切り替えの目印にすることもありだと思います。ただ少し上がったからと言って焦ってはいけないと思います。(文責 清水)




